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【さらば】キャプテンEDIT34【氷潤】
[718]森崎名無しさん:2011/07/09(土) 22:49:25 ID:PvtAT8Ww A
[719]森崎名無しさん:2011/07/09(土) 22:56:03 ID:8xSAXmkQ A
[720]森崎名無しさん:2011/07/09(土) 22:59:04 ID:YBMuTbco A
[721]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/07/09(土) 23:41:33 ID:??? >>A.宇津木は怪我持ちで雪村も結構働いてる。ここは中盤を庇うためにも前線が積極的に守備に参加しよう! ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 大前「比良山、残り時間は俺たちが積極的に守っていこう。宇津木は怪我人、そして雪村も疲れてきてる。 ここは前目でボールをカットして、アイツらに負担を掛けずに後半へ折り返さないか?」 比良山「まあ、それが理にかなった判断だろうな。断る理由は無い」 提案すると比良山はすぐに快諾の意を表した。 前半、残り時間の少ない中で中盤を酷使するメリットは無い。 故にMF、ことに消耗著しい攻撃的MFは温存する。それが残り時間を戦い抜く鳴紋の方針となった。 … … … 実況「現在前半27分、鳴紋中が3点のリードを保っています。 あの手この手で鳴紋中からゴールを奪おうと攻め立てた赤口中ですが、その度に反撃を受け失点を重ねる形となっております。 準々決勝までの3試合を破竹の快進撃で飾って来た奇跡のチームも、やはり鳴紋には歯が立たないのでしょうか?」 観客「やっぱり、決勝進出は鳴紋で決まりだな」「赤口中もよく頑張ったけどなあ……」「3点差か。さて、風呂入ってこよ」 実況も観客も、前半の時点で既に鳴紋の勝利と試合を決めて掛かり始めていた。 そして、実際問題3−0の試合を覆すのに、両者の戦力差は余りにも離れている。 早苗を筆頭した女子選手は、非常識なことに全国に出てくる有力校の中でもやって行けるだけの選手ではあった。 だが、それだけで成り立たないのがサッカーというスポーツ、いやチームスポーツ全般での鉄則である。
[722]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/07/09(土) 23:42:46 ID:??? 神奈子「むー、観客も実況も好き勝って行ってくれるわね! 私たちがまだシュートの一本も撃たない内から負けると思っちゃって!」 諏訪子「あーうー……私が言っていいことじゃないけど、シュート撃てないまま3失点してちゃ、決まったと思われるってば……」 武居「か、神! おやめ下さい、そのような曇ったお顔は似合いません!」 下原「いあいあ!」 早苗「…………」 再開を待つ早苗の表情は、固い。だが、それは完全な失意を意味してはいなかった。 早苗「……まだです! まだやれますよ!」 宮川「さ、早苗さん?」 唐突に吼えた早苗に、赤口中の選手たちが目を瞬く。 県内王者の鳴紋を相手に3点のビハインド。この重みは早苗自身が選手として優秀であるが故に、痛いほど分かる。 しかし、それで諦めるにはまだ早い。試合はまだ後半30分が残り、選手たちの体力はあり余っている。 早苗「考えても見て下さい。鳴紋中はこの試合、二度の決定機を逃しています。 そして、私たちはシュートチャンスに結びつかなかったとはいえ、複数の角度から鳴紋の中盤を攻め立てています。 この意味することが、分かりますか?」 神奈子「……えーっと、つまりアレ? 要するに――」 諏訪子「分かった。つまり鳴紋中には、あちらこちらから攻められて、疲弊している選手がいるってことだね? 特に守備にも攻撃にも絡んだ雪村とか、あるいは怪我した宇津木とか」 神奈子「――なにィ!? 私が言おうと思ったのに!」
[723]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/07/09(土) 23:43:53 ID:??? 早苗「諏訪子様の仰る通りです。雪村さんは鳴紋の攻守の要。タックルが上手い分、ボールカットは本多さんより上。 故に今まで中盤で積極的に守備をしてきました! 加えて、攻撃にも参加するというオーバーペース。 そろそろそれが祟ってくる頃ですよ!」 武居「逆にこちらはほとんど消耗していないな。決定機を作れず、必殺シュートを撃てなかったが、それが逆に温存に繋がったと」 早苗「そうです、そうです! 私たちにはまだ戦える力があります! 逆に鳴紋中は時間を経るごとに苦しくなるはず。 ここはこのまま後半戦に逃がさず、苛烈に攻め立てましょう! 奇跡は前に出ることでのみ掴めるもの! 下を向くには、まだ早いです!」 宮川「なるほど、そう言われると――」 下原「――希望が沸いてくる! うがふなぐる・ふたぐん!」 俄かに、活力を取り戻し始める赤口イレブン。その様子に早苗はホッと安堵の息を吐いた。 早苗(……良かった。みんな、まだ諦めていません。私はまだ、このピッチの上で戦えます!) 勝機は限りなく薄くなったが、意気はいまだ軒昂。余力は十分にある。 赤口の逆襲が、キックオフと共に始まろうとしていた。 実況「赤口中のキックオフで試合再開です! さあ、前半も残り少ない時間帯。せめてこれをシュートに結びつけて終わりたいところ! これまで攻撃力で勝ち上がってきたチーム、その矜持はせめて示したい!」 早苗(そう思うのが普通でしょう。ですが、そんな常識には囚われません!) 武居「さーて、まずは――」
[724]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/07/09(土) 23:45:34 ID:??? 比良山「さあ、誰が来る?」 大前「早苗さんか、八坂って人か、それとも下原がゲームメイクか? 意表を突いて武居がボールを運ぶ?」 いずれにせよ、FWの二人が担当するゾーンに入ればボールカットに向かえる。縦ポンなら後ろが対応できるのは先程で証明済み。 それを見越す比良山と大前だが――、 武居「はいっ! 早苗さん!」 早苗「お任せを! さあ……行って下さい!」 大前・比良山「「なにィ!?」」 早苗がボールを持ってパスした相手に、二人は見事に裏を掻かれた。 赤口中の狙いは、神奈子でも武居でもない。このピッチにいながら、ほとんど無視されていた、 赤口の11番「よーし、こいこいっ!」 ウイングの11番。赤口中の攻撃陣の中で、最も能力に劣る選手だった。 実況「東風谷くん、前線へパス! 標的はウイングの11番の選手だ! これは意表を突かれましたが……」 実況も思わず言葉尻を濁す。 ボールが渡ったとして、彼からどう戦局を打開するのか。 だが、鳴紋中としては思わず冷や汗が噴き出る展開だった。 比良山「(まさか、雪村に突っ掛けさせて消耗させる気か!?)ちいっ! 位置的に不利だが、させんっ!」 舌を鳴らしつつ、比良山は早苗のパスをカットに飛んだ。これで止められれば、赤口中の意図は挫けるのだが、果たして――
[725]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/07/09(土) 23:46:37 ID:uEyFv84U 先着2名様1行ずつで以下の文の『!』の後のスペースを消してカードを引いてください。 【攻撃】 ★早苗→パス 56+!card=★ 【守備】 ★比良山→パスカット 57+位置ペナ(-2)+!card=★ 攻撃側 - 守備側の数値の差で分岐します 2≦ 敵の11番にボールが渡る 1= 武居がフォロー 0= こぼれ球の奪い合いに ランダム -1= 大前がフォロー -2≧ 鳴紋中ボールに 【備考】 比良山のカードがダイヤの時【スポットカット(+2)】が発動します
[726]森崎名無しさん:2011/07/09(土) 23:47:10 ID:??? ★早苗→パス 56+ スペードK =★
[727]森崎名無しさん:2011/07/09(土) 23:47:53 ID:??? ★比良山→パスカット 57+位置ペナ(-2)+ ダイヤ9 =★
[728]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2011/07/09(土) 23:58:29 ID:??? ★早苗→パス 56+ スペードK =69★ ★比良山→パスカット 57+位置ペナ(-2)+ ダイヤ9+スポットカット(+2) =66★ 2≦ 敵の11番にボールが渡る 更に早苗さんが覚醒フラグを習得! ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------ 比良山(せめて、ここで弾く! そうすればコイツらの意図は挫けるんだ! 爪先だけでも、ボールに触れられれば!) その一心でボールに足を伸ばす比良山。だが、気迫を込めてプレイしているのは早苗も同じ、いやそれ以上だったかもしれない。 早苗「良い動きです、比良山さん! ですが、不利な位置、不足のタイミングを突いても触られるほど、私のパスは柔じゃないのです!」 比良山「か、掠めることも出来んのか!?」 実況「東風谷くん、綺麗な放物線を描くパスを11番くんに通す! しかし、雪村くんが既に向かっているぞ!? 意表を突いたとしても、後が続くのか!?」 雪村(うわー、疲れているのに、見過ごせない位置に相手が来ちゃったよ……。 ここを通したら、後ろの弟くんが来る前に他のFWへ折り返すだろうから、ここで止めないといけないんだよなァ……) 赤口の11番「ナイスパスだ! 早苗さん! 役目は果たすぜ!」 雪村「……ねえ、あて馬みたいな役目だけど、それって楽しい?」 相手に嫌なところを突かれた八つ当たり半分、そんなことを口にする。 だが、そんな言葉で11番は動揺しなかった。 赤口の11番「そう悪いもんでもないぜ? 俺みたいな雑魚でも、格上のお前を苦しめられるからな!」 雪村「あっそ!」
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0ch BBS 2007-01-24