※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【運命の扉】ファイアーモリブレム34【開かれるとき】
[576]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/09(日) 22:32:16 ID:??? >>572 このスレの試合はどんな行動でも2〜3分消費される展開の早いものになってますので、 それほどテンポが削がれることはないと思います。 ……と、ここまで書いて気づいたよ!ハーフ45分の間違いでしたね。すみません… >>573 各チームに一人はエース級の選手がいますからね。いかにして彼らを封じ込めるかが勝敗を分けそうです。 ============ >@→A→B 森崎「リストの登録順で特に問題はないと思う」 モロドフ「ふむ、了解しました。では、今大会の日程はこのようになりますな」
[577]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/09(日) 22:35:03 ID:??? ☆第2回アリティアカップ日程表☆ 【第一節】 第一戦:アリティア対フースバル 第二戦:ウイングス対タイガース 〜拠点パート〜 【第二節】 第一戦:アリティア対ウイングス 第二戦:フースバル対タイガース 〜拠点パート〜 【第三節】 第一戦:フースバル対ウイングス 第二戦:アリティア対タイガース 〜後夜祭〜 以上の日程で進めていきます。
[578]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/09(日) 22:36:24 ID:??? マルス「これで企画は纏まったのかな?それじゃあ暗くならないうちに帰ろうか、アリティア城に!」 そんなこんなで話がすんなりとまとまった頃。会議室の扉の前で、カタリナはホッと胸をなでおろしていた。 カタリナ「(よかった。やっぱり森崎さんは私達のことを考えてくれていたんだ。 ……あの手段を取らせないでくれて、ありがとうございます)」 何か菓子の類が入っているであろうお洒落な袋を鞄に戻しつつ、カタリナは鼻歌交じりにライアンたちのいる部屋へと戻っていった。 『アリティア選抜』 ・森崎・マルス・シーダ・カイン・アベル・オグマ ・マリク・ジョルジュ・トーマス・エリス・クリス ・カタリナ・ルーク・ロディ・ライアン・セシル 以上のメンバーで第2回アリティアカップに参加します
[579]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/09(日) 22:37:42 ID:??? いよいよ明日に第2回アリティアカップを控えたアリティア城下の夜の街。 長く苦しいドルーア帝国との戦争を乗り越え、復興に励んできたアリティアの国民たちは 久しぶりの国を挙げての催し物をさらに盛り上げようと活気を溢れだし装飾を行なっていた。 エスト「アンリ商店街のみんなー!明日からの3日間、ガンガンお店を盛り上げて最高の大会にしましょーねー!」 商店街の人たち「「「「おおーーーー!!!!」」」」」 選抜メンバーから漏れたことをアベルから聞かされたエストは始めこそ不満を漏らしていたものの、 アベルが不在の間に、大会の主要スポンサーでもある『パンサー』を任されるという重大な責任を担ったことで状況が変わる。 エスト「(お店のことは私に任せて、アベルはうーんと活躍して機材やグッズの宣伝してきちゃって!)」 店長直々に取り揃えた各種商品のこれからの売上を左右しかねない、大事な試合になりそうだ。 スポーツグッズ販売というアカネイア大陸では未知の商売の先駆者として、エストはアベルたちの勝利を祈った。 からんころーん エスト「あら?こんなときにお客さん?はーい、ちょっとおまちくださーい」 夜の訪問者→!card !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ→金髪を後ろで一本結にしている青年だ。 ハート→黒髪で右足の肌が他の肌の色と違う青年だ。 スペード→茶髪で中性的な顔立ちの青年だ。 クラブ→長身で地味な顔つきの青年だ。 JOKER→肩まで掛かりそうな金髪を靡かせる神秘的な青年だ。
[580]森崎名無しさん:2011/10/09(日) 22:38:09 ID:??? 夜の訪問者→ ハート9
[581]森崎名無しさん:2011/10/09(日) 22:41:40 ID:??? …毒物、かな? 騒ぎを起こしてメンバー表を書き換えるとか。
[582]森崎名無しさん:2011/10/10(月) 00:12:13 ID:??? 眠り薬か何かじゃないかなあ。 もしくは暗示にかかりやすくする薬とかね。
[583]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 02:02:49 ID:??? >>581-582 原作のカタリナを知っている人は今後も彼女の行動には気をつけたほうがいいかも? ============ 夜の訪問者→ ハート9 >ハート→黒髪で右足の肌が他の肌の色と違う青年だ。 青年「……この店でスパイクやボールを扱ってると聞いてきたんだが」 お店に現れたのは、黒髪を無造作に流した物静かな口調の青年。 どうやらサッカーグッズを目当てとして訪ねてきてくれたらしい。 エスト「はいはーい。うちの商品はどれも安全、快適をモットーにしてますよ〜」 白騎士団時代でも周囲の兵士たちに評判だった抜群のスマイルを向けるエスト。 何処か気恥ずかしさを感じてしまったのか、黒髪の青年は目を背けながら注文する。 青年「11人分のスパイク、ユニフォーム、サポーターを用意してもらえるか?」 エスト「はいかしこまりました〜!サイズの方はどういたしましょうか?」 気前よく1チーム分の商品を買ってくれたこの青年を気に入ったのか、エストは親しげに話しかける。 もしかすれば貴重なリピーターとして今後も大事なお客様になってくれるかもしれないからだ。 エスト「そういえば明日から王宮の競技場でサッカー大会が開かれることはご存知ですか?」 青年「……ああ。なんでも日本のプロクラブとこの国のプロクラブでリーグ戦を行うらしいな」 エスト「あらやだ、お詳しいんですね。見たところあなたもサッカーを?」 青年「分かるのか?」
[584]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 02:03:58 ID:??? エスト「それはもちろん。身近にサッカーに夢中になっている人がいますからねぇ、ふふふ。 アベルっていうんですけど、このお店の店長でもあるんです。 明日からの大会、きっと大活躍するはずですから応援してあげてくださいね!」 青年「あ、ああ…(このうざったいほどのやかましさ……誰だっけな、アイツを思い出す……)」 エスト「そうそう。これはまだ関係者周りだけの話なんですけどね。 大会後に王宮で正騎士の叙勲式が予定されてるんですけど、その日に エキシビジョンマッチとして混合チームと対戦しちゃおう!っていう企画があるのはご存知?」 青年「! …いや、それは初耳だ」 エスト「実は私はこれでもアリティアの選抜メンバーの候補の一人だったりしたのよね。 今回はお店のほうが忙しいから泣く泣く辞退という形を取らせてもらったのだけれど。 そう、あくまでも辞退よ。決して落選したわけじゃないんだからね!」 青年「(……落選したんだな)それで、そのエキシビジョンに参加するにはどうすればいいんだ?」 ムキになって語るエストを見て納得しつつ、青年は気にかかるもう一つの話題を質問する。 エスト「大会後に参加者を募って抽選で選ぶらしいの。私も狙ってみるつもり。 あなたももし腕前に自信があるんだったら参加してみたらどうかしら?」 青年「……なるほど、分かった。検討してみよう」 エスト「うわ〜。なんだか言葉の節々に自信が感じられるわね」 青年「どうだかな。…それじゃ、失礼する」 エスト「あ、ちょっと待って。これ試供品だけどサービスで付けておくわね。 よかったら使ってみて!今後ともうちのお店をよろしくね〜!」
[585]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 02:05:22 ID:??? 11人分のスパイク類を箱詰めにして抱えていく、見かけ以上に力持ちの青年をエストは笑顔で見送ったのだった。 イスラス「……ブツは用意できたぞ」 町外れの木陰で待っている仲間たちに、イスラスは先程買ってきたユニフォームなどを渡していた。 ストラット「おおー。俺たちが使っていたものとなんら遜色ないぜ。いい仕事してるじゃんか」 バビントン「ほんとほんと。この世界のサッカーの歴史は浅いって聞いていたけどなんだか安心したよ」 中山「今まで使っていたスパイクは練習でボロボロになってしまったからな。 こうして新品のものに袖を通す事で心機一転、俺たちの使命に集中できるということだ」 偽物の森崎の魔力を奪って本物の森崎の力を取り戻すべく、中山たちはアリティアの街へと侵入していた。 イスラス「それよりいい情報を得られた。例の偽物とサッカーで対戦する機会を案外簡単に得られそうだぞ」 バビントン「本当に?それじゃあこっそりプロチームに潜入して入れ替わったりとかしなくてもいいんだね?」 ストラット「さすがに公衆の面前で仮面をつけた謎のプレイヤーが何人もいたら怪しまれただろうからな…」 中山「今思えばかなり無茶な作戦だったな。絶対にバレるだろ、それ」 ガーネフ「ふぉふぉふぉ…我が魔力をもってすれば1試合の間くらい周囲の者を幻覚で惑わすくらい訳なかったのじゃがの」 中山「わっ、ガーネフさん、来てたんですか?」 漆黒のローブで身を包み、夜の風景にすっかり溶け込んでいたガーネフに気づき中山は声を上げる。
[586]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/10(月) 02:06:55 ID:??? ガーネフ「ふぇふぇ……折角じゃから大会中は奴らの能力の偵察でも行っておくがええ。 偽物の存在に騙されておる可哀想な連中じゃが、なかなかの実力の持ち主たちじゃからのう」 中山「はい。俺達の世界に遠征に来た時も、俺の国のトップレベルの選手たちに見劣りしない動きをしてましたし」 ガーネフ「よいか皆の者。森崎の偽物は試合に負けることでサッカーに対する夢や希望が失われていく。 それに比例するように、本物の森崎の失われていた本来の力が取り戻されていく。 試合の結果次第では完全に力を奪い去ることが出来ぬかもしれぬが…… 森崎を救うためにも、どうかうまく事を運ぶよう努力するのじゃぞ」 ストラット「わかってるってじーさん。さっさと仕事を終えてミアータに会いに行きたいんだからな!」 バビントン「うん。僕も僕にできることを頑張るよ。(そしてセレインに謝るんだ。ミサンガ、自分で破っちゃっってごめんって)」 決意を固めるストラットたちを横目に、イスラスは先程エストから渡された試供品の包を開けていた。 中には『パンサー』のロゴが描かれたスポーツタオルが詰め込められていた。 イスラス「(…………センスがねぇな。アイツじゃあるまいし)」 イスラスはワールドユース大会でオランダのチームマネージャーを務めた色白の少女を思い出していた。 事故により神経を失った右足の代わりとなる、とあるポーランド人のアスリートから移植されたという 自分の右足のコンディションに常に気を使う不思議な、というよりも彼にとっては不気味な性格をした少女だった。 イスラス「(そうか。あの女店員に似たやかましさはアイツだったか……)」 今となってはすっかり過去の記憶になった懐かしい風景を思い出しながら、 イスラスは湧き上がる不快な『寂しさ』という感情に逆らっていた。 中山「(待っていてくれ森崎。お前の苦しみを、俺が必ず取り除いてみせる。それが俺の新しい夢であり、望みなんだから)」 そして中山は親友を苦しめる存在を打ち破るためにと、更に強い決意を固めて夜空の月を見上げるのだった。
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24