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【Forza】Another-C_7【FIORENTINA!!】
[609]森崎名無しさん:2011/09/06(火) 14:18:00 ID:??? 当然のことながらアナカン世界では影の薄い森崎や翼達の登場が待ち遠しい!
[610]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/06(火) 15:15:41 ID:??? >>609 ありがとうございます! 片方はそう遠からず(と言っても5スレくらいはかかりそう)登場すると思いますので気長にお待ちをw ============================================= > 《スペード、クラブ》 森崎の為 > 中山さん、誰が為に闘う→ クラブ2 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 森崎に追いつきたい 森崎の助けになりたい バンビーノと同じく、中山の意志は3年も前に固まっており、それは揺らいでいなかった。 彼は今思い出していた。 フランス国際Jrユース決勝戦、全日本vs西ドイツの試合を。 フィールドではなくTVで、それも車椅子に座って観たあの時の事を。 それは前半終了直前のこと。 1−0でリードしていた日本に対し、シュナイダーの猛攻が炸裂していた。 マーガスとのクロスオーバーを成功させ、そこからあれよあれよと4人抜き… アッと言う間に日本ゴールへと突撃していたのである。 スピーディーな攻撃、クライフターンでの翻弄、そして絶対有利となる1対1勝負。 一方、守備ラインを完全に潰されて残る守りは森崎ただ一人。 それも得意とするセービングではなく1対1。 体格差、筋力差によるパワー不足を度々指摘されていた森崎にとって、間違いなくピンチであった。
[611]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/06(火) 15:16:50 ID:??? それを見た時、中山は喜びに打ち震えると共に…この友の殊勲プレイに一つの思いを抱いた。 (中山「森崎…!」 ) (BJ「私にはよく分からんのだが、今のは大事な場面だったんだな?」 ) (中山「はい!その大事な場面で森崎が勝ったんです!」 ) (PNK「(よく分かんないけど、レレイはいわぬがナッパなのよさ)」 ) (中山「(…でも、俺があそこに居たらあんなピンチは作らせないのに)」 ) ボロボロで車椅子が無ければ移動も出来ない身体で… 中山がそれを思ったのは、これより下はない程の情けない負け惜しみであった。 だが自信の根拠である健全な肉体を失った彼にとっては、そう思わずには居られなかった。 小学生の頃からの親友の活躍はあまりに眩しすぎたから… 『自分ならもっと森崎の力になれる筈だ』と。 『何故自分はあのフィールドに居ないんだ』と。 そこから先はずっとそう言い聞かせながら、ずっと自問しながら試合を見続けたのである。
[612]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/06(火) 15:18:09 ID:??? 中山「俺も全日本の代表としてWトーナメントに出たいと思っています。」 トレイゼ「ふむ…」 中山「俺には目標とする選手が居ます。 そいつはGKなんですけど… 最初は大した実力もないのに、大きな事ばかり言って、変な行動ばかりして… でも努力に努力を重ね続けて、最後は最高の結果をもぎ取ってしまうような奴です。」 新田「それって…」 三杉「しぃっ。」 中山「俺は怪我でまともに動ける事も出来なくなってから、ずっとTV画面のそいつを見ていました。 そいつの前を守って居た時もあった、そいつのゴールを脅かした時もあった… なのにTV画面を観る事しか出来ない現実は、俺にとってあまりに辛い日々だった。」 バンビーノ「……」 スペルマン「……」 皆ただ黙って聞いていた。 同じような経験を思い出している者も居たかも知れない。
[613]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/06(火) 15:19:25 ID:??? 中山「けれど、今俺は満足に動ける身体を取り戻し、そして多くを教わりました。 テクニックを叩き込んでくれたジョアンコーチ… 試合での駆け引きを教えてくれたアンザーニ監督… そして共に駆け抜けてきた仲間達には心から感謝しています、でも…。」 ジョアン「……」 アンザーニ「……」 中山「俺はもう一度、アイツと肩を並べたい。 今度は一緒に世界一を目指し…そして成し遂げたい。 決意とか…そんなんじゃなくって………ただの我儘とか…勘違いかも…だけど。 俺は…全日本で……」 ボロボロと中山の両の瞳から涙がこぼれ落ちていた。 感謝の気持ちや後ろめたさ、過去の苦しみ、未来への希望…多くの想いがこの純粋な液体を形作っているのだ。 三杉「……」 ☆何か言いますか? A 言わない。 B 中山を否定する。(森崎を超えるつもりはないのかと言う意味で。) C 中山を否定する。(日本のサッカーの為には云々という自分の目的の為に。) D その他 2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
[614]森崎名無しさん:2011/09/06(火) 15:43:33 ID:o+B1enLY A >>910-911の間って1レス飛んでたりしません?気のせいかな?
[615]森崎名無しさん:2011/09/06(火) 15:53:12 ID:2QSG7v32 A
[616]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/06(火) 18:17:29 ID:??? >>614 おーっと!確かに抜けてました。 1レスではないですが、>>910-911は以下のような流れです。 御指摘を感謝すると共にお詫び申し上げます!! ============================================= それは前半終了直前のこと。 1−0でリードしていた日本に対し、シュナイダーの猛攻が炸裂していた。 マーガスとのクロスオーバーを成功させ、そこからあれよあれよと4人抜き… アッと言う間に日本ゴールへと突撃していたのである。 スピーディーな攻撃、クライフターンでの翻弄、そして絶対有利となる1対1勝負。 一方、守備ラインを完全に潰されて残る守りは森崎ただ一人であった。 それも得意とするセービングではなく1対1。 体格差、筋力差によるパワー不足を度々指摘されていた森崎にとって、間違いなくピンチであった。 そう、つまり誰もが西ドイツの同点ゴールを予感した…予感せざるを得ない状況だった。 しかし森崎は守った。 迷いのない飛び出しで、シュナイダーの上を行ったのである。 それを見た時、中山は喜びに打ち震えると共に…この友の殊勲プレイに一つの思いを抱いた。
[617]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/06(火) 18:23:18 ID:??? > A 言わない。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 三杉(中山は理屈や利によってではなく、その心によって去っていく。) 現実的な事を考えれば、三杉は中山にチームを抜けて欲しくなかった。 彼自身の進む道の困難を考えれば、中山の守備力は心底必要な物であるからだ。 それに長き時間を共に過ごした事による意志の結びつき、連携だって重要な要素である。 故に…もしも可能であるならば、引き止められるならば、という気持ちも確かにあった。 しかしそれが不可能だという事は薄々予想していたし、今それが正しかったと確信を持てる。 三杉(ああ、それを止める手段も権利も僕には無い…だからここで水を注す事もないんだ。 フッ、森崎に負けたっていうのが口惜しいけれどね…。) そう自嘲しながら、三杉は最後まで強がって黙っていた。 三杉個人が中山に抱いていた信頼も、彼を引き止める力にならぬ事に落胆しながら。 トレイゼ「なるほど……。 判った、キミはキミの道を行きたまえ。 我儘だろうが、自分の意志は最後まで貫くとイイ。」 中山「ありがとうございます…。」 トレイゼもジョアンもこの中山の言葉に対して大人の論法を用いる事はなかった。 何も言わずにその希望を受け入れたのだった。
[618]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/06(火) 18:26:09 ID:??? その後ジョアンはもう一度だけメンバーに希望を問い、その様子を窺った。 暫し見回していたが、誰も手を挙げる素振りを見せなかった事で、それを打ち切った。 ジョアン「では他の者は…私との契約に則り、1年後までフィオレンティーナと運命を共にして貰う。 バンビーノと中山については今月の最終日を以って契約を満了とする。 現在の寮についてはそれまでに引き払うこと。 それと……」 バンビーノ(それと・・・? ・・・・・・ああ、さっき言っていた最後の1仕事か?) ジョアン「今後の予定だが、明日はフィレンツェに戻って祝勝パーティだ。 そして翌日からは5日間の休暇を与える。 その後、まだ日取りは決まっていないが、 今月中にテストマッチを一試合行う。 …このメンバーでは最後の試合という事になるな。」 ブンナーク「テストマッチ…しかも今月中にか?」 三杉「…コーチ、相手はどこですか?」 ジョアン「相手…そうだな、正式な名称はまだ定まっていないが… “カンピオーネ”という事になるだろうな。」 新田(カンピオーネ…?) マルコ(イタリア語で“覇者”か…)
[619]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/06(火) 18:28:20 ID:??? ざわざわ・・・ ざわ… ジョアンの言葉に理解が及ばず、メンバー達は疑問を表に漏らす。 テストマッチをする相手のチーム名が正式に定まって居ないと言うのだ。 草サッカーのチームか何かならば、ハッキリ言って自分達の相手にはならないだろうが・・・ ジョアンが冗談で物を言っているのかと疑ってみるが、その真剣な表情は冗談などではない事を示している。 三杉(何のつもりか判らないけれど・・・) このテストマッチの意図は判らないが、三杉はジョアンの表情を見て追及を止めた。 思考をWトーナメントへとシフトしたのである。 中山を失った穴、そしてナショナルチームの強大さを思えば・・・ たかだかテストマッチの事など、彼にとっては重く考えるに値しない小事であった。 〜回想終了〜 ******** 一旦ここまれれす
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0ch BBS 2007-01-24