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【進化する】キャプテン霊夢2【ウサギたち】
[750]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2011/04/17(日) 15:46:49 ID:awEksozM 紫「あ、そうそう。遅くなったけど優勝おめでとう。びっくりしたわよ、 貴方があんなに神社のことを真剣に考えてたなんてね」 霊夢「……余計なお世話よ」 紫「ふふ、拗ねないの」 その言葉を発した時の紫は普段の胡散臭い笑みとは違い、極普通の柔らかな笑みだった。 霊夢は何だかむずがゆくなってきて、焦ったように問いただす。 霊夢「そ、それで一体何の用!?まさかそんなことだけ言いに来た訳じゃないでしょ?」 紫はその言葉に「察しが早くて助かるわ」と少し居住まいを正す。 そして、いつもの笑みを崩さないまま、一言告げる。 紫「次の大会のお知らせよ」 霊夢「……は?」 紫「だから、次の大会のお知らせ。好評だったようだし、早速次回開催を検討してるの。 とは言っても、まだ日程も場所も何も決まってないけどね」 霊夢「ふーん……」 まさか大会が終わったその日に次の大会開催のお知らせが来るとは思ってなかった。 まあ、チームは解散してないし、出るとしても特に問題はないかと深く考えない霊夢。 だが、次に紫が放った言葉はさすがに聞き逃せないものだった。 紫「次の大会は一筋縄じゃいかないわよ?なにせ、外の世界の、 本気でサッカーをやってるチームも参戦させる予定だからね」
[751]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2011/04/17(日) 15:47:58 ID:awEksozM 霊夢「……はぁ!?」 紫「さすがに海外……ああ、日本の外の国のことね、のチームはまだ調整がついてないんだけど、 日本のチームに関してはいくつかから了解は取れたわ。全部中学生のチームだけど、 当然侮ると痛い目に遭うわよ?彼らは非常にレベルの高い世代だから」 霊夢「ちょ、ちょっと……本気なの?」 さすがに紫の言葉に食い下がる霊夢。博麗の巫女として、聞き逃してはいけないことだった。 その言葉に対して、紫は「本気ですわ」と表情一つ変えずに言う。 紫「まあ、向こうでは普通に大会が行われるし、貴方達にそっちに参加してもらうというのも、 一つの案として考えないではなかったんだけどね……残念ながらそれは無理そうなのよ」 霊夢「どういうこと?」 紫「結界の巫女である貴方なら、言わずとも分かるでしょ? そもそも、幻想郷はどうやって存在していると思ってるの?」 間髪いれずに答える紫。だが、その言葉を聞いて霊夢も納得がいった。 霊夢「そっか……。私や早苗は平気かもしれないけど……」 紫「そう。少なくともあの騒霊の子達は完全にアウトね。元々彼女達は霊でありながら 消滅することもなく、実体を持って存在している、幻想郷ですら稀有な存在よ。 恐らく、結界の外に出た瞬間に……完全に消滅するでしょうね。 他で言うと、紅魔館の魔女や守谷神社の二柱とかもアウトね」 霊夢「……」 そういえば早苗がこっちに来た理由も、神奈子と諏訪子の存在が向こうの世界で 保てなくなってきたから、とか言ってたっけ、と霊夢は思い出す。
[752]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2011/04/17(日) 15:49:20 ID:awEksozM 紫「その点、向こう側の人をこちらに呼び寄せる分には、余り長居し過ぎなければ問題ないわ。 貴方も知ってると思うけど、あの火野という外来人を連れてきたのだって、それを確認する意味もあったのよ。 それに、いつだったかしら。貴方の神社に、外の方二人が一か月くらい居候に来たわよね?」 ああ、そういえばそんなこともあったな、と霊夢は思い出す。迷い込んだ向こう側の人間を送り返した ことなら何度かあったが、あの二人は自分から結界を乗り越えて、わざわざ幻想郷を観光しに来たと言った。 さすがの霊夢もあれは呆気に取られた。 確か名前は……蓮子とメリーとか名乗ってたっけ。 霊夢「でも……本当に大丈夫なの?あんまり外の人にここの存在を知られちゃうのは……」 紫「そうね。多分戻って誰かに言ったところで誰も信じないだろうけど、万が一ということもあるわ。 一応そこら辺は里の守護者に頼んで、妖怪やここの存在に関することの歴史は消してもらうつもりよ。 彼らが帰った後に残るのは、サッカーの試合を行ったという記憶と経験のみ」 ということは、慧音も織り込み済みのことなのか。 大会主催者ということは阿求も何か関係してるのかもしれないし、一体何がどうなってるのか。
[753]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2011/04/17(日) 15:50:25 ID:awEksozM 紫「ということで、どうするかしら?まあまだ細かいことは何も決まってないし、 ここで無理に回答をしなくても良いけど」 霊夢「(うーん……どう答えるべきかしら)」 A 大会に出場する(約半年後の大会に出場します) B 大会に出場しない(幻想郷のチームのみと戦う展開になります) C 今は回答はせず、保留する D その他(何かあれば明記して下さい) 先に『3』票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください ※相手チームについてですが、キャプ森の時期的に言うと、静岡大会が終わった時期辺りを想定してます。
[754]森崎名無しさん:2011/04/17(日) 15:51:26 ID:rL/mOcdM A
[755]森崎名無しさん:2011/04/17(日) 15:53:24 ID:F+iAUfZI A
[756]森崎名無しさん:2011/04/17(日) 15:54:59 ID:LYOw5TpY A
[757]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2011/04/17(日) 16:07:30 ID:awEksozM A 大会に出場する(約半年後の大会に出場します) 霊夢「……そうね。じゃあ私達もその大会に出場するわ」 紫「そ。じゃあ細かいことが決まったらまたこっちに来させて頂くわね」 霊夢「来るのはいいけど、たまには普通に来なさいよ」 紫「これが私にとっての普通ですわ」 まあ言うだけで変わるようなら、苦労はしないか、藍も大変ねぇと思う霊夢。 紫「あ、一応今決まってることだけは伝えておくわ。今回の大会は30分ハーフ。 人数は19人までOKで、交代は5人まで平気よ。開催時期はさっきも言った通り未定だけど、 まあ……色々やらなきゃいけないこともあるし、半年以上は後になるわね」 霊夢「そんなに後なのね」 紫「まあ、試合がしたいと思ったらとりあえず練習試合でも何処かに申し込んでみたらどうかしら?」 霊夢「うーん……」 紫「では、私はそろそろ帰りますわね」 霊夢「……」 A 特に引きとめず、そのまま見送る B その他(何かあれば明記してください) 先に2票入った選択肢で進みます。メール欄を空白にして、IDを出して投票してください ※後1回行動出来ます
[758]森崎名無しさん:2011/04/17(日) 16:08:10 ID:IqND0/26 A
[759]森崎名無しさん:2011/04/17(日) 16:21:15 ID:5zl0SiJY A
[760]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2011/04/17(日) 16:46:09 ID:awEksozM A 特に引きとめず、そのまま見送る 特別今は大会については聞くこともないかと思い、霊夢はそのまま見送る ただ、今にも消えようとする背中に一言だけ言う。 霊夢「ねえ、紫。本当に何を考えているの?」 問い詰めるというより、単なる疑問に近かったかもしれない。 霊夢にとっての八雲紫という存在は、胡散臭くはあるが誰よりも幻想郷のことを考えている、 というものだ。前の大会についてはいつもの悪ふざけとして霊夢もさして気にしてはいなかったが、 今回の大会は話が違う。 外の人間を大量に呼び寄せるとなると、一つ間違えれば結界の維持に関わる可能性があるのだ。 そんなことを、紫が何の意味もなく単なる悪ふざけで行うことはない、と霊夢は思っている。 その点に関してだけは、紫を信じていると言っても良いかもしれない。 紫はその言葉に対して、いつもの胡散臭い笑みを見せて、一言だけ言う。 紫「――運動不足は良くないですわよ?」 紫はその言葉を最後に、今度こそ隙間に消えていく。 霊夢はその言葉にはぁ、と溜息をつくのみで、それ以上追及したりはしなかった。
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0ch BBS 2007-01-24