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【Forza】Another-C_7【FIORENTINA!!】
[616]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/06(火) 18:17:29 ID:??? >>614 おーっと!確かに抜けてました。 1レスではないですが、>>910-911は以下のような流れです。 御指摘を感謝すると共にお詫び申し上げます!! ============================================= それは前半終了直前のこと。 1−0でリードしていた日本に対し、シュナイダーの猛攻が炸裂していた。 マーガスとのクロスオーバーを成功させ、そこからあれよあれよと4人抜き… アッと言う間に日本ゴールへと突撃していたのである。 スピーディーな攻撃、クライフターンでの翻弄、そして絶対有利となる1対1勝負。 一方、守備ラインを完全に潰されて残る守りは森崎ただ一人であった。 それも得意とするセービングではなく1対1。 体格差、筋力差によるパワー不足を度々指摘されていた森崎にとって、間違いなくピンチであった。 そう、つまり誰もが西ドイツの同点ゴールを予感した…予感せざるを得ない状況だった。 しかし森崎は守った。 迷いのない飛び出しで、シュナイダーの上を行ったのである。 それを見た時、中山は喜びに打ち震えると共に…この友の殊勲プレイに一つの思いを抱いた。
[617]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/06(火) 18:23:18 ID:??? > A 言わない。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 三杉(中山は理屈や利によってではなく、その心によって去っていく。) 現実的な事を考えれば、三杉は中山にチームを抜けて欲しくなかった。 彼自身の進む道の困難を考えれば、中山の守備力は心底必要な物であるからだ。 それに長き時間を共に過ごした事による意志の結びつき、連携だって重要な要素である。 故に…もしも可能であるならば、引き止められるならば、という気持ちも確かにあった。 しかしそれが不可能だという事は薄々予想していたし、今それが正しかったと確信を持てる。 三杉(ああ、それを止める手段も権利も僕には無い…だからここで水を注す事もないんだ。 フッ、森崎に負けたっていうのが口惜しいけれどね…。) そう自嘲しながら、三杉は最後まで強がって黙っていた。 三杉個人が中山に抱いていた信頼も、彼を引き止める力にならぬ事に落胆しながら。 トレイゼ「なるほど……。 判った、キミはキミの道を行きたまえ。 我儘だろうが、自分の意志は最後まで貫くとイイ。」 中山「ありがとうございます…。」 トレイゼもジョアンもこの中山の言葉に対して大人の論法を用いる事はなかった。 何も言わずにその希望を受け入れたのだった。
[618]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/06(火) 18:26:09 ID:??? その後ジョアンはもう一度だけメンバーに希望を問い、その様子を窺った。 暫し見回していたが、誰も手を挙げる素振りを見せなかった事で、それを打ち切った。 ジョアン「では他の者は…私との契約に則り、1年後までフィオレンティーナと運命を共にして貰う。 バンビーノと中山については今月の最終日を以って契約を満了とする。 現在の寮についてはそれまでに引き払うこと。 それと……」 バンビーノ(それと・・・? ・・・・・・ああ、さっき言っていた最後の1仕事か?) ジョアン「今後の予定だが、明日はフィレンツェに戻って祝勝パーティだ。 そして翌日からは5日間の休暇を与える。 その後、まだ日取りは決まっていないが、 今月中にテストマッチを一試合行う。 …このメンバーでは最後の試合という事になるな。」 ブンナーク「テストマッチ…しかも今月中にか?」 三杉「…コーチ、相手はどこですか?」 ジョアン「相手…そうだな、正式な名称はまだ定まっていないが… “カンピオーネ”という事になるだろうな。」 新田(カンピオーネ…?) マルコ(イタリア語で“覇者”か…)
[619]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/06(火) 18:28:20 ID:??? ざわざわ・・・ ざわ… ジョアンの言葉に理解が及ばず、メンバー達は疑問を表に漏らす。 テストマッチをする相手のチーム名が正式に定まって居ないと言うのだ。 草サッカーのチームか何かならば、ハッキリ言って自分達の相手にはならないだろうが・・・ ジョアンが冗談で物を言っているのかと疑ってみるが、その真剣な表情は冗談などではない事を示している。 三杉(何のつもりか判らないけれど・・・) このテストマッチの意図は判らないが、三杉はジョアンの表情を見て追及を止めた。 思考をWトーナメントへとシフトしたのである。 中山を失った穴、そしてナショナルチームの強大さを思えば・・・ たかだかテストマッチの事など、彼にとっては重く考えるに値しない小事であった。 〜回想終了〜 ******** 一旦ここまれれす
[620]森崎名無しさん:2011/09/06(火) 18:48:09 ID:??? ワールドトーナメントまでの大体の日程を知りたいれす
[621]森崎名無しさん:2011/09/06(火) 18:49:22 ID:??? あー、なるほど。カンピオーネにズッタボロボロにされて強化のモチベーションにするのね。
[622]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/06(火) 18:58:45 ID:??? ちょっとレスだけ。 >>620 カンピ戦後、色々と第2部として4試合とNPC戦1or2試合を予定。 続いて第3部(Jカップ)で3試合を予定。 あとはWトーナメントまでテストマッチが1or2試合くらい・・・。 練習や強化イベントが何処に入るかは、今回は回答なしで御理解頂きたいと思います。 >>621 ハンブルガー戦と言うかスレ主が考えたシナリオの一部とお考え下さい。
[623]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/06(火) 19:53:22 ID:??? 三杉「バルセロナBか…」 もう一度その名を呟いた。 ナショナルチームと同等のチーム力を、ほぼ確実に持っているチーム。 いや、連携や戦術の統一を考えればナショナルチームを上回る可能性だってある。 U18などという年齢制限がなければ、それは可能性の有無から確実という言葉へ変化するだろう。 三杉(もし敵として当たったら、中山を失ったフィオレンティーナで勝てるのだろうか・・・) いつになく三杉はナーバスな状態に在ると言わざるを得なかった。 イタリア・プリマヴェーラクラスの頂点が如何ほどか知り、目的の困難さがよりリアルに感じられるようになったのだ。 その上、中山もバンビーノも既にチームにはおらず・・・戦力ダウンは明白であった。 また・・・趣味、道楽としてではなく、今度は本腰を入れてくるフランス。 既に世界最強を競う強国でありながら、東西統一による更なる戦力強化が見込まれるドイツ。 今回の大会により戦術レベルの高さと層の厚さを実感し、その認識を改めさせられたイタリアなど・・・ その他にも、優勝の困難になるような強豪国を幾らでも挙げられるのが現状だ。 三杉(ダメだ、今こんな事を考えていたって・・・) こうして不安の中に漂っていても、何にもならないのは彼も重々判っていた。 だが判っていても尚、その思考から離れる事は難しいのである。
[624]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/06(火) 19:55:43 ID:??? それ故・・・今の三杉は弥生との時間を心から欲していた。 不安から距離を置く逃避によって、改めて目標を見据える為の活力としたかったのだ。 与えられた休暇を、全て弥生と会う事に使うスケジュールにしたのもその為だ。 無論それだけの力が弥生にはあると、三杉が信じているからこその行動であるが・・・ 三杉(弥生・・・・・・急なスケジュールだったけど、電話先では喜んでくれたっけ。 出来れば日本に着いたらすぐに合流したいけれど・・・・・・。) シートの狭さと硬さに苦虫を噛み潰す顔をする三杉。 このエコノミーシートと半断食は、三杉の体力を無残に削っている。 日本に着いた頃にはフラフラでデートどころではなくなっているだろう。 三杉(えぇい、今は何処辺りだ!?) 先着で ★窓を覗くとそこは・・・→!card と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。 《ハート絵柄、JOKER》 あの島の形・・・北海道!? 早くね!? 《クラブA》 あの島の形・・・スカンジナビア半島!? 遅くね!? 《それ以外》 真っ白・・・ロシア大陸ですね分かります。
[625]森崎名無しさん:2011/09/06(火) 19:56:12 ID:??? ★窓を覗くとそこは・・・→ ダイヤ7
[626]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/06(火) 20:48:40 ID:??? > 窓を覗くとそこは・・・→ ダイヤ7 > 《それ以外》 真っ白・・・ロシア大陸ですね分かります。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 苛々が一定値を越えた三杉は、飛行機が今何処を飛んでいるかを知る為に窓を覗き込んだ。 眼前に広がっていたのは・・・当然と言わんばかりの広大な白銀世界。 どう見てもロシア大陸の“何処か”である。 三杉(フィンランドと日本はロシアを挟んでお隣同士か・・・よく言った物だ。) スカンジナビア半島を越えると、後は日本まで延々とロシア大陸・・・ どの辺りを飛んでいるかなど、見極める事はまず不可能。 人が住めそうにもない雪山が続く風景に、三杉は力を失うのだった。 ・・・因みに腕時計が示していたのはPM8:00、離陸して4時間半といった所。 残り2/3程度の行程を、三杉は仮眠によって空腹と心地悪さを誤魔化し続けるのだった。
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0ch BBS 2007-01-24