※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【黄金世代の】キャプテンEDIT29【黄金週間】
[41]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/04/07(木) 21:38:35 ID:fRIrhPwo 大前「なんか柄にもないことしちゃったかな……ん?」 観客席に戻ろうとした大前の耳に、軽やかな電子音が聞こえた。 葵がジュースを買った自販機に、当たりが出たのだ。 大前「アイツ、これを確かめずに駆け出したのか。まあ、後半開始間近だしな。 これって、持って行ったらネコババになるのかな……」 先着2名様で以下の文の『!』の後のスペースを消して判定を行ってください。 ★久しぶりのゲームオーバー→ !card=★ ★葵の忘れ物→ !drink=★ カードの絵柄で結果が変化します ダイヤ・ハート → 幻想ポイント+5! スペード・クラブ → ゲームオーバーの度に上がる? そうそう美味しい話は無い JOKER → 中原中監督「ここにいたのか、ミスターO」 大前「え?」
[42]森崎名無しさん:2011/04/07(木) 21:39:11 ID:??? ★久しぶりのゲームオーバー→ ハート9 =★
[43]森崎名無しさん:2011/04/07(木) 21:39:30 ID:??? ★葵の忘れ物→ レモネード =★
[44]森崎名無しさん:2011/04/07(木) 21:42:48 ID:??? r ‐、 | ○ | r‐‐、 _,;ト - イ、 ∧l☆│∧ (⌒` ⌒・ ¨,、,,ト.-イ/,、 l |ヽ ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒) │ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /| │ 〉 |│ |`ー^ー― r' | │ /───| | |/ | l ト、 | | irー-、 ー ,} | / i | / `X´ ヽ / 入 ↑ ところでミスターOって名前からしてこんな感じ?
[45]森崎名無しさん:2011/04/07(木) 21:51:29 ID:??? このたくましさ そりゃ菱野さんも惚れるというものよ
[46]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/04/07(木) 22:52:26 ID:??? >>44 大前「ミスターOなんていない。存在しないものに姿なんて無い!」 長文&いささか超展開が続きます。ご注意 ★久しぶりのゲームオーバー→ ハート9 =★ ダイヤ・ハート → 幻想ポイント+5! ★葵の忘れ物→ レモネード =★ ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 大前「レモネード……一応持って行こう。ここに置いておいても迷惑なだけだし」 ちらっと罪悪感を感じながらも、取りだし口からレモネードの缶を拾い上げて菱野の元に急ぐ大前だった。 ※ 幻想ポイントが+5されました。現在30ポイントです ※ 大前「お待たせ、菱野さん」 菱野「……本当にお待ちしましたわよ? 随分とお時間を掛けられましたから」 大前「ご、ごめん。……はい、これ菱野さんの分。当たりも出てもう一本別のもあるから、欲しかったら上げるよ」 菱野「あ、ありがとうございます」 礼を述べた菱野がプルタブを引っ張った瞬間、後半戦のホイッスルが鳴った。 実況「後半は南葛中からのキックオフ。既に5点差を着け圧倒的な優位に立ちますが、王者の猛攻は止まりません! ボールを支配し続け、波状攻撃を見舞います! これは6点目も時間の問題かー!?」
[47]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/04/07(木) 22:54:00 ID:??? 大前「ん?」 菱野「何だか……中原中の守り方が変わりましたわね」 グラウンドの上、南葛の攻めの要である翼には、ぴったりと2人のマーク。 といっても、その動きはボールの位置によってかなり流動的で、翼へのコースを遮ることが主眼に見えた。 翼「む。新しい手を打ってきたな(といっても、南葛に点を取られた相手の常套手段だけどね)」 そして、他の選手が持つボールには運動量豊富な葵が盛んにチェイスを掛ける。 葵「待て待てーっ!」 来生「うへえ。コイツ、しつこい!」 井沢「落ち着け! 緒戦、相手はそいつ一人だ! 落ち着いて回して行け!」 菱野(ただ人数を掛けて守るだけではなく、ある程度の指針を持って守備出来ていますわね。ハーフタイムで、何かが変わった?) 中原中選手(行ける……ボールを奪えないのは変わらないけど)(前半より、断然試合になっている感じはする!) … … … 時間は数分前に巻き戻る。場所はハーフタイム終了前の中原中ベンチ。 中原中監督「……作戦を変えて欲しい?」 葵「はいっ! 俺、前半一度もボールに触れてない分、体力は満タン近いです! 俺も守備に走って、ボールを奪いに行かせてください!」
[48]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/04/07(木) 22:55:05 ID:??? 中原中監督「しかしだなあ……」 葵から告げられた作戦変更の具申に、渋い顔の監督。 チームメイトたちの反応も、あまり芳しいとは言えない。 中原中選手「よせって葵。今更作戦を変えてもこの大差だぜ?」「オマケに相手は全国ナンバーワンだ。逆転なんて無理無理」 「どうせ催しごとの親善試合だろ? そんなに躍起にならなくてもなあ」「戦えるだけで良い思い出だよ」 葵「でも、同じ負けるにしてもこのままじゃ良くないです! このままズルズルと負けるだけじゃ、ただ恥を晒しただけでしょう!? それに親善試合って言っても、相手は長い距離を遠征までして来てくれたんだ、だらしない試合をしたまま帰すのは失礼です!」 中原中監督「バカモンっ! 監督の言うことが聞けんのか!?」 葵「くっ……(駄目だ、やっぱり聞いちゃくれない。俺、実はチームで浮いてるのかなあ? それともこんな考え自体が――)」 涙を滲ませ、顔を伏せる葵。そこへ―― 井出「……新伍の言うことにも、一理あるんだな」 葵「! タモツ!」 ぼんやりとした捉えどころのない声で異議を唱える、ジャージ姿の少年。 データの分析については人後に落ちないと自負するサッカー部員、井出保だった。 井出「監督、守って守りきれない以上、作戦を修正するのもありだと思うんだな。 守備重視でカウンターを仕掛ける。監督の立てた作戦そのものを放棄するわけじゃない以上、修正案を募るくらいは問題無いと思うんだな」 中原中監督「井出、お前まで差し出がましい口を――」
[49]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/04/07(木) 22:56:05 ID:??? 井出「……スナック『黒夢』(ボソリ)」 中原中監督「――んなっ!?」 井出の耳打ちに、監督は顔を青くする。 彼の囁いた単語は、詳しく説明すると公序良俗に反することだが、要するに監督の弱みである。 井出「罪の無い一部員からの意見くらい、聞いても罪は無いと思うんだな。それとも監督は別の話題がいいんですか? 例えば、みんなの前で監督が先週の週末――」 中原中監督「やめろォ!」 井出「――では、俺と新伍のプランを聞いてくれますか?」 中原中監督「むむむ……ゴホン。分かった、聞こう。だがこれはあくまで監督として、部員の意見を聞くだけだ。 それ以外に他意は無い。わ、分かるな?」 井出「勿論なんだな!」 葵「ありがとう、タモツ……(でもコイツ、時々凄く得体の知れない所があるなあ)」 井出「それ程でもないんだな(何が役に立つか分からないものなんだな。例の店に行く途中、監督の後ろ姿を見かけただけなのに)」 … … … 井出『作戦を変えると言っても、大筋は変わらないんだな。ウチはとにかく守備一辺倒。大空翼には徹底的にボールを渡さない』
[50]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/04/07(木) 22:57:06 ID:??? 翼「なかなかボールが来ないな……(イライラ)」 後半に入って数分。中々ボールタッチの機会が訪れないことに、翼は不快感を感じだす。 それを後目に、ボールはディフェンスラインから中盤の底辺りをゆっくりと回る。 井出『ただ変えるのは一つ。フリーにすると怖いFWは、運動量豊富な新伍がDFのプレスと連動して追っかける。 そうすれば南葛は、一旦後ろでボールを回して、もう一人のゲームメイカー・井沢にボールを集め出す。 中原中が格下であっても、苦戦時にそうして打開を図る癖というものは中々消さないんだな』 井沢「翼へのパスコースが空かないな(それ自体はいいことなんだが……)」 ボールを持った井沢は、パスの出しどころが見つからずにキープを続ける。 大量リードして得点を焦る理由が無いこと。そしてFWに送ってもバックパスで戻されることが多いこと。 それが故にパスを躊躇ってしまう。 岩見「井沢、こっちだ! ここから通せば、あの12番は突っ掛けられない!」 井沢「! 分かった!」 井出『そうなると、井沢は新伍のいるサイドと逆に振って、そこから打開を図るんだな。 ……おそらく、三人のMFの最後の一人、岩見に渡すんだな』 井沢のサイドチェンジは、綺麗な放物線を描いて正確に岩見の足元へ。 その瞬間、中原中は動き出す。 中原中選手「ホントに来た!」「ドンピシャだ!」「奪えーっ!!」 岩見「えっ!?」
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24