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銀河シュナイダー伝説7 〜琢磨篇〜
[985]銀河シュナイダー伝説:2011/09/05(月) 20:24:23 ID:6jFpd0zU シュナイダー「…それは流石に突飛すぎですよ」 ミレイ「そお?まあ、私の意志を押し付けるわけにも行かないしね。とりあえず期待だけはしておくわ。 そして最後にルルーシュ君。彼は…まあ天才よね。運営大会でぶっちぎりの成績をたたき出して、 尚且つ艦隊戦トーナメントでは準優勝。ついでにチェスの達人。まあ、人格と能力は必ずしも一致しない といういい見本よ。本人はいたって普通。チェスの事になると人が変わるけど基本的には温厚な いいお兄さん。」 シュナイダー「お兄さん?」 ミレイ「そ。彼には弟と妹がいるわ。1人はロロ・ランペルージ。確か士官学校に在籍しているはずよ。 もう1人はナナリー・ランペルージ。ルルーシュは……両親がご不在だから私の家で引き取っているわ」 シュナイダー「ルルにロロにナナ…面白い名付け方ですね」
[986]銀河シュナイダー伝説:2011/09/05(月) 20:25:27 ID:6jFpd0zU ミレイ「そうね。ルルーシュがルルと呼ばれているのも、2人の名がナナとロロだからというのもあるし。 とにかくたった3人しかいない身内だから仲は本当にいいわよ。ロロとナナちゃんはどっちが ルルーシュに愛されているかで時々喧嘩になっちゃうけど、それも子犬のじゃれあいみたいなものだし」 シュナイダー「生徒会長はルルーシュのことをよく知っているんですね」 ミレイ「まあ…ね。彼が温厚に育ったのはその特殊な環境にあるし。弟妹の2人を世間の荒波から 守るためにはどんな犠牲も払ってきた彼だからこその………仮面みたいな一面もあるのよ」 シュナイダー「……たくさんの犠牲の上に成り立った人格…ですか?」 ミレイ「だからこそ、せめて家庭的で人並みに幸せに生きていて欲しかったんだけど… 私を追いかけてきてくれたのかな?だとしたら、ちょっとかわいそうな事をしてしまったわ。 ルルーシュほどの才能の持ち主なら奨学金で好きな大学にいけただろうに」 シュナイダー「………」
[987]銀河シュナイダー伝説:2011/09/05(月) 20:26:27 ID:6jFpd0zU ミレイ「ごめんなさい。少ししんみりしてしまったわね。折角のパーティなのに」 シュナイダー「いえ。でも、何でそこまで話してくれたのですか?」 ミレイ「……私はね。勝手に期待してしまっているのよ、シュナイダー君に。もしかしたら 何かを変えてくれるんじゃないかって。もちろん、私の勝手な直感みたいなものだから 貴方は気に掛ける必要は無いんだけど、それでも貴方は何かを持っている。私は信じているわ」 シュナイダー「何か……ですか?」 ミレイ「うん。この閉塞した世界は自由に生きるには息苦しい。私が私として生きるには何もかも足りない。 でもね、貴方からはそれを感じないのよ。まるでこの世界が世界自身を治療するために生まれた何か。 その結果がどうなるかなんて知らない。でもそれにかけるに足る人だって。」 シュナイダー「…もしかして他のみんなにも同じこと言ってませんか?」 ミレイ「あれ、バレた?」
[988]銀河シュナイダー伝説:2011/09/05(月) 20:27:44 ID:6jFpd0zU シュナイダー「………でも、感謝してますよ。生徒会長に出会えたお陰でなんとなく自分にとっての 道しるべを見つけた気分です。人は人の中でしか生きてはいけない。人をひきつける人はそのことを 知っているからこそ人を…仲間を欲するために努力をするんです。私は、何でも1人でやろうと してしまっていたのかもしれません。」 ミレイ「もう、かたっ苦しいんんだから。そんなんじゃもてないわよ」 ポン。と軽く押されると、音楽の音色は途切れる。 リヴァル「さあ、もうすぐカウントダウンの始まりです!ちっくしょー!皆さん、グラスを手にとって ください。俺も会長と踊りたかったー!」 ミレイ「クス。本当に。私と踊りたかったらシュナイダー君と取り合えばいいのに。負けると知っていて 戦いさえ選べないんだから」 シュナイダー「でも嬉しそうですね」
[989]銀河シュナイダー伝説:2011/09/05(月) 20:28:45 ID:6jFpd0zU ミレイ「そうね。想われてそれを嫌だとおもう女の子はあまりいないものよ。特に相手が善人であれば」 そういいながらアルバイトの給仕からワインの入ったグラスを受け取る生徒会長。 リヴァル「フュンフ!!」 シャーリー「フィア!!」 カレン「ドライ!」 ニーナ「ツヴァイ…」 ルルーシュ「アイン!!」 一同「ブローージット!!!!」 わーーーーーわーーーーーわーーーーーーわーーーーわーーーーーーー わーーーーーわーーーーーわーーーーーーわーーーーわーーーーーーー わーーーーーわーーーーーわーーーーーーわーーーーわーーーーーーー わーーーーーわーーーーーわーーーーーーわーーーーわーーーーーーー わーーーーーわーーーーーわーーーーーーわーーーーわーーーーーーー
[990]銀河シュナイダー伝説:2011/09/05(月) 20:29:45 ID:6jFpd0zU 盛大な歓声が響き渡る。 終わり往く帝国暦478年を惜しみつつ、そしてこれから始まる帝国暦479年を迎える喜びを 全身で表そうと。 〜〜〜 そしてノイエスヤール。 シュナイダー「そろそろ私は休みます。来るべき対抗サッカー大会に備えないといけないので」 体の健康を万全にする義務のある彼はいまだ続く宴の時を早めに脱する事にする。 ミレイ「そうね。一応ノイエスヤールも明日いっぱい行われるから気になるならもう一度来ても いいわよ。規模はジルベスターに比べるとこじんまりしているけど」 そんな言葉と共にシュナイダーの479年は始まるのだった。 銀河の歴史がまた1ページ… 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
[991]銀河シュナイダー伝説:2011/09/05(月) 20:30:56 ID:6jFpd0zU 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 モリサキ「だーーー!俺のターンがすくねーーぞ!!!前スレなんて全面カットだし!!」 ルー「仕方ないネ。あの試合展開で中断なんてしたら暴動がおきるネ」 マツヤマ「ということで俺たちも忘年会兼新年会をしているんだ。場所はお馴染み(?)ルーの 叔父さんの中華の店。大人数なので貸切という豪華仕様だったりする」 ヒューガ「ふん。これくらいのこじんまりした店なら俺のポケットマネーで一年中貸切にしてやっても 問題なしだ」 ソリマチ(ヒューガんとこの会社の新年会ならこの100倍のご馳走がでるのに、何でその 会社の社長が、そっちじゃなくてこっちのしょぼい方に来ているんだ?) タケシ(仕方ないですよ。ヒューガさん、口では何だかんだで不満いってますけど、あの勝負に負けた 後から変にモリサキ先輩のことを気に入ってますから) ワカシマズ(しかし、予想外に大人数の派閥だな。ほら、あそこに見えるのって…)
[992]銀河シュナイダー伝説:2011/09/05(月) 20:31:59 ID:6jFpd0zU ワカバヤシ「ん。上手いな。チャーハンおかわり!」 タカスギ「こっちもホイコーロー3人前!」 ランカ「はい、ただいまーー!!」 キスギ「ランカちゃん、給仕はいいから歌ってよ〜〜!」 モリサキ「何!?歌うのか?それなら俺も!!」 ソウダ「まずい!みんな止めろ!!!」 一同「おおーーー!」 モリサキ「ギャーーー!!!」 ナカヤマ「ふう、以前の3倍ぐらい人数がいるから流石にモリサキもスキには出来なくなったな」 おっちゃん「ホントネー。もうお店壊されるのこりごりよ」
[993]銀河シュナイダー伝説:2011/09/05(月) 20:33:09 ID:6jFpd0zU ヒューガ「なんだ。この程度のへな猪口店なら壊れてもヒューガコンツェルンの力で二倍は 立派な店にしてやったのに」 おっちゃん「モリサキおきるネ。すぐに壊すアル!」 ランカ「もー、店長!そんなことより体を動かしてください!30人近いの腹ペコさんが待ってますよ」 おっちゃん「しかたないネー。」 モリサキ(……ていうか、何でこうなった?) 思い起こせば数時間前。みんなで忘年会をやろうといってしまったのが運のつきだった。 現在モリサキが率いる派閥は初期メンバーに最近引き込んだトーホー派閥の主要人員。 全てあわせても20人足らずだったはずが…
[994]銀河シュナイダー伝説:2011/09/05(月) 20:34:11 ID:6jFpd0zU ワカバヤシ「面白そうなことやってるな」 キスギ「よし、俺たちも合流してやろう」 と、何故か仇敵であるはずのワカバヤシ派閥が半ば無理やり合流してきたのだ。 モリサキ「………まあいいか。」 賑やかなのが嫌いではない…ある意味シュナイダーがジルベスターでの生徒会長の言葉でようやく悟った ことを、自分でも知らないうちに実行していたモリサキはなんだか楽しい気分のまま いつの間にか新年会へといつの間にか変わっていった時間の中を過ごすのだった。 〜〜〜
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0ch BBS 2007-01-24