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【第二次OGも】ライ滝第十六話【ヨロシク!】
[773]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2011/07/26(火) 01:08:30 ID:??? >>772 どもです やっぱりちょっと無理そうなので今日はこれだけ 明日は更新できるよう頑張ります ではでは〜
[774]森崎名無しさん:2011/07/26(火) 10:40:20 ID:??? まあ主に使う能力は65ラインを超えてる敵がゴロゴロ出始めてるし 新戦力というかあくまでオマケと思うべきだよね…闘破ェ…
[775]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2011/07/26(火) 22:42:23 ID:??? >>774 せめて練習の引きがあと1高ければもうちょいマシになったんですけどね 闘破「正直話題に出されるだけで十分嬉しいですハイ」 明石「短期間の練習で成果を出すには一点集中での特訓が最適だ。俺はドリブルを鍛えるつもりだが、お前達はどうする?」 始「(シュート……と言いたい所だがいい加減他の能力にも手を出さなければただの砲台だ)なら俺はタックルを重点的に鍛えよう」 闘破「そんなら俺もタックルだ!」 明石「よし、では早速練習に移るぞ。アタック!」 こうして二対一によるドリブル、タックル練習が開始された。 そして練習を始めて数時間の後、 始「くたばれ!」 闘破「はぁぁぁっ! 磁光、真・空・剣! 真っ向両断!」 ただひたすらにタックルに磨きをかけた結果、始と闘破はそれぞれ必殺タックルを開発する事に成功していた。 明石「グッジョブだ。二人ともこの短時間で良く成果を上げたな」 その二人に向けて満足げにサムズアップをする明石。 始&闘破「「……」」 しかし、そんな明石に対する二人の反応は分かりやすく冷やかであった。
[776]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2011/07/26(火) 22:43:24 ID:??? 明石「ん、どうした? なにか気になる事でもあったか?」 始(気になるも何も……) 闘破(一点集中が最適とか言ってた本人があんな事しちゃなぁ……) ちなみに明石が何をしていたかといえば―― 明石「出来たぞ! これが俺の必殺ドリブル、マキシマムペネトレーションだ!」 明石「行くぞ! これがベンチからギリアムのパスを見ていて思いついた新しいパス技、クライマックスシュートだ!」 明石「食らえ! これがパワーアップしたレッドゾーンクラッシュだ!」 といった具合に始と闘破がひたすらタックルの練習をしている中ドリブル、パス、タックルの三つで成果を出していた。 闘破(しかも技の方に集中しすぎて肝心の基礎はあんま練習出来なかった気がするし) 始(これでこの先戦っていけるのか?) こうして一定の成果は出たものの(一名を除き)爆発的な成長は起きず、三人の練習はやや微妙な結果となるのだった。
[777]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2011/07/26(火) 22:44:29 ID:??? などといった事のあった三回戦の日から数日後。 準決勝を翌日に控え、生田(仮)の選手達はミーティングの為に視聴覚室に集合していた。 滝「……」 光太郎「……」 始「……」 真司「……なんか空気がすっげえ重いんだけど」 大「次の対戦相手が相手だからね。俺達がまだいなかった頃だけど負けた相手って話だし」 士「やれやれ、揃いも揃って負けず嫌いな連中だぜ」 ユウスケ(士も相当なもんだと思うけど……) といった具合で視聴覚室内では集合した面々の約半数はいつになく神妙な面持ちをし、 残りが遠巻きにそれを見つめるといった構図が出来上がっていた。 その様子を一通り眺めた後、ホワイトボードの前に立っていた矢的が手拍子と共に口を開く。 矢的「よし、みんなきけ。明日の準決勝、その様子なら対戦校がどこかはみんな承知していると思う」 橘「……鉄之城高校」 矢的「そう、四強の一角である鉄之城高校だ。僕達にとっては初陣で土をつけられた因縁の相手でもある」
[778]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2011/07/26(火) 22:45:31 ID:??? 剣崎「あの試合から俺たちだって強くなったんだ」 ミライ「今度こそ勝って見せます!」 初めての試合の相手にして唯一敗戦を喫した相手である鉄之城高校。 選手達にとってはある意味で決勝戦以上に負けられない相手であるといえた。 矢的「うん、その意気だ。それじゃミーティングを始めよう。明日必ず勝つためにね」 そう言うと矢的は一本のビデオテープを取り出す。 矢的「これは有志の方が撮影してくれた鉄之城高校の三回戦の試合のテープだ。まずはこれを見てもらいたい」 滝(有志の方っていうと我夢と翔一辺りか?) 等と滝が思っている内にビデオテープがセットされ、映像が映し出された。 矢的「三回戦、鉄之城の相手は本条高校だった」 巧「本条? 聞いた事ない学校だな」 天道「元々は突出した部分のない平凡なチームだ。知らないのも無理はない。 ただ今年になって県内トップクラスのFWが入ったという話を聞いている」 滝「そういや鬼道が言ってたな。騎場拓馬だっけ?」 光太郎「そうだ。前に見た事があるが実力は本物だった。テクニカルなドリブルを得意とする選手だ」 良太郎「あ、この人だね」
[779]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2011/07/26(火) 22:46:33 ID:??? 映し出された画面の中ではフカヒレヘアーに八重歯という中々に強烈な外見をした選手がキックオフと同時にボールを受け取っていた。 この男こそ県内でも有数のテクニシャン、騎場拓馬である。 騎場「(四強やなんや言うても同じ学生、勝てん道理はないはずや)まずは挨拶代わりに一点、取らせてもらおうやないか!」 竜馬「なにっ!? なんて動きだ!」 ボールを持った騎場は鉄之城高校のCFW竜馬を一跳びであっさりと抜き去り、敵陣へと切り込んでいった。 闘破「おお、滝の技だ。ビーバージャンプだっけ?」 魁「クリップジャンプですよ。にしても1プレイ見ただけだけど本当に上手いなコイツ。突破力は俺や士、光太郎さんレベルだ」 一同が感心した様子で見つめる中、騎場はそのままドリブルで鉄之城陣地をグングンと駆け上がって行く。 電「ん? 中央がガラガラじゃないか。俺達と試合をした時とはフォーメーションが変わってるのか?」 矢的「その通りだ。今の鉄之城のフォーメーションについては後で説明するとして……ここから先をよく見ておくんだ」 画面の中では鉄之城のダブルボランチとリベロがドリブルを続ける騎場を取り囲む姿が映し出されていた。 甲児(K)【ボランチ】「おおっと!」 甲児(真)【ボランチ】「悪いけど……」 甲児(Z)【リベロ】「ここで通行止めだぜ!」
[780]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2011/07/26(火) 22:47:50 ID:??? ジロー「な、なにっ!? 同じ顔の人間が三人も!?」 明石「三つ子か。珍しいな」 滝「……いや、あれ同姓同名で外見もそっくりですけど他人の空似らしいですよ。嘘みたいな話ですけど」 よく見ると細部は違うものの、パッと見では殆ど判別不能な外見の兜甲児×3は息の合ったプレイで徐々に包囲網を狭めて行く。 騎場「(ちぃっ、隙が見当たらん上にパスコースもしっかり潰されとる! バックパス……アカン、ここで退いたらこいつら嵩にかかって攻めてくるハズや。ここは強引に!)どけや金太郎あめ共!」 じりじりと迫りくる甲児たちのプレッシャーに気押される騎場だったが、意を決し強引に突破を図ろうと動いた。 甲児(K)「お、来たなぁ。止めるぜ!」 甲児(真)「単独で中央突破出来るだなんて、舐めんなよ!」 騎場「舐めとんのはそっちの方や! 人数掛けりゃ俺のドリブルが止まると思ったら大間違いやぞ!」 その騎場に対し早速ダブルボランチの甲児×2がタックルに向かうが、 騎場はボールを巧みに操り二人の間をすり抜けるようにしてドリブル突破する。しかし…… 甲児(Z)「へへっ、まんまと釣られたな!」 騎場「うおっ!?」 騎場が突破を図る位置を読んでいた甲児がすかさずパワーチャージを仕掛け、強引にボールを奪い取った。
[781]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2011/07/26(火) 22:48:51 ID:??? 甲児(K)「へへっ、見たか!」 甲児(真)「これが俺達三人の編み出した」 甲児(Z)「名付けてトリプルマジンガーパンチだぜ! 中央突破は諦めな!」 騎場「なんやとぉ!」 勝ち誇る甲児達からボールを奪い返そうと飛びかかる騎場だったが、それよりも早く甲児はサイドのデュークにパスを出す。 デューク「やったな甲児君、後は任せてくれ! ダイザー、ゴー!」 本条SH「うぎゃあ〜!」 本条SB「ほげぶっ!」 ボールを受け取ったデュークは立ちはだかる本条の選手達をゴミ屑のように吹き飛ばし、FWの鉄也にグラウンダーのパスを送った。 鉄也「受け取ったぜ大介さん。食らえ本条! 必殺パワー、サンダーブレーク!!」 本条GK、竹本「くそっ、止め……ぐあぁっ!」 鉄也の放った必殺のサンダーブレークを懸命に弾こうとする本条のGK竹本だったが、健闘空しく吹き飛ばされてしまう。 ピィィィィィィィィィィィィィィッ!! そしてボールはゴールネットを揺らし、鉄之城の先制点を告げる笛が高らかに鳴らされた。
[782]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2011/07/26(火) 22:49:54 ID:??? 剣崎「剣鉄也の奴は相変わらずの実力みたいだな」 茂「面白ぇ、それでこそ止め甲斐があるってもんよ」 光太郎(お前が本来の実力を出せれば今のシュートも止められるはずだ。頼むぞ、茂!) こうして前半早々に先制した鉄之城はその後も試合を優位に進めた。 逆に本条は頼みの綱である騎場が甲児達の前に思うように攻撃が出来ず、 ガチガチに守りを固めて鉄之城の猛攻を必死に耐え凌ぐのが精一杯となる。 それでも前半の終わり、本条は僅かな隙を突いてカウンターを仕掛けた。 騎場「(タックルが上手いのは認めようやないか。だがブロックはどうや!)頼むで郷間さん!」 本条FW、郷間「おう! 決まれぇ!」 騎場からのパスを受けた本条FWの片割れ、郷間は甲児たちがタックルに来る前に鋭いミドルシュートを放つ。 甲児(Z)「俺達の壁はそんな攻撃じゃびくともしないぜ!」 しかしそのシュートはリベロの甲児に軽々と片足でブロックされてしまった。 騎場「(あの様子やとブロック能力も一流か……キーパーまで届きもしよらんとはな)ええい、八方塞がりや……」 こうして最後の攻めも失敗に終わり、1-0の鉄之城リードで試合は折り返す。
[783]ラインライダー滝 ◆lLi06nuZOA :2011/07/26(火) 22:50:55 ID:??? そして後半も前半と同様、鉄之城が本条を攻め立てる展開が続く。 本条DFA「ゼェゼェ……」 本条DFB「い、いつまで守り続けなきゃならなんだ……」 通常、攻めるよりも守る側の方が心身共に疲労は早いものである。 後半も折り返しに差しかかると目に見えて本条の選手達の動きは鈍り始めていた。 無論それを見逃す鉄之城ではない。 竜馬「チェックが甘くなった、行けるぞ! ゲッタァービィーム!」 鉄也「バックスピンキック!」 號「やぁっとボールが来たな。へへ、待ちくたびれたぜ。くたばれ! プラズマァァァ、サンダァァァァァッ!」 あれよあれよという間に鉄之城は得点を重ね、気付けば試合終了間際にはスコアは4-0にまで広がっていた。 敬介「成程、波に乗った時の攻撃力は凄まじいな」 ミライ「……所であの號って人、前の試合にはいませんでしたよね?」 魁「まあ試合したのも半年前だしな。俺達みたいに戦力を補強したって事だろ」
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0ch BBS 2007-01-24