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【運命の扉】ファイアーモリブレム34【開かれるとき】
[321]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/18(日) 19:59:12 ID:??? 突如部屋の中に入ってきた男。それは森崎もよく知る男だった。 森崎「か……片桐さん!?」 日本サッカー協会勤務、片桐財閥の御曹司こと片桐宗政。 森崎たち『黄金世代』を世界一のチームにするためにあらゆることでバックアップする男である。 片桐「遅くなりました。ようやくフロントの許可が降りたので…」 モロドフ「いえいえ、苦労をおかけしまして申し訳ない」 互いに頭を下げながら話をする影から、さらに3人の男が現れる。 シェスター「コニショワー!ヘーイ森崎。随分ハッピーな場所にいるじゃないか」 マーガス「こらシェスター、いきなりその挨拶はないだろう。 初めまして。ヴェルダー・ブレーメン所属FWマンフレート・マーガスです」 ビクトリーノ「昨日付けでブレーメンに移籍したラモン・ビクトリーノだ。 久しぶりだな森崎。そしてそこの王子様もな」 森崎「え…?ええぇぇぇ!?な、なんでお前らがここに……?」 森崎たちの前に現れたのは、ワールドユース大会にて全日本ユースと死闘を繰り広げた ドイツユースの主力であり、森崎の入団先の選手でもあるシェスターとマーガス。 そしてアカネイア大陸へ来るのは実に5度目であり、すっかり馴染んだ感があるビクトリーノだった。 片桐「ブレーメンのフロントと話をしてきてな。合流の日程は引き伸ばしてもらってな。 日本サッカー協会直々に、お前にはこの大会に参加し日本リーグの3チームの相手をしてもらうつもりだ」 森崎「いや、試合に出ろって言うなら出ますけど。それよりもどうしてあの3人がここに?」
[322]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/18(日) 20:00:25 ID:??? 片桐「プロクラブに憧れてたお前だ。一刻も早くチームに合流したかっただろう。 今回のお詫びというわけじゃないが、お前の将来のチームメイトたちを連れてきてやった」 森崎「連れてきたって……そんな簡単に事が運ぶものなんですか?」 片桐「ワールドユース大会の優勝で、今や日本サッカー協会の権力は以前とは比べものにならないものになっている。 それに今回の話は契約上、断りが聞かないものでもあったのだ。無理をしてでも話を通すつもりだったよ」 森崎「……難しいことはわかりませんが、とにかく納得しろってことでいいんですよね?」 片桐「今回彼らにはお前と共にアリティア選抜チームのサポートを任せている。 ビクトリーノ共々、この大陸のことを色々と教えてやってくれ」 モロドフ「これで憂いなく指導に熱を入れることができますな。森崎殿、騎士団の者たちをお頼み申しましたぞ」 森崎「は、はぁ…(今までアカネイアとの交流は一部の人間にだけ許された特別なことだと思っていたが…)」 モロドフが日本サッカー協会の一員として働いてきたからなのかどうか分からないが、 森崎はアカネイアとの交流関係も徐々に変わりつつあることを肌で感じていた。 片桐「(…これでよろしいんですよね?モロドフ氏。私はあなたの指定通りに事を運んだだけですよ)」 モロドフ「(構いません。こちらも……そろそろ動き出さねばならぬ時が来たのですから)」
[323]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/18(日) 20:02:58 ID:??? その夜。森崎は薄暗い明かりが灯る従騎士の宿舎の前に立ち尽くしていた。 本日付で正騎士に昇格したライアンを除く第七小隊の者たちは今日がここで過ごす最後の夜となるのだ。 森崎「(本当なら、全員揃って笑顔でここから卒業させてやりたかったんだがな)」 だが、どれだけ後悔したとしても一度出てしまった結果が覆ることはない。 ライアンに残された可能性は、明日からのマクロニソスでの合宿で力をつけ 選抜メンバー16人の中に選ばれることで実力を証明するしかないのだ。 森崎「(第七小隊の夢。全員揃って正騎士に。そしてマルスの近衛騎士になること。 このままじゃその夢は二度と叶えられないものになってしまう……)」 大会のことを考えれば、未熟な従騎士たちよりも正騎士たちと一緒に鍛えたほうが自分にとっても特であることは間違いない。 特にブレーメン所属の3人が特別講師として合流したのだ。破滅のツボに苛まれた自分の実力を鍛えあげる絶好のチャンスである。 森崎「(……中山、俺はどうするべきなんだ?誰かの夢を育て、叶えてやれるほど……俺には力は無かったというのか?)」 全日本ユース特別選考試合前の合宿にて、若林と日向に脅迫された時のことを森崎は思い出していた。 『浄化』の力で本来の平凡な能力に戻され、かつての栄光を失った中山たちを自分が救ってやると森崎は二人に啖呵を切った。 平凡でありながらも数奇な運命に導かれ、天才と呼ばれる者たちと対抗できる才能を手に入れた自分ならば、と。 だが森崎はあの時頭をさげることが出来なかった。実力に劣るものは栄光を手に入れることはできないと言ったのだ。 それは確かに正しいことだし、自分の意志を今更曲げるつもりなど無い。 クリスたちのことを思ってこそ、森崎はあえて厳しい現実を彼女たちに叩きつけたのだから。
[324]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/18(日) 20:05:04 ID:??? 森崎「(代表メンバーは16人。ライアンがその中に入れる場所を、俺は作ってやることが出来るのだろうか? いや、違う。夢への道は自分の手で切り開いていくものじゃないか。 ライアンが本気でクリスたちと一緒に正騎士になるつもりならば俺の助けなんて必要ないはずだ。だが……)」 森崎は迷っていた。力のない自分がここまでの実力と地位を手に入れられたのは自分だけの力では無いことを知っていたからだ。 誰かの助けがないと、人はあまりにも脆く崩れ去ってしまう。それは自分もライアンもきっと同じはずなのだ。 森崎「(…………くそっ!)」 森崎は足を進めた。今の気持ちは自分一人だけでは整理がつかない。誰かと話がしたいと森崎は願った。 ☆どうしますか? A 従騎士の宿舎に向かう(第七小隊や従騎士に会いに行く) B 王宮に向かう(正騎士や講師陣に会いに行く) C 離宮に向かう(シェスターなど地球組に会いに行く) D アベルの店に向かう(アベルやエストに加えて他のメンバーもいるかも?) E 明日は早いしやっぱり寝る 2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
[325]森崎名無しさん:2011/09/18(日) 20:08:28 ID:easFe3uo D
[326]森崎名無しさん:2011/09/18(日) 20:10:07 ID:faYoi4ZE A きちんとライアンと話すべきだと思う
[327]森崎名無しさん:2011/09/18(日) 20:10:41 ID:EsxjcWSk A
[328]森崎名無しさん:2011/09/18(日) 20:12:06 ID:mlv6cf1o C
[329]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/18(日) 20:19:07 ID:??? >A 従騎士の宿舎に向かう(第七小隊や従騎士に会いに行く) ☆誰に会いに行きますか? A クリス B カタリナ C ルーク D ロディ E ライアン F セシル G サッカーの上手い第三小隊の面々 H 以前セシルの所属していた第九小隊の面々 2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
[330]森崎名無しさん:2011/09/18(日) 20:20:30 ID:EsxjcWSk E
[331]森崎名無しさん:2011/09/18(日) 20:22:13 ID:easFe3uo E
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0ch BBS 2007-01-24