※人気投票開催中※
01/17(日)00:00-01/30(土)23:59
第二回鈴仙奮闘記キャラ人気投票
※新板できました※
ダイス創作物語板
ブログ
現行スレ
投票
最新20
板
1-
前
次
新
レス
【崩落のステージ】Another-C_8【 前篇 】
[478]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/01(火) 09:10:55 ID:??? 朝のレスだけ返しー >>474-475 自由選択肢を使って他の選択肢を組み合わせたりする事についてですが・・・ 基本的に自由選択肢というのは発想と表現の場だと思っています。 A→Bみたいな形では、記述不足のせいで良い結果が得られない事が多いかも知れません。 スレ主的には、なるべく御遠慮願いたい形です。 どうしてもジョアンとサシで話したい場合、『F:行動はC、ただし〜である意図を主とする』など、 そういう含みを持たせた記述である事が望ましいです。(それが為されるかは約束しかねますが) 相手をそう誘導させられるような三杉のセリフを考え、記述するのがベストでしょう。 またこのスレで実績はありませんが、A+BだったりAしながらBというような選択肢が出る場合も考えます。 この場合、Aという行動とBという行動のいずれか・・・或いは両方が疎かになるリスクが避けられない事が多いでしょう。 結論 : 『その他』は『発想と意図の記述』でスレ主を唸らせたりハッとさせたら勝ち。 >>477 安西先生だったら・・・そうですね、心配その物は嬉しいでしょうが、 その為に周囲の人間に身体を壊されたり、やるべき事を放棄されるのは喜ばないでしょう。 基本的に自由選択肢は発想と表現の場だと思っています。
[479]森崎名無しさん:2011/11/01(火) 12:48:15 ID:??? 乙ですー
[480]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/01(火) 18:32:17 ID:??? >>479 乙感謝です。 ============================================= > B 受け入れる。 一旦寮に戻って皆で休む。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 冷徹にも感じられるジョアンの言葉に対し、多くの者は黙って俯いていた。 感情的にはこの場に留まって無事を祈りたい所だろうが・・・彼等皆、間違いなく精神的に参って来ている。 反発心は湧かず・・・いや湧いたとしても、それを爆発させられる元気はとても無かったであろう。 そして三杉はと言えば・・・まだ思考する余力が残っており、理性からジョアンの言葉を是と判断していた。 三杉(冗談じゃない・・・・・・・・・が、これは従わなくてはならない・・・。) 当然ながら感情は『この場を離れるべきではない』と言って止まない。 しかし数日のうちに試合があると宣告されている中、キャプテンとしての判断は決まりきっている。 そして何より、それ以外の判断をすればアンザーニ監督はきっと自分達を叱るであろう。 ・・・それが考えられたからこそ、三杉はジョアンへの答えの口火を切ろうとした。 したのだが・・・ ???「・・・っけんな・・・!」 三杉(うっ・・・!) ジョアン「・・・・・・」 返答するつもりだったのと真逆の答えを、先に誰かが口にしてしまった。 疲労のせいで考える時間が長引いた分、三杉の口は遅かったのである。
[481]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/01(火) 18:34:40 ID:??? そして三杉は振り向くまでもなく、それを言ったのが誰だか判った。 感情がそのまま行動原理となる男、テンションをそのまま自らの力に上乗せする男・・・ブンナークである。 ブンナーク「こんな儘で帰られるもんかよ! オレは嫌だぜ、監督が目ぇ醒ますまでここを動かねぇっ!」 ジョアン「ブ・・・ 三杉「ブンナーク、ここを何処だと思っているんだ! 病院で、しかももう夜中だっ! 大声を出していい筈がない!」 ブンナーク「んなっ!?」 三杉はジョアンが何かを言う前に、今度は反射的にブンナークに叱りの声を投げていた。 相手がブンナークだから反射的に説教だとか、そんなんじゃあない。 大声を出すなと言っておきながら、自分も大声出しているという矛盾も置いておく。 今のブンナークがジョアンと言い合いを始めたら、恐らく一切引かなくなるという確信に近い直感。 そうはさせまいとして、三杉はブンナークを道徳の面で叱りつけたのだ。
[482]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/01(火) 18:36:39 ID:??? 当然ブンナークはこれに対してまだ反発を見せるが・・・ ブンナーク「ミスギ、テメェ止める気か!? そんな薄情だとは思わなかったぜ・・・!」 三杉「病院で大声を出すなと言った筈だ・・・。 幾ら監督が心配だろうと、それが許される理由は無い。」 ジョアン(・・・・・・) ブンナーク「グッ・・・! オレだってあんなこと言われなきゃあっ・・・」 キッ 睨みつける様にジョアンの方へ身体を向き直すブンナーク。 だが彼にはもはや逆上の気配はない。 一度話がわき道に逸れた事で彼の直情は空振りし、多少なりとも頭が冷えたようだ。 三杉「一旦寮に戻ろう、ブンナーク。 ・・・皆もね。」 ブンナーク「なっ・・・!」 驚いた顔でブンナークがこちらを振り返った。 三杉「ここに居る人間は皆、お前と同じ気持ちだよ。 それはコーチも・・・ですよね?」 ジョアン「・・・ああ、勿論だ。」
[483]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/01(火) 18:38:28 ID:??? ジョアンの表情と返事を確認し、三杉は再びブンナークに向き直った。 『冷徹に見えるこのコーチも、他の人間と等しく心を痛めている事を理解れ』・・・と目で訴える。 それを理解すれば、ジョアンがどのような気持ちで皆に指示を出したかが窺えるであろうから、と。 三杉はジョアンの気持ちを本当の所は見抜けていなかったが、今はそう考える事にしていた。 そう考えて同調しなければならないと思っていた。 実際にジョアンは、アンザーニの危機に対して他の人間と比べられない程に心を痛めていた。 だが彼は立場上・・・そしてアンザーニの気持ちを考え、努めて冷徹ぶっていたに過ぎない。 冷徹な態度が過分であったのは、それでも感情のコントロールがぶれる程に懇意であった為だろう。 ブンナーク「クソッ・・・・・・解った、悪かったよ・・・」 三杉「いや、こちらこそ済まない。 それからコーチ、手術の結果は・・・」 ジョアン「うむ、明日の朝には連絡を入れ・・・いや、私が寮に足を運ぶとしよう。」 三杉「はい、判りました・・・。」 ジョアン「皆もそれで構わんな?」
[484]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/01(火) 18:39:46 ID:??? コーチとキャプテンの間で行われた、ある種の談合・・・。 これに異を唱える者はもはや居なかった。 黙って頷くか小さな声で同意を示すかすると、立ち上がって歩き始める。 ジョアン「スマンな、ミスギ・・・」 三杉「いえ・・・僕は皆より遅れて知りましたから、その分考える頭が残ってただけです。」 最後にこう交わして、三杉も帰路へとついた。 ・・・結局心配は解消されないし、手術の結果をいち早く知る事も出来ない。 寮に戻っても、ろくすっぽ眠れない可能性もあるだろう。 けれど、それでもベッドに身体を横たえる事をするか否かで精神的疲労の蓄積は全然違ってくる。 フィオレンティーナのメンバーは疲れた心を少しでも休める為、寮へと戻って行った。 三杉のイタリア滞在における最悪の一日が、これで一旦幕を下ろす事になった。
[485]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/01(火) 18:41:47 ID:??? ≪翌朝・フィオレンティーナ選手寮B≫ 三杉「ん・・・」 パチリと目が覚めた。 眠気に惰性は存在しなかった。 三杉「・・・・・・」 ギィッ 身体を起こすと、節々がそこらじゅう痛い事に気がついた。 しかも倦怠感は重く圧し掛かって来ており、おまけに偏頭痛もある。 最悪と言って良い朝・・・・・・しかし目だけは気持ち悪いほどに覚めていた。 三杉「手術は・・・成功したのかな・・・・・・」 昨夜の出来事が悪夢なんぞでない事は、確認するまでもなく判っている。 そう言えば朝にコーチがやって来て、結果を教えてくれるという話だった。 三杉は慌ててベッドから脱出して適当な服へと着替えると、食堂という名のロビーへ下りて行った。 先着で ★食堂の扉を開けると・・・→!card と(!とcardの間のスペースを埋めて)書き込んで下さい、カードやダイスによって分岐します。 《ダイヤ》 もうジョアンが来ていました。 《ハート》 先客が居ました。(さらに分岐) 《スペード、クラブ》 まだ誰も居ませんでした。 《JOKER》 そこは異世界でした。 えー
[486]森崎名無しさん:2011/11/01(火) 18:46:13 ID:??? ★食堂の扉を開けると・・・→ クラブ2
[487]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/01(火) 20:19:33 ID:??? > 食堂の扉を開けると・・・→ クラブ2 > 《クラブ》 まだ誰も居ませんでした。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ガチャリ・・・と食堂の扉を開けた。 しかしまだ誰の姿も無く、食堂はガランとした静寂に包まれていた。 三杉(無理もないか・・・心労に晒されていた時間は僕が一番短かったのだろうし。) そう納得すると、三杉は調理スペースに侵入した。 棚から挽きコーヒーを失敬し、ドリップマシンをセットする。 三杉(じきに皆起き出して来る、十数杯分のカプチーノを作っておいても無駄にはなるまい。) 食卓に戻って椅子に腰掛けると間もなく、食堂に香ばしい匂いが漂い始めた。 三杉は息を抜いてコーヒーの香りを楽しもうとしたが、うまくはいかなかった。 彼の意識は専ら玄関の方に向けられており、ゆったりとリラックスするどころではなかったのだ。 ・・・やがて皆が寝ている2階の方で物音が聞こえ始めた。 もうすぐ部屋から下りて来る合図であろう。 三杉は椅子から立ち上がり、出来立てのカプチーノをカップへ注ぎに行こうとした・・・
前
次
写
0ch BBS 2007-01-24