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【ロリっこ】幻想のポイズン52【ぱらだいす】
[74]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/05/26(木) 01:45:53 ID:??? レミリア「何を勝手に2人の世界に入ってくれてるの。 あなたのライバルはモリサキとかいう奴なんでしょ?」 シュナイダー「勿論だ、目下の俺の愉しみは……モリサキとの再戦だ」 一方、反町と別れたシュナイダーとレミリアの2人はチームメイトが待つ席へと戻りつつ話をしていた。 話と言っても、レミリアがシュナイダーに一方的に文句を言うものだったが……。 どうやらレミリアとしては反町の不躾な態度が気に入らないらしく、心底お怒り状態であるらしい。 レミリア「まったく、咲夜や美鈴はあいつを常識人と言っていたが無礼極まりない! 会っていきなり挑発とはどんな親が教育したんだ! 顔が見たいわ!」 シュナイダー「確かに常識的な奴とは言い難いな、少なくともカルツから聞いていた情報とは違う。 だが……あいつがどんな人間だろうが構わんさ」 言いながら、シュナイダーはふ、と笑みつつ自身の手を見つめる。 手のひらを開ければ……そこはじっとりと汗で湿っており、シュナイダーはそれをズボンでふき取りつつ。 目を細めて、反町が去って行った方角へと顔を向ける。 シュナイダー「人間性も人種も性格も体格も、すべてはフィールドに立てば関係がない。 要はあいつが俺たちを倒すだけの実力と気概がある、というだけの話だ。 ……それでいい、それでこそ戦う意味がある」 レミリア「ふん……私はやはりあいつは気に食わん。 ……まあいいさ、試合で完膚なきまで叩きのめせばいいまでだ。 そして、どちらが上なのか思い知らせてやる」 シュナイダー「今から楽しみになってきたな……」 反町一樹とカール=ハインツ=シュナイダー……世代を代表する、トップクラスストライカー。 彼らの初めての出会いは、概ねこのようにして行われ……そして、終わった。 いつになく強気な態度で反町が出たのは、シュナイダーのプレッシャーに負けたが為の威嚇行為だったのか。 果たしてシュナイダーの余裕は、試合を行っても崩される事は無いのか。 そのすべては、決勝トーナメントで当たる時までわからないのだった。
[75]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/05/26(木) 01:48:24 ID:??? 皇帝を恰好よく書こうとすればするほど、筆がすすまぬぇ。 という所で反町とシュナイダー、初接触という所で本日はここまでです。 次回はイタリアvsフランスになりますが、この試合は判定無しのNPC戦にします。 理由としては、リーグ戦なのでカード判定にしてしまうと万が一にも今後の予定に影響が出ちゃう事。 また、覚醒しちゃうとゲームバランスがとんでもねぇことになってしまう事などです。 なにとぞご理解下さい。 それでは、お疲れ様でしたー。
[76]森崎名無しさん:2011/05/26(木) 01:50:35 ID:??? 魔王VS皇帝乙でしたー
[77]森崎名無しさん:2011/05/26(木) 01:53:49 ID:??? 頑張れ古明地姉妹乙でした〜
[78]森崎名無しさん:2011/05/26(木) 16:35:33 ID:??? 何故かこいしの気配を完全察知するナンデスの前にフランスの守備完全崩壊 何故かオーバーラップしてきたナンデスの思考を読みさとりが新たなトラウマ+失点を喫する まで予測した
[79]森崎名無しさん:2011/05/26(木) 16:38:46 ID:??? 黄金の右腕ェ…
[80]森崎名無しさん:2011/05/26(木) 17:05:04 ID:??? そしてナンデスのアプローチが非紳士的行為と判断されて一発退場ですねわかります。 審判「我々審判はいつでも(略)」
[81]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/05/26(木) 23:24:19 ID:??? >>76-77 どうも乙ありがとうございますー。 >>78-79 イエスロリコン! ノータッチ! >>80 ヘルナンデス「変態じゃないよ! 仮に変態だとしても、変態という名の紳士だよ! だから非紳士的じゃないよ!」
[82]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/05/26(木) 23:25:25 ID:??? 西ドイツの皇帝、カール=ハインツ=シュナイダーと別れた反町は、輝夜の取り決め通り。 何とか試合開始5分前に座席へと戻る事が出来た。 反町が戻った時には、既に売店に行っていた筈のヒューイとレティ。 他にも観客席を見て回っていた者たちが全員帰ってきており、輝夜は点呼をした後。 時計を確認してから、一同に私語はやめてフィールドを見るようにと言う。 輝夜「そろそろ試合開始時間だわ……。 みんな、明日戦うイタリアはもとより、フランスの事も十分注意して見てなさい」 お空「うにゅ! 私、さとり様たち応援する!」 美鈴「じゃ、じゃあ私はフランドール様がいるイタリアを……」 反町「(……いずれ戦う相手だっていう事、わかってるのかなあ?)」 一部、どうにもこの観戦の趣旨を理解していないような言動をする選手がいる事はさておき。 輝夜の言うように試合開始時間となったのか、フィールドにはこれから対戦をする両チームの選手たちが入場。 それと同時に観客席は先ほどの試合以上に沸き立ち……。 反町を含める、幻想郷Jrユースの選手たちは目を白黒させてこの歓声に驚く。 ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!! キスメ「…………!」←><という顔をしながら耳を塞いでる ヤマメ「なっ、なんだいこの観客たちの盛り上がり!? さっきの試合よりも凄いよ!?」 パチュリー「……この大会の主催国であるフランスの試合だからね。 私たちのチームを知る者はそもそも観客たちの中には少ない筈だし、ウルグアイにしても遠く離れた南米。 観客たちの盛り上がりが違うというのも、当然の話でしょう」 お空「さとり様ーっ! こいし様ーっ! 頑張ってー!!」 美鈴「フランドール様ーっ! ファイトですよー!」
[83]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/05/26(木) 23:26:29 ID:??? 一方、フィールドに出ていた当のチーム――イタリアJrユースとフランスJrユースの面々はといえば。 前者はこのアウェー気味な空気に充てられたのか、少しばかり萎縮をしながら……。 それでもキャプテンであるヘルナンデスは威風堂々とした態度で先頭に立ちながら、入場。 フランスJrユースもキャプテンであるピエールは期待のこもった声援を受けて真剣な面持ちをしながら整列をするのだが……。 しかし、こちらもこちらで一部の選手たちはこの声援に逆にプレッシャーを受けたかのように緊張した面持ちでいるのだった。 ボッシ「あわわわ……な、なんて数のサポーターたちだ……」 ブラボー「ブラボー……おお、ブラボー……」 ピエール「(戦う前からこれか……試合が始まり、集中すれば落ち着いてくれると思いたいが……)」 映姫「(自身に自信を持てないのも罪ならば、自信を与えてやれないというのもまた罪。 彼らは果たしてこの試合で贖罪する事が出来るのでしょうかね……)」 あからさまに硬くなるチームメイトを見て、その表情に不安をあらわにするピエール。 それを見ながら、イタリアJrユースDF――四季映姫は目を細めつつも彼らの今後を考え……。 しかし、すぐに首を振ってアレは敵チームなのだと自身に言い含める。 こいし「久しぶり〜、フラン。 そういえばサッカーで試合をするのは初めてだっけ?」 フラン「そうだねー。 うふふ……こいしやこいしのお姉さまが相手でも手加減はできないから、覚悟してね?」 こいし「……うん(それはこっちのセリフだけどね)」 地底に住まう古明地こいしと、紅魔館に住まうフランドール=スカーレット。 一見すればまるで接点がないように思える彼女らは、しかし、博麗神社の宴会の席で偶然出会い。 今は命蓮寺にいるぬえと共に、意気投合をしていた間柄であった。 だが親友と戦う事に気負いを感じているかと言えば、両者にそういった様子は微塵もなく。 フランドールはこいしやさとりを相手に得点を量産する気に満ち満ちていたし、 こいしもまたフランドールにはそう簡単にやらせるつもりはないとばかりに闘志を燃やしていた。
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0ch BBS 2007-01-24