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【崩落のステージ】Another-C_8【 前篇 】
[590]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/08(火) 20:03:30 ID:??? 新田瞬とシンプラサート・ブンナーク・・・いずれもこのチームのFWを担う選手。 そもそもFWという人種は、QBKだったり失踪癖があったりで豆腐メンタルの傾向にあるが・・・ 三杉が彼ら2人に目をつけたのはそう言った理由でなく、他の仲間達よりも重症に違いないと踏んだゆえだ。 三杉(ともかく一人ずつだ、先ずは新田から。 ・・・だが、どんなストーリーに持っていく?) チームの中でも特に小柄で頼りなく映る・・・ しかしチームのピンチに散々走ってくれた、年下の後輩の様子を窺いながら三杉は考えてみた。 A アンザーニ監督なら大丈夫だ、無事退院できると信じよう。 B アンザーニ監督の復帰は絶望的・・・これからは僕達自身で考え、進まなければならないんだ。 C ジョアンコーチの事はもう忘れるんだ、これからは僕が指導してやる。 D コーチは僕達を切り捨てた訳じゃない・・・これがプロの世界なんだ。 E 僕達はこれからもっと大きな・・・そう、日本サッカーを変える為にサッカーをしなければならない。 F 新田・・・お前がエースや。 G 兄弟・・・俺達に陽の当たる道は似合わないと思わないか? H 過去のことを思っちゃダメだよ。 何であんなことしたんだろ…って怒りに変わってくるから。 未来のことも思っちゃダメ。大丈夫かな、あはぁ〜ん。 不安になってくるでしょ? ならば、一所懸命、一つの所に命を懸ける! そうだ!今ここを生きていけば、みんなイキイキするぞ!! 『3』票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
[591]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/08(火) 20:05:51 ID:??? すみませんが本日はこれだけになります。 ペースが上がらない日が続いてすみません、どうにもユックリ考える時間が捻出できなくて。 これに懲りず今後もお付き合い下さると嬉しいです、では。
[592]森崎名無しさん:2011/11/08(火) 20:11:37 ID:AcYBDHSQ E 乙なのです!!
[593]森崎名無しさん:2011/11/08(火) 20:16:11 ID:63181TFw D
[594]森崎名無しさん:2011/11/08(火) 20:31:52 ID:7c7gZczc D いきなりEを言われても困るだろうね。 一プレイヤーの身で「日本サッカーの未来」を考えている三杉が異端過ぎるw
[595]森崎名無しさん:2011/11/08(火) 20:53:27 ID:C8w5VaeY B
[596]森崎名無しさん:2011/11/08(火) 21:11:51 ID:YqIhTDwA D
[597]森崎名無しさん:2011/11/08(火) 23:32:59 ID:??? Fから伝統のフリーダムさすがやで
[598]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/10(木) 13:43:19 ID:??? >>593 乙感謝なんだな! >>594 まあその通りですね。さらに混乱させる可能性もあったでしょう。 >>597 たとえ選ばれないと判っていても落とし穴掘るヨ! ============================================= D コーチは僕達を切り捨てた訳じゃない・・・これがプロの世界なんだ。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― FWの2人が他のメンバーよりも重症と見たのには、それぞれ理由があった。 決して勘に頼った物ではなく…それ故に“話の展開”も絞られる。 三杉(新田の場合、より重く圧(の)し掛かっているのはコーチの事だろう。) 監督の危篤、ほぼ一方的なコーチとの別れ…いずれもメンタルに大きな傷を与えている。 しかし両者の内、いずれの事件の方が密度高いかは各人によって違う・・・。 そして新田ならば、それがいずれかと言えば後者だろう・・・と三杉は見当をつけたのだ。 …新田が自分や中山とは事情が異なる事は明白だった。 即ち才能が一定の開花をした者が、大怪我や難病の治療を条件に招集されたのとは違い… 新田は実績もなく、深く眠った才能の原石をジョアンに期待されて招集されたのだ。
[599]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/10(木) 13:44:19 ID:??? フィレンツェに来て間もない頃の新田の事が、三杉の脳裏に思い返された。 三杉(当時の新田はストライカーとしての自信を喪失し、己の限界を感じていた。 フランス国際にて知った世界レベルのストライカーとの差で、劣等感と焦りに苛まれていた。 強いシュート撃つ事を諦め…脚を活かすFWになるしかない、スピードで戦うしかない道はない、と。 そんな状態であった新田を、コーチがどのように口説いたのか・・・それは三杉の知る所では無い。 しかしその誘いを受けイタリアへ来たという事は、新田がジョアンの事を信じ、 そしてジョアンに見込まれた事実に縋っていた事とイコールだった筈である。 また三杉の目からは、ジョアンの方も新田の指導は殊更に熱心に映っていた。 三杉(そう・・・後天的に身に付けるのが難しいボールタッチ技術を粘り強く修正させるなんて、 並の入れ込みではない。 あと2人がよく話している姿も見かけたな・・・。 当時コーチに疑念を抱いていた僕は、よくない企みに新田を巻き込もうとしていると疑ったが・・・ 今思えば、あれはメンタル的に不安定だった新田へのケアだったのかも知れない。) 実力も自信もなくゴールだけに躍起だった新田が、気がつけば自在性のあるFWになっていた。 それだけでなく、原初の目的だった強力なシュートをも再び求めるようになる程に余裕を得ていた。 三杉も幾らかの助言は与えたが、あれだけで新田の成長がこれほど鋭角にはなったとは思えない。 新田自身の努力も然ることながら、心身両面でジョアンのサポートが大きかったと想像がつく。
[600]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/10(木) 13:47:06 ID:??? 三杉(そのコーチが突然去って行った・・・後ろ首を引かれる様子を欠片も見せずに。 しかもコーチは、今度試合をするその相手のチームの監督に決まっているという・・・) ここまでの事を脳内でリピートし、三杉は新田の気持ちになって考えようとした。 信頼していた師に裏切られ、捨てられたような気分・・・のような気がしないでもないが・・・。 残念ながら三杉には客観的な思考がどうしても排せなかった。 即ちジョアンが言ったように“これがプロの世界”であり、プロチーム=会社という認識である。 そこに個人の感情は何の意味も為さない。 三杉(ふむ・・・・・・。 新田が認識を正しく出来るような道筋で励ますのが比較的良いか・・・。) 彼はこの場合において、新田と感情を共有して慰める方法はとても取れないと判断した。 それが器用に出来れば新田を自分に心酔させる結果もあったであろうが・・・ 今は新田が正しい認識をし、冷静な判断を取り戻せるよう促す努力を決める。 三杉「新田、ちょっと・・・。」 新田「・・・・・・・・・なんですか?」 席を立った三杉はその足で新田を呼び止めていた。
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0ch BBS 2007-01-24