※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【呪われた】幻想のポイズン51【くじ運】
[828]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/05/19(木) 01:53:29 ID:??? ゴォッ! ドゴォオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!! バギャッ! バギャオォッ!! 妖精1「うっ、ぎゃああああっ!?」 ただ頭で打ちつけただけだというのに、まるで何かが爆発するかのような轟音を響かせながら放たれる勇儀のヘディングシュート。 鬼の力をボールに乗せたその破壊の一撃は……まず、妖精1を粉微塵に吹き飛ばした。 一度では諦めず、二度も果敢にも挑んだ妖精1を無残にも吹き飛ばしたのである。 にとり「よ、妖精1ッ!? カ、カパーッ!?」 バゴォッ! 続けてシュートコースに入り込んだにとりをも吹き飛ばし、さらにゴールへ向けてボールは突き進む。 しかし、その背後で構えていたレティばかりは……。 如何な勇儀のシュートでもそう易々と吹き飛ばせないだろう、完璧に近いブロックの姿勢を見せていた。 寒気をその身に纏い、勇猛にボール目掛けて飛び込むレティ。 女性としては重量級と評されるその体がボールに触れると、僅かに威力は減衰するのだが……。 バガァンッ!! レティ「きゃあああああああっ!?」 ヤマメ「なっ!? う、うああああああああああっ!?」 それでも、勇儀のシュートはレティを弾き飛ばし、ヤマメをも吹き飛ばしてゴールネットを突き破った。 本気となった鬼のシュートは、木端妖怪風情では止められないのだった。 ピピィーッ!! 幻想郷Jrユース 1−1 ウルグアイJrユース
[829]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/05/19(木) 01:54:29 ID:??? ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!! ジョン「あっ……あああああああああああああああああああああああああああ〜っ!? きっ、決まったァァァァァ〜ッ!! 決まってしまったァァァアア〜ッ!? これはっ、なんという事だぁ〜!? 幻想郷Jrユース、これはあまりにも痛い失点〜ッ!! 試合終了間際ッ! 僅かな時間の隙を突いた、ウルグアイの最後の猛攻!! 勇儀選手のヘディングシュート――大江山嵐が、幻想郷ゴールに突き刺さってしまったァ〜ッ! これで同点ッ! 残り時間が少ない以上、これはこのまま試合が決まってしまうのでしょうか〜っ!?」 観客「すげぇ! なんだあのヘディング!」「前半にも打ってたけど、今回のはそれ以上の威力だったぞ!?」 「これで引き分けかー」「パッとしない結果だなー」 このゴールを見て、実況席は完全にパニクったように言葉を捲し立て上げ……。 観客たちはといえば、この試合で大活躍をする萃香とようやく1点を挙げたストライカー――勇儀の凄まじさ。 すなわち、幻想郷最強の種族――鬼の実力の高さに思わず感嘆の息を吐く。
[830]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/05/19(木) 01:55:37 ID:??? ピエール「これで決まりか……まあ、引き分けになってくれればリーグを戦う上では楽に試合を回しやすい」 さとり「いえ、まだわかりませんよ」 ナポレオン「あァ? 残りもう5分もないぞ? こっからどっちかが点を入れる訳ねーだろ」 こいし「35cmは馬鹿だなー、もう忘れたの? あの幻想郷のキャプテンが幻想郷でどんなプレイが得意だったのか」 ピエール「……キックオフシュート、か? まさか、この土壇場でするというのか?」 さとり「土壇場だからこそしてくる可能性は高いと思いますよ。 ……彼はその気になればどこからでもシュートが打てます」 諏訪子「あーうー、早苗なら止めてたなー」 ヘルナンデス「僕とエイキでも止めてたよ! ね、エイキ!」 映姫「……今のは星熊勇儀もほぼ完璧にボールをインパクトしていました。 私とヘルナンデス君でも、ゴールを守れたかは五分五分といったところでしょう」 フラン「んー、幻想郷はつまんないなー。 あんなシュートを止められないんじゃ、私のシュート……ヘディングでも入るんじゃない?」 ディアス「勝負弱いなー、幻想郷は。 一番肝心な場面で守りきれないのは痛すぎるぜ」 永琳「(十六夜咲夜に東風谷早苗……守備の要である2人がいれば、結果はわからなかったけれど……。 いずれにせよ、妹紅やあの妖精では咲夜の代えにはならないし、大妖精でも土蜘蛛でも早苗の代役は荷が重すぎるわね……)」 そして、偵察に来ていた者たちはといえば……思い思いにこの結果を批評しながら、フィールドを見つめていた。 大多数の者たちはこれで試合は決まりだと考えていたのだが……。 しかし、フランスに派遣された古明地姉妹だけは、まだまだ幻想郷はこの程度で終わりはしないと考えていた。 トラウマになるほどに刻まれた幻想郷の隠し玉の存在を、彼女たちは知っていたからである。
[831]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/05/19(木) 01:56:43 ID:??? 反町「(なんてこった……! こんな時間帯で同点に追いつかれるなんて……!!)」 一方、フィールドでは両チームの選手たちが対照的な表情をしていた。 幻想郷の者たちはといえば、この土壇場で追いつかれたとあって絶望的な表情。 リグルが前半たたき出した貴重な1点を守りきれず、勝利の目が格段に落ちた事に気落ちをしていたのである。 対して、ウルグアイはといえばほとんどの者たちが晴れ晴れとした表情を浮かべていた。 無論、これはただ同点に追いついただけであり、逆転に成功した訳でもなく……。 また、これから逆転を狙うというのも、時間帯的にかなり厳しい。 だが、元は敗北をしてしまうかどうかという瀬戸際で、辛うじて引き分けに望みを繋げる事が出来たのだ。 この激戦が予想されるDグループのリーグ戦において勝ち点1の差は大きく、だからこそこの同点劇に喜ぶ。 勇儀「カカカ! よしよし、よくやったよ天狗! どうだ、見たかお前ら! これが鬼の力だよッ!!」 文「あやややや! さすがは勇儀様! Y・O・S(やっぱり・鬼は・凄いな)! Y・O・S(やっぱり・鬼は・凄いな)!!」 ビクトリーノ「(……俺が無得点なのは悔しいが、とにかく、貴重な1点だ)ナイスシュート、よくやってくれたな!」 勇儀「応! なァに、鬼が本気をだしゃあこんなもんさ!」 妖精1「(また何も出来なかった……! 折角、マンマーカーっていう仕事を貰ったのに……!!)」 にとり「(ダイレクトなら止めれると思ったが……考えが甘かったかねぇ……)」 ヤマメ「く、くそっ……! (ここまできて決められるなんて……! 何をやってんだい、私は!)」 レティ「……流石に鬼の強さは段違いね。 ふぅ……ふぅ……」 穣子「だっ……大丈夫、レティ!?」 レティ「……大丈夫よ。 ふぅ……どうせ残り時間は5分程度だしね」 大笑をしながら観客の声に応えるように片手を上げる勇儀に……。 相も変わらずおべっかを使う文、憮然とした表情ながらも素直に祝福をするビクトリーノ。 そして、幻想郷ゴール前では勇儀の一撃で壊滅状態にされた守備陣が地面に倒れ伏し……。 自身らの不甲斐なさを自責しつつ、項垂れていた。 なお、レティはこのプレイで体力が限界近くなったのか……やや荒く呼吸をしながら、穣子の手を借りてよろよろと立ちあがる。
[832]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/05/19(木) 01:58:36 ID:??? 反町「みんな……大丈夫か?」 にとり「んん……レティがちょいと体力が危険域だが……それ以外は、まあ、問題ないよ。 それよりすまん……守りきれんかった」 リグル「ハッハァー! 大丈夫だ、1点くらい私がチョチョイのパッパでとってきてあげるよ! エースだし!」 パルスィ「妬ましい……! 軽々しくそんな事を言うあなたが妬ましい……!! 後半戦、散々シュートを撃っておきながらまだ1点も取れてないのにそういう事を言うの……?」 静葉「……でも、勝利を目指すならばここから1点をどうにかしてもぎ取らなければならないのが事実だわ。 だからみんな、落ち込まないでどうすれば1点をとれるかを考えましょう」 ヤマメ「……すまんね」 そして、反町たちがゴール前へと集まると……守備陣は一様に頭を下げて謝罪をする。 だが、冷たい言い方ではあるがどれだけ謝罪をされても失った点は帰ってこない。 静葉はそれをわかっているからこそ、頭を下げる一同に面を上げるように言い……。 さて、ここから逆転するにはどうすればいいのかと一同がそろって考え始める。 リグルだけはエースの自分がドリブルから華麗なシュートと言っていたが、それ以外の者たちの視線はちらちらと反町に集まっていた。 反町「……あの、なんで俺を見るんです?」 穣子「いや……やっぱ残り時間すくない中での得点つーと、あんたのシュートというか……」 ヒューイ「キックオフシュートが一番印象に残ってるんだよねー」 反町「……俺そんなにキックオフシュートの印象が強い?」 静葉「そうね……なんというか……結構、強いわね」 反町「(ちゃんとゴール前からも打ってる筈なんだけどなぁ……)」 正に常識外れとしか言いようがない、反町の得意戦術――キックオフシュート。 周囲とは圧倒的に違うシュートの威力を持つからこそできる反町だけの特権のようなものであり。 一同はここから得点をするにはキックオフシュートをさせるのが一番なのではないかという考えに至るのだが……。
[833]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/05/19(木) 02:00:03 ID:??? 妖精1「でも……地底の覚妖怪や練習試合で対戦してきてた連中ならともかく……相手はあの鬼でしょ? しかも、ここまでミドルレンジから撃った人間のシュートも弾いてる鬼なんでしょ? 決まるの?」 にとり「まあ……ぶっちゃけ、分は悪いね。 フリーから撃てても。 だが……かといって前に運ぶのもリスクが伴う。 途中でボールを奪われたら試合終了だからね」 静葉「確実にシュートが打てる時点で撃ってしまうか、少しでもゴールの確率を上げる為に前線に運ぶか……。 結局は、その1点になってしまうのよね……どうするの、一樹君?」 反町「そ、そうですね……」 A.「そこまで言うならキックオフシュートで1点取りますよ!」 速攻で1点返すぜ! B.「いや、静葉さんに運んでもらって渡してもらいましょう!」 静葉に前に運んでもらう C.「いや、パルスィに運んでもらって渡してもらいましょう!」 パルスィに前に運んでもらう D.「俺が自分で持って上がって自分で撃ちます!」 突破もシュートも任せろ! E.「どうやら使うときが来たみたいですね……俺とリグルのワンツーを!」 トクシックチャドクガで前に運ぶぞ! F.「ここでドライブスコーピオンですよ!」 あえてドライブスコーピオンを狙うぞ! G.その他 自由投票枠 先に3票入った選択肢で続行します。 age進行でお願いします。sageではカウント出来ません。
[834]森崎名無しさん:2011/05/19(木) 02:01:23 ID:H3Dje8XQ E
[835]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/05/19(木) 02:01:34 ID:??? >>830のこいしのセリフを訂正。 こいし「35cmは馬鹿だなー、もう忘れたの? あの幻想郷のキャプテンが幻想郷でどんなプレイが得意だったのか」 は、正しくは こいし「25cmは馬鹿だなー、もう忘れたの? あの幻想郷のキャプテンが幻想郷でどんなプレイが得意だったのか」 でした。25でも恐ろしいのに35とかもはや人間じゃないですね。
[836]森崎名無しさん:2011/05/19(木) 02:02:25 ID:R8VTPgl6 E
[837]森崎名無しさん:2011/05/19(木) 02:10:32 ID:KUoq//pk E
[838]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/05/19(木) 02:14:02 ID:??? チャドクガが選ばれたところで本日はひとまずここまでです。 果たして反町、三度目の正直なるか……? それでは、お疲れ様でしたー。
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24