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【ロリっこ】幻想のポイズン52【ぱらだいす】
[296]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/06/03(金) 01:13:39 ID:??? てゐのセンタリングに合わせて、うどんげがボールを周囲に落とす――ポストプレイの練習である。 浮き球シュートが無い為にあまり認知はされていないが、浮き球には強い部類と言えるうどんげ。 元々パス精度がいい事も相成り、反町がクリアーに来るのを横目で見ながらたかだかと飛び上がると。 そのままオーバーヘッドの姿勢を取り、架空FWがいる場所へとボールを落とす事に成功をする。 うどんげ「や、やった! 出来た! 出来たよォ!!」 反町「オーバーヘッドでのポストプレイか……。 ……え? うどんげって、オーバーヘッド出来たんだっけ?」 うどんげ「シュートでは出来ないけど……パスなら使えると思って、前から練習してたの」 てゐ「……まあ、鈴仙ちゃんのキック力じゃオーバーヘッドは使えんし」 反町「(静葉さんよりもシュート力無いもんなぁ……ただ、このポストプレイはかなり大きいかもしれない。 ……それでもまだリグルの方がちょっと強いけど)」 とにもかくにも、この日の特訓は大成功に終わったと言っていいだろう。 元々基礎的な能力はそれなりにあるが、技が少ない為に泣いてきたのがこのうどんげ。 ドリブル技と貴重なポストプレイ技を覚えた事により、明日のイタリア戦でもきっと活躍が期待できる……。 かどうかは、やはりやってみなければわからないのだった。 反町「(……強くなったと言っても、前に比較すればだしなぁ)」 うどんげ「今日はありがとう! みんな……仲間だもんげ!!」 てゐ「(うどんちゃんもまた別の意味で幸せ兎やなぁウサ……)」 不安を抱く反町とてゐに、心底嬉しそうに笑みを浮かべるうどんげ。 明日の試合に備えて練習を切り上げると、彼らはそそくさと自室へ帰っていくのだった。 ※うどんげが「やや華麗なドリブル」「ロケットインミスト」を習得しました。 ※うどんげの反町に対する評価が+2されました。
[297]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/06/03(金) 01:15:01 ID:??? 昔は駄目コーチだったのに……反町がコーチングでJOKERを出すなんて……。 といった所で本日はここまでです。 それでは、お疲れ様でしたー。
[298]森崎名無しさん:2011/06/03(金) 01:16:04 ID:??? さよなら駄目コーチ乙
[299]森崎名無しさん:2011/06/03(金) 01:22:43 ID:??? 乙でしたー 意外に使えなくもないくらいになったな
[300]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/06/03(金) 23:26:07 ID:??? 〜 幻想郷 永遠亭 〜 鈴仙=優曇華院=イナバが反町とてゐの手助けにより、大きく力をつけていた頃。 幻想郷の一角――迷いの竹林に居を構える永遠亭の一室では――。 魔理沙「……ん」 咲夜「……あら、気づいたみたいね」 大会開始直前、川で溺れかけていた所を現地人によって救助され。 博麗霊夢らに付き添われて幻想郷に帰還を果たしていた霧雨魔理沙がようやく意識を取り戻していた。 まだ状況が呑み込めていないのか、混乱した様子で周囲を見回せば……。 自身が床につかされ、その横では相変わらず瀟洒にメイド服を着こなす十六夜咲夜が付き添っているのが確認できる。 しばらく魔理沙はぼうっとしたまま、こちらを見ている咲夜を見返していたのだが……。 魔理沙「……あぁ、なんだ? ここはどこだ……?」 咲夜「永遠亭よ……大丈夫? どこか痛い所とかは無いかしら?」 魔理沙「無ぇよ……で、永遠亭? なんでそんな所にお前がいるんだ」 咲夜「戻ってきたからよ。 私と霊夢と妖夢と……あと、早苗とでね」 魔理沙「………………」 咲夜「ま、霊夢たちは今、席を外しているけれど……」 気絶をする寸前に自分がした事、そして自分が置かれていた状況の事を思い出し。 何故咲夜がここ――幻想郷に、自分と一緒にいるのかと問いかけ……。 これに対して咲夜は素っ気ない風を装いながら、簡潔に割と大人数で魔理沙と共に戻ってきたと返答をする。 咲夜「永遠亭の兎たち曰く、本当に怪我も何も残ってはいないらしいわ。 とはいえ、本人がどこか痛いとか言うかもと不安ではあったのだけれど……。 何ともないというのなら、本当に無事なようね。 まったく、悪運だけは強いんだから……」 魔理沙「………………」 咲夜「どうしたの? 私の顔に何かついてる?」 魔理沙「いや……今日はよくしゃべるな、咲夜」 咲夜「そう? 私はいつも通りよ」
[301]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/06/03(金) 23:27:07 ID:??? 本人は否定をするが、割と長い付き合いである魔理沙にはわかる。 今日の咲夜は、いつになく饒舌で……どこか無理やり、明るくふるまっているような雰囲気がある。 魔理沙はこれを、自分を元気づける為にやってくれているのだろうな……と、解釈をした。 どこか時々KYで天然ではあるものの、十六夜咲夜は決して馬鹿ではない。 ならば今の自分が目に見えて落ち込んでいる事にも当然ながら気づくだろうし……。 それを見れば、このように妙に明るく振る舞うというのもまたうなずける事である。 魔理沙「…………すまんな」 咲夜「………………別に、謝られるような事はしてないわよ。 それより、寝てなさい。 まだ意識が戻ったばかりなんだから、しばらくは安静にしておいた方がいいわ」 これには流石に魔理沙も体を起こし、頭を下げて謝罪をするのだが……。 一方で咲夜は眉を顰めながらも冷静に返答し、魔理沙に横になるよう促す。 咲夜「(……これは本当に重症ね)」 咲夜の手によって再び横になった魔理沙の横顔を見ながら、咲夜は考える。 普段は横暴が服を着て歩いているような性格をし、良くも悪くも正直者であるのが霧雨魔理沙である。 だが、そんな正直者であるとされる魔理沙も、こと人に対して自身の弱った姿などは滅多に見せたがらない性格をしている。 どんな時でも不敵に笑い、弱音も吐かず、何でもかんでも笑い飛ばしてしまう。 それが十六夜咲夜の知る霧雨魔理沙であったし……幻想郷にいる殆どの者が知る魔理沙像というのも、つまりはそういうものであった。 しかし、ここにいる魔理沙は――自身の弱った姿を、まるで隠そうとはしていない。 いつもなら強がって笑みを浮かべ、どこかへ飛んで行ってしまうのが常だというのに。 魔理沙は咲夜の勧めに従い、そのまま横たわるだけである。 魔理沙「………………」 咲夜「………………」 それから、しばらくその場を沈黙が覆う。 ただ、それは別に居心地の悪いような嫌な沈黙という訳ではなかった。 魔理沙はただ横になったまま天井を見上げ、咲夜はその隣で目を閉じて考え事をする。 そうしてそのまま時間は流れ……やがて、また魔理沙が口を開いた。
[302]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/06/03(金) 23:28:20 ID:??? 魔理沙「……なぁ咲夜。 よかったのか? 大会の方は。 ……レミリア怒るだろ」 咲夜「お嬢様ならわかって下さるわよ……。 何も心配はいらないわ」 魔理沙「……お前がいないと、守備も大変だろうが」 咲夜「あの妖精がいるから問題ないでしょ」 十六夜咲夜が幻想郷Jrユースに参加をする一番の理由は、主であるレミリアを満足させるが為である。 かつてのオールスター戦のように、また全力で戦い、レミリアを満足させる。 咲夜がサッカーをする理由は、ただそれだけの為と言っても過言では無い。 だが、咲夜はそれを捨ててまで、魔理沙と共に幻想郷へと帰ってきた。 しかも、一度として迷う事はなく、即断で帰還する事を決めたのだ。 これに対して、魔理沙も思う所が無い訳ではなく、むしろ感謝の念を強めるのだが……。 しかし、次に魔理沙の口から出ていた言葉はまるで違うものだった。 魔理沙「……お前は、悔しくないのか?」 咲夜「……何が?」 魔理沙「妖精にポジションを取られて……DFにコンバートさせられる事がだよ」 咲夜「………………」 ヒューイ――オータムスカイズ出身のDMFであり……鋭い切れ味のタックルと、よく曲がるカーブのかかったパスが何より得意な選手。 合宿開始当初は、それでもまだ咲夜の方が総合的に見ても……また、ボランチに必要とされる能力だけを見ても。 圧倒的に優勢であり、咲夜はほぼボランチのレギュラーを手中に収めていた。 しかし、合宿をする内にヒューイは驚異的なスピードで成長をしてゆき、今では咲夜以上のボールカット能力を備えている。 それに伴い、咲夜がDFのポジションへとコンバートされる機会も、練習試合などでは非常に多くなっていた。 これに対し、魔理沙は妖精にポジションを奪われた事に対して悔しさは無いのかと問いかけるのだが……。 咲夜「……悔しくないと言えば嘘にはなるわね。 でも……そこまで気にしてはいないわ。 元々、私はポジションが流動的だったし。 ボランチもDFも、守備的なポジションに変わりはないしね」
[303]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/06/03(金) 23:29:39 ID:??? 紅魔ルナダイヤルズでは、チームを纏めるトップ下につき。 紅魔スカーレットムーンズでは、一転してボランチのポジションにつくのが咲夜である。 元々DFとして出場した経験もあり、得意なポジションはボランチとはいえ――そこまで固執はしていなかった。 無論、妖精にポジションを奪われるというのは屈辱的であるのは確かなのだが……。 それでも深いショックは受けていなかったのである。 魔理沙「…………そうか」 咲夜「魔理沙……今は休みなさい。 何も考えずに、休みなさい……」 魔理沙「………………」 魔理沙がどのような意図でこのような質問をしたのか、ある程度悟った咲夜は魔理沙の頭を撫でつつ寝るように促す。 そして、魔理沙もまた……やはり意識が回復したばかりで体力もそこまで戻ってはいないのか。 瞼が重いのを感じると、小さく頷いてからその瞳を閉じた。 咲夜「………………」 やがて魔理沙が小さな寝息を立て始めると、咲夜はほうっ……とため息を吐き、虚空を眺める。 魔理沙が何の為に苦しみ、何の為に落ち込んでいるのか……概ね把握は出来た。 だが、それでも――咲夜はどこか納得出来ない、といった表情を浮かべる。 咲夜「(いつもの魔理沙なら……それでも、意地になって這い上がろうとする。 でも、今は……まるでもう、何もかも諦めてるみたい……)」 魔理沙をそれなりに古くから知る咲夜は、そのギャップに理解が及ばない。 いつもならば意地でも居場所を死守しようとする魔理沙が……どうしてこんなに弱弱しくなってしまっているのか。 まさか自身が魔理沙と出会う以前に、魔理沙が師事を受けていた者から直接伸び白が無いと言われたとは思いもつかず。 咲夜はしばらくそうやって、魔理沙の今後を憂いていたのだった。
[304]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/06/03(金) 23:30:43 ID:??? ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 一方その頃、霊夢たちはといえば――咲夜の言ったように、席を外し、永遠亭とは違う場所へと向かっていた。 では、どこへと向かっていたのか――端的に言えば、異変が発生した為にそれを解決しに向かおうとしていたのである。 早苗「妖怪退治は腕が鳴りますね! 早く退治して魔理沙さんの所に帰りましょう! 咲夜さんと2人きりにしては危険ですし!」 霊夢「……テンション高いわね。 っていうか咲夜と2人きりにするのが危ないって何よ?」 早苗「いろいろと危ないんです! 魔理沙さん弱ってますし、何されるかわかったもんじゃありません!」 異変解決のプロ――博麗の巫女である博麗霊夢。 前回の異変から妖怪退治の楽しさに目覚めてしまった奇跡の風祝――東風谷早苗。 彼女たちは並んで飛びながら、冥界へと向かっていた。 何故冥界へ向かっているのか――それは今回の異変が、"神霊"が大量発生した事に起因していた。 霊と言えば、冥界。冥界に行けば、まあ、なんとかなるだろう。 何とも簡潔ではあるが、他に手がかりがない以上はこれが彼女たちに取れる最善の策ではあったのである。 そして、冥界といえば――幻想郷に帰った人物の中にも、その冥界に近しい……。 というより、冥界に住まう住人そのものな人物がいた。 その人物とは――。 先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、 ★自機復活だよ!やったね妖夢ちゃん!→!card★ と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。 JOKER→妖夢「男を知った妖夢!」 霊夢・早苗「「なにィ!?」」 クラブA→妖夢「妖々夢妖夢!!」 退化してるー!? それ以外→妖夢「神霊廟妖夢!」 あ! なんか前髪切ってイメチェンしてるぞ!?
[305]森崎名無しさん:2011/06/03(金) 23:31:12 ID:??? ★自機復活だよ!やったね妖夢ちゃん!→ スペードA ★
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0ch BBS 2007-01-24