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【最終】ファイアーモリブレム33【試験】
[680]森崎名無しさん:2011/08/16(火) 00:42:14 ID:??? 仲良し四人組?→ クラブ5
[681]森崎名無しさん:2011/08/16(火) 21:42:45 ID:??? 進化の力と同じで単に判定の結果森崎が伸び悩んでも 全部破滅のツボのせいになってちょっと申し訳ない気持ちになるなw
[682]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/08/17(水) 22:55:39 ID:??? >>681 どんな成長の仕方をしても都合よくストーリーが転がる形になってますよねw ============ 仲良し四人組?→ クラブJ クラブ→ストラットがイタリア料理を皆に振る舞うぞ! ============ ストラット「今日の食事当番は俺だぜ」 中山「またパスタか」 イスラス「またパスタか」 バビントン「またパスタか」 ストラット「んなっ!?パスタ舐めんな!つーかマトモな食材が揃っていないんじゃしょうがねぇだろ。 こう見えてもミランにいた頃はチームメイトに特製のイタリア料理をご馳走してたんだぜ」 確かにストラットの作る料理はシンプルな食材の割りには相当なモノとなっている。 三人それぞれの好みの味付けと麺の硬さをうまく調節し、付け合わせのサラダも手を抜かない徹底ぶりである。 ストラット「(休日にはミアータと一緒に朝から市場に出ては食材を眺めてキャッキャウフフしてたっけ。 ああちくしょう、ミアータかわいいよミアータ。今頃君は心配しているんだろうな。 イタリアから逃げ、そしてブラジルにも居座れなかった弱虫な俺を許しておくれ……)」 この涙は寂しいからじゃないと言い訳をしながら、オニオンを刻み過去の思い出を懐かしむ。 ※このスレのストラットは料理得意キャラになりました。 ※闇のオーブ四人組の仲がさらに良好になりました。
[683]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/08/17(水) 22:57:22 ID:??? コンコン。 腹も膨れ、明日の掃除当番をかけたトランプに興じている四人組の部屋にノックの音が鳴り響く。 中山「鍵は開いてますよ。入ってきてください」 突然の来客→!card !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ→アイネ「私です。アイネです。明日からの遠征の予定を伝えに来ました」 ハート→クライネ「ゴミクズの分際でその口はなに?そっちから出迎えなさいよ」 スペード→ローロー「ウキキ。お前ら楽しそうなことしてるな。俺も混ぜろー混ぜろー」 クラブ→ガーネフ「ふぇふぇふぇ…儂じゃ。いよいよお前たちの力を発揮する時が来たようじゃ」 JOKER→ラムカーネ「おいお前ら!ちょっと今から出かけるぞ。ついてこい!」
[684]森崎名無しさん:2011/08/17(水) 22:57:52 ID:??? 突然の来客→ クラブ9
[685]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/08/18(木) 00:54:37 ID:??? 突然の来客→ クラブ9 >クラブ→ガーネフ「ふぇふぇふぇ…儂じゃ。いよいよお前たちの力を発揮する時が来たようじゃ」 ============ ガーネフ「ふぇふぇふぇ…儂じゃ。ガーネフじゃよ」 中山たちの部屋にやってきたのは、彼らの弱き心を発散させる魔力の源にもなっている、 闇のオーブの力を分け与えた張本人であるガーネフである。 中山「こんばんはガーネフさん。立ち話も何ですしどうぞ部屋の中へ」 ガーネフ「それじゃ失礼するよ。春になったとはいえまだまだ夜は冷えるわい」 部屋に招き入れられたガーネフは、並んで椅子に座る中山達をニコニコしながら見渡す。 気のよい老人が孫たちを眺めている一見のどかな風景にも思える状況だ。 そんな中、イスラスが物おじしない態度でガーネフに向けて口を開く。 イスラス「…いつまで俺たちをこんな場所に缶詰にしておくつもりだ? アンタらには俺たちが納得の行く理由をそろそろ説明する義務があると思うんだが」 ガーネフ「ふぇふぇ…確かお主はオランダユースのストライカー、イスラスじゃったか。 突如彗星のように現れ、欧州でも期待の若手と名高い評価を得た好プレイヤーじゃな」 イスラス「質問に答える気はあるのか?無いのなら…」 バビントン「ま、待ってよイスラス。きっとガーネフさんはその説明をするために僕達の部屋にやってきたんじゃないかな」 中山「確かに説明がほしいですね。俺たちの恩人でもあるガーネフさんの言うことだから今まで黙って従ってきましたけど」 ストラット「俺もそろそろ我慢の限界だ。大体アカネイア大陸なんて地球上にない場所に連れてきていったい何のつもりなんだ?」 ガーネフ「……ふむ。確かにそろそろ頃合いじゃの。あやつらの動きも活発化してきたじゃろうしな」
[686]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/08/18(木) 00:55:55 ID:??? もそもそと座り位置を変えながら、ガーネフはぬっと身を乗り出してくる。 ガーネフ「ではまず聞かせてほしい。なぜお主たちがここに呼ばれたのか、自分に分かる範囲でかまわぬから理由を述べてみい」 ストラット「はぁ?その理由がよくわからないから俺らは説明して欲しいって言ってんだ――」 ストラットが語気を荒げて握りこぶしをあげようとしたとき、中山が制するように口を開く。 中山「ここにいる俺たちの共通点。様々な理由があるにしろ、ガーネフさんの持つ『闇のオーブ』の力に助けてもらいました。 たぶんですけど俺たちを助けた代わりに何か手伝いをしてもらいたい。そういうことなんじゃないんですか?」 ガーネフ「ふふ…さすがは中山じゃ。いくら体は錆びつこうとも記憶や知識は冴え渡っとるのう」 バビントン「それじゃあガーネフさんは僕達の力を借りたいと…そういうことでいいんですね?」 イスラス「受けた借りをそのままにするのは気が引ける。要件は何だ」 ガーネフ「ふぉっふぉっふぉ。まぁそう焦るでない。何事も順序というものがあるじゃろう。 お主らが早く元の世界に戻りたいという気持ちも分からんではないが…」 そこで一旦言葉を切ると、ガーネフはぎょろりと目玉をむき出しにして口の端を持ち上げる。 不気味を通り越して悍ましい表情だが、これは彼なりの笑顔なのだと中山たちはわかっていた。 ガーネフ「お主らは森崎という男を知っておるだろう?ワールドユース大会で戦ったことがあるあのキーパーじゃ」 イスラス「! …よく知っているとも。アイツにもいつか借りを返さねぇとな…!」 バビントン「アルゼンチンもオランダも日本にこっぴどくやられちゃったからね。嫌でも覚えてるよ」 ストラット「(えーと…本戦にすら出場できなかったイタリアの俺はどうすればいいんでしょうか)」 キョロキョロとあたりを見回し話を合わせようとするストラットを知り目に、中山はガーネフに言葉を返す。
[687]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/08/18(木) 00:57:39 ID:??? 中山「……それで、森崎がいったい俺達の力とどんな関係があるんですか?」 ガーネフ「森崎という男は、元からあれほど優れた能力の持ち主ではない。 ワールドユース大会でお主達を破ったのは、何を隠そうお主たちに与えた闇のオーブの力に寄るものなのじゃ」 中山「え…?(森崎も俺と同じ力を使っていたのか?気がつかなかった……!)」 バビントン「(アリティアカップではあまり目立った活躍が出来なかったのに、急に実力を身につけていたのはそういうことだったんだ)」 イスラス「……なるほど。それならば色々とつじつまが合うな。 だが一つ納得が行かないことがある。なぜアンタはその森崎にまで力を貸した?」 ストラット「俺たちに契約を持ちかけてきたときは……その、スランプとかチームの事情で悩んでいた時だったよな」 ガーネフ「さよう。その森崎にも耐え難い能力の伸び悩みという悩みを抱えておってな。 自身の才能の限界を大きくオーバーする力を持て余し、自分の分身を生み出してしもうたのじゃ」 中山「自分の…分身?」 ガーネフ「姿形はまったく同じ。技量も大体似たようなものじゃ。 じゃが、その分身体は意識だけは別のものをハッキリ持っておってのう。 わしらの元から飛び出し、好きかって動いて暴れまわっておるのじゃよ」 バビントン「それってドッペルゲンガーみたいなものでしょうか。何だか不気味だなぁ」 イスラス「オカルトな話を除くならクローンという表現のほうが合ってるかもな」 ガーネフ「ヤツのせいで今の森崎は実力の半分しか発揮できぬ体となってしまった。 特に持久力に関しては酷いものでのう。一時間もフィールドに立てぬ虚弱体質になってしもうた。 あやつは儂の命の恩人でもある。なんとか助けてやりたいのじゃよ……」 中山「(森崎がガーネフさんの命の恩人……。いや、それよりも今の森崎が半分の力しか発揮できないだって…?)」
[688]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/08/18(木) 00:59:38 ID:??? 森崎と一緒にフィールドに立つことを自分の使命とし、彼の前でゴールを守ることこそ自分の夢だと誓った中山は気が気でなかった。 自分の怒りと憎しみを受け入れ、破滅のツボを自ら押した彼の心情を思えば居ても立ってもいられない。 イスラス「……その分身体を取り戻すのに俺たちの力を借りたい。そういうことか?」 ストラット「話は大体わかったが、そのドッピオだかクレーンだか…わかりにくいな。その偽物野郎をふんづかまえてくればいいんだな?」 バビントン「でも、それと僕達の力がどう関係してくるんです?」 ガーネフ「森崎の分身体はサッカーに対する欲望から分かれ、生まれ出てきたものじゃ。 つまりあやつのサッカーに対する欲望を枯れさせればよい。 そうすれば分身体の欲望は魔力となり、再び森崎の本体へと戻ってくるはずじゃ」 中山「つまり俺達は偽物の森崎をサッカーで負かして、奴のサッカーに対する欲望を奪うと。そういうことですね」 ガーネフ「物分りの良い者たちばかりで助かるのう。まさにその通りじゃ。 闇のオーブの力に魅入られし者たちよ。少しだけで良い。 お主たちの得意なサッカーの力とやらで、どうか森崎を助けてやってくれ…」 しゃがれた声をさらに枯らし、ガーネフは痩せた頭を下げる。その姿を見たストラットは腕を組みながら口を開いた。 ストラット「確認させてもらう。森崎の偽物をぶっ潰せたら俺たちは元の世界に戻れるんだよな?」 ガーネフ「無論じゃ。儂の願いはただひとつ。命の恩人である森崎の苦しむ姿を一刻も早く改善させてやりたい。それだけなのじゃ」 ストラット「だったら決まりだ。俺はやるぜ。その偽物野郎をボッコボコにして、さっさと森崎を復活させてやる!」 バビントン「うん……やろう。ううん、やるしかないよ。スランプで苦しんでいた僕達を助けてくれたガーネフさんの頼みだもの!」 イスラス「ワールドユースの借りを返すためにも、早いとこ奴に本当の力を取り戻させてやらないとな…」
[689]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/08/18(木) 01:01:50 ID:??? 中山「俺は……森崎を助けたい。森崎と一緒にフィールドに立ちたいんだ! 俺のように滅茶苦茶なリハビリで苦しませてなるものか!ガーネフさん、教えてください! 俺たちはまず何をすればいいんですか?どうすれば森崎を助けてあげられるんですか!」 大事な親友を救う。その一心を瞳の中で燃やしガーネフの肩をつかむ中山。 ガーネフ「ふぇふぇふぇ……案ずるでない。偽物の所在の目星は大体見当がついておる。 今からちょうど一週間後。お主らはその時行われる試合に備え、体を作っておくのじゃ。 練習相手はこちらで用意させておく。いずれもお主らに劣らぬ歴戦の戦士たちじゃぞ」 その言葉を境に、部屋に入ってくる仮面をつけた屈強な男たち。 中には仮面だけでなく頭にターバンを巻いているものや強者のオーラを身にまとう金髪の男もいた。 ?????「ふむ…では、我々は今度はこの者たちとサッカーをすれば良いのだな?」 ?????「愛する者との約束を果たすため、共に力を合わせてがんばろう!」 ストラット「へへ…ようやくサッカークラブらしくなってきたじゃねぇか。 やっぱり俺達はボールを蹴っていたほうが性に合うぜ!」 イスラス「ちっ……相変わらずその仮面はつけなきゃいけないのか?」 バビントン「でもこの仮面をつけなきゃ闇のオーブの力が安定しないんだ。仕方ないよ、ね?」 中山「(待ってろよ森崎。今度は俺が……俺がお前を守る番だ。必ずお前の力を取り戻してみせるからな!)」 中山は窓から入り込む月の光を見上げて強く誓った。これまでの償いを返す絶好の機会を手に入れたのだと。
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0ch BBS 2007-01-24