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【何度でも転び】キャプテン松山28【何度でも飛ぶ】
[506]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/11/08(火) 23:09:13 ID:??? さとり「松山さんは、星熊勇儀さんを覚えていますね?」 松山「そりゃ……」 当然である。 地底で助力を頼みたかった筆頭であったが、色々と不幸なすれ違いが重なって距離ができてしまった姉御肌の鬼。 どんな技も決死結界も粉砕して力勝負にもっていける稀有なストライカーだ。 さとり「その彼女、今は地霊殿で働いてるんですよ」 松山「んな!? そ、そうだったのか!? 働いてるってどんな仕事だ!?」 さとり「内緒。 勇儀さんの仕事振りを見たかったら松山さんが練習以外で地霊殿を訪問してください。 私も(その時の勇儀さんのお顔を)楽しみにしてますよ」 松山「そ、そうか? (面と向かってこう言われると照れるなぁ……)」 こそばゆい気持ちになるのは仕方なく、松山が後ろ頭を掻き適当に返事をすると、さとりが少し真剣味の口調で。 さとり「それでここからが本題です。 私とも旧知である花映塚チームの四季映姫様がお見えになって勇儀さんの引き抜きを打診してきたんです」 松山「何ィ!?」 勇儀の仕事より何より、今度こそ衝撃的な不意打ちだった。 大会も間近に控えたこの時期に勧誘。 思い切った変更は、かつて松山がにとりと衝突した時のようになりかねない。 しかし勇儀の参加はそれを上回って戦力増強に繋がるということか。 松山「わかった……何となく読めたぞ。 さとりさんの用件が」 さとり「ご推察の通り。 四季映姫様が直接出向いてきたとあっては、私にしても無碍に断りにくい申し出なんです。 だから松山さんの、チームのキャプテンの意向を重視するという形でお互い合意したんです」
[507]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/11/08(火) 23:10:43 ID:??? 唐突に委ねられた決定権に、松山は考える。 消化不良に終わった勇儀との決着をつけられるまたとないチャンス。 だがキャプテンが、わざわざライバルの強化を是としていいものか……。 目の当たりにした勇儀のシュートと、すっきりしない未練を残す表情を思い浮かべながら、松山は結論を出す。 松山「俺は……」 どうしますか? A 決着をつけたい。 B 飼い殺しは立派な戦術だ。 C トラウム・アドラーズに今から勧誘って無理かな!? *先に「3」票入った選択肢で続行。ageでお願いします。sageではカウントできません。 今日はこれだけです。 お疲れ様でした。
[508]森崎名無しさん:2011/11/09(水) 00:00:08 ID:6egna0xM A
[509]森崎名無しさん:2011/11/09(水) 00:01:41 ID:xrzMqMTE B あのトラブルの山がなければかっこよくAもよかったろうが
[510]森崎名無しさん:2011/11/09(水) 00:04:01 ID:O406RsTo B
[511]森崎名無しさん:2011/11/09(水) 00:04:45 ID:f0lMKopw A
[512]森崎名無しさん:2011/11/09(水) 01:19:21 ID:XWa/bpIc C ここぞでジョーカーだすんだ
[513]森崎名無しさん:2011/11/09(水) 10:00:11 ID:qFqAihS2 A
[514]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/11/09(水) 23:46:26 ID:??? >>509 松山も地獄の住人なら通らなければならない道だったのです。 >>512 クラブAばかり目だっていますが、JOKERも実に良く引きますよね。 何回運命が変わったか……。
[515]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/11/09(水) 23:48:47 ID:??? A 決着をつけたい。 しばらく悩んで考えて。 松山はやはり自分にもまだ残る燻りを意識し、向き合った。 勇儀とは、地底では二度もぶつかりながら、チームに招き入れるどころか、蟠りを解消できなかった。 そんな彼女と、また真剣に勝負ができるんなら望むところだと、松山は偽らずさとりに伝えた。 さとり「そうですか。 やはり楽な道には進まないのですね」 評価した風でも失望した風でもなく、松山の心が筒抜けな為なのか、さとりは表情を変えず松山の決定に頷いた。 松山「手強いチームに、エースストライカーをプレゼントするなんて悪手だってのは判ってる。 だけど……勇儀さんとの決着は俺も望むところなんだ。 勝率を上げる為にその話を潰したら、きっとどこかでその行いを引きずって逆に不覚を取るかもしれない」 さとり「勇儀さんに機会を与えずして、松山さんも全力を出し切れないと……そう言いたいのですね? 自分の気持ちに嘘を吐かず、曲げない誇り高さと決断……萃香さんなら喜んでくれると思いますよ」 さとりが珍しく賞賛の言葉を述べた。 軽く驚き、喜ぶ気持ちも湧くが――松山はあえて厳粛に自分の心を戒めた。 自分の筋を通した決断。 それが巡り巡ってトラウム・アドラーズの敗北の烙印となってはならないのだと。 松山「(敵チームが有利になる決定をくだしたことには間違いない。 勇儀さんが敵に回ったことで敗北なんて事態にならぬよう、俺も再戦に勝てるようもっと頑張らないとな!)」 さとり「(良い心がけです。 これなら勇儀さんが敵に回っても、私達にこそ有益な話だったかもしれませんね)」 *さとりの評価値と好感度が上がりました。
[516]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/11/09(水) 23:52:02 ID:??? トラウム・アドラーズの行く末を左右する松山とさとりの会話も、正午を迎えて自然と終わりを迎えた。 さとり「長話になってしまいましたね。 松山さんにも今日は予定があるみたいですが?」 松山「ああそうだ。 さとりさんも屋敷で会ったっていう稗田の阿求さんをコーチしないといけないんだ。 内密にと頼まれてるけど、どうせさとりさんには伏せたって無駄だしな」 さとり「賢明です。 というより、その話なら阿求さんから既に伺ってますから。 あと、今後から練習は、地霊殿の練習場を使って構いません」 ありえない位にすんなりと、気前の良い話をさとりから聞かされ、松山は少し訝しむ。 さとり「松山さんだけでなく、阿求さんも自分が練習しやすい環境作りに骨を折ってるということです。 詳しい話は彼女から。 では失礼しますよ」 頷きつつ、ろくに歓待もできなかったことを詫びを述べた松山とさとりの会話は、これで一旦おしまいとなった。 松山「(スポンサーの話に……確かに他にも色々残ってるな。 今度俺からも話す機会を作ってみないとな)」
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0ch BBS 2007-01-24