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【運命の扉】ファイアーモリブレム34【開かれるとき】
[335]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/18(日) 20:48:33 ID:??? 擦れあう絆→ ハート4 >ダイヤ・ハート・スペード→ライアン「…鍵は開いてます。どうぞ」か細いながらも返事が帰ってきた。 ライアン「…鍵は開いてます。どうぞ」 扉越しにライアンの声が聞こえる。明らかに気落ちした、元気のないものだった。 仲間たちと共にずっと目指してきた夢が目の前で崩れ去っていったばかりなのだ。仕方ないだろう。 森崎「入るぞ」 部屋の中で、ライアンは膝を抱えて座っていた。 周りには訓練用の弓矢が床に乱雑にばら撒かれており、 以前トーマスと共にゴードンの話をしたときに比べて荒れているように思えた。 森崎「……一人か」 ライアン「従騎士の兵士寮から正騎士の寮に引っ越すため、みんな部屋の掃除をしてます。 ……邪魔になっちゃ悪いから、僕はここでおとなしくしてるんです」 森崎「そ、そうか……(うぐぐ……予想はしていたがやはり気まずいな……)」 まず森崎は明朝、マクロニソスの砦に移動し3日間の特別合宿を行うことを、 まだ正騎士昇格のチャンスがある。そのためには16人のチーム代表に入らなければならないことも伝えた。 ライアン「まだ……チャンスがあるんですね」 森崎「ああ。お前に本当にクリスたちと一緒に正騎士になるという覚悟があるというならな」 ライアンは紙に穴が開くほどに、熱心に合宿の資料へと目を通していた。 自分一人だけが躓いたせいで、揃って近衛騎士になるという共通の夢を台無しにしたという無念の反動である。
[336]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/18(日) 20:50:47 ID:??? 森崎「(さて、ここからが重要だ。俺自身のことを考えるならば、合宿中はビクトリーノやシェスター、 アベルにカインなどの実力者と練習に励んだほうが確実に実力に身が付く。 だが、今のライアンは俺の助けがなければとてもじゃないが代表入り出来るほどの力を身につけることは難しい。 これまで第七小隊の教官として一緒に訓練に励んできたという義理もある。 だが、今度こそアリティアカップで優勝を勝ち取りたいという望みもあるんだ)」 自分はこの合宿で、ライアンに何を伝え何を与えてやるのか。 森崎は十分に自分の意志と義務と相談した上で、ライアンに声をかけた。 ☆どうしますか? A お前ならきっとやれるはずだ。頑張れよ。(合宿中、特にライアンとは関わらない) B この合宿中、たまにだが俺がお前を指導してやってもいいぞ。(1日だけライアンと特訓します) C この合宿中、俺がお前の夢を叶えてやる(2日だけライアンと特訓します) D この合宿中、お前に俺の全てを叩きこんでやる!(3日間ライアンと特訓に明け暮れます) 2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
[337]森崎名無しさん:2011/09/18(日) 20:52:42 ID:bV3KlNd2 C
[338]森崎名無しさん:2011/09/18(日) 20:53:18 ID:faYoi4ZE A ライアンには悪いが、今誰が役立たずって森崎が一番なんだよな。 HP=ガッツを上げないとどうにもならない。
[339]森崎名無しさん:2011/09/18(日) 20:53:26 ID:mlv6cf1o A ライアンに時間をかけてやるほどの価値はない
[340]森崎名無しさん:2011/09/18(日) 21:00:20 ID:??? これなあ、まだルークの方ならよかったんだけど、 ライアンってほんとに(活躍してるけど)伸び悩んでるからなあ
[341]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/18(日) 21:15:30 ID:??? >A お前ならきっとやれるはずだ。頑張れよ。(合宿中、特にライアンとは関わらない) 森崎の出した結論は残酷なものだった。いや、それ以外に選択など無かったのだ。 森崎「(今の俺には、誰かを支えることも、助けてやることもできそうにないんだ)」 破滅のツボによる虚弱化。どれだけ鍛えようとも身につかない持久力。 以前クリスに言った言葉が、まさか今になって自分に跳ね返って来ようとは森崎も思ってもみなかった。 森崎「(自分を守れない奴に、誰かを守れる資格はない。……すまないライアン。俺は……教官失格だ)」 誰かを教え導いていくには、森崎はまだ若すぎたのだ。20歳になったばかりの若者に人の才能の行方を左右できようものだろうか。 森崎はゆっくりと、しかしけじめを付けるべくはっきりとライアンに言った。 森崎「ライアン。お前ならきっとやれるはずだ。頑張れよ」 言い終わるが早いか、森崎はライアンの部屋を逃げるように去っていった。 もしかすれば後ろからライアンの声が聞こえたのかもしれなかったが、 今の森崎には彼の助けの叫びを聴き取れるほどの余裕は無かったのだ。
[342]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/09/18(日) 21:17:03 ID:??? ライアン「ゴードン兄さん……僕は、もう……どうしたらいいかわかりません……」 既に夜も更け、隣の部屋から聞こえていた物音も静かになる。 明日は早い。今は少しでも体を休め、僅かな可能性をたぐり寄せべく準備をするべきなのは分かっている。 だが、どれだけ目を閉じてもライアンの瞳からは涙が零れて止まらなかった。 わかっていたはずなのに。自分はもう、あの人からは見捨てられてしまったのだと、わかっていたはずなのに。 その時、ガタガタと窓が揺れる音がした。既に消灯を回った時間だ。 ライアン「だれ…だろう…?」 真っ赤に晴れた瞳をこすり、ライアンは窓を開ける。 救いの手→!card !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ→ジョルジュ「……外に出ろ」 ジョルジュがいた。 ハート・スペード→トーマス「お前、本当にこのままでいいのか?」 トーマスがいた。 クラブ→風が窓を揺らしただけだった。明日は雨になるかもしれない… JOKER→????「そっちじゃないよ…こっちだよ…」誘うような甘い声が外から聞こえる…
[343]森崎名無しさん:2011/09/18(日) 21:17:32 ID:??? 救いの手→ ハートA
[344]森崎名無しさん:2011/09/18(日) 21:21:32 ID:??? 主人公の葛藤が見れるこのスレ大好きだ
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0ch BBS 2007-01-24