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【新チーム】キャプテン霧雨74【結成?】
[78]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/06/26(日) 21:38:27 ID:??? ――人里 江藤探偵事務所 居間 美鈴たち、現紅魔館(ほんまかん)に敗戦したレミリアたち愉快な迷探偵一行。 その結果没落したはずなのであるが、レミリアに特に気落ちした様子はない。 やや贅沢な座椅子に腰掛け、やたら満足げである。 レミリア「さーて、作戦会議を始めましょうか?」 SIN☆一「作戦ってか、ここからどう動くかだよな。 …というか、れみぃは大丈夫なのかよ」 レミリア「ええ、問題ないわ。向こうでも思ってたけど、細々とした生活も思ったほど嫌じゃないし。 あ、咲夜。クッキーとって」 咲夜「どうぞ」 レミリア「むぐむぐ……。ともかく、問題はそんなところじゃないのよ。 問題は、あの勘違いしたバカにどうやって現実を叩き込むかよ。 そのためには、幻想郷で最強のチームを作る必要があるわ!」 咲夜「しかし、お嬢様。今の私たちには余りにもコネ…と言いますか、繋がりが少ないですわ。 外来人を獲得するにも、幻想郷の選手たちを獲得するにも」 アガサ「ワシらは黄金世代と関わりはほとんどないからのう」 SIN☆一「俺はちょっと先輩ってところか。 でもマサラ出身だからな…名前知ってる奴がいるかどうかわかんねぇな」
[79]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/06/26(日) 21:39:29 ID:??? 咲夜「知っていたとしても、日本の選手ぐらいでしょうしね。外来人でも一部に限られますわ」 レミリア「いえ。私の相方の名が轟いてないはずがないわ。 …でもまぁ、仲がいいわけじゃないわよね。私と霊夢みたいに」 クッキーを貪りつつ、薄暗い天井を見上げる。 咲夜の言ったとおり、今のレミリアたちには勧誘できそうな選手が少ない。 アガサ「友達と言えば、レミリアくんの友達はどうなったんじゃ?」 レミリア「パチェは……今回の試合に誘ったんだけど…断られちゃったのよ。 私のチームにも入るつもりはないって言ってたし…」 SIN☆一「…それ、本当に友達か?」 レミリア「……………」 メイド服を身に纏い、愛に生きると叫んだ友人を思い出し、遠い目をするレミリア。 いやいや、レミリアにとってパチュリーは未だ大切な友人である。 友人ということで、その意志を曲げてまでという気が起きないのではあるが。 咲夜「そういえば、妹様は?」 レミリア「あの子はあの子で別のチームにもう入ったらしいからね。 妹の一人立ち、姉としては見守ってやらなくてはね。 (…あの腐れ魔女のチームだったら、殴りこみに行ってたけど)」 SIN☆一「ってーと、後は誰がいるんだ?」 レミリア「……………」
[80]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/06/26(日) 21:40:39 ID:??? 再び遠い目をして、今度は追求をスルーするレミリア。 かつての紅魔館の仲間で、誘えそうな選手は皆無であった。 咲夜「……………」 アガサ「……………」 SIN☆一「……………」 それは当然咲夜にとってもそうであり。 外来人2人にとってもそういうことであった。 この沈黙の中、レミリアは考える。敵である魔理沙の戦力は如何ほどかと。 レミリア「(守矢神社、ということは少なくともFW・MF・DFに強力な選手がいるわね。 それだけならまだしも、あの業突張りがその程度の戦力で満足するはずがない。 もう1〜2ランクは上の強力なチームを作っていると考えるべきね)」 それを相手取った時…この戦力で勝てるかどうか。 レミリアの理性は、冷静に不可能であると結論付ける。 レミリア「(となると、戦力がこちらも必要になってくる…)」 手っ取り早く戦力を得る方法は、どこかのチームに纏めて加入することだ。 元々いるであろうエースの戦力を確実に取り込むことができる。 …だがしかし、レミリアはその案をすぐさまに撥ね付ける。 レミリア「(それを選ぶぐらいなら……最初から、ね。 ……フリーの選手の多くは外来人。それも、あまり長い期間フリーではないでしょうね)」
[81]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/06/26(日) 21:41:40 ID:??? アガサ「………難しい状況じゃのう」 SIN☆一「ああ、そうだな。…で、れみぃ。どうするつもりなんだ?」 レミリア「………そうねぇ」 今度は紅茶に手を伸ばし、顎に手を当て考える。 レミリアの今の作戦としては2つ。 ダメ元で、幻想郷で最強の選手と呼ばれていた霊夢を勧誘するか。 もしくは、数撃てば当たると外来人を探すべきなのか。 レミリア「ここは…」 先着1名様で レミリアの判断→!card と書き込んでください。カードで分岐します ダイヤ・ハート→霊夢を勧誘しましょう! スペード・クラブ→外来人を当たってみるしかないか… JOKER→何はともかく結婚しよう
[82]森崎名無しさん:2011/06/26(日) 21:43:14 ID:??? レミリアの判断→ ハート5
[83]キャプテン霊夢 ◆.4VsndDQiQ :2011/06/26(日) 21:49:33 ID:??? 新スレおめでとうございます! 前スレでは正に点の取り合い、と言った感じのすごい試合展開でしたね。 しかし、パサーがいないことがこれほど厳しいとは……。 やはり、特定能力だけ鍛えると、それ以外の所を徹底してつかれるのが厳しいですね。 美鈴のシュート力の高さには思わず驚いてしまいました。 まさか、EX状態の魔理沙のダブルスパークと同等以上とは……。 そして大事な所でカリスマを失わないお嬢様もさすがですねw 魔理沙達のチームの最初の大会が、今からとても楽しみです。 このスレでも、魔理沙達の活躍をお祈りしています!
[84]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/06/26(日) 22:34:14 ID:??? >>83 霊夢さん、乙ありがとうございます!確かにスコアがすごいことになってましたねw 今回は魔理沙とぬえが突出した突破力があったから何とかなりましたが、 敵が強いとパサー不在はかなりのネックとなるでしょうね。(まぁ守矢チームには金木と早苗さんがいるのですが) オールラウンダーか、特化型か。どこのスレでも結構大きな点のような気がします。 美鈴さんは覚醒もありますが、素であの値はかなりのものですね。麒麟という切り札もありますし。 おぜうさまは、よくもまぁあの判定を潜り抜けたものだと思いますw 大会はどうなるのか、ご期待に応えられるよう頑張りますです
[85]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/06/26(日) 22:35:15 ID:??? レミリアの判断→ ハート5 >>霊夢を勧誘しましょう! レミリア「よぉし!私たちは霊夢を勧誘するわよ!」 咲夜「……大丈夫でしょうか?」 レミリア「大丈夫よ。紅魔館の代表だった時はともかく、今の私はただのレミリア…。 いえ、名探偵レミリア。霊夢が協力を断る理由はないわ!」 SIN☆一「そうか?」 レミリア「ええ、任せておきなさい!それじゃあちょっと一飛びして博麗神社に行ってくるわ!」 ダッ……バサァッ!! 元気よく飛び出すレミリア。 一同がお茶をしたり、外の世界の本を読んだりして時間を潰していると…。 元気なく、戸を開ける音が響く。 レミリア「ただいま……」 咲夜「お嬢様、どうしました?…札だらけですが……」 レミリア「寝るから邪魔だって、後そのテンションウザいって……」 SIN☆一「明日の昼にでも出直せばいいんじゃないか?」 レミリア「…そうするわ……」
[86]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/06/26(日) 22:36:15 ID:??? 元気なく座椅子に座るレミリア。 ふと、その目が外へ鋭く走る。 SIN☆一「……どうかしたか、れみぃ」 レミリア「…いえ。なんでもないわ。多分気のせいだろうしね」 相方の問いかけに、表情を崩して笑うレミリア。 気のせいだと誤魔化し、再び明日の話を一同を続けるのであった。 ……………… レミリアの眼光が捉えた人影は、ふわりふわりと、里のとある場所。 命蓮寺、と呼ばれる場所。その門前に降り立った。 寅丸「おや…?そこな方、何か御用でしょうか」 その人影に、偶然庭に出ていた寅丸が笑顔を浮かべつつ話しかける。 …光が人影を照らすと、寅丸は多少驚いたような表情を見せる。 寅丸「きょ、今日は如何様な用向きでしょうか?」 幽々子「あら〜、そんなに畏まる必要はないわよ?私なんて、ただの亡霊だしね、ふふ。 ちょっと、ここのボスに用があって来たのだけど…いるかしら〜?」 冥界の重鎮であるはずの亡霊嬢。 幽々子はにこにことした表情を崩さず、寅丸に問いかける。 普段傍らにいるはずの妖夢の姿はなく、ただ一人で人里…命蓮寺へ来ていた。 寅丸でなくとも、この状況には戸惑いを感じざるを得なかっただろう。 寅丸「聖ですか?聖は、今日の夜はちょっと……」
[87]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/06/26(日) 22:37:16 ID:??? 不在を告げると、幽々子はここで初めてやや眉をしかめる。 しかし、それも一瞬。幽々子はまた嫣然とした微笑を浮かべる。 幽々子「あら、そういうことならしょうがないわね〜。それじゃあまた来なきゃねぇ」 寅丸「…あの、何の用なのでしょうか。聖に伝えておこうと思いますので」 幽々子「ん〜?そうね。用事ってほどのものではないのよ。 外の世界について、ちょっと彼女と話したいことがあったものだから。 昼は説法やら、練習で忙しいでしょう?」 寅丸「なるほど。お心遣いありがとうございます、西行寺さん」 外の世界のことであれば、代わりに話を聞くと言うこともできそうにない。 素直に幽々子の提案を受け入れることにする。 幽々子「そういえば、あなたは何をしに外に?」 寅丸「へ?…実は、恥ずかしながら…ちょっと落し物をしてしまいまして。 それを取りにちょっと庭まで」 幽々子「…あら。落し物。それは気をつけないといけないわね」 寅丸「たはは……よく言われます」 恥ずかしげに頭をかく寅丸。 その姿にもどことなく愛嬌があるのは、彼女の魅力か。
[88]キャプテン霧雨 ◆2pV1gRdG.o :2011/06/26(日) 22:38:16 ID:??? 幽々子「でも、落し物に気付けるだけまだいいんじゃないかしら? 酷い時は、落し物があること自体を理解できなかったりね」 寅丸「は、ははは……いやぁ、それも結構あるんです。 本当、ナズーリンがいてくれて助かってますよ」 幽々子「あらあら〜。うちの従者にも見習わせたい忠勤ぶりねぇ。 羨ましい限りだわ〜」 しばらく談笑を続ける幽々子と寅丸。 夜はもう更け始めており、寅丸がはっと気付き頭を下げる。 寅丸「あわわ、すみません。引き止めてしまいまして」 幽々子「いえいえ。それで、次はいつくればいいのかしら?」 寅丸「ええと…明後日などどうでしょうか? 明日はチームの練習がありまして……」 幽々子「お疲れというわけね。……それでは、明後日にまた来ることにするわね」 寅丸「はい。こちらの都合で申し訳ないのですが…」 幽々子「こちらも個人的な都合だから、気にしなくて大丈夫よ。 それじゃあね」 来た時と同じく、ふわりふわりと、幽々子はのんびりとした足取りで帰っていく。 寅丸もそろそろ寝る時間と、門を閉めて寺の中へと戻るのであった。 ……………
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0ch BBS 2007-01-24