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【暗黒から】ファイアーモリブレム30【英雄へ】
[891]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/23(月) 20:07:47 ID:??? それは自他共に認める松山の悪い癖。自らの勝手な思い込みによる気持ちの押し付けなのかもしれないが。 今回ばかりはそのひたむきな勝利に対する執着心は全日本ユース共通のものであることは揺るぎない事実だった。 松山「通すかァ!ぬおおぉぉぉ〜〜〜〜っ!!」 カルロス「(速い!?だが…威力のある直線的タックルはこの技でかわせる)」 ブ…ン!ビュワワワッ!! 松山「…!」 素早く横にスライドするステップ。素早くシザースするフェイントを交え、 相対するものに自分が分身でもしているかのような錯覚を与える『分身ドリブル』が松山の豪快なタックルを避けた。 だが、この時点でこの試合の勝負は決したのである。何故ならば―― 松山「今のタックルは囮。本命のタックルは……」 カルロス「! しまっ…!」 松山「ここだ!ここで奪うんだっ!!」 グルッ!ズギャアッ!ドシャッ! 松山の風車のような鋭い払い蹴りが地を這いカルロスがキープするボールへと激しく当たる。 カルロスは衝撃に負け空中へと投げ出される。そしてボールは松山の足元へと吸いつくように収まった。 カルロス「ば…かな……」 松山「(勝った……勝ったぞ!俺達の……全日本ユースの結束の勝利だ!)」
[892]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/23(月) 20:09:44 ID:??? 自分には天性の才能がないと自らを戒め、ストイックに鍛錬を積み、時には悩み苦しんだ時期もあったものの、 人の信頼の強さと脆さの両方を理解したこの男が土壇場で繰り出すこの力は何ものにも代えがたい大きなものへと成長していたのである。 そして残りのロスタイム。凄まじい気迫でボールを奪おうと 激しいプレスを掛けてくるブラジルユースの守備をなんとかいなし、程なくして笛がなった。 ピッピッピイィィィィィィッ!! 放送「試合終了〜〜〜っ!!やったぞ全日本ユース!今大会優勝候補筆頭のブラジルユースを2対0で破り 4年前のjrユース世界大会に続く世界一の座を手に入れましたァ〜〜〜!!」 新田「やったァ!勝ったぞーっ!」 石崎「俺達はやったんだ!」 早田「日本の優勝だー!!」 森崎「か……勝ったのか……!」 放送「キャプテン森崎君のもとに駆け寄る全日本イレブン! ついに!ついに日本が優勝の栄冠を勝ち取りました〜〜〜!!」 次藤「森崎!おまんがあのごつかシュートを止めたおかげタイ!やっぱりお前は頼れる男タイ!」 丸太のような太い腕をバシバシと乱暴に振り下ろす次藤を筆頭に、手荒い祝福をしてくる仲間たちに対して森崎は――
[893]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/23(月) 20:10:46 ID:??? ☆どうしますか? A「当たり前だ。俺は将来世界一のGKになる男だからな! B「いや、この勝利は皆のおかげだ。これは皆の力で勝ち取った優勝なんだ! C「俺達が強いのもあるが、ブラジルがあまりにも弱すぎたな。拍子抜けだぜ。 D「まったく苦労をかける連中だ。奴のシュートを2本も止めた俺にもっと感謝してほしいぜ。 E「今回は運が良かっただけだ。俺達の本当の戦いはこれからだ! Fその他(好きな台詞をお書きください) 2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
[894]森崎名無しさん:2011/05/23(月) 20:13:38 ID:02w9Uf3+ B
[895]森崎名無しさん:2011/05/23(月) 20:18:51 ID:ydw0c8YE B
[896]森崎名無しさん:2011/05/23(月) 20:41:04 ID:??? 祝栄冠を勝ち取ったお次はいよいよ魔王が動くのか胸熱
[897]森崎名無しさん:2011/05/23(月) 20:57:29 ID:??? >そのことを言い訳にすると森など無い。 何かと思ったら言い訳にするつもりなど無いか。
[898]森崎名無しさん:2011/05/23(月) 21:20:17 ID:??? へんたいの人か
[899]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/23(月) 22:18:25 ID:??? >>896 ハーディンの代わりに新たな戦乱を巻き起こす者。それは―― >>897-898 これまたとんでもない誤字を!緑は大事にしましょうね〜 ============ >B「いや、この勝利は皆のおかげだ。これは皆の力で勝ち取った優勝なんだ! 森崎「いや……」 森崎はゆっくりとした動作で次藤の腕を丁寧に払いのけると、がっちりと握手をする。 森崎「この勝利は皆のおかげだ。これは皆の力で勝ち取った優勝なんだ!」 自分を取り囲む全日本ユースの仲間たちの目を見渡しながら、森崎はそう答えた。 ここまで勝ち上がってこれたのは少なくとも自分一人だけの力ではない。 翼や日向、新田が何本もゴールを決め、岬や三杉が試合をコントロールし、 松山や早田が相手の攻撃の芽を摘み、そして中山、次藤、石崎の奮闘が得点の危機を防いでくれた。 その中で森崎もまた、相手チームのシュートに必死に食らいつき日本ゴールを守り続けた。 それぞれが自分の持てる力を発揮したに過ぎない。だが、その一つ一つの力が組み合わさることで 何倍、何十倍、何百倍もの力を発揮できるということを、森崎はアカネイア大陸で学び、そして培ってきた。 そしてこれまでずっと同じチームに居ながらもいがみ合ってきた森崎のライバルたちも ブラジルを圧倒し世界一の栄冠を手に入れた感動が後押ししてくれているのか 森崎の皆の力で勝ち取ったという言葉に酔いしれて、心を震わせながら口を開く。 日向「森崎……」 次藤「森崎の言うとおりタイ。ブラジルユースを倒したのは皆の闘志と気迫タイ」 三杉「優勝…長い道のりだった」
[900]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/05/23(月) 22:19:27 ID:??? 松山「ああ、みんな。ここまでよく頑張ったぜ」 岬「うん」 翼「俺達はこれまで随分長い間遠回りをしてきたと思っている。 互いの主張をぶつけ合う事だけに気を取られ、決して一つになることなど出来ないと思い込んでいた。 だけど……俺達はようやく辿りつけたんだ。全日本ユースという一つのチームに」 森崎「翼…?」 翼「森崎。俺は君のことをずっと認めようとしなかった。 自分が一番チームを引っ張っていくことが出来るんだってずっと思っていた。 だけど……ようやく分かったんだ。どうして君の周りに人が集まっていくのかを。 そしてどうして俺がこれまでキャプテンになれなかったのかを」 森崎「…………」 翼「アカネイアの人たちと戦って理解できたよ。君を変え、そして俺達も変えてくれたこの力…… 皆の力を合わせてサッカーをする……俺がずっと忘れていた大事なことを、森崎は思い出させてくれたんだ」 森崎「…俺は何もしちゃいねぇよ。それはお前が勝手に忘れて…そして勝手に思い出しただけのことだ」 よりにもよってあの翼に真正面から感謝の言葉を言われ、森崎は思わず視線をそらして頬を掻く。 翼「うん。そうかもしれない。だけど今日、こんなに澄んだ気持ちでサッカーが出来たのは…… これまでずっと君と衝突してきたおかげなのかもしれないね」 森崎「ふ、ふん。言っておくが俺はまだお前を認めたわけじゃないからな。 ただ今日優勝できたのはたまたま全員の力がひとつの方向に向かっていっただけで…」 翼「ああ。分かってるよ。これからも俺とお前はキャプテンの座を争っていくんだろうね。 でも……今度こそは負けないよ。だって、俺もようやく森崎と同じスタートラインに立てたんだから」
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0ch BBS 2007-01-24