※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【いざ】ファイアーモリブレム31【新天地!】
[933]森崎名無しさん:2011/06/30(木) 00:06:58 ID:??? 【名教官】ファイアーモリブレム32【森崎】 【第七小隊】ファイアーモリブレム32【育成中】
[934]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/30(木) 00:25:05 ID:??? 私が重装兵になったわけ→ ハートQ >ハート→実は森崎さんに憧れて… クリス「実は、森崎さんに憧れてアーマーナイトを志願したの」 セシル「森崎さんに…憧れて?」 クリス「あの人の武勇は様々な伝説となってアリティア騎士団に語り継がれているわ。 アカネイアの宮廷魔道士を庇ったり、マケドニアの姫を火竜から身を呈して守ったり… 他にもひ弱な仲間を庇ったり守ったり庇ったり守ったり……」 セシル「ちょちょ、ちょっと。さっきから聞いていれば庇ったり守ったりしか言ってないじゃない」 クリス「確かに伝説の騎士アベル殿や他の戦士たちに比べてドルーア兵を沢山倒したわけじゃない。 だけども、私は自分の命を賭けてまで仲間たちを守り続けたあの人の精神に心を動かされたの」 セシル「誰かを大事な仲間を守るため、自己犠牲の精神で立ちまわる異国の勇者、森崎有三……」 クリス「まだ従騎士として第七小隊に配属されて間もないころ、エリス王女とお話させていただいた機会があったの。 マルス王子を守ってあげて、助けてあげてちょうだい…と」
[935]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/30(木) 00:26:58 ID:??? 昔からの方向音痴が災いし、城の中で迷子になったクリスは王宮の地下水路へと迷いこんでしまっていた。 その時地下の祭壇にて祈りを捧げる聖女のような出で立ちのエリスと出会ったのである。 クリス「本当にすみません!ご無礼を働いたばかりかこうして道案内までしてもらってしまうだなんて…」 エリス「良いのです。クリス…マルスのために毎日厳しい訓練に励んでいるのでしょう?とても頼もしく思っています」 長い青髪が美しい滝のように流れ、慈愛に満ちた瞳は見るものをうっとりとさせる魅力を持つ。 司祭業の正装なのか、純白の絹のローブがより彼女の美しさを際立たせているようにも思える。 アリティア王女エリス。アリティア王子マルスの姉であり、国屈指の魔道使いでもある。 クリス「英雄王マルス様のお力になれることは光栄です。どんな訓練だろうと乗り越えてみせます!」 エリス「英雄王…ですか。民たちの間ではそう呼ばれているようですね。 ですが、本当のマルスは…とても弱く、傷つきやすい子です…」 クリス「マルス様が、弱い…?」 クリスが聞かされている話では、神剣ファルシオンを振りかざし 暗黒地竜を滅ぼしたアリティアの英雄王という立派なイメージしか湧いてこない。 エリス「ええ。確かにあの子は前の戦争でメディウスとの戦いに勝利しました。 あの子は高い理想と、理想を持ち続ける強い意志を持っています。 ですが、現実の世界は、あなたも知っている通り…理想だけでは救えません」 クリス「はい……」 エリス「今こうしている間にも私たちが知らないどこかで 民たちの命が失われているかもしれない…マルスは、その民を救うことはできません」 クリス「しかし、それは…どんなに優れた王でも万能の神ではありません。 王も人間である以上、出来ることには限りがあります」
[936]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/06/30(木) 00:28:48 ID:??? エリス「ええ、その通りです。大抵の人間は現実を知り、現実と理想の折り合いをつけていく。 でも、あの子にはそれができません。全ての民達を救いたいと本心から願っているのです。 戦争で、一人が倒れることもあの子にとっては耐え難いこと… 強い意志の力で抑えこんでも、その心の中は傷つき、血を流しています…」 クリス「…………」 言葉が出なかった。先の戦争ではドルーア帝国に勝利したとはいえ、 アカネイア同盟軍、引いてはアリティア騎士団にも多くの被害が出ていた。 ライアンの兄であるゴードンを初め、家族や兄弟、友人を失った者が自分の周りにも大勢いる。 だが、それは仕方のないことなのだと自然と心のなかで割り切っていたところがあった。 戦争だから、ある程度の犠牲が出るのは仕方が無い。現実を受け入れるため、 希望や理想、夢という甘い言葉からは必死に目を逸らし続けることしか出来なかった。 エリス「この厳しい世界であの子が理想を抱き続けることはとても困難です。 クリス、もしあなたが正騎士となったら…どうか、あの子を守ってあげてください。 かつてあの子と共に戦い、共に歩んできた異国の少年、森崎のように」 クリス「森崎…?森崎といえば、異大陸から流れ着き、このアカネイアに 『サッカー』なる球技を浸透させたあの森崎殿のことですか?」 エリス「ええ。彼はあの子と同じ年頃ということもあり、色々と相談にのる間柄でした。 マルスの判断が及ばない部分にもよく気がつく、とても広い見聞を持つ勇敢な少年でした。 戦場では森崎が僕を、サッカーでは僕が森崎を支えていく。あの子が口癖のように語る誓いの一つです」 クリス「(あのマルス様を支え、そして支えられる間柄だった少年……森崎) あ、あの!エリス様!もしよろしければもっと詳しくお聞かせ願えますか? その異国の勇者、森崎殿のお話を。彼がどのようにしてアリティアを、マルス様を守ってきたのかを…!」 エリス「ええ。私が知る限りのことでしたらいくらでも……」
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24