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【最終兵器】Another-C_6【ファンタジスタ】
[891]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/08/12(金) 17:20:47 ID:??? ゴールネットにボールが突き刺さる様に、三杉達の目は釘付けられた。 そして5人抜きを成し遂げ、1対1でゴールを決めたこの小さな巨人にも。 両腕を開いて拳を握り、十字に立っているその姿はまるで聖人のように人々の目に映っていた。 ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!! フィオレンティーナ 1−2 パルマ ============================================= 前半LT ブンナーク マルコ→センタリング→ブンナークキャリバー (通算8得点) 後半8分 シニョーリ ドリブル→アクセルスピンシュート (通算16得点) 後半33分 クオーレ ドリブル→フォーリャ・セッカ (通算2得点)
[892]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/08/12(金) 17:23:12 ID:??? 【鵜呑みにしちゃいけない豆知識・枯れ葉シュート(フォーリャ・セッカ)】 球状のボールが空気中を飛ぶ場合、揚力の他に空気抵抗による抗力と重力が働く。 この空気抵抗は速度に比例して大きくなるが、一定の速度で急激に抵抗が下がり、 その後また反転して大きくなるという特徴的な傾向を持っている。 空気抵抗が急激に変化する一定の速度(臨界速度)と言うが、 当時のサッカーボールの径と密度ならば72〜90km/hのレンジがこれに該当した。 この急激な変化のことを『ドラッグクライシス』と呼び、ボールは撃った本人も予測出来ない 不規則な軌道変化となって顕在する・・・。 枯れ葉シュート(フォーリャ・セッカ)は、このドラッグクライシスを利用する為に ボールに対して“回転を与えず”、“一定の速度”で打ち出すシュートであった。 現代では無回転シュートとして認知を得、使える選手も増加傾向にある。 しかしながら、当時と今ではボールの質もスパイクの質も雲泥の差があった。 具体的にはボールは真球でなく、スパイクも硬い皮が使われボールコントロールが困難であった。 そんな時代から同種のシュートを使っていたジジ、ネッツァーらの技術の高さは推して知られるべきだろう。
[893]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/08/12(金) 17:24:39 ID:??? ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!! 実況「ききき、決まったあぁぁぁぁ!!! 後半の32分、この土壇場でパルマが追加点! これが決勝のゴールになってしまうのでしょうか…!? そして恐るべきはマルコ・クオーレ! 押せ押せの流れにあったフィオレンティーナを、たった一人で切って捨てました!」 観客「うぎゃあぁぁぁい!!」「信じらねーーーっ!!」「何なんだよ!何なんだよ一体!?」 「マルコォォォォ!」「お前こそイタリアの恋人だぜぇっ!!!!」「魔理沙教に入信します!」 賀茂「すっ……げえな…」 片桐「これがファンタジスタの力という訳でしょうね…」 賀茂「ああ、だが日本にも大空翼が居る。 いずれ同じ風景が見られるぜ、味方としてな…」 片桐「フフ、勿論です。」 もはや会場は騒然となっていた。 パルマのサポーター、そして地元ミラノのサッカー通はお祭り騒ぎだ。 クオーレの生み出したこの3分強…観客はまるで夢を観ているようであった。 そしてそれは将来のイタリア代表に見出す夢と同軸にあり、それが更に彼らを喜ばせていた。 同様に“大空翼”という突出した個に望みを賭けている日本サッカー協会の2人も、 この光景のマルコ・クオーレを大空翼の姿に置換し、甘美な夢を見ていたのは言うまでもない。
[894]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/08/12(金) 17:26:00 ID:??? フェラーリ「マルコーーー!!!」 ファビオ「何でお前はそんなにスゲーんだよ!」 パルマのチームメイト達は、値千金の逆転ゴールを決めたクオーレに飛びついて揉みくちゃにする。 クオーレも恥ずかしそうに照れ笑いしながら、それを受け入れていた。 後半の終盤に『ミラクル』の名の由縁を見せつけたパルマ…その歓喜の渦中はマルコ・クオーレであった。 ディアス「今のは…枯れ葉シュート(フォーリャ・セッカ)か…?」 バティン「ディアス…?」 ディアス「へへ、面白えじゃん! なあバティン、あいつWトーナメントには出てくるのか?」 バティン「むむ…年齢的にはないだろうが、正直わからんな……これ程の器を見せられては。」 ディアス「へっ、なに不安そうな顔してんだよ! アルゼンチンにはオレが居るんだぞ?」 バティン「な……!(こいつ…やっぱり)」 ディアス「それに今度はお前もいる、カージャレもいる。 …負けないぜ、アルゼンチンは…違うかよ?」 バティン「ディアス………。(チッ、仕方ねーな……)ああ、違わねー。」 邪気なく言ってくるディアスに、バティンもとうとう調子を合わせ出した。 彼も薄々は気付いていた…もうディアスが自分一人が居れば良いなどと思っていないと。 ただのセルフィッシュな天才から一歩先に進んでいるのだと。
[895]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/08/12(金) 17:27:12 ID:??? 一方、茫然自失となっているフィオレンティーナのメンツ。 特にクオーレのディアボロを目の前にし、動けなくなった3人の様子は痛々しかった。 地に膝をつき、いまだにゴールに転がっているボールを虚ろに見ていた。 中山(一歩も動けなかった…。 なんであんな事が出来る…?) バンビーノ(意表を突かれたとしか…言い様がない。) マルコ(敵陣のど真ん中で囲まれて……歩くなんて有り得ない。) その3人を目に、三杉も隠せない程に受けた衝撃を持て余していた。 身体は重さを感じ、言葉も何を発するべきか判らない… あまりの衝撃に、脳が思考を拒否しようとしているのだ。 目の前で起こった現実を認められず、次に進むステップに入れないでいたのだ。 三杉(このままじゃダメだ! 皆を立ち直らせて、もう一度攻めないと… 何か…何か言わなきゃ……そう思っているというのに…何故!) ザッザッ… その時サイドラインの方から、三杉の耳にとある音が入って来ていた。 それは、芝を踏みしめるように歩く足音だった。
[896]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/08/12(金) 17:28:33 ID:??? 首を動かすのも億劫となってしまっている中、三杉の本心は懸命に身体を動かした。 霧がかかったような視界を懸命に晴らそうと、目を見開かせた。 そこには… 三杉「あ……」 でっぷりと太った大きな身体… 真っ白な頭髪… メガネ… そしてこれまでの苦悩と喜び全てが刻まれたかのような深い皺… 三杉「アンザーニ監督………」 どう見たって見間違えようがない。 三杉が心から信頼し、多くを教示してくれた監督の姿だった。 何か言わなければ、と三杉が考えるより早く、アンザーニはニコッと笑みを浮かべ… そしてこの言葉を口にした。 アンザーニ「諦めたら…そこで試合終了だよ。」 三杉「!」
[897]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/08/12(金) 17:30:11 ID:??? この言葉を聞いた瞬間、三杉は稲妻に撃たれたような気がした。 直後にクリアになる思考…再起動される戦意…その目に再び闘志の炎が宿った瞬間だった。 そして三杉は仲間の方を振り返り、思わず大声でこう叫んでいた。 三杉「みんな…!」 A 諦めよう! B 勝てるぞ! C もうダメだぁ、おしまいだぁ・・・ D 一秒間に 10回の呼吸ができるようになれ!! E そんな事よりバスケしようぜっ! F そ の 他(センスの無いスレ主に代わって格好良いセリフを募集だぜ!) 2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。) ※本日はここまでです、短くてすみません。
[898]森崎名無しさん:2011/08/12(金) 17:47:16 ID:7yWOGrUs F 「……まだだ。まだ試合は終わっていない! 僕達が倒したチームの思いは、 フィオレンティーナ優勝への誓いは! ここで投げ捨てるものでは絶対にない!! 皆、この試合、勝つぞ! FORZA FIORENTINA!!」
[899]森崎名無しさん:2011/08/12(金) 18:05:08 ID:??? A-Eのやっつけ加減ときたらw
[900]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/08/12(金) 18:10:35 ID:??? >>898 こうなったら898がアナカンのスレ主がアドバイザーになるべき! >>899 全力の土下座を食らえ!(o_ _)o
[901]森崎名無しさん:2011/08/12(金) 18:16:36 ID:sFQjw5TM E
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