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【崩落のステージ】Another-C_8【 前篇 】
[749]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/21(月) 16:53:08 ID:??? > B 「トレイゼさん・・・」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 声をかけてきた人物の事を三杉は知っていた。 ヴィットーリオ・トレイゼ・チェッキ・ゴーリ。 ACFフィオレンティーナの執行役員…フロントの中でも人事権を有す大物である。 三杉達のトップ契約を決めた張本人でもある。 三杉「あなたは…トレイゼさん。」 初めて顔を合わせた時に『ヴィットーリオという仰々しい名前が嫌い』と言っていたのを思い出し、 またコーチと同じように御曹司≠ネどと呼ぶのも無礼だろうと考えた結果… 『トレイゼさん』と言う無難な愛称を三杉は呼んでいた。 トレイゼ「おや、どうやらちゃんと覚えていてくれたようだ。」 三杉「ええ勿論。 あっ…それより、どうも有難うございました。 こうしてトップに上がれたのはトレイゼさんのお陰です。」 トレイゼ「いや、それは違う。 キミ達がトップに上がるのは、十分に実力が備わっているからだ。 決して私の贔屓目があったとは思わないで欲しい。 まっ……それはつまり、実力がなければ干され、いずれチームを去って貰う事を意味する。」 三杉「むっ…はい、勿論です。 今後も実力を磨いていく意志は変わりません。」
[750]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/21(月) 16:54:33 ID:??? トレイゼ「ならば結構、今後も期待させて貰うとしよう。 …話は変わるが、アンザーニの事は残念だった…キミ達もショックを受けている事と思う。」 三杉「ええ……そうですね、正直キツイです…………」 トレイゼ「済まんな、時期が時期だけに代わりの監督を直ぐに用意する事も出来ん。 …尤もアンザーニの代わりになれる者など、誰も居やしないが。」 三杉「………」 トレイゼ「明日はテストマッチだったな。 監督不在の状態で厳しい戦いになるだろうが、是非頑張ってくれたまえ。」 三杉「はい…。」 監督の話ではどうしても口数が減ってしまうのを抑えられず、三杉は生返事のような形になってしまう。 しかしトレイゼも三杉の心情が解らないでもないのか、不快な顔を見せる事は無かった。 その後に二言三言交わし、『それでは』と帰途に就く旨を伝える三杉。 背を向けたところで、『そうだ、待ちたまえ』とトレイゼが何かを思い出して呼び止めた。 何事かと疑問の顔を浮かべて振り返ると…
[751]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/21(月) 16:55:47 ID:??? トレイゼ「もし良ければで構わないのだが、選手を一人見てくれないか? 先日、入団希望でテストを受けに来た者が居るのだが…」 三杉「…はい……。」 トレイゼ「ポジションはDF全般との事で、実力は私の見た所でプリマヴェーラにて並程度という所だ。」 三杉「…何か特別気になる所のある選手なのですか?」 トレイゼ「いや、私には特に見る所があった訳ではないが…ジョアンが頻りに目を鋭くしていたのだ。 もしかすると素質を秘めた選手かも知れん、などと考えている。 キミが気に入るようなら、ナカヤマの代わりとしてリザーブチームへ回しても良い。」 三杉「なるほど……ちなみに、その選手の名は?」 トレイゼ「うむ、マーク・オワイランと言う。」 三杉(マーク…? 最近何処かで聞いたような気がするが……ふむ?) トレイゼ「さて、どうだろうか? キミが良ければ直ぐにでもグラウンドへ呼び出すが。」 三杉「そうですね……(まあ、軽く実力を見るくらいならば時間も掛からないだろうが…)」
[752]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/21(月) 16:59:20 ID:??? A 承る B お断りする C そうだ、そんな事よりミハエルの話をしなければ。 オワイランとかどーでもEし。 D 『マークとやらの実力は見る』・・・『ミハエルの紹介もする』。 「両方」やらなくっちゃあならないってのが、「キャプテン」のつらいところだな。 覚悟はいいか?オレはできてる。 E そ の 他 2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。)
[753]森崎名無しさん:2011/11/21(月) 17:14:15 ID:wj7qw+wA D以外に何を選べというのかね
[754]森崎名無しさん:2011/11/21(月) 17:27:51 ID:qy1ql38M D
[755]森崎名無しさん:2011/11/21(月) 17:44:34 ID:??? オワイランはてっきりライバル側だと思ってたが…うれしい誤算半分、 一度味方になるならぶちギレモード出現で敵に回る可能性があるのが半分だなあ
[756]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/21(月) 19:10:54 ID:??? >>755 三杉やブンナークがコンバートする案や、その他の可能性も幾通りか考えましたが・・・ 実はかなり初期から考えていた人選であり、また皆様に意見を募った時にも自然と肯定意見の多かった 彼に白羽の矢が立つ結果になりました。 シナリオ的にも、彼になるべくしてなったように思います。 ============================================= > D 『マークとやらの〜オレはできてる。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 三杉「了解しました、オワイランについては僕が実力を量ってみます。 結果如何では、こちらのチームに回す件をお願いすると思います。」 トレイゼ「うむ、頼んだぞ。 では彼には連絡を取っておくので、後の事は頼む。」 三杉「あっ…もう少しだけ宜しいでしょうか?」 トレイゼ「うん?」 三杉「ジョバンニ・マンフレディーニがチームから離脱する件についてですが…… 彼の穴を埋める選手に心当たりがあり、推薦させて頂きたく思います。 ただ…事情があって、直近の実力ではなく将来性に期待する類の選手になりますが…。」 トレイゼ「ふむ…話してみたまえ。」 三杉「かくかくしかじかまるまるもりもりトレイゼ△□×(さんカッケー死角無し)」 元ユヴェントスのプリマに所属しており… コッパ・イタリア・プリマヴェーラでも活躍していたミハエル・ドノヴァンの事を三杉は話した。 自ら知り得る限りの事情と最悪に近い怪我の現状、それを差し引いても期待されるセンスなど… 多少トレイゼを持ち上げる小細工を弄しつつ、三杉は懸命に説明を行った。
[757]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/21(月) 19:13:07 ID:??? トレイゼ「ふむ…まあジョアンの発掘してきたキミ達もまた、怪我や病気を乗り越えた選手だからな。 現在のハンデが将来に影響する物とは決して言えんが…。」 三杉「…………」 トレイゼ「だが、その怪我が癖になっている類の物ならば、話は変わって来るだろう。 ……少々検討させて貰う、まあ前向きになるよう努力はするが。」 三杉「はい、お願い致します。」 どうやらこの話はスンナリとはいかなかったようである。 しかしながら、話を好意的に受け取ってくれているのか、言葉には配慮が感じられた。 この様子ならば最悪でも入団テストを受けるくらいまでは辿り着くであろう。 『それでは』と三杉はトレイゼに挨拶し、仲間に先に戻るよう話し、グラウンドへと向かう。 ウェアを借り、軽いアップをしながらマーク・オワイランを待っていると… やがて、耳に心地よい爽やかな声の挨拶が聞こえた。
[758]アナカン ◆lphnIgLpHU :2011/11/21(月) 19:14:19 ID:??? オワイラン「こんにちは。」 三杉「こんにちは。 ……あぁっ、そうか。 君がマーク≠セったんだね。」 オワイラン「ええ、2日振りです。」 三杉「うん、そういう事になるね。」 挨拶を返しながら振り向くと…そこには見覚えのある顔がいた。 アラブ系の民族衣装で、フィレンツェの夕方の街並みに溶け込んでいた… 従者らしき人物に『マーク様』と呼ばれていた少年である。 三杉「……」 A 早速やる事をやろう。 B いやいや、まずは少し雑談でもしてから。 2票選ばれた選択肢で続行します。(投票はメル欄空白で宜しくお願い致します。) ちなみに当然ながら時間は刻々と過ぎていきます。
[759]森崎名無しさん:2011/11/21(月) 19:20:30 ID:1fALjSqY A
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0ch BBS 2007-01-24