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【完全決着】キャプテン霧雨70【新たなる野望】
[539]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/04/17(日) 20:58:26 ID:??? 魔理沙「……今度は何が目的だ?」 紫「違うわよ」 魔理沙「違うって…あんなおかしなことが出来るのはお前ぐらいだろうに。 バレたら種明かしぐらいしてもいいんじゃないのか?」 紫「…だから、私がやったことじゃないのよ。今回のことは」 魔理沙「じゃあ、誰が出来るんだよ?」 空間を裂き、異世界へ人を神隠しする。 そんなことが出来るのは幻想郷広しと言えど、紫ぐらいのものである。 あれほど大規模なものとなれば尚更…。 紫「私がやるなら…あんな大きな歪みを作らないわ。 もっとスマートに。来て欲しい人の足元にこうして、ね」 すっ、と指を床に走らせる。 指がなぞった空間が、綺麗に開く。 それは軋みながら開いていた、あの大きな割れ目とは大きく違って見えた。 魔理沙「じゃあ…本当に誰が?」 紫「さぁ……。誰がやったのかは知らないけれど、酷い迷惑だったわ。 歪んだ世界の壁を越えて一般の観客を帰したり、急いで荷物を戻したり……。 幻想郷のメンバーの記憶をちょこっと弄ったり……。 力を使いすぎたおかげで、もうしばらくは外の世界に力を行使できないわね」 魔理沙「記憶を弄った?」
[540]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/04/17(日) 20:59:31 ID:??? 紫「ええ。恙無く、こちらに帰ってきたという風にね。 けど、あなただけはどうやら一日遅れでこちらに辿り着いたみたいね」 魔理沙「なるほど、私と一緒だったからカペロマンとかだけはこちらの世界に移った…と」 腕を組み、難しい表情となる魔理沙。 助けたと思ったのが逆効果になってしまっただろうか。 とりあえず紫へ視線を向けてみると…わざとらしく口笛を吹いていた。 紫「〜〜〜♪」 魔理沙「……おい、ちょっと待て。なんだその顔、まさか…」 紫「面白そうな人たちは戻してないわ。だって面白くなりそうだったし」 魔理沙「ゆ…紫…!!原因お前じゃなくても、この事態の元凶はお前じゃねぇか!! 勝手にやっててくれ!私は降りる!」 紫「まぁまぁ…。事実として、幾人かは返せないことはわかっていたのよ。 だから、一番面白そうな人たちを残したってわけ」 魔理沙「……まぁいい。よくないけどいい。 それでもう一つ気になることを言ってなかったか?力を使いすぎたとか…」 紫「ええ。しばらくは外から人を呼んだり、帰したりは無理ね」 魔理沙「しばらくって…どのくらいかかるんだ?」 紫「長くて10年ぐらいかしら」 魔理沙「………………………。おい」
[541]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/04/17(日) 21:01:07 ID:??? 紫「まぁまぁ、落ち着きなさい。お話には続きがあるのよ。 それほど力を使うというのも、微妙に空間が歪んでしまっているからなの。 もし歪みがなければ、私が今あなたをここに呼び寄せたように、すぐにでも帰せるわ。 私の力を使わなくとも、博麗神社から帰ることも出来るわ。今は空間の歪みのせいで帰れないけれどね」 つまりは、今は紫の力を使う方法でなくとも現世に帰るのは難しいらしい。 かといって10年待つのはありえない選択である。 しかし、一応ただの人間である魔理沙に解決しろというのであれば、それは。 魔理沙「…私に歪みをどうにかしろって?さすがに無理だろ」 紫「もう一つ方法があるのよ。 陰陽球の力を完全に溜め、それを解放するの。 陰陽球の絶大な力を変換して使うことによって、世界の歪みを正す…もしくは、外来人を外に戻すことが出来るわ」 魔理沙「……ちょっと待ってくれ。陰陽球って霊夢とか博麗の家系しか使えないんじゃ…」 紫「何を言ってるの魔理沙。ここでは、スーパーシューティングプレイヤーなら当然扱えるアイテムの一つじゃない」 魔理沙の言葉を遮り、ニコリと笑う紫。 つまりきっとそういうことなのである。SSP最高! 魔理沙「え……あ…うーん、そうだったっけ…。そうだったような…。 で、どうやったらスーパーシューティングプレイヤーになれるんだ?」 紫「今からあなたのチームが幻想郷の頂点に辿り着けば…。 その時、あなたは既にスーパーシューティングプレイヤーとなっているはず。 …まぁ、細かいことは気にしないで幻想郷の頂点を目指しなさい」
[542]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/04/17(日) 21:02:07 ID:??? 魔理沙「(なんというアバウトな…)」 紫「その戦いの中で、陰陽球にも力が溜まっていくはず。一石二鳥ね」 魔理沙「……わかったよ。どっちみち、幻想郷で最強になるつもりだったし。 陰陽球とやらを貸してくれ。私がやってやるぜ」 紫「あら…素直。さすがは私の親友でお姉様ね。 はい、これが陰陽球。この世界と外来人を救う鍵よ」 魔理沙「(はぁ……。ま、仕方ない。帰れなきゃ金木だってプロになれないしな。 ここは私が何とかしてやるとするか)」 ※魔理沙が【陰陽球】を手に入れました 紫「……で、外来人の子たちについてなんだけど…。 帰れない、ということは言わないで欲しいのよ。陰陽球のことを含めて」 魔理沙「…………まぁ。確かに帰れないってのはちとショックかもしれん。 じゃあ、一体どうしろってんだ?」 紫「私からチームを頂点に立たせるまで帰らせないと言われた。…そう言って頂戴」 魔理沙「え……いいのかよ…?」 紫「ええ。役割柄、嫌われるのも友達がいないのも慣れているし…。友達ならもういるから(ニコッ)」 魔理沙「(友達…か)…わかった。あの2人にはそう説明しておくぜ。泥を引っかぶってもらって悪いな」 紫「迷惑をかけているのはこちらも。だから、気にしちゃダメよ。 後、選手たちの年齢をここに来た当初に戻すぐらいは簡単だから特に時間の制限はないわ」
[543]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/04/17(日) 21:03:08 ID:??? 魔理沙「OK。把握した。 (長話を読み返すのは手間だし面倒だな…。まとめとくか。 ・紫が犯人ではないっぽい ・でも選手たちを残したのは紫 ・しばらく紫を含め外の世界に戻ることは不可能 ・空間の歪みについては基本的に他言無用 ・カペロマンたち以外にも外の選手はいるようだ ・幻想郷の頂点に立つと、問題が解決するらしい ・特に時間の期限はない ……こんなところか)」 紫「それじゃ、私からのお話は以上。 楽しい幻想ライフをお祈りしていますわ。それじゃあね〜」 手を振る紫が視界の端っこに移動し、魔理沙は落ちていることを実感する。 これで犯人でないというのだから実に恐れ入るばかりだ。 ブォン……… カペロマン「うおっ!?何もない場所から急にマリサが生えてきた!?」 (7)金木「ま、魔理沙か!?」 魔理沙「ああ、そうだよ…っと。すまん、待たせたな」 軽く頭を下げる魔理沙に、意外にも2人は首を横に振る。 カペロマン「いや、そんな待ってない。ここの住人も出てきてないみたいだしな」 魔理沙「(紫の仕業だろうな。さて、とりあえず紫の作った作り話を伝えるか…)」
[544]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/04/17(日) 21:04:12 ID:??? 少女説明中……… カペロマン「…なんだそりゃあ………」 (7)金木「…まぁ、鈍らないだけマシか………」 魔理沙「(とりあえず納得?してくれたみたいだな…。で、どうしよう。 この2人が加わってくれれば心強いけど……。 あ、長文読みたくない人は>>543のまとめを見てくれよな)」 A 2人とも守矢のチームに勧誘する B 金木を守矢のチームに勧誘する C カペロマンを守矢のチームに勧誘する D いいや!ここで2人を誘って独立するねっ! ※要5票 E その他 *先に【3】票入った選択肢が採用されます。ageで投票してください。sageではカウントできません
[545]森崎名無しさん:2011/04/17(日) 21:04:54 ID:/8yLIqSA A
[546]森崎名無しさん:2011/04/17(日) 21:05:14 ID:xOmDh5qM A
[547]森崎名無しさん:2011/04/17(日) 21:07:24 ID:5zl0SiJY A
[548]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/04/17(日) 21:08:57 ID:??? >>A 2人とも守矢のチームに勧誘する 魔理沙「(ここだ!ここでチームに勧誘だ!) ちょっとお二人さん。ここにすごいストライカーとすごいブロッカーのいるチームがあるんだが…」 (7)金木「(諏訪子さんはともかく、自分で言うな)」 先着2名様で カペロマンの答え→!card 金木の答え→!card と書き込んでください。カードで分岐します 【カペロマン】 クラブ5以下で断る。それ以外で加入 【金木】 クラブA以下で断る。それ以外で加入 ※それぞれJOKER時イベント発生
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0ch BBS 2007-01-24