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【ロリっこ】幻想のポイズン52【ぱらだいす】
[129]森崎名無しさん:2011/05/29(日) 00:17:54 ID:??? 昔は海外サッカーの情報は入手しにくかったでしょうしね さすが秀才と褒めてやりたいところだ!(byブローリン)
[130]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/05/29(日) 02:28:52 ID:??? >E.「審判がまともならイタリアが勝つか悪くても引き分けるだろうけどね」っと思わせぶりに言う。 =============================================================================================== 穣子「ん? 審判が……って、どういう事?」 パチュリー「……ホームタウンディシジョンね」 確かに単純に見れば、イタリアが圧倒的有利であり勝利をつかみ取るようにも見える。 しかし、それはあくまでも単純に見ればであり――。 この試合の背景などを考えれば、そう簡単にイタリアが勝つとは思えないと反町は考えていた。 反町「言ってみれば、特定のチームを審判が贔屓して有利な判定を多くするって事だな。 フランスは開催国――無様に負けるなんて恥辱は、運営側からしても避けたいだろう」 静葉「なるほどね……つまり、どれだけフランスが押されても審判の判定一つで、 イタリアのゴールをノーゴールにされたりする可能性があるという事ね」 妹紅「なんだよそれ! サッカーは皆で仲良く正々堂々やるものなのに! 勝ち負けは二の次で正々堂々やらなきゃ意味ないじゃないか!」 パチュリー「(勝ち負けは二の次という発言は見過ごせないけれど……まあ、突っ込むのはやめておきましょうか。 面倒になりそうだし)」 この反町の考えはある者には外のサッカーにはそういった面もあるのかと知識として理解し。 またある者はそのような不正を認める訳にはいかないと激昂をする。 ただ、どのメンバーも通じて理解していた事は、この試合がまだまだわからないものなのだという事であった。 輝夜「まあ幻想郷にも似たようなものはあるけれどね。 各勢力が主催する大会でごにょごにょっと……」 妹紅「輝夜、まさか……!」 輝夜「い、いやいや、私はしてないわよ。 ……してたら竹林カップであんなボロ負けしてないわよ」 ヒューイ「ところで人間はなんでそんな事知ってたの?」 反町「……外の世界で、似たような事を思いつく奴がいたからな」 因みに反町がホームタウンディシジョンについて知っていたのは、かつて彼が所属をしていた東邦学園時代。 まだかの猛虎がぶくぶく肥った豚の時に、 金の力にものを言わせて審判などを買収したりする場面が何度かあり。 そういった事も海外でなら日常茶飯事に起こってもおかしくないのではと考えていたからであった。
[131]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/05/29(日) 02:30:22 ID:??? こうして反町たちが談話をしている間に、短いハーフタイムは終了し、両チームは再びフィールドに姿を現す。 果たしてこのままイタリアが試合を支配し続け、勝ち越し弾を叩き込み勝利をするのか。 それとも反町が懸念をするように審判の贔屓がそれを阻むのか。 はたまたフランスが実力でイタリアを突き放し、初戦を勝利で飾る事が出来るのか。 様々な思いが交錯をする中、後半戦開始を告げる審判の笛がフィールドに鳴り響く。 ピィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!! ピエール「よし……(ナポレオン、作戦通りに頼むぞ!)」 ナポレオン「ちっ……わぁったよ! おら、いけ!!」 ジョルジュ「ふふふ、大陸一の俺が後半こそはしっかりアシストをしてみせるぞ!」 試合開始直後、フランスボールで開始しキックオフのボールを持ったのは左サイドハーフのジョルジュ。 前半戦再三攻撃に走っていたナポレオンの突撃を読んでいたイタリアはこの意外な攻め方に一瞬狼狽するも……。 フレッド「お前のような大陸一がいるか!!」 ジョルジュ「ぬわーっ!?」 しかし、当然のようにこのジョルジュの攻撃はイタリアのMFの手によって防がれてしまう。 前半同様後半もまた、フランスの選手たちの動きはあまりにも稚拙であった。 そして、ボールを奪ったイタリアは再び攻勢に出、早々に先取点を取ろうとする。 これに対してフランスMF陣は何も出来ず、早速シュートチャンスへと持って行かれそうになるのだが……。 フレッド「(俺のドリブルでも通用しちゃうんだもんなぁ……さて、それじゃあそろそろセンタリングを……)」 ピエール「貰った!」 フレッド「げぇっ、し、しまった!?」 バチィッ!! この攻撃は、またもや守備に回っていたピエールが防ぎ……。 ここでいつもならば前線にパスを出すピエールは、しかし、即座に近くにいたナポレオンに短いパスを出し。 そのまま一気に前に向けて走り出し始める。
[132]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/05/29(日) 02:31:25 ID:??? ダダダダダダダダダダダダダダッ!! パンッ! パパンッ! ダダッ!! ピエール「いくぞ! フランス、パリ! エッフェル攻撃だ!!」 ナポレオン「おう!」 マルコ「うっ……!」 コンティ「し、しまった!!」 ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!! ジョン「おっとぉ!? これはフランス、キャプテンのピエール選手とストライカーナポレオン選手が、 見事なワンツーリターンで一気にイタリアへ攻め込んでいく! この素早いパスワークにイタリアはまるで対応が出来ない! これは後半開始早々、フランスチャンスか!?」 観客「ヒャッホー! 流石はピエールやで!」「いけー、そのままゴールだ!!」 レミリア「エ、エッフェル攻撃ですって……!? くっ、なんて素晴らしい名前なの……!!」 カルツ「今日もお嬢は通常営業じゃ……」 優秀なゲームメイカーとしてパス精度にも自信のあるピエールに、そのピエールと同等のパス力を持つナポレオン。 彼らの息を合わせたワンツーリターンは、イタリアの誇る守備陣をあっさりと抜き去る事に成功する。 後半開始前にピエールが出した一つの策――それこそが、あえてナポレオンを低い位置へと下げ。 ボールを敵から奪った後にこの2人のワンツーで一気に攻め上がる、イタリアのお家芸を奪うカウンターアタックだったのである。 一部の観客がピエールのネーミングセンスに脱帽をしているのはさておき。 そのままピエールたちはイタリア中盤を突破し、今度こそシュートまで持ち込もうとするのだが……。 映姫「シュートには持っていかせません! たァッ!!」 バチィッ! ナポレオン「ちっ! (これでも突破できねぇってのか!?)」 しかし、これはリベロの映姫により遮断されてしまい、またもフランスの攻撃は失敗……したかのように見えたが。
[133]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/05/29(日) 02:32:33 ID:??? コロッ……バシッ! ボッシ「わわっ、ボ、ボールが……!」 映姫「!? しまった……!」 このこぼれ球を、幸運にもフランスのFW――ボッシがフォロー。 まだフランスの攻撃は止まっておらず……しかし、ボッシが持ち続ければいつ奪われるかわかったものではない。 ピエールは急いでゴール前に走りながら手を上げ、自身にボールをくれにと指示を飛ばす。 ピエール「よし、ボッシ! 俺に渡せ!!」 ボッシ「わ、わかった! それっ!!」 映姫「くっ……!!」 バシュッ! バッ!! ジョン「ああぁぁぁっとぉ!? これはフランス、シュートチャンスだァ!! 映姫選手、見事にワンツーをカットしたかに見えましたが……フランスJrユース、ボッシ選手がフォロー! そしてこのボールを、ゴール前に駆けるピエール選手へと送ったァ!! リベロの映姫選手、ブロックに戻れない! ピエール選手、これをトラップしシュートに行くゥゥゥゥッ!!」 ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!! 観客「いけ! いけ! フランス!!」 「それでもピエールなら……ピエールなら何とかしてくれる……!!」 ピエール「いくぞヘルナンデス! これが俺の……スライダーシュートだァッ!!」 バシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!!
[134]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/05/29(日) 02:33:34 ID:??? フランスにようやく巡ってきたシュートチャンスとあって、観客たちのボルテージは一斉に高まり。 そんな観客たちの歓声を一身に受けながら、ピエールはボールを強く右足で撃ちつける。 ゴルバテ「く、くそっ!」 トリノ「しまったァ!?」 このピエールのシュートを前に、イタリアの守備陣はブロックに失敗。 掠る事も出来ないままボールはゴールへと向かい、フランスの先取点になるかと観客たちは固唾を飲んで見守っていたのだが……。 ヘルナンデス「(軽くドライブ回転をかけてたな……なら……)ここだッ!!」 ギュンッ! ガシィィィィイッ!! ピエール「なっ……なにィ!?」 しかし、このピエールのシュートはイタリアGK――ジノ=ヘルナンデスの右手により阻まれた。 僅かなドライブ回転をかける事により、GKがキャッチする寸前に落ちるシュート――スライダーシュート。 その変化さえ読めていれば決して止める事は難しくなく。 一流キーパーであるヘルナンデスが難なくワンハンドキャッチをしたのは、別段不思議な事ではないと言えるだろう。 ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!! ジョン「あっ……ああああああああああああああああ〜っ!? だ、駄目ですッ!! ピエール選手のシュートは、しかし、イタリアの守護神にガッチリと掴まれてしまったァ〜!! そうです、フランスにさとり選手がいるならば、イタリアにもヘルナンデス選手がいます!! ヨーロッパNo.1キーパーとの称号に恥じない、素晴らしい実力ッ! 流石は黄金の右腕、ジノ=ヘルナンデス選手! ピエール選手のシュートをワンハンドキャッチだァ!!」 大妖精「わわわ……す、すごいですね……。 あんなシュートを止めちゃうなんて……」 輝夜「(大妖精でも完全に止めれるとは言い切れなかったもんねぇ……ま、ヨーロッパNo.1は伊達じゃないって事かしら)」 リグル「フランスのキャプテンも大した事ないね。 私のライトニングリグルキックの方がやっぱり強い!」 反町「(確かに……悪いシュートとは言えないけれど……ちょっとパンチ不足感は否めないな……)」
[135]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/05/29(日) 02:34:48 ID:??? ピエール「くっ……(俺のスライダーシュートがこんなに簡単に止められるとは……)」 ヘルナンデス「(ふぅ……まぁ、この程度なら怖くはない。 シュナイダーのファイヤーショットに比べれば楽な相手だ。 さて、それはさておき……)さぁ、いくぞ! カウンターだ!!」 ボッシ「わ、わわわっ!?」 ナポレオン「しまったァ!?」 パコォンッ! バシッ! ダダダダダダッ!! ジョン「あっとぉ!? これはイタリア、お得意のカウンターアタックだァ!! フランスJrユース、ピエール選手が上がっている分守備は手薄だぞ!? これは一転してピンチになったァ!!」 シュート失敗に歯噛みをして悔しがるピエールに、余裕の笑みを見せながらピエールを見返すヘルナンデス。 両チームキャプテン同士の対決は、ヘルナンデスに軍配が上がった形と言えるだろう。 そして、ボールを持ったヘルナンデスはこれを素早くフィードし選手たちをカウンターに走らせる。 ピエールが上がった分、守備が薄くなったフランスはこのイタリアのカウンターアタックを止められず……。 ジョルジュ「くっ、この俺の大陸一の守備がまるで通用しないとは!」 フェレーリ「あわわわっ!? と、止まってくれ〜!?」 こいし「(や、やばっ! 私1人だけじゃサイドに振られるだけで抜かれちゃうよ!?)」 さとり「……みんな、下がってください! 無闇にプレスをかけても意味がありません!」 フランスの守備陣は完全にイタリアに手玉に取られ、面白いように攻め込まれてしまう。 これを見てさとりはとにかく人数差をつけて勝負をするようにと一同にゴール前に集まるよう指示。 ただし、そんな中でもこいしだけはフランをノーマークにしないよう注意をしながら下がる。 ジョン「おっとぉ!? フランス、ここは無理をしません! 慌てずゴール前を固めています!」 諏訪子「(ゲロゲロ……よし、ここが使いどころだね!)こっちにハイボールを頂戴!」 コンティ「スワコさんか……よし、わかった! それっ!!」 バシュッ!!
[136]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/05/29(日) 02:36:05 ID:??? そして、ゴール前に上がっていたツートップの内、諏訪子が敵の陣形を見てボールを要求。 ボールを持っていたコンティは前半最初のシュートがまるで通用しなかった事を思い出し、一瞬迷うのだが……。 諏訪子の表情を見て、何か考えがある事を察知しセンタリングを上げ。 諏訪子はこれに当然のように合わせて飛び上がり、フランスDF陣もまた慌ててクリアーに向かう。 その中にはフランのマークについていたこいしの姿もあったのだが……。 びょいーんっ! バッ! ババッ!! ブラボー「ブラボークリアーッ!!」 ドゴール「く、くそっ! まるで届かない!?」 こいし「(シュートコースを狭めるくらいは出来る! そう簡単に撃たせるもんか!)」 諏訪子「(よし、釣られた!)そら撃て! お前さんのボールだよッ!!」 こいし「なっ……ええっ!?」 誰もがヘディングに行くと思っていた場面で、しかし、諏訪子はボールを横へと弾いた。 こいしが目を丸くする一方で、諏訪子は計画通りだと言わんばかりに笑み、ボールの行方を見守る。 そう、誰よりも高く飛べる諏訪子がハーフタイムに入る直前に考えた、フランへとボールを渡らせる策。 それは諏訪子自身が自ら楔となり、高い位置からパスをしてフランに渡すポストプレイを行うというものであった。 バッ!! フラン「うふふ……ここまでずっと我慢したんだもん! 思い切りやっちゃって……イ イ ヨ ネ?」 さとり「!!」 諏訪子の出したパスには空中でフランドールが合わせるように飛び上がり、ヘディングの構えを見せる。 前半一向にシュートチャンスが巡ってこなかった事へのイラつき。 そして、内から噴き出してくる狂気と目の前のものをただぶち壊したいという純粋な破壊衝動。 それらを一点に込めた、今大会間違いなくトップレベルのシュートが繰り出される。
[137]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/05/29(日) 02:37:32 ID:??? フラン「ぐちゃぐちゃの挽き肉みたいにしてあげる! ええええええええいっ!!」 ドゴッ……ブワッゴギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!! フランドールの放った殺意の籠った凶悪なシュート。 ヘディングとは思えない程の爆発音と威力を備えたシュート――495年目の波紋。 圧倒的な破壊力を伴ったそのシュートは、さとりの守るゴールを襲い……。 しかし、さとりは一歩も引かず、両手を広げ、恐怖心を押し殺してその腕をボールに向けて伸ばす。 さとり「(防ぐ……防いでみせる! 私と源三君の特訓が無駄ではなかった事を示す為にも!!) と め ま す ! ! ! 」 ブワギャアアアアアアアアアアアッ!! バチィィィイイイイイイイイイインッ!! さとり「きゃあああああっ!?」 フラン「えっ……ええええええええっ!?」 ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!! ジョン「あっ、ああああああ〜っとぉ!? こ、これはすごいっ!! さとり選手、ふっ……防いだァ!? 今大会トップクラスのストライカーであるフランドール選手の渾身のシュートを……。 しかし、辛うじて防いでみせたぁぁぁっ!!」 さとり「ぐはっ……はぁ……(完全には止められなかった……! やはりまだ足りない……! 力が……!)」 フラン「(な、なに? なんで止めてるの? 私のヘディングだよ!?)」 防ぎこそしたものの、その威力に負けて吹き飛ばされたさとりはまだまだ力不足だと感じ。 一方でフランはといえば、なぜさとりが自身のシュートを防いだのかと純粋に不思議がる。 しかし、確かにさとりはフランのシュートを防いだが……そのボールは、こぼれ球となっていた。 さとりの失敗は、そのこぼれ球の行方を見る事なく、安堵をしてしまっていた事だろう。
[138]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/05/29(日) 02:39:06 ID:??? ダダダダッ! バンッ!! グォオオオッ!! 映姫「…………」 さとり「っ!? なっ……!?」 映姫「そう、あなたは少し注意が散漫すぎる! まだボールは生きていますよ!!」 そして、そのこぼれ球にはなんとDFである筈の映姫が詰めていた。 低い弾道のこぼれ球に走りこみながら飛び上がり、その小さな足を振りかぶってダイビングボレーの構えを見せ。 一方でさとりは思いもよらぬ伏兵の出現に慌てつつ、立ち上がり再びセービングに行こうとするのだが……。 映姫「その油断がなければ止めれたかもしれません! ですが……その姿勢では、無理です!! これは貴方の油断が招いた失敗、罪! 罪には罰を与えましょう……失点という罰を!!」 さとり「あっ……あああああああああっ!?」 バシュウウッ!! パサァッ!! ピィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!! さとりの両腕は、映姫の放ったシュートに掠りもせず、ボールはゴールネットへと突き刺さる。 映姫の言うように、最後まで油断をしなければ……最悪でも弾けていたかもしれない。 だが、現実にさとりはフランを止めた時点で完全に安心しきってしまっていた。 諏訪子がポストプレイの為に遠い位置におり、フランもシュートを撃った直後である為にねじ込まれる事は無いと考えてしまっていたのだ。 得点力のある映姫がねじ込みに来る可能性を考慮しなかった以上、さとりの落ち度である事は間違いないだろう。 肩をがっくり落とすさとりに、悲痛な表情を浮かべるフランスメンバー。 対してイタリアメンバーは待望の先取点に盛り上がり……しかし、映姫とヘルナンデス……。 そして、フランドールだけは仏頂面をするのだった。 フランドールは、自身が決められなかったという事に対する、嫉妬とも言える感情故に。 そして、映姫とヘルナンデスは……審判の笛が、ゴールを告げる音とは違うものであると気づいていたが為に。 映姫とヘルナンデスはその表情のまま審判に視線を向け……審判は無情にも手を上げながら、言い放つ。
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0ch BBS 2007-01-24