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【決勝の】Another-C_5【先にあるもの】
[299]森崎名無しさん:2011/05/29(日) 16:49:09 ID:??? ★ミハエル立つ? 立つかボケェッ!→ ハートK
[300]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/29(日) 18:01:30 ID:??? > ミハエル立つ? 立つかボケェッ!→ ハートK > 《ハート》 「君は何をいっているんです?」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ミハエル「ミスギ、君は……一選手に過ぎない君が何を言っているんです?」 …しかし、この三杉の言葉に対してミハエルの態度は冷静に保たれていた。 それも止むを得ない所であろう。 三杉の言っている言葉は一選手としては無茶以外の何物でもない。 しかもこの申し出がミハエルの望む事かどうかも定かではないのに… 三杉(それは全くその通り…だが) 三杉にとって、それはほとんど確信に近かった。 ユヴェントスをミハエルが去るのではなく、居られないという事は…。 そしてリハビリとして相応しい場を用意したいという気持ちに嘘はなかった。 検討してみれば、ジョアンコーチとチームの契約に割り込めれば…という成算もある。 三杉「僕は……僕とフィオレンティーナとの契約は通常の物とは違う特殊な物だ。 勿論確約するような事じゃないが、全く考えなしに言っている訳じゃない。」 ミハエル「……」
[301]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/29(日) 18:02:30 ID:??? 三杉「それよりも君の意志だ、サッカーを続けていくならばリハビリは必要だ。 僕らの年齢を考えると、止まっている時間なんて無い…。 君に全く当てがないとは思わないが、もしさっきの話を現実に出来れば…」 ミハエル「ボクにとっては悪くない話だろう、と…?」 三杉(悪くない、というよりも…… 僕がそうなって欲しいと思っているのか…?) 少し自分の思考に混乱が生まれつつあったが、三杉は頷いて応えた。 糸が絡まるような感覚の中、三杉は踏み出す事を善しとした。 ミハエル「…それも断りまス。」 三杉「…何を隠したいのか知らないが…僕はそれを知ろうとは思わない。」 熱くなる事なく、さりとて投げやる事なく 暫し三杉とミハエルは言葉を交わし合った。 それは平行線と言えるものだった。 …単にミハエルが強情を張っているようでもあったが。
[302]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/29(日) 18:04:45 ID:??? 見兼ねたのか、ここまでダンマリを決め込んでいたBJが口を挟んだ。 それはそれは意地の悪そうな表情を浮かべて。 BJ「右膝……右膝関節の可動域が狭まったんじゃないか? 恐らく2度から4度ほど… 軟骨を接ぎ直す必要があったからな。 私には理解できる感覚じゃないが、大事なんだろ? ドリブラーという生き物にとっては。」 ミハエル「…サッカーの事など何も知らない素人がよくいいますね、フフ。」 そう言ってミハエルは笑い捨てたが、三杉にとってそれは正答だと判断された。 ドリブラーに限らない、ストライカーやパサーにとっても影響は少なくないだろう。 脚の関節に関わる部分のダメージは、間違いなく選手のパフォーマンスを左右する。 それだけではない、ミハエルは尋常ならざるボールタッチを遠くを見ながら行なう選手だ。 感覚に頼る所の大きい選手なのは間違いない。 三杉(感覚がズレると言う事は、技術をゼロから積み直す必要すらあるかも知れない… そういう可能性だってある…。 であれば、僕は…?) A それでも構わないと考えた。 B ミハエルはもう終わりだと考えた。 C ちょっと待って、頭を整理しきれない。 D 分かった、元気がないなら僕の顔をお食べよ!(要5票) 『3』票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
[303]森崎名無しさん:2011/05/29(日) 18:05:33 ID:WO4eCitM A でも熱烈歓迎
[304]森崎名無しさん:2011/05/29(日) 18:07:41 ID:qzwXdcVU A 新しいドリブル編み出せばいいじゃない
[305]森崎名無しさん:2011/05/29(日) 18:12:18 ID:8vnR+I0Q D
[306]森崎名無しさん:2011/05/29(日) 18:13:33 ID:/Ut6gdDo A
[307]森崎名無しさん:2011/05/29(日) 19:18:13 ID:??? リハビリクラブ・フィオレンティーナにおいでませ
[308]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/29(日) 19:50:23 ID:??? > A それでも構わないと考えた。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 三杉「本当に右膝がダメなら……。」 『感情のままに行動する事は人間にとって正しい生き方だ。』 『上手くやろうだなんて考えるな。 思ったままを口にしろ。』 三杉「それでもいい。」 ミハエル「!?」 BJ(フンっ…) 三杉「平凡な技術だって構わない、フィオレンティーナに来い。」 考える事を止め、三杉はただ口を動かしていた。 そして…言った後になって、ラムカーネらの言葉が思い出されていた事に気付いた。 これが自分の感情のままの言葉なのだと、三杉は今一度噛み締めた。 三杉「僕がもう一度フィールドに立てるよう協力する、時間が掛かったっていい。」 ミハエル「しかし…」
[309]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/05/29(日) 19:51:36 ID:??? 三杉「過去は過去だ。 それは君の歩みの妨げになってはならない。 ユヴェントスの事は忘れろ、ミハエル。 あのチームは君の才能を利用しただけだ。 かのロベルト・マッツォとの関係と同じ…人としての繋がりはユヴェントスにはない。」 ミハエル「むっ……」 三杉「あのチームは平凡になった君を持て余すだろうって、君自身がそう思っていたのだろう? チームメイトだって同じ…『気の毒だ』と、目を合わせなくなるかもしれない。 ユヴェントスの選手達は君の天才的ドリブルを間近で見せられ過ぎているからね… サッカー選手としてしか、彼らは君と繋がっていない…… いや…バティンは違うかも知れないか…」 スター軍団呼ばれ、世界中から有力選手をかき集めるユヴェントス。 その光と影は、三杉にミハエルの取り巻く環境を容易に想像させていた。 只一人、既存の思想には決して縛られないバティンという男だけを例外にして。 ミハエル「……」 ミハエルは押し黙ってしまった。 図星であったのだろうか? 自分の技術が失われただろう事と、チームからの放出がほぼ確定事項だと言う事と… 万が一つに残留出来たとしても、仲間達は自分を憐れんで近寄らなくなるだろうという事を。 目の当たりにしたくない落差と言うものが現実には存在するのである。
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0ch BBS 2007-01-24