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【暗黒から】ファイアーモリブレム30【英雄へ】
[533]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/11(水) 22:25:32 ID:??? シュナイダー「ミューラー。臆することなど無い。逆に誇りに思え。自分たちをこれほど熱く、 燃え上がらせる強敵と今日ここで対峙できたことを喜べ。 …俺達はここで負けてしまうほど弱くはない。そしてここまで勝ち上がってきた日本にもそれは言えることだ。 誰が強いかどうかなど試合が終われば自ずと分かることだ。油断や慢心を後悔するのならそれからでも遅くはないさ」 シュナイダーは後ろを振り向くことなく、ミューラーに背を向けたまま言葉を返した。 ミューラー「……フン。そんなこと、分かっているさ」 つい強がりなことを言ってしまったが、ミューラーはようやく持ち前の冷静さと闘争心を思い起こした。 反省など試合後にしても構わない。今はただこの試合のみに集中し、勝利することで自分たちがより強いことを証明するだけなのだから。 放送「シュナイダーくんの懸命な守備により一転してドイツのチャンスへ! クリアボールをフォローしたドイツチーム、シェスターくんへとボールを繋ぎます!」 シェスター「あのシュナイダーがわざわざ戻ってまで奪ってくれたボール…必ず通して見せる!」 岬「やらせない!(ここで奪っておかないと…さすがに不利な展開にならざるを得ないからね!)」 危機を察知してやや下がり目の位置に戻っていた岬はシェスターへと素早く詰め寄りボールを奪おうとする。 シェスター「来たなミサキ!パリ祭特別大会での借りを返させてもらうよ!」 岬の研修先のシャンゼリゼとシェスターの研修先であるモンマルトルの対決があってまだ久しい。 この時の試合はシャンゼリゼ所属のナポレオンの力もあって辛うじてシャンゼリゼが逃げ切ったが、 シェスターの制度の高いプレイの数々に何度も危機に追いやられ、岬は肝を冷やしたものである。 岬「あのときはうちのキーパーをずいぶん可愛がってくれたよね。でも、悪いけど今回も勝たせてもらう!」
[534]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/11(水) 22:26:54 ID:??? フランスでの因縁→ !card !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ→岬の華麗なタックルがシェスターからボールを奪う! ハート→ボールはこぼれ球に。今度はカルツと松山が競り合いに向かう! スペード・クラブ→シェスターが岬を抜く!ドイツはさらに攻め込む! JOKER→なにィ!?シェスターが突然分身しはじめたぞ!?
[535]森崎名無しさん:2011/05/11(水) 22:28:35 ID:??? フランスでの因縁→ ダイヤ2
[536]森崎名無しさん:2011/05/11(水) 22:28:55 ID:??? フランスでの因縁→ ハートA
[537]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/11(水) 22:45:40 ID:??? フランスでの因縁→ ダイヤ2 >ダイヤ→岬の華麗なタックルがシェスターからボールを奪う! 岬「(確かにドイツの強さはこれまで戦ってきたイングランドやアルゼンチンとは比べものにならない。 だけど、そうだとしても今の日本は…恐ろしいまでに急発展して力をつけた今の日本のサッカーの前では)」 ズッシャアアッ!! 岬「充分すぎるほどに霞んでしまっているんだ!」 シェスター「うっ…ば、馬鹿な…!」 放送「皇帝シュナイダーくんの守備が光ればこの人も鮮やかな守備で返します! フィールドのアーティストこと岬太郎くんが再び日本のピンチをチャンスへと切り替えたァ!!」 森崎「(うーむ……出番がないな)」 これまでチームの勝利を優先的に選んできた森崎にとっては岬の好プレイは喜ばしいことであったが、 決勝まで無失点という記録を築きあげてきているブラジルのキーパーのゲルティスに対抗するためには やはり自分のこれまでの活躍度合いでは少し印象不足だと思ってしまう。 森崎「(世界一のGKが指し示す意味。それは世界一のチームのGKなのか、 それとも世界で最も優れた力を持つGKのことなのか……)」 自分が目指す夢の意味。もしも前者ならばこの圧倒的に強化された全日本というチームにいる以上そこまで難しいことではないだろう。 数年後、母国のA代表として戦う機会もそのうちやってくるだろう。その時に正GKの座を死守できさえすれば 案外簡単に『世界で一番のGK』という称号を得ることが出来るかもしれない。 だが、もしも自分の目指す夢の果てが後者を意味することであるならば。 森崎「(…もう少し、攻めて来てくれて構わないんだぜシュナイダー。俺だってお前との再戦を心待ちにしてきたんだからな)」
[538]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/11(水) 22:47:29 ID:??? 出来れば今度は自分自身の手でシュナイダーとの直接対決を制してみたい。 森崎は再び攻めこむ日本の選手たちの背中を眺めつつ、静かに闘志を燃やし続けていた。 放送「後半も既に半分の時間が流れました!現在得点は1対1のまま。 互いの誇りを賭けたこの名勝負を制するのは一体どちらのチームなのか!?」 互角の攻防→ !card !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ→翼がシュナイダーと対決する! ハート→日向がカペロマンと対決する! スペード→松山がカルツと対決する! クラブ→ポブルセンが再びドリブルで日本の陣営に突っ込んでくる! JOKER→その時急に雨がふりだした!そしてドイツの選手交代!
[539]森崎名無しさん:2011/05/11(水) 22:47:52 ID:??? 互角の攻防→ ダイヤJ
[540]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/12(木) 20:38:33 ID:??? 互角の攻防→ ダイヤJ ダイヤ→翼がシュナイダーと対決する! ダダダダダダダッ!! 放送「翼くん、ドリブルでフィールドを中央突破だ! これを一旦守備に回っているシュナイダーくんが止めに向かう!」 シュナイダー「俺は…俺達は負けん!」 翼「シュナイダー…!」 マラカナンスタジアムの熱気に包まれる最中、二人のエースの視線が交錯する。 時間にしてほんの数秒。だがその間に二人の間には幾重もの読み合いが行われていた。 シュナイダー「(抜かせはしない。残り時間を考えれば次に点を決めた方がおそらく――)」 翼「(絶対抜く…抜くんだ!このチャンスを決められなくては――)」 先に動いたのはシュナイダーだった。翼の足先にあるボールに向かって鋭く右足を振り抜く。 相手の腹にボールを打ち付けることで強制的に体制を崩す荒業を狙う。 だが、翼も危機を察知して足の裏を器用に使い素早く後退を図る。 しかしそれすらも予想していたかのようにシュナイダーはスライディングタックルで一気に迫ってきた。 シュナイダー「もらったぞツバサ!」 翼「(シュナイダー。ドイツ統一という旗本でキャプテンを任されている君の この大会にかける気持ちは尊いものだと思う。だけど俺達にも負けられない理由がある。 この戦いに俺達の夢が…日本のサッカーの未来がかかっている。 そして何よりも……俺は知らなくてはいけないことがあるんだ!!)」
[541]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/12(木) 20:39:33 ID:??? 翼は足を伸ばしてくるシュナイダーの動きをしっかりと目で捉えながら、 今まで自分がサッカーに捧げてきた信念を力に変えてボールを蹴った。 『その力』が自分に何故備わっていたのかに気付かされたのは サンパウロを離れセリエAのレッチェへと移籍したばかりの頃だった。 翼「(これは……!)」 どれだけ走っても、どれだけ負担を与えても決して朽ちることなく体が動く。 幼い頃から一緒にサッカーで遊ぶ友だちを見つけられず、たった一人でボールを蹴り続けてきた翼にとっては これまで唯一と言っても良い心を通わせた本当の『トモダチ』と半永久的に共にいられる新たな力に驚きこそすれ喜びでいっぱいだった。 この自分の体質の変化を誰よりも早く伝えたかった男がいた。 それは彼に一緒にサッカーが出来る『トモダチ』をあてがってくれた恩師。 何よりもサッカーの楽しさ、素晴らしさを心の奥深くに叩き込んでくれたあの男に伝えたかった。 翼「(ロベルト……!)」 だが、その日を境にロベルトは翼の前から姿を消した。 ブラジルユースの監督としてワールドユース大会に出場することが決まったらしく しばらくは翼と一緒にいることができないと書置きを残し、一人ブラジルへと戻っていってしまったのである。 翼「(俺ははじめのうちは仕方が無いことだと思っていた。 いくら俺とロベルトの間柄と言っても勝負に関しては真剣に取り組みたい。 敵チームになってしまった以上、一定の距離を開けることは当然なんだと俺も最初は思っていた)」 だが、ロベルトの残した書置きの内容を見て、翼は途方にくれてしまった。 それはこれまで彼を人生の師とまで仰ぎ、尊敬してきた思いを一瞬で裏返しにさせてしまうほどだった。
[542]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/12(木) 20:40:56 ID:??? 「翼。お前はもうキャプテンを目指すな。それがお前のためなんだ。 お前は翼。大空翼。だが、穢れた翼では大空を飛ぶことは出来ないんだ。 だから俺はお前とはこれ以上一緒にはいられない。さよならだ、翼」 翼「(どうしてなんだよロベルト。俺は…俺にはキャプテンの資格が無いと言いたいのかい? これまで森崎に立場を奪われ続けてきた俺に失望してしまったのか…?)」 いや、そんなはずはない。これまでも翼がキャプテンとなった全日本を見るのが楽しみだ。 そしてその時は俺が監督としてお前たちを率いてみたいものだと子供のような顔で語ってくれた。 その言葉を聞き、翼は今度こそ森崎からキャプテンの座を奪い返そうと真摯にサッカーに取り組むことになった。 翼「(俺はこれまでロベルトの教えを自分なりに解釈して応えを模索してきたつもりだ。 だから今回だって何か別の意味が…俺にキャプテンを諦めろという以外の意味があるはずなんだ…!)」 自分が代表のキャプテンになることこそ彼が最も喜んでくれるものだと思っていた翼は 葛藤に苦しみながらもアカネイアとの特別試合に取り組む。しかし最後までロベルトの忠告に対して自分なりの答えを出した。 翼「(穢れた翼。今の俺ではロベルトに認められる選手にはなれないということは伝わったよ。 だから俺はロベルトと戦う必要があるんだ。決勝戦で。ロベルトが率いるブラジルユースと!)」 彼の真意をどうしても知りたい。何故あのようなことを書いたのか。 そして聞きたい。どうすれば彼が自分をキャプテンを目指すに相応しい人物として評価してくれるのか。 自分のこじんまりとした、狭い範囲でしかなかったサッカーに対する感情を育んでくれた恩師ともう一度話がしたい。 翼「だから……俺はここで負けるわけにはいかない!なんとしてでももう一度ロベルトと話をするんだ!!」 シュナイダー「(!! この気迫……面白い。そうでなくては戦いがいが無いというものだ!)」
[543]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/12(木) 20:42:17 ID:??? 譲れぬ意地→ !card !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ・ハート→翼がシュナイダーを抜き去りミューラーと一対一に! スペード→二人の力は互角!浮き上がったボールに対し再び同時に競り合いに向かう クラブ→シュナイダーが翼を吹き飛ばしボールを奪う! JOKER→翼「(あのマルスという選手が使っていた踵でボールを打ち下ろす技……これだ!)」
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0ch BBS 2007-01-24