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【敵味方問わず】幻想のポイズン53【白黒判定】
[929]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/23(日) 01:10:20 ID:??? ここまでシュートを決められた事もあるが、しかし、ディアスの真骨頂は何よりもその独創的なドリブル。 ここでディアスが選択をするのはドリブルで萃香をかわしてから無人のゴールへボールを入れる事だろうと予想した萃香であったが……。 意外にもここでディアスは小さな振り足でボールを蹴り、萃香がボールに触れるより先にボールを手放す。 これには萃香も驚きのあまり、僅かに硬直――慌てて手を出し弾き返そうとするが……。 萃香「(届かないっ……! いや、でも、これは……!!)」 やはり今回も数センチの所で届かず、萃香は憎々しげに短い己の腕を睨み付ける。 だが、そのボールの軌道を見て萃香はホッと安堵の息を吐きもした。 ディアスの放ったシュートは、萃香を抜く事だけに集中しすぎていたのか、完全に枠を外しているのである。 これならば入る事はない、失点をする事はないと、萃香は確信する。しかし、次の瞬間萃香の表情は凍りつく。
[930]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/23(日) 01:11:54 ID:??? ギュルッ……バシュウウウンッ! ピピィーッ!! 萃香「なっ……に……!?」 高く浮かび、枠を外したかに見えたディアスのシュートには強烈な回転がかかっており。 バナナシュートのような軌道を描くそれはループをしながらすっぽりと無人のゴールに吸い込まれた。 ――言葉通り、本当に吸い込まれたかのようにゴールへ入ったのである。 それはまるで、人には決して見えないサッカーの神がゴールへ向けて押し込んだかのように。 ディアス「ハッハァー!! 俺が天才、ファン=ディアスだァ!!」 ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!! ピッピッピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!! サッカーの神が愛したとしか思えない、天賦の才を持つ少年――ファン=ディアス。 彼のダブルハットトリックを達成した記念となるこのシュートは、彼の得意とするバナナループによるもの。 観客たちのこの試合最高潮の歓声と同時に試合終了を告げる審判の笛が鳴り響き。 こうして天才、ファン=ディアスによるファン=ディアスの為の試合は幕を下ろしたのである。 アルゼンチンJrユース 7−3 ウルグアイJrユース ===================================================================================== ようやく試合終われた……という事で本日はひとまずここまでです。 続きは明日以降書かせていただきます。長々とNPCシーンが続いて申し訳ありませんでした。 また、そろそろスレも1000が見えてきましたのでもしよろしければ次スレタイ案なぞ考えていただけると幸いです。 それでは。 【】幻想のポイズン54【】
[931]森崎名無しさん:2011/10/23(日) 01:23:35 ID:??? 【ハッハァー!】幻想のポイズン54【バーン!】 乙なのじゃー
[932]森崎名無しさん:2011/10/23(日) 01:40:52 ID:??? 【待ち受ける】幻想のポイズン54【天才たち】 【ノーガード】幻想のポイズン54【フィールド】
[933]森崎名無しさん:2011/10/23(日) 02:46:47 ID:??? 乙
[934]森崎名無しさん:2011/10/23(日) 02:48:22 ID:??? 乙でしたー なんかうどんちゃんから練習でまたいい結果出したいな…… 何かすんげえフラグがにじみ出てる気が
[935]森崎名無しさん:2011/10/23(日) 14:32:11 ID:??? 【ファンタジスタの】幻想のポイズン54【幻想】 【大魔王】幻想のポイズン54【バーン!】
[936]森崎名無しさん:2011/10/23(日) 14:43:06 ID:??? 【たすけて】幻想のポイズン54【Qさん!】
[937]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/23(日) 21:58:06 ID:??? ジョン「試合終了〜ッ!! ディアス選手の華麗なバナナループが決まると同時、審判の長い長い笛が鳴り響きましたァァァ〜ッ!! 7−3ッ! 圧倒的ッ! アルゼンチン、圧倒的な大差でウルグアイJrユースを撃ち下したァァッ!! そして、その7点のうち、なんと6点はたった一人の選手によるものッ! いずれもアクロバティック、かつダイナミックなプレーで我々を魅了し、決めて見せたのは……天才、ファン=ディアス!! 華麗なドリブル、圧巻のシュートを前にウルグアイ守備陣は完全に崩壊をしていましたァッ!! 早く次のアルゼンチンの試合が見たい! 我々をそんな気にしてくれる、ディアス選手のプレーでした!!」 観客「ディ・ア・ス! ディ・ア・ス!! ディ・ア・ス!!!」「ウルグアイェ……得失点差が酷すぎる事になってんぞ……」 「得失点差−5とかおかしすぐるでしょう?」「もう駄目だ、おしまいだぁ……」 試合が終わり、両チームの選手達が対照的な面持ちでフィールドを去ろうとする中にあっても。 観客たちの熱狂は未だに収まらず、留まるという事を知らない。 それ程までにディアスのプレーは鮮麗され、美しく、人々を魅了するものだった。 そして、当然のようにこの試合を観戦していた大会参加者たちもまたとんでもない選手が出てきたものだと狼狽をする。 ウルグアイのビクトリーノ、イタリアのヘルナンデス、フランスのピエール、幻想郷の反町。 各々一国を代表するキャプテンなだけあり、この大会でも屈指の実力を持つ選手達。 しかし、ファン=ディアスは一個人として、それらとは一線を画する程の実力を持っているようにしか見えなかったのだ。 ヘルナンデス「アレを止めるのは至難の業だな……」 映姫「とはいえ、止めなければ我々も立つ瀬がないというものです。 守備力を売りとしたチームとしては、ね」 ヘルナンデス「無論、負けるつもりはないさ。 (僕一人ならともかく、今はエイキもいる……ウルグアイ程簡単にやらせはしない)」
[938]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/23(日) 21:59:07 ID:??? ピエール「(……恐らく攻撃は俺とナポレオンだけで問題は無い。 アルゼンチンの守備は、ガルバンに頼る面が大きい。 あのエイリンという選手もいつもいつも守備に顔を出す訳ではないだろうから、その点は問題ないんだ。 問題は、どれだけあのディアスを止められるかだが……)」 さとり「……大丈夫ですよ、ピエール君」 ピエール「さとり……」 さとり「(私は……いえ、私たちは誰にも負けない。 今度こそ、価値ある一勝を……!)」 うどんげ「や、やっぱり最後はあのディアスって子が持って行っちゃった……」 輝夜「(はぁ〜……本当、起用に悩む対戦相手だこと。 ……不幸中の幸いは、これで心が折れるような選手がうちにはあまりいない事くらいかしら……)」 リグル「ダブルハットトリックかぁ……よーし、それじゃあ私はそれより凄いトリプルハットトリックだ!! ハッハァー! 私がオータムスカイズの点取り屋、リグル=ナイトバグだァ!!」 チルノ「へんっ、やっぱ鬼とかも大したことないわね! あたいがいればあのもじゃもじゃ頭にいいよーにやられないわよ!」 お空「うにゅ……えっと、それで、結局7−3だと得失点差はどうなるの? 7から3引くから8くらい?」 輝夜「…………」 パチュリー「……心が折れるとかそういうレベルじゃないわよ、これは」 輝夜「うん……なんというか、これはこれで問題が大有りだわ。 改めて思うけど」 衝撃は大きいが、さりとてこのまま指を咥えてアルゼンチンにいいように虐殺をされるつもりも毛頭ない。 プラス思考――とはまた色々と違うような気がするリグル達の発言を聞き、少しだけ不安になりつつも。 しかし、闘志を殺がれないのはよい事だと輝夜は考えつつ、席を立つ。
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0ch BBS 2007-01-24