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【守矢の頂を】キャプテン松山27【目指す荒鷲】
[229]森崎名無しさん:2011/05/09(月) 17:41:56 ID:??? バッドイベントのトリガーたちのことはどーでもいい。 そんなことよりさっさとリュカに杖を返して、皆と練習したい。 阿求にもサッカー教えないといけないし、チームとして全体練習の予定とか組んであるのかどうかとか さっぱりわからないので不安だ。
[230]森崎名無しさん:2011/05/09(月) 19:16:20 ID:??? 戦術練習しとかんとなだれ攻撃も使えないしな
[231]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/05/09(月) 20:50:01 ID:??? 【幻想郷・七月二十七日・昼】〜木曜日〜 魔法の森であわや風見幽香と遭遇しかけ、離脱した松山とシャンハイ。 一人と一体が微妙な雰囲気に包まれながらフライトしていると、今度は霧に包まれはじめた。 松山「う……! 急に涼しくってより肌寒い……!」 どうもただの霧ではなく、冷気を帯びてるようで気温がだだ下がり松山は寒さを感じてしまう。 シャンハイ「もうすぐ湖ですが、この気温の変化は不自然ですね。 前の氷の妖精さんがいるんでしょうか?」 松山「あのチルノっていう、はちゃめちゃ元気で次の行動パターンが読みにくい子か……」 相方のレティを守矢神社に取られたと思い込んでおかんむりな様子だった氷精チルノ。 彼女が騒いでる結果湖の周辺一帯から暑気が払われてるのではと考えながら、松山はシャンハイに降下を指示した シャンハイ「……あ! 光様、あそこ、二時の方角です!」 松山「み、右前方か!? んん……確かに人影が見えるような……」 目を凝らすと、木にもたれるようにしてる人影らしきものが松山にも見えてきた。 ひょっとしたらあれがリュカかと思い、松山は駆け出しそうになるのをシャンハイに抑制される。 シャンハイ「ひ、光様! 慌てないでくださいっ。 視界が悪いから走ると転んじゃいます!」 松山「あ、ああそうだな。 ごめん。 ここから声をかけながら近寄ってみるか……」 リュカかどうか霧に覆われぼやけてわからぬ為、お〜い、と呼びかけながら進んでいく。 そこにいたのは……?
[232]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/05/09(月) 20:51:02 ID:??? 先着で リュカ「つかまえてごらん」PHASE2 → !card と!とcardの間のスペースを埋めて書き込んで下さい。マークで分岐します。 ダイヤ・ハート・スペード→「それじゃ、行くよブリード、チルノちゃん!」リュカはブーメランを投げつけた! クラブ→ ○○チョ「う〜む、釣れませぬなぁ」 クラブA→ リュカ「松山君……この剣を湖に沈めてほしい……」なんとリュカは力尽きかけている! JOKER→ 髪の色がお揃いな双子の兄妹がてててと近寄ってきた!
[233]森崎名無しさん:2011/05/09(月) 20:51:58 ID:??? リュカ「つかまえてごらん」PHASE2 → ダイヤQ
[234]森崎名無しさん:2011/05/09(月) 20:56:51 ID:??? やれやれ、あとはAQNにあって不在時の話をすれば、ようやくサッカーに集中できるな。 とりあえず全体会議をやって、総合練習の打ち合わせをしないとなー。
[235]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/05/09(月) 22:07:06 ID:??? リュカ「つかまえてごらん」PHASE2 → ダイヤQ ダイヤ・ハート・スペード→「それじゃ、行くよブリード、チルノちゃん!」リュカはブーメランを投げつけた! 近づくにつれ、リュカらしき人物は……木にもたれて休んでるのではなくどうも何か探してるようだった。 その手に、V型形状の物を握ったまま、湖の上空方角からのせっつかれる声に反応しながら急ぎがちになる。 松山「(何やってるんだろう……?)」 松山が怪訝に思い見つめる中で、やがて人影は手広いスペースに出ると グワァッと、躍動感に溢れたオーバースロー投法で、携えたブーメランを大きく投げ飛ばす。 ギュンギュンギュンギュン!!!! 松山「!!?」 霧と風を裂いて、回転しつつ上昇するブーメランを反射的に目で追うと、湖高空の二つの影が歓声を上げる。 チルノ「よぉーしきたきた! あたいがさきにキャッチしてさいきょーを照明したるわ!」 ブリード「ケェ、ケェ!(フ……おてんばなお嬢ちゃんに年季と経験差というものを見せてやるさ)」 旋回するブーメランの軌道を先読みし、我先に捕まえようとするチルノとホークブリザード。 結果は氷を見るより明らかで…… がむしゃらにブーメランだけ追っていたチルノを尻目に、悠々と待ち構えたブリードが嘴ではっしと銜え取る。 優雅さすら漂わせて……悔しがってるチルノにニヒルな笑みを投げかけてから、リュカの目前で着地した。
[236]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/05/09(月) 22:08:10 ID:??? 松山「あれって、もしかして……(って何でチルノって子まで?)」 リュカ「よしよし。 これで2連勝だねブリード。 え? 今日のモンスター肉は上質なところを? うん、いいよ……うん?」 いつのまにか近づきすぎてた松山に、リュカが気付いて、ブリードに待機を命じ、手を振りながら歩いてくる。 リュカ「やぁ松山君! 無事地底から帰ってこられたんだね……心配していたんだよ?」 周囲の者までただちに安心させ安らかな気持ちにさせる……ヒーローのスマイルというべきだろうか? 物語の勇者と接したような面映い気持ちになりながら、自分の無事を喜んでくれてるリュカに松山も挨拶を返す。 が……松山のことをじっと見つめて、リュカは……笑顔を消してどこか心配げな表情をした。 リュカ「……」 松山「……?」 突然の沈黙の意味が掴めずにいると、リュカが松山に何も言わせぬまま突飛な発言を飛ばした。 リュカ「よ〜し、ここでブーメラン投げに新しい挑戦者が参戦だよ! さぁ松山君! 僕に代わってあの子達の相手をするんだよ!」 松山「へ!? ちょ、な、何でそうなるんっ!?」 疑問の声を上げようとも、松山の腕を取ってきたリュカの力は細身とは思えない力強さで、反論さえ封じる。 さっきリュカがブーメランを投じた地点に立たされてから、シャンハイが松山の内心を代弁してきた。 シャンハイ「ひ、光様? 私達、リュカさんに竜の杖を届けにきたんじゃ……」 松山「そ、そうなんだが、どうも……あの声と目を見てると逆らえなかったというか……それに」 なし崩しにブーメランをもたされてから、上空には期待にわくわくするお子様妖精と、挑発的に翼を動かす氷鳥。 ここで投げないという選択肢は取れそうになく…… 松山は、恩人の手前付き合うだけと思い、ブーメランを握る手に力を込める。
[237]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/05/09(月) 22:09:15 ID:??? 松山「よぉし……ていぃっ!!!」 ヒュンヒュンひゅ〜 そうして投げたブーメランは気合のノリも手伝い、リュカのそれとは程遠いへろへろな弧を描いた。 ブリードが、冷めた目つきで微動すらせず……鼻先を通り過ぎようとするところで嘴だけ動かしガリッと挟む。 ブリード「ケ、ケッ!(何だぁ何ですかぁこのへろへろは?朝飯食ってんのか? おっとお乳吸う年かいボーヤ?)」 松山「な!? (なんっか言語なんてわからないが……今、めっちゃバカはされたのはわかったぞ!?)」 返されたブーメランを手に、ボゥッと火がついた松山の様子が一変したのを見て、ブリードから無駄口が消える。 今度は手投げではなく、サッカーの試合でGKが見せるような……オーバースローをイメージ。 踏み込み強く、烈火の吼声と共に、肩からつま先まで全身、渾身の力を持ってブーメランを投げつける! 松山「うおおおおおっ! どぉぉおぉりゃああああああああああっ!!!!!!」 シャンハイ「(は、はれ……? 光様、もう綺麗さっぱり目的忘れてませんかっ?)」 チルノ「アイスウォっしゃー! 今度こそあたいのターンよ!」 リュカ「……」 〜そうして30分後〜
[238]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/05/09(月) 22:10:58 ID:??? 松山「も、もう流石に腕が痺れてきた……」 使い慣れない筋肉をフル酷使しての全力投球は、鍛えた松山の腕からも力を失わせていた。 汗だくになった松山。 そこで様子を見守っていたリュカが松山の手からブーメランを優しく剥がすようにした。 リュカ「お疲れ様。 これを飲んでごらん? 疲れた体に効くよ」 松山「あ、どうもです……っぷはぁ! 甘いのに爽やかで力が湧いてくる!」 フライハイトが手間隙かけて作ったドリンクより更に回復力ある気がして、松山は驚く。 激しい運動後や、温泉に浸かった後に飲むに最適の、愛情の詰まった珠玉の一本といえた。 ブーメラン投げで消耗した体力を取り戻すのに余りあり、全部飲み干してしまってから…… 松山はリュカに、さっきの強引さの理由を聞いてみた。 リュカ「いや、ね……松山君が、拳の振り上げどころをなくしてたみたいな、荒れた顔をしていたから。 ちょっとおせっかいだったけど、思いっきり遊ぶこともたまに必要だと思ったんだ」 松山「……!」 リュカ「ごめんね。 君は忙しいみたいなのに時間を無駄に使わせてしまって。 僕の思惑に巻き込んでしまったお詫びに、松山君が僕達を探してきた理由とお話、ちゃんと聞くよ」 穏やかで力強い芯のある、父性を感じさせるリュカの声。 松山は聞きながら……いつの間にか考えぬようにしていた、外の世界の一ヶ月も会ってない家族の顔を浮かべた。 松山「(色々と辛いことを忘れていられたのと、忙しかったせいで考える暇もなかったが……一月も過ぎてるのか。 心配してるだろうな、捜索届けも出されてる、よな…………。 だ、だけど今俺はやらなくちゃならないことが! えーと俺は何しにきたんだっけ!?)」
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0ch BBS 2007-01-24