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【荒鷲と】黄金のジノ5【狂戦士】
[158]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2011/04/23(土) 12:32:49 ID:??? F 皆で、町田を〆に行こう。武闘派松山、爆誕! 松山「………わかった。今、どこにいるんだ?」 町田『あー、公園にいるから。待ってるね!』 松山は、電話を小田に返すと、ニヤリと笑った。 松山「殺ろう。」 小田「…え?」 松山「もー、面倒臭いよ。藤沢が何やろうが、俺には何の関係もないのに。」 松山は、そう言うと、金属バットを握る。 松山「藤沢が男とやろうが、犬とやろうが、俺には関係ないじゃないか。あいつは俺に何を言いたかったんだ?」 松山姉「…………光。」 姉が、笑顔で松山の肩を持つ。 松山姉「お姉ちゃんも、手伝ってやる。」 小田「………俺も、行く羽目になるのね………トホホ………」 そう言いながらも、しっかりと坂崎にメールを打つ。 公園では、町田が松山を待っていた……。
[159]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2011/04/23(土) 13:11:28 ID:??? 飲酒したせいもあり、松山の顔は真っ赤だった。 ………絶対に許せない。 さすがに金属バットは、姉から取り上げられたが… それでも松山の表情は、怒りに燃え、他を圧倒する程である。 町田「あ、松山くん。こっちこっち。」 町田が手招きする。 手招きに応じ、松山が町田の近くに寄る。小田達は、物陰に隠れた。 ……町田は、人の良さそうな笑顔を浮かべている……。 小田「………うわ………殴りてぇ………」 坂崎「正拳突きを教えましょうか?」 町田「まぁさぁ、色々ショックだっただろうけどさ…私だってショックだったのよね… まさかあの美子がさぁ。」 ………自分で自分の死刑執行書にサインを続ける町田………。 町田「あの子、松山くんが好きだったくせに、勝手よねぇ。 結局松山くんの気持ちも考えないでさ。」 藤沢一人が悪い? いや、誰も悪くない。 自分の気持ち?そんなの、自分が一番良く知っている。 自分の胸にある、藤沢への気持ちは……………決して、藤沢への恨みつらみではない。 松山「…………………ふざけるな。」 町田「え……………?」 松山「ふざけるな。そう言ったんだ………。聞こえなかったか?」 怒りに燃える松山の目が、町田を捉えた。 町田「…え?何で怒るの?意味わかんない…」 松山「俺は、藤沢を恨んでなんかいない!俺は………」
[160]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2011/04/23(土) 13:24:19 ID:box6ydes 『3』票入ったほうを選択します。 A 「お前だけは許さない!」 B 「藤沢に感謝している!」 C 「藤沢が好きだ!…好き、だった!」 D 「それ以上、藤沢を侮辱するな!」 E ここだ!ここで鉄拳制裁だ! F 「お前が好きだ!」 G 何か言いたい事があれば…。 ヒントは………町田は、分かりやすい位にイヤな奴です。 イヤな奴で、面倒臭い奴です。
[161]森崎名無しさん:2011/04/23(土) 13:39:15 ID:jQCcX4/A B
[162]森崎名無しさん:2011/04/23(土) 13:57:16 ID:qKoxS49s Gあの世で俺にわび続けろ町田ッッ!!
[163]森崎名無しさん:2011/04/23(土) 14:20:04 ID:b4EOE4mY D
[164]森崎名無しさん:2011/04/23(土) 14:26:13 ID:CIhRoc8U Gあの世で俺にわび続けろ町田ッッ!!
[165]森崎名無しさん:2011/04/23(土) 15:06:00 ID:jQCcX4/A Gあの世で俺にわび続けろ町田ッッ!!に変更します。
[166]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2011/04/23(土) 15:34:48 ID:??? G あの世で俺にわび続けろ町田ッッ!! 藤沢に対する侮辱も許しがたいが、それよりも許せない事項がある。 半分は自分の蒔いた種が芽吹いたから。もうひとつは。 こいつが、いらない具合に他人にふれまわったからだ。 松山「てめえはいつもそうやって!俺のしてえ事をブチ壊しやがるッ!!むかしッからそうだ! 俺がどんなに努力しても!てめえはいつもその一つ上を行ってブチ壊しちまうッ!!」 町田「え?え?」 「今こそッ!てめえを ブッたおしッ!!てめえの作った過去に決別してやるッ!! あの世で俺にわび続けろ、町田ッッ!!」 …………酔いも手伝い、松山は町田に躍りかかった。 松山の握り拳が、町田に届く寸前………… 坂崎「手が汚れますよ、松山さん。」 坂崎が、松山を止めた。 町田「はっ…………はわっ…………」 へたりこむ町田。 町田「な、何で暴力を振るうのよ!私が松山くんに何をしたというの?!」 へたりこんだまま、町田が叫ぶ。 小田「…………。」 松山姉「……………。」 小田達は、そんな町田を憐れみを込めた視線で見ていた。 …推測だが、町田は恐らく松山を味方につけたかったのだろう。 藤沢をダシにして、自分のいい人アピールをし、あわよくば松山に取り入る… そんな手段を使う町田を、二人は心の底から憐れんだ。
[167]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2011/04/23(土) 16:00:17 ID:??? 小田達が、松山を連れて公園を出る。 …松山姉は、町田に話があると言い、公園に残った。 小田「………吐き気がする。何がいい方法だ。松山さんに取り入りたかっただけじゃないか!」 小田は、自分の選択を心の底から後悔した。 松山「…………あんなのに、俺は潰されたのか?」 見たくもなかった、知りたくもなかった人間の汚い部分……… 綺麗事ではない、人間の本質。 誰しもが持つ、闇の部分。町田は人より闇が深く、松山は人より闇が浅かった。 それだけだ。 松山「…俺にはもう何も残されてはいない…。帰る場所も、愛する人も、信じる人さえも…。」 何もかも信じられない…… 小田「昔はそうだったかも知れませんけど、今は俺達がいますよ!」 坂崎「松山さんには、俺達がついてます!」 …………苦い青春……… 松山は、苦味と共に出来事を噛み締めた。 …明日の卒業式… きっと、藤沢に何も話す機会は無くなる。 町田あたりからいらない事を吹き込まれ、藤沢も皆も、それを信じるのだろう。 三年前のように。 小田「…ひとまず、帰りましょう。」 坂崎「そうですね。もう遅いですし…」 小田達に連れられ、松山は自宅へ帰った。 酔いも手伝い、松山はすぐに眠りについた…。 忘れたくても忘れられない、最悪の思い出。 明日は、きっとそんな一日になるのだろう…。
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0ch BBS 2007-01-24