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銀河シュナイダー伝説6 〜切磋篇〜
[531]銀河シュナイダー伝説:2011/08/19(金) 01:47:02 ID:zF5PHgqg シュナイダー(兄上も兄上だ。あの時余計な口を挟まなければわざわざ片道2時間もする こんな片田舎まで出向いてくる必要なんて無かったのに) 自らの非がないことを自身に言い聞かせるためにこの場ではほとんど関係ないはずの兄のことまで 槍玉に挙げてしまう。 ……それら全ては、自身という存在の否定であるという事にすら気付いていないカールハインツだった。 〜〜〜 それから数十分。誰一人近づかない応接室で静かに目を瞑るシュナイダーだったが… バリバリバリバリ!! 突如巨大な音が庭園を支配する。 シュナイダー「???」 ドン!! ???「カール!!カールハインツはどこだ!!!」 聞き馴染んだ声がエントランスホールから響き渡る。
[532]銀河シュナイダー伝説:2011/08/19(金) 01:48:14 ID:zF5PHgqg シュナイダー(…兄…うえ?) 突然気恥ずかしくなるシュナイダー。何故なのか理由は解らないのだが自分の行動がとつぜん 子供っぽいそれだったのではないかと思い始めたのだ。 ベルンハルト「…ここにいたのか。入るぞ!」 答えを聞くまでも無く勝手知ったる屋敷を横断すると、つい数十分までシェリル嬢のいた 4人掛け用のソファーへと腰を下ろす。 シュナイダー「兄上…」 先の嫌な気分しか残らない問答からまだ力を回復しきっていないシュナイダーは力なく返答する。 ベルンハルト「話はヘルミーネから聞いた。」 言葉短く事のあらましをすべて知っている事を告げる兄。 バン!! シュナイダー「ッグ!!」 余計なことを!っと思う間もなく、強い衝撃が彼の頬を襲い、シュナイダーはソファーから投げ出される。
[533]銀河シュナイダー伝説:2011/08/19(金) 01:49:14 ID:zF5PHgqg ベルンハルト「今の痛みはヘルミーネの悲しみ。お前には勿体無いものだ、ありがたく貰っておけ」 そういいながら倒れこんでいるシュナイダーに近づいていき… ドン!! 腹部に強烈なつま先の一撃がめり込む。 シュナイダー「ブハァ!!!」 胃酸が逆流するような衝撃が更に追い討ちを受ける。 ベルンハルト「こいつはシェリル嬢の辛さだ。お前は何時の間に他人の辛さを感じるのがどこまでも 下手になった?…だから俺がもう一度おしえてやる!」 悶えるシュナイダーを見下ろしながらカミソリのような鋭さでそう言い放つ。 シュナイダー(本気になれば兄上など私の敵ではないというのに!なのに、何故だ!? 兄上は兄というだけで私を蔑ろにしているのか!?) シュナイダーにとって、いや、ほとんどのものにとって理不尽としか思えない暴力に対し そんな事を思ってしまう。
[534]銀河シュナイダー伝説:2011/08/19(金) 01:50:15 ID:zF5PHgqg メイド長「おやめください!ベルンハルト様!」 更に追撃しようとするベルンハルトとシュナイダーの間に入り、そう懇願するメイド長。 ベルンハルト「どけ。これはシュナイダーのためでもある。貴族という立場に飲まれかかっているんだ。 よりにもよってシェリル嬢だけでなくヘルミーネまで毒を吐くとは!」 メイド長「いえ、シュナイダー様は悪くありません。私が…私がもっと…」 ベルンハルト「私に対しては言葉に出来なければそれでもいい。だが、こいつという奴は… いままで生きてきた16年を高々1.2年ですべて潰していやがる!こういう奴は誰かが それを間違っている事を教えないとどこまでも腐った人間に落ちぶれてしまうだろうに!」 シュナイダー(俺が…変わった!?) シュナイダー「メイド長…どいてくれ…」 メイド長「……申し訳ありません。私がベルンハルト様に連絡をしてしまったために…」 ベルンハルト「だからこそだ!そんなにも心配してくれるヘルミーネを何故貴様は無碍にできる!」
[535]銀河シュナイダー伝説:2011/08/19(金) 01:52:12 ID:zF5PHgqg シュナイダー「そんなつもりはありません…私は貴族としてのあるべき姿を…」 ガン!! メイド長をどかし、よろよろと立ち上がろうとするシュナイダーの鳩尾にベルンハルトの右拳が めり込む。 シュナイダー「ガフッ!!」 ベルンハルト「誰がそんな事をのぞんだ!父上はあのカールだからこそ期待したというのに! だからこそ無理を承知でカールに爵位が行き届くように自らの性を捨て貴様に譲ったというのに! そんなことすら解らず、ただ力を振り回すなど子供にも劣るわ!!」 シュナイダー「…そんなことは聞いていない!」 ガン!! 来るとわかっていればたとえ急所の鳩尾であっても体を捻り打点を変える事で耐えることはできる。 シュナイダーの運動神経というものは所詮貴族のおぼっちゃま学校しか卒業していない兄とは異なり、 倒れようとする力を遠心力に変換させ、ようやくの反撃を開始した。
[536]銀河シュナイダー伝説:2011/08/19(金) 01:53:18 ID:zF5PHgqg ベルンハルト「ちぃ!大きくなったのは図体と力だけか!」 口の中を切ったのだろう。つばと共に大量の血を赤いカーペットに吸い込ませながら立ち上がる。 シュナイダー「兄上、力では私には勝てません。去るなら今のうちですよ」 兄とはいえ、ここまで一方的にやられたのでは面白くないシュナイダーはそう言葉にする。 ベルンハルト「……本当に、いいのか?お前は?」 体を半身にし、シュナイダーの追撃から避ける体勢を整えたベルンハルトは、言葉による 攻撃に手段を変更する。
[537]銀河シュナイダー伝説:2011/08/19(金) 01:54:20 ID:zF5PHgqg シュナイダー(………) どうしますか? A.当たり前だと殴りかかる! B.これ以上兄上に怪我をさせたくは無い。士官学校へ帰る。 C.その他 先にID表示で2票入ったものを選択します。
[538]森崎名無しさん:2011/08/19(金) 01:59:48 ID:??? …なんかいきなり自動イベントが始まってポカーンでござる。 参加者A的には普通にベルンハルトに利があると思うんだが、 さてシュナの頭に上った血をおろすためにはどうしたらいいのか。
[539]森崎名無しさん:2011/08/19(金) 02:02:24 ID:??? シュナって、こんなに歪んでたの?
[540]森崎名無しさん:2011/08/19(金) 02:03:43 ID:magMon1Y C 「子供のままでいるわけにいかないから、貴族であろうとしているのです! そうでなければ、私とてあんなやり方をしたくはなかった!」 こちらも言葉の応酬に転じる(…そしてさりげなくフォローの余地を残してみる)。 ;ここで切られるのは難しい…でも自由選択の出番だと思った。
[541]森崎名無しさん:2011/08/19(金) 02:03:51 ID:??? スレ主的にはそうみたいね(今は頭に血が上ってるのもあるだろうけど
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0ch BBS 2007-01-24