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【見開き1ページの】キャプテン森崎43【晴れ舞台】
[114]2 ◆vD5srW.8hU :2011/11/24(木) 00:45:52.67 ID:97J/dWdZ 翼「(そんな…バカな。ディアスとは言え、サイクロンをそんなにあっさりと出来る訳が…)」 若林「(くそっ、ディアスめ。どこまでも忌々しい奴だ)」 森崎「(へへっ、翼の野郎ショックを受けてやがる。ざまあ見ろ、サイクロンが使えるからって威張っていた報いだ)」 ゲルティス「(データの修正必要ありと認む)」 カルロス「またサイクロンの使い手が出てきたのか…」 コインブラ「……………」 シュナイダー「やるな、ディアスめ」 カルツ「純粋に才能だけで見たら、奴がナンバー1なのかねえ?」 クライフォート「あいつもやはり一人で戦況をひっくり返すタイプか。やれやれ」 ピッ、ピィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!! アルゼンチンメンバー「よーし、後半もやるぞ!」「行ける!勢いに乗って逆転するんだ!」 イタリアメンバー「くそっ…」「調子付きやがって」「仕切り直しだ!冷静になろう」 そしてディアスの狙い通り、ゴール直後に前半ロスタイムは終了した。 点差は2−1でイタリアがまだリードしていたが、アルゼンチンの方が士気で勝っていたのも事実だった。 ジィィイイン… ディアス「(うおっ…まだ足が痺れてやがる。やっぱり消耗は激しいシュートなんだな。 後半は撃てて2発…確実に決める為の作戦が必要だな)」 南米の雄と欧州の雄の対決は一時中断される。更なるドラマへの余韻を残して。
[115]2 ◆vD5srW.8hU :2011/11/24(木) 00:48:25.35 ID:97J/dWdZ たったこれだけですみません。もう少しスピードアップ出来る様頑張ります。
[116]創る名無しに見る名無し:2011/11/24(木) 00:48:43.88 ID:IlKDwEXy 復活乙ー!
[117]2 ◆vD5srW.8hU :2011/12/02(金) 18:27:26.82 ID:9ZoXKTrE 両チームのハーフタイムの様子はベンチに引き上げる時の士気そのままが継続された。 アルゼンチンメンバー「よーっし、行けるぜ!」「見たか?観客どものあの顔!」 「見た見た!スカーッとしたぜ!」「イタリアの連中の顔の方がもっと傑作だったぜ!」 バルバス「(盛り上がっているな。いささか過剰な程だ。だが…我々が依然不利な事は変わらない。 逆転を狙う立場なのだからいっそこのままで良いとしよう)皆、良くやった。諦めずに戦ったお前たちを 私は誇りに思う…と言ってやりたいところだが、それは試合を逆転勝利で終えてからだ」 サトルステギ「当然ですよ監督!見ていて下さいよ後半の俺を!」 アルゼンチンユースの選手たちはまさにイケイケの状態になっており、バルバスも一抹の不安を 感じながらもそれを戒めるよりも盛り立てる事にした。彼がそうした理由は二つ。 一つは皆の士気の高さは裏を返せば消えない不安を押さえ込む為の物である事を理解していた事。 バビントン「だけどまだまだイタリアが有利なのは変わらないですよ。後半はどうするんですか?」 バルバス「急くなバビントン。ディアス、サイクロンは後何発撃てる?」 ディアス「…後2発だけですね。時間をフルに使って、です」 パスカル「やっぱりそうか…あれだけのシュートだもんな、スタミナの消耗も激しいだろうな」
[118]2 ◆vD5srW.8hU :2011/12/02(金) 18:27:45.58 ID:9ZoXKTrE バルバス「つまり、その2発を確実に決める必要があるのだ。それが出来ればイタリアの自信は粉々になり、 サイクロン以外の手段でもゴール出来る様になるだろう。問題はそれをどうするかだ」 ディアス「それなら任せて下さい。既に考えてありますよ」 バルバス「ほう…(良い傾向だ。生まれつき勝利に貪欲だったが、更に不屈の精神と冷静な計算力が 磨かれている。監督としては褒められた物ではないが、ここはディアスに依存するのが正解…の筈だな)」 もう一つは、ディアスが勝利の為ならば自分の限界を認める事が出来る程成長していると 確信していたからである。故に彼は期待に応えたディアスを信頼し、後半の戦い方を任せる事にした。 チームが正しい方向に向いている間は監督は何もすべきではない。今の自分の仕事は チームが向かっている方向を見極め、それが本当に正しい方向だと確認する事であると己に言い聞かせながら。 サトルステギ「おい!またお前ばっかり目立つ気かよ?」 ディアス「心配すんな、むしろこの作戦はお前にシュートを撃ってもらう事なんだ。頼りにしているぜ、 エースストライカー(実際に運良く決めてくれりゃ万々歳だが、流石にそりゃ望み薄だな)」 サトルステギ「そ、そうか?いやー流石は我がライバル!良く分かっているじゃないか!」 パスカル「(サトルステギの扱い方が上手くなったなー…)」 バルバス「(こういう形のキャプテンシーもファンタジスタたる一片か?)」 ディアス「よし、それじゃ説明しとくぜ。まずは…」
[119]2 ◆vD5srW.8hU :2011/12/02(金) 18:28:05.83 ID:9ZoXKTrE いったんここまで。
[120]創る名無しに見る名無し:2011/12/02(金) 21:24:02.25 ID:/1KlXAP7 バルガス渋いけど、パンツ一丁の変態なんだよな・・・
[121]創る名無しに見る名無し:2011/12/03(土) 13:35:09.39 ID:21cSILbB 今の自分の仕事はチームが向かっている方向をパンツ一丁で見極め、それが本当に正しい方向だとパンツ一丁で確認する事である
[122]2 ◆vD5srW.8hU :2011/12/03(土) 21:59:58.85 ID:vAM1O9lG ジェンティーレ「クソッ!アルゼンチンめ…!アルゼンチンめぇえっ!!」 ヘルナンデス「(なんて事だ…サイクロンクラスのシュートを撃たれた途端こうなるなんて)」 アルシオン「(完全に支配したゲームの筈だった…俺が甘かったのか)」 ストラット「(皆ショックが少なくない。不味いな、このまま後半もアルゼンチンペースで始まってしまったら…)」 ジョアン「(ふん。まだまだ未熟な連中だ)」 一方イタリアユースの選手たちは苦虫を噛み潰していたかの様な表情をしていた者が多かった。 相手を圧倒し2−0で勝利をほぼ確信していた所に冷水を浴びせるかの様な反撃の1点。 こうなると未だ1点リードしている事実も逆に油断してはならないと言うプレッシャーになり 彼らの自信を揺さぶってしまう。監督のジョアンはこれを的確に見抜き、どうすればいいのか分かっていた。 ジョアン「どうした皆。何をそんなにうろたえている?」 ヘルナンデス「監督…?」 ジョアン「たかが1点だ。慌てる必要は何処にもない」 ジェンティーレ「しかし!」 ジョアン「1点も奪われないと言う覚悟で守るのは良い。だが1点奪われた事でその覚悟を失うのは臆病者だ」 ジェンティーレ・ヘルナンデス『!!!』
[123]2 ◆vD5srW.8hU :2011/12/03(土) 22:00:11.73 ID:vAM1O9lG ジョアン「お前たちはそんな愚者ではない。そしてサイクロンと言えど二度もみすみすとゴールさせる弱者でもない。そうだろう?」 ジェンティーレ「…はい!もうマグレは許しません!」 ヘルナンデス「(…そうだ。止められるかなんて不安になっている場合じゃない。止めなくちゃいけないんだ)」 ジョアン「我々は向こうより強い。我々は向こうより有利だ。大技に縋った相手に1点奪われた所で それは何ら変わらん。つまり我々の勝利も全く揺らがないと言う事だ」 イタリアメンバー『監督………』 アルシオン「(…確かに。プライドを傷つけられたからと言って、負ける訳じゃない)」 ストラット「(言い返せない正論で強引に意識を変えたのか?上手いな…)」 ジョアンはバルバスとは違い特定の選手一人に頼らなければいけない事情はなかった。 故に彼はごくごく当たり前の事を説き、ただその言い方を工夫して発破をかけた。 ジョアン「さあ行け。戦い方を変える必要はない。自分より弱い相手に小細工など使うな。力でねじ伏せろ!」 イタリアメンバー『はいっ!!』 正道で勝てる時に奇策に打って出る必要はないと言う当然過ぎる判断に基づき喝を入れる。 方向性は違えど、ジョアンもバルバス同様選手たちを信じて特定の作戦を与えなかった。 こうして両陣営に取って予想外が相次いだ前半が終わり、ハーフタイムも過ぎ去ろうとしていた。 後半も更に巨大な予想外で彩られるとはこの時誰が予想していただろうか。
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0ch BBS 2007-01-24