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【最終兵器】Another-C_6【ファンタジスタ】
[960]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/08/16(火) 20:56:07 ID:??? 三杉 パス( ダイヤ10 )67 +( 6 + 1 )+(バックスピンパス+3)=77 シニョーリ パスカット( クラブ7 )65 +( 1 + 5 )+(軽症、ガッツペナ-2)=69 【攻撃Max】−【守備Max】≧2 → パスが通った! マルコがフリー同然で右サイドを突き進む! ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 三杉(そこでカットに来る事も想定済みだ!) シニョーリ「ぐにゅっ!(傷口がズキズキじてきやがったしっ・・・!)」 走り込むシニョーリの動きは先程にも増して翳りを見せ始めていた。 対する三杉は、短いワンタッチの中でバックピンをかけた速い弾道のパスを出しており・・・ 結果としてシニョーリはこのパスを通してしまうのだった。 マルコ「ナイスパス、2人とも!!」 トッ 実況「さあ空っぽの逆サイドでマルコ・オジオくんがボールを持った! そして起点となったバンビーノくん、中継した三杉くんもゴールへと走る・・・ これを狙っていたのかフィオレンティーナ、1点目を奪った時と同じくゴール前に5枚だぁっ!」 クスタ(クッ・・・5枚であっても!) シューマッハ(奴らの狙うフィニッシュは決まってんだよ!) ゴールを守る2人の視線の先には、邪悪な表情で下なめずりをしているブンナークが居たのだった。
[961]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/08/16(火) 20:58:02 ID:??? 『 次 回 予 告 』 終局・・・それは一つの物語の区切り。 終幕・・・それは新たなステージの始まり。 しかしそこへ辿り着くには越えなければならない壁が往々として存在する。 突き破らなければならない壁が目の前で立ちはだかっている。 今こそ壁を突き破る時、今こそ次のステージに向かう時。 頑張れ、フィオレンティーナ。 次回 アナザーカンピオーネ エピソード1 〜第7幕〜 Forza!! FIORENTINA!! この次も サービスしちゃうわよっ!
[962]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/08/16(火) 21:08:05 ID:??? ・・・という事で、物語の進行は次スレに持ち越します。 こんな予告書いて完全にフラグです。 やばい、やばいよー。 ・・・で、スレ立ては明日か明後日にし、取り敢えず埋めネタを少し投下します。 でもこの埋めネタは読む前に以下の注意事項を必ず御覧下さい。 『アナカン埋めネタ、3つの誓い』 @俺設定&俺解釈です! いやそこはおかしい、という場合は全面的に土下座します。 A登場させるキャラを掴めておりません! そのキャラそんなこと言わない、という場合は全面的に下剤を飲みます。 Bだから許して下さい。許されざる事でも許してくれないと全力で泣きます。
[963]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/08/16(火) 21:11:38 ID:??? ≪埋めネタ≫ Another Campione Episode ??? 1−1)彼方 ここが何処なのか・・・と、もし仮に問われたらならば。 陳腐に聞こえるかも知れないが、“極めて近く限りなく遠い世界”と称するのが最も理解が早いだろう。 そう、我々の視点から見た“極めて近く限りなく遠い世界”・・・・・・ その世界の中において隔離された一角、さらにその一点で彼女は眠りに着いていた。 一般常識で言えば昼・・・時鐘で表すならば昼9つを過ぎた時刻において、 彼女は超感覚的にその異変を察し、瞼を開いた。 朝と昼、そのほとんどを睡眠に充てる彼女が途中で目を覚ますのは異例と言っても良い。 つまり今感じた感覚は、その異例を引き起こすに足る切迫した何かなのだと想像できる。 ???「今のは・・・・・・」 何が起こったのか、既に8割がた理解している彼女。 それ故にこそ彼女は信じ難く思っていたが、事実である以上無視は出来なかった。 彼女の辞書には『気のせい』や『勘違い』という言葉は無いのだから。(←not落丁)
[964]埋めアナカン ◆lphnIgLpHU :2011/08/16(火) 21:12:42 ID:??? 傍らに置いてある鈴を手に取り、チリンチリンと鳴らすと・・・ 間もなく従者と思われる少女が姿を現した。 ???「お呼びでしょうか、紫様(ゆかりさま)。」 紫「藍(らん)、今ほど誰かが結界を越えてたわね?」 まさに寝耳に水であったか、従者である藍は驚いたように疑問の表情を浮かべ・・・ そして直ぐにその事実が思い当たらぬ旨を報告してきた。 藍「・・・・・・? いえ・・・綻びは観測されておらず、結界自体も破られておりません。 人、物の区別なく、この幻想郷に侵入した者、流れ着いた者は皆無の筈です。」 紫「そう・・・・・・なるほどね。」
[965]埋めアナカン ◆lphnIgLpHU :2011/08/16(火) 21:13:43 ID:??? 紫と呼ばれた少女(?)は自らの従者(以下、藍)の言葉で異変の重大さを確信した。 結界の監視を藍に任せているのは、能力を満たす事は勿論、自身よりも真面目で几帳面だからである。 その藍が見逃したり見過ごしたりするという事は通常考えられない。 紫「確かに結界は破られていないわ。 けれど破損・・・と言う言葉が適切か判らないけれど、穴が空けられている。」 藍「えっ・・・!? そn」 紫「戯れじゃないわよ。 とにかく私は現場へ行く、貴女も着いて来なさい。」 藍「は・・・はい!」 言うが早いか、紫は指に念を集中させて空間をなぞった。 指の軌跡がパックリと割れ、漆黒の中に無数の眼が見られる空間(?)が現れた。 ※これは(説明とか絶対要らないとは思うが)この世界でスキマと呼ばれる物である。 紫が空間の境界を操作し、裂け目を作った際に視認される、亜空間の出入口に相当する。 (JoJoしか知らない人に解るように言えば、“スティッキーフィンガーのジッパー”なのさ!) 彼女はこのスキマを繋ぎ合せる事で、離れた場所同士を繋げる事が出来る。 瞬間移動出来ちゃいますって事ですよね、凄いね!
[966]埋めアナカン ◆lphnIgLpHU :2011/08/16(火) 21:15:22 ID:??? 日傘を手に取り、紫は躊躇いなくそのスキマに飛び込む・・・と同時に飛び出していた。 すると、そこは森の中・・・・・・木と葉の隙間から僅かばかりの陽が差し込む森の中だった。 藍「ここは・・・博霊神社の森?」 すぐ後ろからスキマを飛び出してきた藍が、今この場所が何処なのかを口にした。 外の物(人間)がこの幻想郷に流れ着く場合、大概結界の境であるこの場所からである。 それ自体は何ら不思議ではないが、それを自身が全く察知出来なかった事について、 やはり藍はどうにも合点がいかなかった。 紫「見なさい。」 そんな藍に対して特に言葉をやる事なく、紫は結界に生じた穴のある場所を指差した。 そこに見えた物は紫にとっても想定していなかった物には違いなかった。 ・・・が、彼女は反則的に明瞭な頭脳で、何があったのかを思い至っており、 その声には些かの動揺も紛れてはいなかった。 一方そうとも知らない藍は、まるで息が止まったかのように絶句して驚愕を表している。
[967]埋めアナカン ◆lphnIgLpHU :2011/08/16(火) 21:16:27 ID:??? 藍「ゆ・・・紫様・・・! ま、まさか・・・!」 紫「そう、そのまさかよ。」 藍「まさか壮大な自作自演だったとは・・・! ほ、本当に困りますっ!!」 紫「なっ?」 ガクッ そこにあったのは、紫が今しがた作り、消した物と同じ物(?)であった。 即ち“スキマ”である。 これを作り出せるのは幻想郷で、いやこの世界で八雲紫しか存在しない。 故にこそ、これは八雲紫による自作自演のイタズラ・・・と、藍はそう判断したのだ。 紫「藍、悪いけれどこれは私がやったのではないの。 私以外の誰かがこのスキマを作り出し、放置したのよ。」 藍「そんな・・・俄かに信じられません、紫様と同じ力を持つ者が存在するなど・・・」 紫「でも事実なの。 まずそれを受け止めて、幾つもの仮定と証明・反証を行ないなさい。 ・・・っと、そんな数学的な話は後にするべきね。 今は事を終わらせるとしましょう。」 藍「えっ? あっ、はい。」 真実の入口にすら到達していない藍を置いてけぼりにし、紫は一人でズンズンと向こう側へと歩き出していた。
[968]埋めアナカン ◆lphnIgLpHU :2011/08/16(火) 21:17:42 ID:??? 藍「紫様・・・」 いまだに疑問の晴れぬ藍が何やら問い掛けてきた。 紫は『なあに?』と短く返答する。 藍「あのスキマを作り出した者に・・・紫様は心当たりがお有りなのでしょうか?」 紫「ええ、よく知っているわ。 ・・・藍、貴女もよく知る人物よ。」 藍「私も・・・?」 紫「ええ、ほらあの娘。」 向かう先で一人の人物が空から降り立った。 少しウェーブのかかった金髪の少女・・・年齢は18かそこらであろうか? 見慣れない服装から、間違いなく外界からのエトランゼである事が窺えるが・・・ 藍「おや・・・?」 怪訝そうな声を上げ、藍は目を細めた。 その横顔と揺れたブロンドが誰かを連想させたのであろうか。 紫もその少女を観察して、自らの仮説が正しかったと納得した。 それでは・・・と、藍に向けて命を出す。
[969]埋めアナカン ◆lphnIgLpHU :2011/08/16(火) 21:18:48 ID:??? 紫「藍、悪いけれど私はあの娘とは接触出来ないの。 私はスキマから声を送るから、あの娘を呼び止めなさい。」 藍「えっ? あの・・・」 紫「いい、決して殺意や敵意を発しない事。 頼んだわよ。」 それだけ言って、紫は自ら作り出したスキマの中に姿を消した。 紫(さて、藍は困惑しているでしょうけど・・・他にどうしようもないわ。 私は例外だと思いたいところだけれど、こればっかりは試すわけにもいかないしね。) スキマの中で紫はタイミングを待った。 即ち藍が少女を呼びとめ、会話が始まるタイミングである。 (藍「初めまして、外来人のお嬢さん。) (???「あら? ・・・初めまして名も知らぬ人。」) ・・・と、数秒も経たぬ間に紫の出番はやってきた。 どうやら警戒を抱かれる事なく接触したようである。 紫はこっそり作り出していた極小さなスキマから、言葉を送り始める事にした。
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0ch BBS 2007-01-24