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【崩落のステージ】Another-C_8【 前篇 】
[153]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/06(木) 14:00:37 ID:??? 三杉(さて…また庶民の飛行機で苦痛のロングフライトだな。) 角を曲がり、もう振り返っても弥生の姿を認められなくなった。 三杉は弥生との幸せな時間から頭を切り替え、苦笑を湛えるしかない現実を思った。 自身にとって1,2を争う苦痛と言える、エコノミーシートに押し込められた14時間。 もうこれで3度目になるが、恐らくは馴染む事はあるまいと… そう考えていた矢先、三杉は向かうゲートの先から何やら視線のような物を感じた。 三杉(なんだ…?) 勘違いかとも思ったが、どうやらそうではない。 三杉の感覚を貫くほどの視線が確かに向けられている。 何処から向けられているのか…その先を落ち着いて追ってみると、そこには知った顔があった。 三杉「片桐さん…?」 片桐(フッ) ニヤ 遠く離れた先に立っている片桐の口許が、その時にやや吊り上がったように見えた。 サングラスに隠れて見えないが、目が合ったと思って間違いないようだ。 片桐は三杉の向かう先に居る為、両者の距離は必然として徐々に縮まっていく。 そして言葉を交わせる程に近づいた時、先に片桐が口を開いた。
[154]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/06(木) 14:03:12 ID:??? 片桐「久し振りだな、今からイタリアへ御帰還か?」 三杉「ええまあ。 それと、お久しぶりです。」 片桐「そうか…実は私もまたイタリアへ向かう所でね。 どうやら同じ便であるようだし、折角だから機内で少し話さないか?」 そうして片桐は、胸ポケットからビジネスシートのチケットを2枚出して見せた。 周到すぎる用意から、偶然でも何でもない事が判る。 先程のプロポーズや昨日のコーチングも見られていたのでは、と三杉は少なからず不快感を覚えるが… それを問い質したところで、さらに不快になる事はあってもスッキリする事がないのは火を見るより明らかだ。 それよりも、細かい事を放り投げて、ビジネスクラスで帰れる事の方がメリットとしては大きいだろう。 それに話したい事も簡単に予想が着く。 既に自分の気持ちもクラブチームの方針も決まっているし、言葉に迷う事もないだろう。 むしろ自分の思想を先にぶつけておくなら、これは良い機会と考えなくもない。 三杉(さて、どうするか…)
[155]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/06(木) 14:04:36 ID:??? A 丁重に断る。 自分の思想はWトーナメントの優勝までの道程を見せ、その後に語ればいい。 B 受ける。 片桐の話は聞き、自分の思うところも伝える。 C 受ける。 片桐の話は聞くが、それだけ。 D 受けるとか断るとかじゃない、ここはハイパーオーバースルーだ! E その他 2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白でお願い致します。)
[156]森崎名無しさん:2011/10/06(木) 14:12:44 ID:qQ516bRw B
[157]森崎名無しさん:2011/10/06(木) 14:13:17 ID:gbShkPrA B ここで袂を分かったからといってデメリットは無いし、片桐も三杉ノ言うことを理解できないような無能じゃないでしょ 翼・森崎という凄すぎる才能が日本サッカー協会の方針を否応なく決定づけているだけで
[158]黄金のジノ ◆a5vIUIiqDI :2011/10/06(木) 14:13:31 ID:??? 後れ馳せながら、新スレ乙です! 弥生との甘い時間も終わり、ついに新章ですね! 個人的には、まだ見ぬ選手が三杉と暴れる事を期待しています。 このスレも、一読者、一参加者として応援しています!
[159]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/06(木) 14:24:05 ID:??? 皆さん素早い投票ありがとうございます、いつも感謝です。 ここからしばし投票も判定もない長文となります。 もしかすると今日の更新はここまでかも知れませんので先にお詫びとレスを・・・ >>157 ご明察です。片桐は道を創ろうとする若者の足を引っ張ろうとする類の人物ではありません。 ただ立場と状況から、当面は互いに相容れる事はないものと理解するだけです。 片桐との繋がりを切っておかない事は後々役に立つ事になる予定です。 >>158 ジノさん乙ありがとうございます。 ようやくひたすらに落ちまくる章に入りました。 フィオの新しい仲間の登場は次スレ以降となるでしょうが、楽しみにお待ち下さい。
[160]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/06(木) 18:42:45 ID:lMXGefUw > B 受ける。 片桐の話は聞き、自分の思うところも伝える。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 僅かな検討の結果、三杉は片桐の言葉に頷く事を決めた。 片桐にも言いたい事、言わなければならない事があるだろう。 同じように、自分も片桐…そして日本サッカー協会に伝えなければならない事がある。 三杉「…判りました。 ただし話すならば少しと言わず、お互いに腹を割って。」 片桐「ふふ、結構な提案だ。 ではそれでいこうか。」 そう言って片桐は2枚あるチケットの一方を三杉に差し出した。 三杉はそれを受け取ると、チケットの表示に目を通してシミジミする…。 エコノミーじゃないシート…万歳、、、と。 2人は連れだってチェックインを済ませ、そのまま搭乗口へと向かった。 到着すると既に搭乗手続きは始まっており、2人は一度も足を止める事なく飛行機へと歩を進める。 パスポートと搭乗チケットを機械に読み込ませ、いよいよ乗り込もうとした時…
[161]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/06(木) 18:44:08 ID:??? すみません、ageちゃいました。 ============================================= バチィィィィィッ!! 三杉「!?」 三杉は突如カミナリにうたれたような意識を覚えた。 …と同時に、走馬灯の如き映像が一瞬の内に脳裏に描かれる。 ハッキリとしないおぼろげな映像の中には自分の姿もあった。 MFではなくDFを…しかもリベロを努めている自分。 片桐「どうした三杉?」 不意に立ち止った自分に対し、片桐が怪訝そうに問いかけて来た。 この人は自分が今在るような感覚の中には居ないと判る。 何が何だか判らない、貧血等で意識を失う前兆か一瞬考えるが… 意識はハッキリとしており、拳を握ってみると感覚にも実感が十分にある。 …やがてその感覚は消失し、何かが入って来たような後味だけが残った。 そして心なしか全身の筋肉に躍動を感じているのだ。
[162]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/10/06(木) 18:45:29 ID:??? 片桐「どうした、大丈夫なのか?」 返事が出来なかったせいか、今度は心配そうに駈け寄って来た。 不可思議な感覚と脳裏に流れた映像を思い出しながら、三杉は『大丈夫、少し目眩がしただけです』と答える。 正直に説明するのも面倒であるし、したところで白昼夢を見たという結論で終わるだけであろうから。 片桐「本当か? これからフライトは長くなるし、便を遅らせる方が良いんじゃないか?」 三杉「いえ、本当に大丈夫です。 多分、少し寝不足なだけですよ。」 片桐「ふむ、まあそれなら良いが…とにかく早くシートに座った方が良さそうだ。」 三杉「どうも…すみません。」 ※三杉のフィジカルが向上してブロックとクリアが2、競り合いとタックルが1ずつ上がりました。 さらにダイビングオーバーとダイビングブロックを取得しました。
[163]森崎名無しさん:2011/10/06(木) 18:46:05 ID:??? リーディングシュタイナー!?
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0ch BBS 2007-01-24