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キャプテンブライト9
[111]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/23(金) 03:44:00 ID:dNxKCxxY 私、ティアナ・ランスターには親友がいる。 時間と友情が育んだ結晶。 決しておカネで買えない存在。 彼女が笑顔になれば、私も笑顔になれる。 唯一無二の親友。 私の家族より、私のことを知ってる人。 でも、今は怒らせてしまった。哀しませてしまった。 ごめんね。 イストちゃんを助けられなくて、本当にごめんね。 誘拐された時も解放された時も。睡眠薬で朦朧としてて、私、あまり事件のこと覚えてないんだ。 でも、きっと仲直りできるよね。 もうメールの返事は来ないし。 電話も着信拒否にされるし。 手紙も読んでくれてるかどうかわからないし。 会いに行っても怒鳴られて、扉を閉められて顔も見せてくれないけど。 でも、きっと仲直りできるよね…。
[112]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/23(金) 03:45:31 ID:dNxKCxxY アタマが痛い。とっても痛い。我慢できない。 そんな時、私は。 なのはさんのクスリを飲む。 痛みも気にならなくなるし、とっても元気になるクスリ。 ウェスちゃん、そして死んじゃったイストちゃん。私、頑張るよ。 時空管理局で。機動六課で。 悪い人たちをいっぱい捕まえるんだ。 そうすれば。犯罪に巻き込まれる人も少なくなるから。 私、頑張るから。 なのはさんのクスリを飲めば、多少の無理も大丈夫だから。 頑張るから。 謝るから。 だから。 また、会いたいな… <劇場版:機動六課ティアナ -第二部・哀戦士編-> 完。
[113]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/23(金) 03:48:45 ID:dNxKCxxY ココからどうやって幸せになるのかという気もするけど… #裏設定。ティアナがセリフを噛んだ時は。なのはさんのクスリで呂律が回ってない(時もある)。 【選択肢】→「昔さ、試合っていう、サッカーに関してはスペシャリストがいたよな。 そういうのって大概、進行さん的には不幸だったんだよな?」 先に2票入った選択肢で続行。age進行推奨ですが、別になんでも構いません。 A:空気を読まず、オイゲンが味方の武器を超最高級品に交換してあげる。 B:空気を読んで(?)、WB内部からティアナに追い討ちをかける。 C:没ネタ『孤城落日』。 D:魔法少女リリカル ティアナ 最終話。「笑顔」。リリカルマジカル頑張ります! ----- 今日はここまでー。 …幸せな(?)ティアナも考えたけど。なんか悲惨なままで忘れたほうがいいかな、と思ってしまうほどでした。
[114]森崎名無しさん:2011/09/23(金) 09:44:46 ID:Kfx7lkO6 D
[115]森崎名無しさん:2011/09/23(金) 10:18:36 ID:qo3PpS+A D
[116]森崎名無しさん:2011/09/23(金) 13:41:52 ID:??? あんたそんなんだからバグに落とされるんですよ、ビルギットさん! …タイトルがもう泣かせに入ってる感。 ここから劇場版第三部に入って帰れる場所を見つけることはできないのか…。
[117]森崎名無しさん:2011/09/23(金) 20:30:36 ID:??? ティアああああ! 正直ウルッときた。 しかし普段のブライトスレと中の人は同一人物なのか?w
[118]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/25(日) 00:22:17 ID:G87eurVg >>116 僕なりに、ティアナの幸せを描いてみました。本人は物凄く幸せのはず。 >>117 意外と、悲惨な話や誰かが活躍する話は、結構ラクだったりします。 D:魔法少女リリカル ティアナ 最終話。「笑顔」。リリカルマジカル頑張ります! ----- 警察から釈放されて。私に対する世間の目は、また冷たくなったけど。 時空管理局に戻れて、また働けるようになって。 私は頑張った。 スキルと言えば『撤収』ぐらいしか持っていない私は、他の人より多く努力しなければならないから。 なのはさんのクスリを飲みながら、頑張った。 その、なのはさんにクスリをもらいに行った時。なのはさんが少し興味深い話をしてくれた。 なのは「ティアナちゃん。今の自分の状況を見て、自分は幸せだと思う?」 ティアナ「いえ…。でも、頑張ればきっと、幸せになれると思います」 なのは「世界では毎年、何十万という人間が餓死している。 せいぜい数十円のワクチンが打てなくて病死していく子供も数え切れない。 もし、地球上の富が平等に分配されれば、そんな問題は一瞬でなくなるのに」 ティアナ「あまり…考えたこともありませんでした」 なのは「そして私たちは、知識としてそれを知っていても、何もしない。 『何もしないこと』。これは結構な『悪人』だと思うけど。…執務官はそれを取り締まるかな」 ティアナ「いえ…そういう法律がありませんから…」 なのは「別に執務官や法律を責めているわけではないの。それらはとても大事。 でも、そこには限度がある。執務官や法律では限度がある。幸せには、別のアプローチが必要」 ティアナ「別のアプローチ…」
[119]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/25(日) 00:24:34 ID:G87eurVg なのは「例えば。10年前。私が9歳だった時。連邦とジオンが戦争をしていた…」 なのはさんは時々、ヘンなことを言う。連邦とジオンの戦争は、せいぜい 数 ヶ 月 前に始まったのに。 なのは「とある軍艦の中で。私はある映像を見た。…野獣が死肉を食らう映像」 ティアナ「や、野獣が…? それは随分、恐い映像な気がします」 なのは「ところが、そうでもなかった。…マー社長が魚を食べてるだけだったから。結構可愛かったよ」 ティアナ「や、野獣ってマー社長のことですか? あの、最近社長になったっていうネコ」 なのは「食われる側からすれば、マー社長の姿は野獣に見えるでしょう。 芝村舞のおねーちゃんから見れば、ルイズコピペからブリッジのコンボをするほど愛らしいかもしれないけど」 ティアナ「(ちょっと意味がわからないけど)」 なのは「U-帰宅部の奈々おねーちゃんは『帰る』のが大好きだけど。フェイトちゃんは『イク』のが大好きだし」 ティアナ「はぁ…」 なのは「憶えておいて。『事実』は一つだけ。でもそれを受け取る側によって、幸せにも不幸にもなるの」 ティアナ「はい」 なのは「ティアナちゃんが将来、法律や執務官に限界を感じたら。いつでも私に会いに来て」 なのはさんの言葉は、結構すぐに、実現してしまうことになる。
[120]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/25(日) 00:26:55 ID:G87eurVg 機動六課をやめてから、憧れだった執務官になったけど。 そこは腐っていた。いえ、どこも同じなのかもしれないけど。 汚職と収賄。利権にまつわる腐敗。 私たちが必死に情報を集め、証拠をあげて。正式な手続きでマフィアのアジトに踏み込むと。 『小物』しか捕まらない。こちら側の情報が漏れているのだ。 逆に相手側の情報が流れてくることもある。でも捕まるのは、ほとんど小物。全く意味がない。 『白い粉』を大量に売っている犯人を突き止めた時もあった。 犯人は若い少女だった。私は、怒りに突き動かされて。 その少女を、警棒で散々に殴っていた。…どうせこの少女も、裁判ではたいした罪にならないだろう。 だったら、せめて私が罰を与える! 私怨、そして独善かもしれないけど、殴らずにはいられなかった。 「私が、私が何かしたんですか!?」「え? 何、その荷物? 私、知りません!」 …白々しい。このバイヤーのせいで、どれだけの人間の人生が狂ってしまっただろうか。 手錠をはめられて無抵抗な彼女を、私は殴った。許しを請う彼女を、思いっきり殴った。 何度も何度も殴ったせいで、私の強化スタン警棒のほうが折れてしまったほどだ。 同僚の警棒を奪うように借りて、彼女を殴り続けた。 彼女がグッタリと動かなくなったので、二本目の警棒は折れずにすんだ。 その後、彼女は相当の自白をしたのに。『不起訴処分』で釈放されたようだ。 …もっと殴っておくべきだったな。
[121]キャプテン・ブライト ◆xWA.3pF8tM :2011/09/25(日) 00:28:50 ID:G87eurVg 私の目標だった、執務官。それを辞めようと決めた時。私はなのはさんに会いに行った。 なのは「そう…。辞めちゃうんだ」 ティアナ「以前、なのはさんが言ってたこと、身に染みました。 私がどんなに頑張っても、不幸な人は多いままだし。彼らを助けることもできない。 執務官は必要です。でも多くの場合、執務官は人を幸せにできません」 以前、なのはさんが言っていたこと。 『事実は。受け取る側によって、幸せにも不幸にもなる』 確かにそうだ。でも、それだったら。幸せというものを、コントロールできるということではないだろうか。 なのは「これから…どうするつもり?」 ティアナ「多くの不幸な人たちを。『幸せ』にしてあげるよう、私は一生を捧げようと思います」 なのは「決意は…固いんだね」 ティアナ「はい! なのはさんには、いつも助けていただいて、それなのに恩も返せず申し訳ないですが…」 なのは「ううん。ティアナちゃんは 色 々 と 役立ったし」 ティアナ「なのはさん…これからも、連絡していいですか?」 なのは「もちろん。これからは『お友達』になるっていうだけ」 ティアナ「ありがとうございます。それと、いつものクスリは…」 なのは「ふふっ。大丈夫。届けさせるよ」 やっぱり、なのはさんは優しい人だ。 なのはさんからのクスリは、ずっと飲み続けているから、アタマが痛くなることも、もう少ない。
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0ch BBS 2007-01-24