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【未来は僕らの】城山正の挑戦21【手の中】
[912]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2011/06/18(土) 02:35:10 ID:O6hOrld6 H師匠「いやーまいったな。1回脱いだユニフォームの冷たいのなんのって」 D村川「それでもメダルもらえたんだからいいじゃん」 ジュージューと食欲をそそる音と煙、それに伴う香りが店内に充満する。 総勢27名、7テーブルに別れての大焼肉大会である。ロックバイソンはほとんどSCの貸切状態になっていた。 Lゴニョ「運動した後は特においしね」 Kメロン「アップしかしてないのに腹減るのかよ」 E矢島「おい、ほとんど焼けてないぞ、それ。みんなの分ちゃんとあるんだから焦るなよ」 C島崎「来年はお前らがピッチに立つんだぞ。そのためにはちゃんと野菜も食ってバランスのいい食事を取るのが大切だ」 赤松「うわ。野菜ばっか」 大場「ピーマン食ってくんねえ?」 窪田「代わりにニンジン食べてくれよ」 島崎「自分の分は自分で食べろよ。さもないと、ゴニョをこのテーブルに呼ぶからな」 赤松・大場・窪田『サーッ!』 グリコ「おい伊藤。タン塩タレで食べんのかよ」 伊藤「いーじゃねえか。オレ甘辛のたれ好きなんだよ」 木下「うき。うっきー」 グリコ「あ、コラ。バナナなんか焼くなって」 N井沢「あら。焼きバナナおいしいんだよ?」 グリコ「それはちゃんとした料理の場合だろー。素焼きじゃダメだろ」 木下「うきー」 A宮原「おい飯塚。肉も野菜も載せすぎだろ!?」 B中畑「野菜炒めみたいになってるからっ!」 @飯塚「いちいち焼くのめんどくさいんだよ」 O朝比奈「オレが焼きますから 焼肉 食べましょーよー」
[913]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2011/06/18(土) 02:36:18 ID:O6hOrld6 I山森「ナミちゃん、このお肉なんだか知ってる?」 F白鳥「んー。ハラミってことは分かるけど。それ以上はわかんない」 M瀬名「ハラミは横隔膜の辺りだよー。でねミノが1個目の胃で、ハチノスが2番目で、センマイが3番目ー」 I山森「よく知ってるねー。私てっちゃんが腸だってことしか知らないや」 F白鳥「私てっちゃんって、こてッちゃんの会社の社長の名前だと思ってた。虎徹とかそんな感じで」 岡部「……なんで、このテーブル、モツしかないのー!?」 Gエロ「で、お前ら誰が好きなんだよ?やっぱ瀬名か?白鳥か?」 ピボット「……えー。好きな女なんかいませんよー」 葛西「……」 Gエロ「嘘つけえ。好きな女の一人や2人や3人いなくてなにが楽しいんだよ。 瀬名はかわいいし、白鳥はおっぱいおっきいし、山森はキツいけど、なんのかんのスキンシップは多いし、 井沢もお嬢様っぽくっていいし、岡部もアホっぽくてぺったんこだけど磨けば光るぞ?」 ピボット「よ、よく見てますね……」 Gエロ「あったりまえよ。愛は世界を救うんだぜ?ラブ&ピースーッ!!」 城山「さすがにこんだけ集まるとうるさいな」 白瀬「ま、このチームでいられるのも最後なんだしいいんじゃない?カントク、そのカルビ焼けてる」 城山「はいっ!」 美津乃「シロちゃん。ロース」 城山「ただいまっ!」 白瀬「ちゃんと野菜食べるんだよ?カントク」 城山「キリギリスのように食べております!」 このテーブルについてから炭水化物とビタミン、カロチンなどたんぱく質以外のものしか口にしていない城山。 美津乃「そだ。シロちゃん、さっきもらってたメダル見せてよ」 城山「ん?ああコレ。はい」 美津乃「ふ〜ん。銀メダルかぁ」 白瀬「一番くやしいメダルだって言うね。負けてもらう奴だから」 美津乃「なるほど」
[914]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2011/06/18(土) 02:37:18 ID:O6hOrld6 しげしげと銀メダルを眺めていた美津乃だったが、おもむろにメダルにかじりついた。 美津乃「あ〜ん」 城山「をい。肉食べろって」 テレビなどでよく見る光景だと強く注意しなかったのがまずかった。 美津乃「もがっ!」 銀メダルを放り出して美津乃が口を押さえる。 白瀬「うわ。美津乃ちゃんすごい。銀メダルを食い千切った」 城山「マジ!?」 放り出されたメダルは歯形どころか三日月の如く欠けていた。 白瀬「美津乃ちゃん銀なんか食べたらお腹痛くするよ?出して出して」 美津乃「ん゛ー」 白瀬から差し出された紙ナプキンにメダルの欠片を吐き出す。 その狼狽具合から本人もまさか噛み砕けるとは思っていなかったのだろう。 子供たちと変わらない騒ぎを巻き起こしているそんなテーブルに糸井がやってくる。 J糸井「……監督……」 城山「ん?糸井かどうした?おかわりなら店員に言えよ?ここの肉はすでに肉食獣のエサになることが決定してるんだ。 勝手に分けるとオレが丸かじりされる」 美津乃「だれが獣だ。誰が」 白瀬「カントクなんかかじったらそれこそお腹壊しそう。なんだったら丸焼きにしようよ」 糸井「…………」 そんなやりとりを一頻り眺めると糸井は再び口を開く。
[915]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2011/06/18(土) 02:38:24 ID:O6hOrld6 J糸井「監督。今まで御世話になりました。ありがとうございましたっ!」 深々と頭を下げる糸井。城山からは表情は見えなかったが床に雫が一滴二滴と落ちるはわかった。 城山「……あー。顔は上げづらそうだから、そのままでいーや。 別に御世話なんざしてねーよ。お前らは勝手に上手くなったんだ。 それこそオレがもうちっとマシな監督だったら優勝だって出来たかもしれないんだし」 ポムと糸井の頭に手を置く。 J糸井「……監督……っ!」 城山「奈良だっけか。そっち行ってもサッカーやるんだったら全国まで行けよ。そしたら会える奴もいるだろうし」 白瀬「奈良だったら自転車でも来れるよー。2日くらいで」 美津乃「車なら2時間かかるか、かかんないかだし」 茶々を入れる二人もこれまでに幾多の別れを経験してきている。 だからこそ、その気になればいつでも来れると言っているのだろう。 城山「まーそうゆうこった。サッカーやってなくても全国行けなくても会う手段なんか山ほどある。 男が泣いていいのは生まれた時と親が死んだ時……あと、なんだっけ?」 美津乃「タンスの角に足の小指をぶつけた時」 白瀬「財布をなくした時だよ」 城山「財布と親が同列か……。それもなんかすごいな」 美津乃「シロちゃんのお財布いっつもぺったんこだもんね」 城山「美津乃ちゃんの胸と一緒でな。がふっ!」 すかさず飛んでくるメダルの欠片。 糸井「……監督……」 城山「いててて。よし、泣いてないな。それなら餞別にコレやるよ」
[916]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2011/06/18(土) 02:39:43 ID:O6hOrld6 ずいっと差し出されたのは虫食いメダル。 糸井「これは?ってどうやったらこんなんなるんですか!?」 城山「いろいろあってな。欠片はここにある。そいつはお前が持ってな。 いつか南葛市に来る時があったら持って来いよ。それまでは向こうでネタにでも使ってくれ。 もらった当日にメダルをこんなんにした監督の下にいたってな」 糸井「……ありがとうございますっ!」 城山「うし。まだ肉食べきってないだろ。お前スタミナないんだから一杯食っとけよ」 糸井「サーッ!」 元気よく返事をすると糸井は自分のテーブルへと戻っていく。 美津乃「よかったの?あげちゃって」 城山「盾はオレ預かりだし、森崎達の時と新田達の時のもあるからな。1個くらいいいだろ。破片はあるんだし」 白瀬「んじゃ、ボクたちもスタミナつけるために食べますか」 再び城山達のテーブルに肉を焼く音と煙、香りが戻ってきた。 *** それから半刻。あらかた食べ終わり、ゴニョが残った肉や野菜を処理続けている。 城山「食べ終わったかー?」 SC『サー!ご馳走様でした!」 城山「よし。6年。これからも頑張れ…・・・。って、お前らなら放っておいてもなんとかなるか。 ……たまにゃ顔出せよ」 SC『サーッ!!』 城山「んじゃ、解散。気をつけて帰れよ」
[917]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2011/06/18(土) 02:41:24 ID:O6hOrld6 口々に礼をいい店の外へ出て行く子供たち。 この後別の場所で糸井のお別れ会をやるらしい。 城山「さーて。運命の精算タイムだ。あいつら手加減無しで食ったからなぁ」 恐る恐るレジへと向かう城山。 長い長い注文伝票を店員が打ち終わったとき表示された金額は――。 先着1名様でこのスレに 焼肉定食弱肉強食→26+!numnumK と(!とnumnumの間の)スペースを埋めて書き込んで下さい。 出た金額が請求額になります。 今日はここまで。 やっぱし夏服はいいね。特にセーラー服は。雨なんか降っちゃうと最高だね。 はやく脳内記録を再生できる機械が発明されないかなと思いつつ、おやすみなさい。また明日。
[918]森崎名無しさん:2011/06/18(土) 03:22:32 ID:??? 焼肉定食弱肉強食→26+ 81 K
[919]森崎名無しさん:2011/06/18(土) 06:20:24 ID:??? 本当に手加減無しだな
[920]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2011/06/19(日) 01:49:50 ID:xJyT5OI2 焼肉定食弱肉強食→26+ 81 K=107K −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 城山「……ひゃ、ひゃく……なな……」 自分の所持金(36.5K)のほぼ3倍の請求額に城山の目は点になる。 城山(子供って容赦ねえな) いくら財布をひっくり返してもないものはない。皿を洗うことを提案するか 美津乃「どしたのシロちゃん?まさかお金足りないとか?」 城山「ぎく」 白瀬「そっか。それじゃ……」 そう言ってクラウチングスタートの構えを見せる白瀬。 城山「ちょい待てい!」 スタートを切る前に白瀬の首根っこをひっつかむ。洗うなら3人がかり。死なばもろとも毒を喰らわば皿まで。 ポリス沙汰より、あとで殴られる方が何倍もましである。 美津乃「しょうがない、か」 腰に手を当て、頭を振りながら、ため息を一つ。 美津乃「カードでいいですか?」 店員「かしこまりました」 すっとレジにカードを出す美津乃。 その姿に城山は後光を見た。 城山「ををぅ、ま、まぶしぃ……っ!!」
[921]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2011/06/19(日) 01:50:57 ID:xJyT5OI2 美津乃「ちゃ〜んと覚えておくからね」 ニコリと微笑を見せる美津乃。しかしその目は笑っていない。 城山(後光が見えたのは気のせいだったみたいだ) 白瀬「完全に縛られたね。逃げ出すのは無理だと思う。分かってるだろうケド」 南無南無と手を合わせる白瀬。カンパしてくれる気はさらさらないらしい。 元よりキャッシュの類をほとんど持っていないので出てくるとしても小銭が精々だったろうが。 美津乃「まー。あの子達もウチのお客さんだし、知らないわけじゃないからね。 それに中学生にでもなればジュニア用じゃなくて大人用の、た・か・い・も・のも買ってくれるでしょ」 城山「村さ来で買い物なんかしやがったら、オレが責任持ってどついておくよ」 白瀬「そういや、最近村さ来の元気がいいけど、大丈夫?」 美津乃「あったま痛い。裏切り者も出たし、岩見くんも夏は合宿とか練習があるからって、 元々あんまり入ってないシフトががらっがらになってるしね」 城山「合宿どころかいろんな世界を渡り歩いて女の子に粉かけ回ってるらしいぞ」 美津乃「ナニソレ!?今度会ったらとっちめておかないと」 練習中の岩見「へっくしっ!」 練習中の滝「どうした?夏風邪か?」 練習中の岩見「なんか突然寒気が……」 美津乃「そうだ!白瀬、アンタ、ウチの店で働かない?丁度人手も足りないし」 白瀬「う〜ん。現金収入とかスポーツショップの裏事情とかに興味はあるけど……。あんまり拘束されるのもね」 美津乃「いーの、いーの。気の向いた時に来て、売れそうな商品の情報とか教えてくれれば。アドバイザーって奴?」 白瀬「それならいいかも」 美津乃「よし。決まり!んじゃ、そろそろ帰りますか」 城山「だな」 無事支払いを済ませ、店を後にする3人。こうして第10回全国少年サッカー大会静岡県大会は幕を閉じたのだった。
[922]城山正 ◆2veE6wGXw2 :2011/06/19(日) 01:51:59 ID:xJyT5OI2 今日の試合で 宮原の ドリブルが 6→7 ブロックが 6→7 に 矢島の ブロックが 6→7 に 島崎の セービングが 4→5 に 中畑の パスカットが 5→6 セービングが 4→5 に 村川の パスが 8→9 ブロックが 5→6 セービングが 4→5 に 白鳥の パスが 7→8 シュートが 6→7 パスカットが 8→9 に エロの タックルが 4→5 パスカットが 5→6 セービングが 4→5 に 山森の タックルが 8→9 に 糸井の パスが 5→6 に ゴニョの ドリブルが 5→6 パスが 4→5 に 瀬名の シュートが 4→5 に 井沢の ドリブルが 4→5 タックルが 4→5 に 朝比奈の パスが 5→6 パスカットが 3→4 に それぞれ成長しました。
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0ch BBS 2007-01-24