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銀河シュナイダー伝説7 〜琢磨篇〜
[261]銀河シュナイダー伝説:2011/08/30(火) 03:25:31 ID:nsRDOGGw B.なるほど、ね。確かにそうかもしれないな。同意する。 本当にそう思って返答したのはシュナイダー自身不明なのだが、やや返答に困った事もあり、 シュナイダー「なるほど、ね。確かにそうかもしれないな」 と、その言葉に同意を示す。しかし、 カペロマン「へ!?」 と、誰よりも驚いたのは当の本人であるカペロマン。彼としては敗北を認めたことをごまかすための 捨て台詞のつもりだったのがなんと同意されてしまったのだ。 カペロマン「そ、そうだよな。そうだよ、これで1対1なんだ。はっはっは」 もしかしてネタにマジレスされてしてしまったのか、それとももっと高等なジョークの類なのか 判断につかないシュナイダーの表情に笑ってごまかすしかなく、兎にも角にも こうして目の敵(?)だった男に対し、握手を求め、去っていくのだった。
[262]銀河シュナイダー伝説:2011/08/30(火) 03:26:32 ID:nsRDOGGw カペロマンからの感情が カペロマン→生真面目なのか天然なのか? となりました。 一応宿敵フラグが解除されました。以降きちんと友好値が加算されます。 また、ベスト4の敵に勝利したので登場メンバー全員の友好値が一律で上昇しました。 〜〜〜 この日の午後、同じドーム内でもう一つの準決勝が始まる。 シュナイダー「もう一つの準決勝は『グラオウントクプファー』対『ラングリッサー』か。 どちらが勝つと思う?」 関節部…特に足首を古典的な方法でアイシングをしながらそう尋ねるのはハンブルクの キャプテン、カールハインツ・フォン・シュナイダー。準決勝こそハットトリックを逃してしまったが、 それでも今大会における得点王をほぼ手中に収め、さらには虎視眈々と初の栄冠を収めるべくこの 試合を凝視していた。
[263]銀河シュナイダー伝説:2011/08/30(火) 03:27:32 ID:nsRDOGGw アルテミュラー「………」 カルツ「なんじゃ、やはり見ているのは辛いか?ゲームの内容は後で知らせるけん、かえってもええぞ」 アルテミュラー「いや、大丈夫だ」 かつての仲間たちがベスト4に残っており、もしかしたら明後日の決勝戦では対決するかもしれない という事実に平静ではいられない彼だったが今ではハンブルクの要である。その自覚が 感情を殺し現状を無理やりにでも受け入れさせていた。 メッツァ「勝つのはグラオウントクプファー。ルーキーリーグの優勝で貴重な戦力は向こうから やってきている。その戦力で更に去年の大会は3年主体のチームで唯一決勝トーナメントに駒を進め、 更に嫌がおうにも名声は集まる。このスパイラルがここまで続いたんだ。 ルーキーリーグベスト32〜16のチームが4つ、5つ集まったところで勝てはしないだろう」 まるで他人事のようにそう話すメッツァ。
[264]銀河シュナイダー伝説:2011/08/30(火) 03:28:36 ID:nsRDOGGw ファルケ「でもさ、試合なんて始めるまでわからないよ。今日のブラストバイパー戦も ハーメルとライエルがあれほどの選手だったって誰にも予想できなかったし」 まるでラングリッサーを庇うかのようにそう弁護するのはやや苦労性な気質をもつファルケ兄。 ブックス「…でも、僕はアトレイユが負けるところを想像できない。彼は本物の勇者だ。 その勇者が初めから本気で戦ってくるんだ。正直、僕は怖い」 もともと気弱な青年は…なんで士官学校にいるのかすらよくわからない青年は相変わらず弱気に語る。 カルツ「まあ…試合は時の運もあるしの。…っと、始まるみたいじゃ」
[265]銀河シュナイダー伝説:2011/08/30(火) 03:29:46 ID:nsRDOGGw −−−@−−− @ボーゼル −−−A−−− Aベルンハルト −B−−−C− BエグベルトCギザロフ −−F−D−− FランスDランフォード −−−E−−− Eレオン −−−I−−− Iレディン −−J−G−− JエルゥインGランディウス −−−H−−− Hディハルト −−J−H−− JアトレイユHゲーリング −−−−−−− −G−E−F− GバルクホルンEシグルドFハルトマン −−−I−−− Iキスリング −−−D−−− Dゾンマーシュミット −C−−−B− CヘッセBグロフ −−−A−−− Aロンメル −−−@−−− @ミュラー
[266]銀河シュナイダー伝説:2011/08/30(火) 03:31:06 ID:nsRDOGGw カルツ「……決勝を前にこんな事言っていいのかわからんが、準決勝の敵がラングリッサー でなくて良かったのぉ」 シュナイダー「………」 確かにその陣容は脅威だった。 シュナイダーの知る限りではあるがアルテミュラーを仲間にすべく戦った相手で、チーム内に 残っているのはアルテミュラーとの2枚看板であったディハルトのみ。あの試合では まともにその活躍を見ることはなかったが、あのアルテミュラーと双璧をなす存在である 彼である。その実力は押して知るべしであろう。…そんなレベルでしかレギュラーに残れないのだ。 他にも個人艦対戦でシュナイダーを撃破したレオンもこのチームに在籍しており、その層の 厚さに疑問を持てというのは無理な話であるだろう。
[267]銀河シュナイダー伝説:2011/08/30(火) 03:32:26 ID:nsRDOGGw 一方… ジーナス「あれ?意外と…名前と顔が一致しない…」 グラオウントクプファーのメンバーを見るに、唯一の二冠王のナイトハルト・デューター・ミュラーと その友人として有名なギュンター・キスリングは何度も聞く名だが、それ以外でめぼしい名前といえば 二年前にベスト8で対決したチームのキャプテンであるシグルド・マンナズや、ブックスが ことあるごとに引き合いに出すアトレイユ…この4人くらいである。 メッツァ「ハルトマン…やはり彼か…」 が、メッツァは他の人物も何名か知っているらしく独白する。 シュナイダー「知っているのか?」 メッツァ「……各分野に天才と呼ばれている人物がおり、その分野の優勝者を王と名づけられる。 シュナイダーの射撃王という異名がその代表といえるだろう。」 誰に語るわけでもなく、ましてやシュナイダーに返答しているわけでもなく、散文的なはずの彼は朗々と呟く。
[268]銀河シュナイダー伝説:2011/08/30(火) 03:33:28 ID:nsRDOGGw カルツ「そうじゃな。それ以外にも格闘王のキスリング、運営王のルルーシュ、その他にも王の名を 持つ人物達は皆色々な意味で有名人じゃ」 メッツァ「ああ。彼らはこの代のその技術における最高能力者といっても過言では無いだろう。しかし、 その中の、本当の意味での空戦王は…フランツ・フォン・シェスターでは無く、 彼、エーリヒ・ハルトマンだ」 いつの間にか会話が続いており、メッツァはそう返答する。 シュナイダー「ハルトマン?…空戦大会は私も覚えているが、そんな名前は上位陣の中に名前は 無かったはずだ」 メッツァ「それは当然だろう。彼は航空戦科学校からの編入者…2年目から編入したものが1年目に行われた 大会に出場できるはずがない」 カルツ「なるほどのう。確かに数は少ないが、そういう編入や転入は0じゃなか。中にはそういう人物も おってしかるべき…か」 メッツァ「…ああ、そして彼はシェスターと同じように…いや、それよりも尚、パスカットの技術が ぬきんでている。」 一瞬悔しそうな表情を示したのは何か因縁があるからなのだろう。
[269]銀河シュナイダー伝説:2011/08/30(火) 03:34:29 ID:nsRDOGGw シュナイダー「つまり…私がシュートの特化型、メッツァがパスの特化型であるのと同様に 彼もまたパスカットの特化型であるということか」 メッツァ「………そうだ」 シュナイダー(たしかに、ドリブル巧者であるカペロマン等もいた。他の特化型がいたとしても 不思議ではない…か) ならば、もしかして他にもグラオウントクプファーには特化型がいるのではないか?という不吉な 思いをかき消すようにかぶりを振ると今まさに開始されようとするもう一つの準決勝に 目を向けることにする。 〜〜〜
[270]銀河シュナイダー伝説:2011/08/30(火) 03:35:35 ID:nsRDOGGw 〜〜〜 実況「さあ、試合は一進一退!全ての能力が高レベルで安定しており派手な印象を振りまく ラングリッサーのメンバーの進撃を特徴的なメンバーが多い人物達で弾き返すグラオウントクプファー! シュート数ではラングリッサーが3本放ち有利という印象がありますが、それらの全てを キャプテンであるミュラーが危なげなく止めている!!得点をしなければ勝つことは出来ないという フライング・サッカーにおいて、彼、鉄壁ミュラーがいる限りグラオウントクプファーに負けは無い!」 ジーナス「…さすがというべきかやはりというべきか…いや、素直に凄いという言葉が一番だね」 彼が止めたシュートは全てマーガスのブラストヘッド級の威力はあるように思える。しかし、 それら全てを簡単に…とは言い過ぎかもしれないが、危なげなく止める姿はまさに鉄壁という 言葉がぴったりに思えた。 カルツ「むぅ…去年のシュナイダーとミュラーならファイヤーショットで確実にぶち抜けると 睨んでおったんじゃがのぉ…純粋な成長率ではキャツの方が上…いや、それよりもミュラーの奴が パンチとキャッチ以外の必殺技を覚えたというのが大きいんじゃろか」 爪楊枝を面白そうにクルクルと口の中で動かしながらそう判断する幼馴染。
[271]銀河シュナイダー伝説:2011/08/30(火) 03:36:35 ID:nsRDOGGw シュナイダー(…それは仕方が無いだろう。去年の俺のシュート能力は既に限界近く。 あれからの練習で僅かに伸びただけでも十分だ) 確かに成長限界近くになってややサボった部分…いや、この場合は本分を全うした部分がそれの成長を 阻害していたとしても偽りではない。しかし、そうまでして成長させる必要は無いという判断は 当然のものであり、同時にシュナイダーには更に上位技であるバイシクルファイヤもあるのだ。 撃てる本数が減るのは仕方が無いにしても、要は点を取らせず点を取るというサッカーだけではなく、 スポーツ全般に言える基本を守りさえすれば良いのだと判断し、悲観する事を止める。 メッツァ「…試合が動くぞ」 その言葉に自身が心の迷宮に浸っていた事を僅かに叱責しつつ試合会場を臨む。 実況「さあ、ハルトマン選手とバルクホルン選手による連続ワンツーで一気にラングリッサー陣営に 切り込むグラオウントクプファー!バイタルエリアにいたアトレイユ選手にボールを送り出す!!」
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0ch BBS 2007-01-24