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【最終兵器】Another-C_6【ファンタジスタ】
[513]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/07/27(水) 19:36:53 ID:??? この様子を、他の者らとは一線違える目線で見ている人物が2人居た。 パルマの監督であるトルシアと、ジョアン・・・いずれもシニョーリの師と言って良い存在である。 ジョアン(フフ、やりおったなアイツめ。 “カンピオーネ”にはとてもなれぬと思っていたが・・・ これならばい一片の文句もない、あの癇癪小僧がよくもここまで成った物だ。) トルシア(あのシニョーリが、我慢を強いられた展開から状況を打破してくれた・・・ 正直こういう成長をしてくれるとは、とてもね・・・私の監督としての最大の成功だ。) 過去、大きな欠点を持っていたシニョーリの姿を強く記憶に残している二人。 彼等・・・特にジョアンにとって、今のシニョーリの姿は目を疑う程の物だった。 〜9ヶ月くらい前〜 シューマッハ「どうした餓鬼! もうお終いかあっ!?」 クスタ「プレイの精度がドンドン落ちている! 何故貴方はいつもそうなんですか!!」 シニョーリ「ふぬぬぬぬーーーーっ!!!」 パルマの練習風景・・・ミニゲームの中で、シニョーリはクスタとシューマッハに完全に抑えられていた。 ゲーム開始直後は周囲が惚れ惚れするテクニックを魅せつけていた彼だが・・・ クスタらに何度かプレイを邪魔されたり、マークによってパスが減るにつれ、 そのプレイからは華麗さが鳴りを潜め、強引な物へと姿を変えていったのだ。
[514]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/07/27(水) 19:37:57 ID:??? 顔面を真っ赤にしながら無茶なプレイを繰り返すシニョーリの姿に、トルシアは今日も頭を抱える。 トルシア(今日もキレたか・・・やはりクスタとシューマッハが同時に敵だと無理か。 テクニックは圧倒的なんだがなぁ・・・あのメンタルはあまりに残念だ。) 弱い敵、そこそこの敵を相手にする時のシニョーリはまさしく圧倒的だった。 調子に乗り出すと誰も止められない、チームに勢いをもたらす存在その物と言える程に。 しかし反面・・・彼は思い通りにいかなくなると、顔を真っ赤にして失敗したプレイに固執した。 そうなると、テクニックを散りばめていた他のプレイも、回数を追う毎に粗が出てくる。 上手くいかないと納得出来ない、そんな子供その物のメンタルと言う訳だ。 ピイィィィィィィィィッ!! トルシア「そこまで、15分休憩だ。」 設定した試合時間を完了し、トルシアは休憩の指示を選手達に出す。 そして他の選手達とは距離を置き、一人ポツンとベンチに座ったシニョーリに対して声をかけた。 トルシア「メンタルのコントロールは一流のプロでも難しいからなあ・・・ まあお前にはまだ時間がある、少しずつトレーニングしていこう。」 シニョーリ(グシュ・・・) シニョーリは目に涙を浮かべながら、口をへの字にしてむくれていた。 試合やミニゲームの中でキレた後はいつもこの通りだ。
[515]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/07/27(水) 19:38:59 ID:??? パルマに来る前からもシニョーリのテクニックは芸術的だった。 そしてパルマに来てから、アッリエーヴィを経てプリマヴェーラの一員になり・・・ 基礎技術やフィジカルの面では更なる成長を遂げていた彼だが、肝心のメンタルは相変わらず。 本当に強い敵を相手にした時ほど、ピンチの時ほど、発揮して欲しいその実力は発揮されない。 期待と落胆の両方を抱かせる・・・それがシニョーリに対する評価だった。 コーチ役「トルシア監督、プリマ昇格候補の奴等が来ましたよ。 今回は飛び級が2人ですよ。 ほら、こないだのJrユース大会で活躍した・・・」 トルシア「おう、来たか。 えぇとキミ達がそうだな?」 ファビオ「はい、宜しくお願いします!」 トルシア「キミは・・・そうだ、確かファビオ・カステッリーニだ。 ゴール前の守備に期待しているよ。 おーいクスタ!!」 クスタ「お呼びですか?」 トルシア「ああ、こいつをお前に任せる。 きつーく指導してやってくれ。」 ファビオ(なんだよ“きつーく”って!) クスタ「きつく・・・ですか? ええ了解です。」(ニッコリ) ファビオ(しかもなに爽やかに応えてんだこの人!? この反応、絶対ドSだ! オレの勘が言ってる!)
[516]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/07/27(水) 19:40:02 ID:??? こうしてファビオをクスタに委ね、トルシアは残ったもう一人と対面する。 その少年は線が細く、そこに居るシニョーリよりも小柄だった。 少し癖のある黒髪いじりながら、何やらモジモジと恥ずかしそうにしている。 トルシア「キミがマルコ・クオーレか、待っていたよ。」 クオーレ「は、はい・・・! よ、宜しくお願いします。 えっと、そっちの・・・」 トルシア「うん? シニョーリかい?」 シニョーリ(・・・)チラッ クオーレ「はい、ジュゼッペ・シニョーリですよね! あの・・・前にプリマのリーグ戦で観ました! 凄いテクニックでワクワクして・・・」 目をキラキラとさせながらシニョーリにかぶりつくクオーレ。 落ち込んだシニョーリは、少し戸惑いながら差し出された手を取った。 この出会いがトルシア・・・そしてジョアンすらも予想しなかった化学反応を起こす事になる・・・ それを予想する者はまだ誰も居なかった。 〜回想 一旦終わり〜
[517]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/07/27(水) 19:41:03 ID:??? フィオレンティーナ、そして三杉は、この同点ゴールに呆然としていた。 出来る事ならば追加点を決めて安心しておきたい・・・そのつもりで攻撃に注力していたのだが。 まさか逆に点を奪われるとは思いもしていなかった。 中山「ぐぐっ…くそっ!」 ダラピッコラ「ハイボールをオレが通せてりゃ・・・!!」 三杉(違う・・・) シュートを止められなかった中山や、パスを通せなかったダラピッコラが悔しがっていたが・・・ 三杉は彼等に責任があるとは全く思えなかった。 三杉(フィニッシュばかりを考え、中盤の組み立てを疎かにした僕の判断ミスだ・・・) 実際にはパルマは十分に機能していた訳ではなかった。 完全にシニョーリ個人の力によって為されたゴール・・・ ただ、それも通常の展開では起きる事はなかっただろう。 本来ならば、パルマの選手達はこの後半を緩やかに立ち上げるつもりだった筈だ。 クオーレをゲームに“入らせる”ために余裕を持ってボールを回し、無理に攻め込む事はしなかった筈だ。 その予定が、あのファウルによって脆くも崩れ去った。
[518]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/07/27(水) 19:42:25 ID:??? 10人での戦い・・・いや守備を強いられ、ペースはフィオレンティーナに握られた。 しかも攻撃の2本柱であるシニョーリとクオーレが負傷しており、これで焦りを感じぬ筈がない。 とにかく流れを引き戻すために彼等は必死だったのだ。 それゆえ体力に余裕があるとは言えないシニョーリに渡し、単独カウンターをさせたのだ。 三杉(ファンタジスタを怖れすぎた結果か……クソッ!) 見えない強敵を怖れるのは人としてどうしようもない性質である。 まして彼が何よりも意識する人種・ファンタジスタならば尚の事だ。 しかし、ここからそのファンタジスタの力が現実の物として襲い掛かってくる。 三杉はその事を先ず覚悟し、そして跳ね返さなければならなかった。 三杉(試合はここから・・・負けるわけにはいかないんだ、この借りは必ず返すぞ・・・!) 先着で ★「隠れスキル・逆境に強い」発動?→!card と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。 《ダイヤ、Joker》 必殺技発動率上昇…炎の三杉モード 《それ以外》 発動すると思ったのかぁ? 同点で発動するかばかたれー!
[519]森崎名無しさん:2011/07/27(水) 19:42:50 ID:??? ★「隠れスキル・逆境に強い」発動?→ ダイヤ2
[520]森崎名無しさん:2011/07/27(水) 19:43:25 ID:??? ダイヤキターーー
[521]森崎名無しさん:2011/07/27(水) 19:44:04 ID:??? よっし!ここからだぜ! ていうか、こういう場面でのみっちゃんはぶれないなぁw絶対発動確立低いのにw
[522]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/07/27(水) 19:45:56 ID:??? スキル・強運・・・ 本日はこれだけです、すみませんです。 あとこのスレではシニョーリはカンピオーネ入りする予定です。 ちゃんと必然性は捏造するつもりですw
[523]森崎名無しさん:2011/07/27(水) 19:47:00 ID:??? 【炎の男】であり【後半に強いフィオ】であることを証明してくるよ…!
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0ch BBS 2007-01-24