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【弟くんの】キャプテンEDIT31【初陣】
[379]森崎名無しさん:2011/05/03(火) 04:05:13 ID:??? ★中山の反応→ ダイヤ2 =★
[380]森崎名無しさん:2011/05/03(火) 04:05:55 ID:??? ★大前に変化が起こる?→ スペード3 =★
[381]森崎名無しさん:2011/05/03(火) 04:07:02 ID:??? ……救いようがない
[382]森崎名無しさん:2011/05/03(火) 04:08:34 ID:??? うむむ、残念無念じゃ
[383]森崎名無しさん:2011/05/03(火) 04:09:38 ID:??? これって、もしかしてジュニアユースに向けての強化フラグも折れたか 隼無残!
[384]森崎名無しさん:2011/05/03(火) 04:10:49 ID:??? これはジュニアユースにも招聘されないで現実を知って欲しい
[385]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/05/03(火) 04:48:55 ID:??? ★新田の反応→ スペード5 =★ スペード・クラブ → 「なんだよ! 勝ったからって偉そうに!」 ★中山の反応→ ダイヤ2 =★ ダイヤ・ハート・スペード → (この凄まじい勝利への飢えとリベンジへ燃える想い。これが大前の原動力、か) ★大前に変化が起こる?→ スペード3 =★ それ以外 → 変化なし ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 新田「ぐっ……勝ったからって、何を偉そうに!」 思わず握りこぶしを振り上げ掛けた新田を、中山が肩を掴んで制する。 中山「よせ、新田。言葉を口にするということは、大なり小なり責任を伴う。 負け惜しみを口にして反論されたからといって、怒るのは筋違いだ。相手を論破する言葉を持たない時は、特にな」 新田「負け惜しみなんかじゃない! 俺は、俺はっ!」 嘘だった。 負け惜しみだということは、本人が誰よりも分かっていた。 だが、それを口にするのを抑えるには、まだ新田は幼過ぎると言えるほど若かった。それだけのことだった。 浦辺「……いい加減にしろ、見苦しいっ!」 新田「きゃ、キャプテン……?」 足を引き摺ってベンチに戻りかけていた浦辺も、声を上げて割って入る。 浦辺「お前がどう言おうと、俺らは負けたんだよ! その上、大前はファール一つしていねえ。 タックルはボールに行っていたし、接触も手で押したり叩いたりはしていねえ。そんなことは、実際戦った俺たちが分かってるだろ!?」
[386]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/05/03(火) 04:51:22 ID:??? 新田「でもっ! 先輩方はくやしいんじゃ――」 浦辺「悔しいに決まってんだろっ! こんな負け方をした上に、ご丁寧に上から目線で演説されちゃあな! けどよ、だからってお前がキャンキャン喚けば、それで気分が晴れるか? 晴れるわけねーだろ! 余計惨めったらしくなるだけだ! 心底腹立たしいが、大前の野郎の言う通り、負けた以上は次に勝つために算段をするのがフットボーラーだ」 大前に一睨みくれてから、浦辺は新田に向き直る。 浦辺「……お前は間違いなく、俺より才能があるよ、新田。だがな、選手としての心構えは控えの連中より出来てねえ。 怪我させられた? 大の男同士が身体張ってるんだ。それぐらいよくあるこった。 勝ったからって偉そうに? 俺たちだって、勝ってたら今頃ふんぞり返っているさ。 だって言うのに試合に負けたからって、筋違いの理屈をいつまでぴーぴー囀ってんじゃねえ!」 新田「ぐ……す、すみません……」 不承不承、といった様子で新田が頭を下げる。 大前「……悪い。言い過ぎた」 浦辺「ああ、言い過ぎだ。……ったく、お前も三年なんだろ? ガキの戯言くらい笑って受け流せ。 それと勘違いはするなよ? こっちの選手は大なり小なり、コイツと同じことは思ってる。 そこにあんなこと言われて、怒らねえわけないだろ。 まあ、今回だけはこっちが先に噛みついたってことでおあいこだ。 ……本当なら新田にはお前にも頭下げさせんのが筋だろうが、コイツも男だ。そこは酌んでもらうぜ。じゃあな」 フンっと鼻を鳴らして新田を連れて下がって行く浦辺。 肉体的にも精神的にも疲れを感じている大前は、それを目で負うのも億劫だったが、浦辺の小言は絶えず聞こえてきた。 中山「やれやれ。大人しそうに見えて、意外に我が強いんだなお前は」 大前「すまん。何て言うか――」
[387]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/05/03(火) 04:53:33 ID:??? 中山「気にするな。俺としてもお前の哲学の一端に触れられたことは参考になったさ。 負けた側から聞くと、とても心地よいとは言えないが、な」 苦笑をひらめかせる中山。 中山「……最後に。一つ忠告をしておこう。 勝利を追求する姿勢はスポーツマンとして当然のことだが、あまりそれを表に出し過ぎるのも考えものだ。 研ぎ澄ませた精神は確かに強力な武器になる。しかし、抜き身のまま晒していては身近な人間をも傷つけ、孤立しかねない。 俺が覚えている森崎にも、そういうところがあった。 まあ、アイツは孤立を屁とも思わず、逆に孤高と捉えて周りを従えていく男だがな」 大前「あの森崎と、一緒ねえ……」 中山「そう嫌そうな顔をするなよ。……要するに、力を抜くべき時には抜いておけ、ということだ。 お前の勝利を渇望する心には、個人としては大いに共感するが、な。 ……ほら、早速実践する機会が来たぞ?」 大前「え?」 ギュム。 と耳たぶを強く引っ張られる。 やす子「お、お、ま、え、くぅ〜ん……? キャプテン自らが対戦相手に喧嘩を売るなんて、どうしちゃったのかな〜? 君はいつからそんな悪い子になっちゃったんだろうね〜?」
[388]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/05/03(火) 04:55:54 ID:??? 大前「か、か、か、監督〜!?」 中山「それじゃあ、お仲間の前では精々力を抜いて殊勝を心がけることだ。……じゃあなっ!」 そう言って、仲間の元へ去っていく中山。後に残されるのは、顔を青くする大前と張り付いた様な笑顔の飯地監督。 大前「ま、待ってくれ中山ー!? ちょ、痛いです監督! 耳が、耳がもげる〜!?」 やす子「そんなことでもげるような柔な鍛え方をしとらんわいっ! さあ、ちゃっちゃっと反省のミーティングよっ!」 大前「ぎゃあああああっ!?」 こうして些か格好の付かない結末と少しばかりの交流。そして将来へ残った禍根の種と共に、練習試合は幕を閉じた。 …… 一ヶ月後、大前たちは南葛中の県大会突破と中山の悲報を耳にするのであるが、それはまだ先の話である。 ※ 新田の大前への感情が『嫌なヤツ!』になりました ※ ※ 中山の大前への感情が『やや好意的』になりました ※ ※ ……飯地監督に叱られました。落田、末松、墨田、園村、宇津木の好感度が下がりました ※ ------------------------------------------------------------------------------------------------------ 長時間の投下となり、夜が明けてしまいまして、申し訳ありません 今回はここまでです 次回は7月の月頭イベントからになる予定です それではお休みなさいませ
[389]森崎名無しさん:2011/05/03(火) 05:01:49 ID:??? 乙でした! 浦辺△ そして、新田は自分で原因作って勝手に敵増やしてたら世話ないわ
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0ch BBS 2007-01-24