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【決勝の】Another-C_5【先にあるもの】
[230]森崎名無しさん:2011/05/24(火) 16:46:12 ID:dVkqD/nI B
[231]森崎名無しさん:2011/05/24(火) 16:59:21 ID:xr3rmdmA C
[232]森崎名無しさん:2011/05/24(火) 17:09:41 ID:??? 僕は人間をやめるぞブンナーク Jokerフイタww
[233]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/24(火) 19:00:34 ID:??? > ユーも神を信じれば人間になれマース→ JOKER > 《Joker》 その時ふしぎな事が起こった > C 三杉がスキル・異能生存体(怪我をしなくなる、どんなマモノの罠でも死ななくなる)取得 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 異能生存体・・・ 極めて低い遺伝確率(約250億分の1)で発生する、生存率の極端に高い個体を指す。 異常に高い生命力と、強靱な生存本能に裏打ちされた行動力、そして奇跡と言える程の強運によって、 生還が絶望視されるような戦場で特攻同然の作戦に参加しても、何とか生き残ってしまう。 単に生命力や治癒能力が高い生物とは異なり、その存在自体が超常現象に近い事である。 彼等は本人の意図に関わらず、周囲の人間の行動や思考、更には自らが置かれた環境すらも改変して生存する。 三杉淳は重度の心臓疾患を患い生まれてきた。 その心臓はスポーツに・・・長時間走り回るのに耐えられるようには出来ていなかった。 にも拘(かかわ)らず、三杉は完治する以前にサッカーをプレイしてこれた。 医者の言う限界を何度か無視し、普通ならば当然命を落としている死の淵まで踏み込んだ事もある。 だが三杉は今も生存していた。 2年半前に実施した心臓病の手術においても彼は異常な回復を見せた。 本来、開胸手術は軽度の物でも3ヶ月は社会復帰できるものではない。 まして三杉は心臓の大手術・・・半年でようやく外を歩いて回れるようになる程度が普通だ。 しかし彼は手術の半年後にはプロの予備軍とも言える環境で、サッカートレーニングを受けられている。 ここで一つの仮定が生まれる。 三杉淳には極めて不死に近い・・・偶発的な死を避ける能力、 異能生存体という力が備わって生まれたのではないか・・・と。
[234]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/24(火) 19:02:04 ID:??? ズドドドドドドドド!!!! 怒りの獣神と化したブンナークは猛然と三杉に向かってダッシュした。 鍛えに鍛え抜かれた脚を振り被り、マーダーショット並みに殺傷力のありそうな蹴りを放とうとする。 ブンナーク「地獄へ堕ちろおぉぉぉぉぉっ!!!!!」 三杉(グッ・・・奇跡に頼るしか無いというのか!? この僕が・・・!) 本来奇跡などと言う者は人の手に依って起こす物、演出する物。 祈るようになっては最早その人物もおしまいというのが筋だが・・・起こった。 この時、奇跡のような事態が偶発的に起こってしまった。 ピンポーン ホテルガール『おはようございまーす、ルームサービスでーす』 ピタッ・・・ ブンナークの足が三杉の顔面を捉えようとした直前、扉の外からその声が聞こた。 この声でブンナークは蹴り足をピタリと止めた。 彼にとっては怒りに任せて暴れようとして横槍を入れられた形になる。
[235]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/24(火) 19:03:13 ID:??? ブンナーク「ルームサービス・・・頼んだ覚えなんてねえが・・・」 三杉「ふむ、僕も頼んでいない。」 フゥー フゥーと怒りを抑えるようにしてブンナークは扉に向かって行った。 三杉にとっては九死に一生を得た形になったが、時間稼ぎにしかならないだろうと思っていた。 しかし・・・ ホテルガール「ご注文のロイヤルデラックスモーニングココアです。」 ブンナーク「なにぃぃぃぃ!!!」 三杉(なにぃぃぃぃ!!!) まさかの展開にブンナークは素っ頓狂な声を上げ・・・ 三杉も脳内で同様の声を上げていた。 このタイミングで計ったかのように届けられたロイヤルデラックスモーニングココア。 ブンナーク自身が、最後に丸く収めるために必要だったと言ったココアの最上級品がそこにあった。 ホテルガール「どどどどどうなさいました?」 ブンナーク「な、なんでもねぇ・・・・・・」 ホテルガール「そそそそれではーー」スタタタター ブンナークの剣幕に慌てたホテルガールはそそくさーと去っていき・・・ そしてブンナークの手にはトレイに載せられたココアが残った。
[236]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/24(火) 19:04:23 ID:??? ブンナーク「・・・・・・」 三杉「・・・・・・」 若干の沈黙が2人の間に生まれた。 もちろん両者の中で考えている事は全く違う。 ブンナーク「ググッ・・・! 用意・・・してんじゃねえか・・・抜け目無く・・・!!」 三杉「いや違う、間違ってるぞ。 それは僕じゃない。」 三杉は否定したがブンナークの耳にはどうやら入っていないようだった。 彼は俯(うつむ)いてカップに手を伸ばし、ココアを口に含んだ。 ズズズズ・・・ ブンナーク「しかも・・・美味い・・・・・・美味すぎる・・・オレのストライクど真ん中だこれ・・・」 三杉「そ、そうかい? それは良かった・・・だがそれは僕じゃないぞ?」
[237]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/24(火) 19:05:28 ID:??? ブンナーク「こんな・・・手の込んだ事しやがって・・・。 抑えてた感情を出させやがって・・・ しかも・・・オレの好みまでここまで調べ上げやがって・・・・・」 三杉「ハッ? なに、何が起こってる?」 ブンナーク「オレの悩みやぶつけ所のない感情も、テメェにはお見通しだったって訳か・・・ クソッ、敵わねぇな・・・キャプテンよぉ・・・」 三杉「いや、違うぞ! 僕はただ早朝ドッキリというイタズラをお前に・・・」 ブンナーク「ツンデレか!」 三杉「違う!!」 2人の会話は平行線だったが・・・ ともかく、険悪な雰囲気は遠くの世界にすっ飛んでしまっていた。 計画に失敗した以上はブンナークの怒りを受けるも止む無し・・・ そう覚悟を決めかけていた三杉にとって、今の空気は耐え難く気持ち悪かった。
[238]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/24(火) 19:07:34 ID:??? ブンナーク「クソッ・・・いつもいつもオレに説教たれながらアドバイス遣しやがって・・・ 言いたくねーが感謝しt」 三杉「やめろー! そんな純真な目で僕を見るなー! 僕はそんなつもりでドッキリを仕掛けたわけじゃーーーー!!」 遂に三杉は後ろめたさに耐えられず、ブンナークの部屋を飛び出してしまった。 振り返る事が出来ず、三杉は少しだけ反省したのだった。 ブンナークを罠にはめるのは程々にしよう・・・と。 〜51X号室〜 ミュラー「おかしいですね・・・頼んだはずのロイヤルデラックスモーニングココアが来ません・・・」 そして、この事件で一人だけ貧乏くじを引いた人物が居た事は誰も知らない。 ちゃんちゃん☆ ※三杉のスキル・異能生存体(怪我をしなくなる、どんなマモノの罠でも死ななくなる)が明らかになりました。
[239]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/24(火) 19:09:02 ID:??? 一旦ここまでとなります
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0ch BBS 2007-01-24