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【何度でも転び】キャプテン松山28【何度でも飛ぶ】
[515]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/11/09(水) 23:48:47 ID:??? A 決着をつけたい。 しばらく悩んで考えて。 松山はやはり自分にもまだ残る燻りを意識し、向き合った。 勇儀とは、地底では二度もぶつかりながら、チームに招き入れるどころか、蟠りを解消できなかった。 そんな彼女と、また真剣に勝負ができるんなら望むところだと、松山は偽らずさとりに伝えた。 さとり「そうですか。 やはり楽な道には進まないのですね」 評価した風でも失望した風でもなく、松山の心が筒抜けな為なのか、さとりは表情を変えず松山の決定に頷いた。 松山「手強いチームに、エースストライカーをプレゼントするなんて悪手だってのは判ってる。 だけど……勇儀さんとの決着は俺も望むところなんだ。 勝率を上げる為にその話を潰したら、きっとどこかでその行いを引きずって逆に不覚を取るかもしれない」 さとり「勇儀さんに機会を与えずして、松山さんも全力を出し切れないと……そう言いたいのですね? 自分の気持ちに嘘を吐かず、曲げない誇り高さと決断……萃香さんなら喜んでくれると思いますよ」 さとりが珍しく賞賛の言葉を述べた。 軽く驚き、喜ぶ気持ちも湧くが――松山はあえて厳粛に自分の心を戒めた。 自分の筋を通した決断。 それが巡り巡ってトラウム・アドラーズの敗北の烙印となってはならないのだと。 松山「(敵チームが有利になる決定をくだしたことには間違いない。 勇儀さんが敵に回ったことで敗北なんて事態にならぬよう、俺も再戦に勝てるようもっと頑張らないとな!)」 さとり「(良い心がけです。 これなら勇儀さんが敵に回っても、私達にこそ有益な話だったかもしれませんね)」 *さとりの評価値と好感度が上がりました。
[516]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/11/09(水) 23:52:02 ID:??? トラウム・アドラーズの行く末を左右する松山とさとりの会話も、正午を迎えて自然と終わりを迎えた。 さとり「長話になってしまいましたね。 松山さんにも今日は予定があるみたいですが?」 松山「ああそうだ。 さとりさんも屋敷で会ったっていう稗田の阿求さんをコーチしないといけないんだ。 内密にと頼まれてるけど、どうせさとりさんには伏せたって無駄だしな」 さとり「賢明です。 というより、その話なら阿求さんから既に伺ってますから。 あと、今後から練習は、地霊殿の練習場を使って構いません」 ありえない位にすんなりと、気前の良い話をさとりから聞かされ、松山は少し訝しむ。 さとり「松山さんだけでなく、阿求さんも自分が練習しやすい環境作りに骨を折ってるということです。 詳しい話は彼女から。 では失礼しますよ」 頷きつつ、ろくに歓待もできなかったことを詫びを述べた松山とさとりの会話は、これで一旦おしまいとなった。 松山「(スポンサーの話に……確かに他にも色々残ってるな。 今度俺からも話す機会を作ってみないとな)」
[517]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/11/09(水) 23:53:09 ID:??? 【幻想郷・八月ニ日・昼】〜水曜日〜 昨日練習したばかりだが、夏日が幸いしてよく乾いた練習着で、松山は地霊殿練習場を訪れた。 松山「(ちょっと汗臭くなってきたな……。 まぁ普段着と違って、こっちは汗のにおいが染み付くのは当然だし問題ないか)」 そもそも、買い換える金がないというちょっとグサとくる現状は心の金庫に仕舞って、松山は練習場を見回す。 さとりが話した通り、阿求がいて、いつもの着物姿に近い黄色のスポーツウェアで軽快にボールを蹴っている。 いつか松山が紹介した薬の効果によるものか、地道に基礎体力をつけるのに成功したのか、実に元気そうに見えた。 松山「あれ? 阿求さん、変装は?」 挨拶後、阿求の顔を見ていて芽生えた違和感に気付く。 いつか変装用に松山がおつかいを頼まれて購入したかつらとお面を、今日の阿求はつけていなかった。 阿求「ここは幻想郷じゃなく地底ですから、面が割れたって大丈夫。 それにしても思ったよりず〜っと良い設備ですね。 びっくりしちゃった」 素のままでいられる開放感も手伝ってか、はしゃいだ様子の阿求がぺこんっと松山に一礼した。 阿求「それでは松山さん。 いえ、コーチ。 久しぶりの指導よろしくお願いしますね」 松山「ああ、こっちの事情で長く休止してすまなかった。 今日からビシバシやってくぞ!」
[518]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/11/09(水) 23:55:00 ID:??? 先着で 阿求の練習 → (コーチ概論 + !dice) + !card K→ サッカー経験+8 J、Q→ サッカー経験+7 5〜10→ サッカー経験+6 A〜4→ 成果なし JOKER→ サッカー経験+10!(*ボーナスイベント!) *阿求の数値が9の場合、K扱いになります。 *阿求の数値が14に届いた場合、JOKER扱いになります。 今日はここまで。 もっと大量に更新できる時間がほしいです。 お疲れ様でした。
[519]森崎名無しさん:2011/11/09(水) 23:56:42 ID:??? 阿求の練習 → (コーチ概論 + 4 ) + スペード7
[520]森崎名無しさん:2011/11/09(水) 23:56:54 ID:??? 阿求の練習 → (コーチ概論 + 5 ) + ハート7 乙でしたー。
[521]森崎名無しさん:2011/11/09(水) 23:57:15 ID:??? 乙です。 無理せず更新していきましょー
[522]森崎名無しさん:2011/11/10(木) 00:51:32 ID:??? あれー ま、松山がかっこいいぞ?
[523]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/11/11(金) 00:34:33 ID:??? >>520-521 乙感謝です。 頑張ります! >>522 かっこいい……ですかね?(自信なさげ) それはさておいて原作松山が一番格好良いシーン!と思ってるのは、本編で試合してるディアスとの勝負です。 無印キャプテン翼の全日本vsアルゼンチンは、翼日向松山のほかにも三杉が鮮やかに決めた屈指の好ゲームでした。 阿求の練習 → (コーチ概論 + 4 ) + スペード7 J、Q→ サッカー経験+7 ボールを蹴るより基礎体力を養わせる練習を多く取り入れた松山だったが、阿求は文句を言わずよくついてきた。 松山「(頑張りが実を結んで体力はついてきてるが、まだまだだな……。 相手の選手とせりあったりプレッシャーを受けながらフィールドを駆ける程の標準体力には及んでない)」 阿求「はぁっ、はぁっ……! じゅ、十回走り終えました……っはぁっ」 松山「よし、それじゃ二分休憩! 短い間でも回復できるよう意識するのを忘れずに!」 阿求「は、はい……っ」 松山「(体力が身についたとしても……総合的な能力で試合で活躍は難しい。 フライハイトの指摘通り、相手のプレスがきつくないポジションのスーパーサブがやっとかもな……)」 阿求の頑張りを実らせたくても、松山の認識はそう落ち着かざるを得なかった。 松山「(ただ本当に飲み込みは早いんだ。 一度覚えたことも忘れないし。 早く結論は出さず、もう少しじっくりコーチをしていってみるか……) よし! 次はドリブルで同じ距離をもう十回だ!」 阿求「はい!」
[524]キャプテン松山 ◆RxYivCScyw :2011/11/11(金) 00:37:44 ID:??? こうして松山が久しぶりのコーチ業に専念してる頃。 地上で留守番してたシャンハイは何故か、まだ幻想郷の地理に不慣れなさとりの案内をすることになっていた。 松山が出かけた後に、戻ってきたさとりに、宵闇メンバーのいる場所までの案内を頼まれたのだ。 シャンハイ「でも地底で練習するよう説得って宵闇の人達だけを? あ、こっちです。 ルーミアさんが働いてるお店が人里の入り口近くにあるんです」 さとり「いいえ偵察に行ってる天狗記者以外の全員です。 神社の巫女と萃香さんは帰り際にして、先に噂の精肉店の、闇の妖怪から会いに行く予定です。 一人ずつ探すよりも、中心の彼女に集めてもらったほうが合理的ですから」 そう話しながら飛行を続けて、さとりとシャンハイは、今日も闇が濃く目視し辛い肉屋の正面に降りた。 さとり「陽光は満遍なく注がれてるのに……どうしてこの店だけ薄暗くぼやけて見えるんでしょう?」 シャンハイ「わかりません……何の魔法も術も使ってないはずなんですが」 とりあえず他に客もいないことを確認して、店の人間に呼びかけると反応はすぐにあった。 ルーミア「はいは〜いっ、おきゃくさまお待たせなのか〜」 明るい声で返事をし出てきた、奇妙なランプを大事そうに手放さないルーミアと。 店長「いらっしゃい……今日もブシュブシュと血が舞い飛ぶよい加工をした新鮮なお肉がいっぱいよ……」 黒いワンピース姿、さらに異形のミニチュア頭蓋骨を連ねた肩飾りをつけている店長だった。 店長が歩くたび、頭蓋骨がカタカタ震えて愉快げに笑う様に、さとりは一瞬言葉を失い立ち尽くす。
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0ch BBS 2007-01-24