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【さらば】キャプテンEDIT34【氷潤】
[835]名無しの若造さん:2012/04/01(日) 12:20:23 ID:??? やす子「午前中に嘘付こうとしたらいつの間にか午後になっていた件」 菱野「大量のフリップが……何をしてるんですの監督」 大前「えーと、国岡が綺麗な国岡に、落田が名将への道へ、大前がサッカー筋を痛める〜etc 鳴紋中が県予選敗退……って冗談じゃすまないですよこれ……他スレネタまであるし」 やす子「まあいいじゃないの。まあ、折角作ったんだし? 一個ぐらい出しておこうじゃないの」 ドン 『作者さんの問題がすべて片付いてキャプテンEDIT復活』 菱野「イギリスなどでは午前中に嘘をついて午後はその種明かしをして笑いを取るというのが風習らしいですわ」
[836]名無しの若造さん:2012/04/01(日) 13:29:00 ID:??? 期待して悔しすw
[837]名無しの若造さん:2012/04/01(日) 15:16:43 ID:??? 休止中のスレは数多くあれど定期的に書き込みが上るってことはそれだけ愛されてるんよね
[838]森崎名無しさん:2012/05/05(土) 23:35:34 ID:??? 更新の最後が家族の手術と資格関連だったから 更新や報告よりむしろそっちの進展のほうが気になる
[839]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/05/14(月) 23:51:18 ID:??? 気が付けば10カ月にも渡る長期間、連絡も無しでいて申し訳ありません 主に私事で色々とあったり、しばらく文章を書くモチベーションを中々取り戻せなかったりで、 再開が延び延びになっていました 皆様には休止中もスレにレスしていただき、大変恐縮です 現在は家族のこともひとまず落ち着き、目標としていた資格も無事取ることが出来ました 身の回りに余裕を持つことが出来るようになりましたので、既に夜も遅くですが、 本日から投下を再開していきたいと思います 長らくお待たせいたしましたが、私としてもこのスレを完走させたいという思いはありますので、 これからも皆様に拙作とお付き合いいただけたら、幸いの至りです 改めまして、よろしくお願いします
[840]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/05/14(月) 23:52:26 ID:Iud7/byI ★神奈子→メテオリックオンバシラ 67+ スペードK =80★ ★水守→オーバーヘッドクリアー 55+人数補正(+2)+ クラブ9 =66★※吹っ飛んだ!※ ★浅村→高いクリアー 46+人数補正(+2)+ ダイヤJ =59★※吹っ飛んだ!※ ★末松→頭突きクリアー 53+人数補正(+2)+ ダイヤ7 =62★※吹っ飛んだ!※ ★輝林→ローリングオーバークリアー 62+人数補正(+2)+クリアー上手い(+2)+ ハート10 =76★※吹っ飛んだ! 威力79に減衰!※ ★渡会→アサルトキャッチ 66+ クラブ2 =68★※吹っ飛んだ!※ 2≦ 神奈子のメテオリックオンバシラがゴールを奪う! そして前半終了! しかも神奈子が覚醒フラグを習得! ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 空から衝撃が降って来た――。 そう形容すべき破壊力、それが鳴紋守備陣に襲い掛かる。 水守「うわあっ!?」 浅村「ぎゃあああっス!?」 末松「どぶえっ!?」 輝林「ぐっ……!」 DF四人を纏めて吹き飛ばしながら、ボールは鳴紋中ゴールへと迫る。 速度の余りに、横から見ればボールが残像の尾を引く様にも見える強烈なシュート。 その姿はまるで太く長い一本の柱――故にオンバシラ、その名を冠する技である。 渡会「やばっ、これっ、無理――ぶはあっ!?」 自身がぶつかってボールの勢いを殺そうと、懸命に身体ごと前に出た渡会も、先に散った四人の轍を追った。 シュートは無情にも鳴紋ゴールを突き刺さる、いや、突き破る。 ドゴォンと腹に堪える音を立てて、ボールはネットの後ろの地面を抉った。
[841]森崎名無しさん:2012/05/14(月) 23:52:35 ID:??? ヤッター! EDITさん復活ッッッッ!
[842]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/05/14(月) 23:53:36 ID:??? 神奈子「……いよっし! 決まったわ!」 着地した神奈子が天高く拳を突き上げるのと同時に、 ――ピィイイイイイイイイイイっ! ――ピッ、ピッ、ピィイイイイイイっ! ゴールと前半の終了を告げるホイッスルが鳴らされるのであった。 実況「ご、ご、ご、ゴールっ! 赤口中、前半最後に1点を返しましたっ! 東風谷くんが終了間際の土壇場で蹴り出した、アメフトで言うヘイルメリーのようなロングボール! これを八坂くんが豪快なオーバーヘッドで鳴紋ゴールに叩き込んだのです! 守備陣五人を根こそぎ吹き飛ばすという、鳴紋中のお株を奪うような得点劇ィ! これで3−1! まだまだ差はありますが、これで後半戦、試合の行方が分からなくなってまいりました!」 観客「ま、マジかよ?」「前半だけで4点差になりそうな場面が、逆に2点差に……」「それより今のシュート凄ェ!」 「大前がいつもやってるような形を、そっくりやられたみたいだ」「お、女のシュートじゃねえ……」 どよめきが場内を支配する。万年一回戦敗退の赤口中が、あの鳴紋からついに1点を奪ったのである。 それも文句のつけようも無い真正面から。なまじ豪快な得点劇を見慣れている分、衝撃は大きかった。 やす子「うっそー……今のシュート、間違いなく全国でも有数のレベルだわ。こんなのが女子、それも赤口中に埋もれてたなんて」 菱野「大技である分、消耗も大きいと思いますが……こちらが強いられた痛手も相当ですわね」 危惧を孕んだ菱野の視線。その先にはポストに寄り掛かって置き上がる渡会がいた。 渡会「ちっ、畜生……まさか、県大会で正面から必殺セーブをぶち破られるとは」 ボールの直撃した胸をさすりながら、息を整える。消耗の大きいアサルトキャッチを遣わされた挙句、吹き飛ばされたのだ。 ハーフタイムの回復もあるので今すぐどうこうなる訳ではないが、今後は抑え気味なプレイを強いられるだろう。
[843]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/05/14(月) 23:54:36 ID:??? 大前(くそっ、やられた!) 遠い前線から自チームの失点をむざむざと見せつけられ、大前は頭を乱暴に掻いた。 大前(詰めを誤ってボールロストした挙句、これだ! 何してるんだよ、俺は!?) 思わずギチリと奥歯が鳴る。自分のミスからカウンター、そして失点。FWとしては最大限の恥辱である。 対照的に鼻高々なのは決めた赤口中である。 早苗「やりました! 県内王者にひと泡吹かせましたよ! さあ、この勢いで後半も攻めましょう! 目指すは逆転、奇跡の大勝利です!」 下原「いあいあ! 神は我らに報いたり!」 諏訪子「へへへ、そう褒めないでってば」 武居「見事な得点でした、神奈子様。オレもあやかりたいぐらいです」 神奈子「まあ、任せておきなさいって。後半もキッチリ決めて見せるわよ」 意気揚々と引き上げていく赤口中の面々。その背を睨むことしか、今は出来ない。 ポンとその肩を叩く者がいた。 比良山「大前、あまり引き摺るなよ」 大前「比良山……ああ、分かっている。やらかしが多い前半だったけど、試合はまだまだこれから。後半もひっくるめてが勝負だ」 パァンと両頬を張って気合いを入れる。勝負はまだ半分を過ぎただけである。
[844]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/05/14(月) 23:56:26 ID:??? 〜ハーフタイム〜 やす子「うーん、やられちゃったわねー」 後半前のハーフタイムミーティングは、そんな気の抜けた声から始まった。 国岡「ああ、本当に盛大なやられ方だなァ。どこぞの誰かがトチって奪われなかったら、今頃4点差だったろうになー。 エースでキャプテンを気取るなら、決めるとこしっかり決めて貰わねえとなあ〜?」 大前「ぬぐぐ……面目無い」 国岡「雪村も、しっかりこぼれ球に詰めておけよな。 ANSとかいうこのフォーメーションの肝は、積極的なプレスで相手の司令塔の無力化することだろ? 足止めるなよ足を」 雪村「ぬぎぎ……わ、分かってるってば」 国岡の嫌味は癇に障るが、言い返してもしょうがなかった。 槍球に上げられた二人は、忸怩たるものを感じながらもミーティングの先を促す為に反論は避けた。 とはいえ、監督である飯地としてはそれだけで済ますわけにはいかない。 彼女は『選手の指導者』であると同時に『学生の指導者』でもある。問題行動に目を瞑る訳にはいかない。 やす子「ま、プレイの雑な所を直すのは当然だけどね……。修正点を指摘するにしても、もうちょっと言い方を考えなさい。 ベンチは観客席の最前列じゃないの。れっきとした戦場の一部! あんまり仲間のモチベーションを殺ぐような言い方は止すこと! 君も三年生なんだから、その辺りの分別はしっかりと付けなさいな」 国岡「なんだよ? 俺は正論を言っただけだぜ、監督」 やす子「正論も時と場合によりけりなんだってば。言っている事が正しくても受け入れられないのは、大抵は言い方に問題があるからなの。 そ・れ・に、今しているのはディベートじゃなくてミーティングよ! そこら辺を間違えないように」
[845]キャプテンEDIT ◆wM6KXCkaLk :2012/05/14(月) 23:57:33 ID:??? そう言って、とりあえず無為な口論で時間を空費することを避ける飯地。 続いてボードをバンバンと叩き、選手たちの意識を後半からのゲームプランに向ける。 やす子「えーっと、前半の出来を見てまず思った事は、選手間のコミュニケーションがちょっと足りてないってことかな。 ANSは、中央・サイドの両方で守備時に一定の数的優位を作るって発想のが根本にある。 だから、常に皆が敵味方の位置をきっちり把握しているのが大事なのよね。その辺を声出しとかで補って共通のイメージを創っていくこと! そうすれば、前半最後の場面みたいな状況でもバタ付かずに対処できるはずだわ」 水守「しっかりと声を出す、ですか」 輝林「…………」 渡会「おい、そこ。気まずそうに目を逸らすな」 やす子「後は……そうね、攻撃のパターンがちょっと前線だより過ぎるかな? 疲れ気味の雪村くんをカバーする意味でも、守備的MFの二人も攻撃参加を織り交ぜると効果的だと思う。 勿論、攻め上げったりする時は空いたスペースのケアを忘れないように! その時にはDFも協力する様にね?」 浅村「はいっス!」 末松「う、う〜ん……俺、ブロックとクリアー以外の守備は苦手なんだけどな〜」 本多「……心配するな。最低限、相手にチェックだけ掛けてスペースを狭めれば、それで十分仕事になる」 落田「人数補正発生ですね、わかります」 後半に向けての修正点を頭に叩き込む鳴紋中選手たち。前半戦最後の失点の衝撃が、だいぶ薄らいできていた。 無論、その脅威を忘れ去る訳ではないが、かといって抱え込む訳でも無い。 精神的なコンディションをベストに戻しつつある、と言うべきか。
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0ch BBS 2007-01-24