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【Forza】Another-C_7【FIORENTINA!!】
[876]森崎名無しさん:2011/09/20(火) 19:09:51 ID:??? 乙でしたー
[877]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/20(火) 20:34:11 ID:??? >>876 オツカンシャです! ============================================= > D 三杉「問題がなければ、お泊りとかそういう事も考えてるが何か?」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 門限を聞く理由…? 二年も前に一線を越えた男女の関係において、それを意味する所は決まりきっている筈だ。 なのにワザワザ聞き返してきた弥生に、三杉の疑問はいよいよ高まる。 しかし、だからと言って本来の意図と違う事を口にする無為な行為…。 故に三杉は隠す事も憶す事もなく弥生に告げた。 三杉「問題がなければ、朝まで一緒にと…それくらいの事を考えているが。 ……何か?」 弥生「ッ……!」 これを受けた弥生は、まるで時を止めたかのような振る舞いであった。 息を急激に吸う音が聞こえ、目は普段よりも見開いている。 また、その視線は三杉を捉えて逸らす事はなかった。
[878]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/20(火) 20:35:36 ID:??? 弥生「あっ…ああぁ……」 ポロポロ… 三杉(なにぃっ!?) 驚いた事に、弥生はそのまま涙をぽろぽろと零し始めた。 これは三杉としても本当に想定外…。 これまでの2人の関係、そして今日の遣り取りを考えて、このような反応が返ってくるとは考えもしなかった。 三杉(僕は…僕は何を間違えた? 何処でボタンを掛け違えたのか、本当に分からない…) 呆然となりながらも、必死に自らの言動を思い返す三杉。 しかしその記憶の中でも、到底弥生を傷つけるような事は言ったように思えない。 困り果てた三杉は、気付けば縋るように弥生へと問いかけていた。 三杉「弥生…。」 弥生「あ……やだ、ごべんださい、これ、違う、違うの…」 スンスン… 鼻を小さく啜りながら、弥生はこちらへ訴えかけてくる。 しかし何が違うのか、三杉にはさっぱり判らない。 三杉は弥生が落ち着いて話してくれるのを待った。
[879]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/20(火) 20:37:34 ID:??? 暫くの後、ようやく弥生は続く言葉を話してくれた。 話してくれたが… 弥生「私…私ね……てっきり淳が私に魅力を感じてくれなくなっちゃったのかなって… 私もう魅力が無くなっちゃったのかなって思ったの…」 三杉「へっ?」 意味が判らなかった。 弥生に魅力がない、魅力を感じない……? いやいやいや! どちらかと言えば間逆のつもりであった、そういう言動を取って来たつもりだった。 故に弥生が何故そう思ったのか、三杉としては真剣に意味不明である。 三杉「いや…そんな訳ないんだが……何故そう思ったんだい?」 弥生「さっき……すごく素敵な場所で、ムードもとってもあって… でも淳はキスもしてくれなかった。 離れる前の淳だったら、あんな時にはもっともっと凄い事をして来たのに…。」 三杉(うっ…)
[880]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/20(火) 20:39:25 ID:??? 弥生「その後に私が『何か食べて“帰りましょうか”』って言っても、何も反論してくれないし… あの頃と違って、今の私程度じゃ淳は魅力を感じてくれないのかなって… 2年間の間にもっと他に素敵な女性を沢山見てきたからかなって… そんな事ばかりがずっと頭をグルグルとしてたの…」 三杉(………(汗)) 言われてみれば、そういう意図があったのかと理解は出来た。 しかしそれをあの場で理解し、正しく対応しろと言われても難しい話である。 キスや過激な行為をしなかったのも、三杉としては精一杯イチャイチャしたつもりであった訳であるし… 弥生「将来の事も……淳が本当のご主人様になるって言ってくれたのをずっと信じて… でも寂しくって、それ以外はどうしても考えられなかったの… どうなっても無駄にはならないからって、勉強は頑張ったけど…でも……。」 三杉(僕と同じような自立心が当然弥生にもあると思って聞いたが…そんな訳がなかったと言う事か。 寂しがりな年代の普通の女の子で…しかも僕は言う事は言っていた訳だからな…) 三杉は三杉自身も反省すべき所があると考えた。 今回心が擦れ違う事に居なった、その下地を作ったのは2年前の三杉自身であり… 結果として今の自分の言動が弥生に対して不安を与える事になったのは事実である。 ただ、それを抜きにしても弥生の心は難解極まりなかった気もしている。
[881]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/20(火) 20:42:28 ID:??? 弥生「ごめんなさい淳、勝手に勘違いして……でも、怖くて…」 三杉「……」 兎も角として、弥生の涙は安堵から来る涙であったという訳だ。 その事を知って、三杉の方も一応の安堵を得ていた。 最後にここを上手くまとめれば、2年間分の擦れ違いは全て解消すると思われるが… A 三杉(こんな重い女はもうこりごりだ。) B 三杉「まあ確かにこの2年間で素敵な女性は何人か見たな。」 C 三杉「まあ確かにこの2年間で素敵な女性は何人か見たな。 …でも、」 D 三杉「いいよ、僕も悪かっただから、もう泣きやみなよ。」 E 三杉「ふふ、いけない子だな…弥生は。」 F その他 2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
[882]森崎名無しさん:2011/09/20(火) 20:56:37 ID:sFKE63Lw C
[883]森崎名無しさん:2011/09/20(火) 21:01:02 ID:0PJK/wrQ A
[884]森崎名無しさん:2011/09/20(火) 21:01:59 ID:F/oaScbk C
[885]森崎名無しさん:2011/09/20(火) 21:16:49 ID:??? 女性心理描写すげえええ
[886]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/09/20(火) 22:47:47 ID:??? 三杉(面倒…それに判らない。 厄介な物だな、女心というのは。) 三杉は内心で呆れ気味の溜息をついていた。 予想も計算も立たぬとはこの事である。 三杉(優しく恋愛をするよりも…これならむしろ支配した方が余程簡単だ。) …と、そんな考えまでもが脳をよぎる。 しかし三杉は、フッと湧いて出たその考えを軽く笑い飛ばした。 元はといえば全ては自分の行動の結果、自業自得だからである。 それを忘れて相手の事だけを悪く考えるなんて、到底良い男とは言えない。 三杉(ま、これが面倒な男女の恋愛模様という物なんだろうな。 その面倒な物に付き合ってもいいと、僕はもう決めているんだし・・ それに、思い込んでパニックになりかけるなんて、実に弥生らしいじゃないか。) 子犬のようにこちらをジッと見つめて来る弥生。 その瞳を可愛らしいと思いながら、三杉はフッと笑い返し…こう言った。
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0ch BBS 2007-01-24