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【待ち受ける】幻想のポイズン54【天才たち】
[230]森崎名無しさん:2011/10/29(土) 00:50:05 ID:??? 忍者乙
[231]森崎名無しさん:2011/10/29(土) 00:51:44 ID:??? じゃあ穣子と A だ!
[232]森崎名無しさん:2011/10/29(土) 00:55:04 ID:??? 森崎と松山も乙
[233]森崎名無しさん:2011/10/29(土) 00:57:59 ID:??? あえて輝夜と 練習 だ!
[234]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/29(土) 01:46:38 ID:??? >★反町のタックル練習→( 6 + 1 )=成果なし★ >★反町のパスカット練習→( 3 + 1 )=成果なし★ >★反町のブロック練習→( 5 + 1 )=成果なし★ =============================================================== しかし、どれだけ気合を入れてやっても成果が出るとは限らない。 午前中が駄目だったのだから、そろそろ運勢が傾くかといえば、それだってそうとは限らない。 午前中がどうであれ、反町が練習をしているのは"今"なのだ。 "今"どうあるかが肝要なので、過去の練習結果などは何の参考にもならないのだ。 ……つまるところ、結果から言えば、反町一樹は午後の練習でも成果を得られなかった。 反町「……大丈夫、明日があるさ」 そう呟く彼の背中は寂しそうだった。 ……… …… …
[235]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/29(土) 01:47:45 ID:??? こうして反町が無為に時間を過ごしていた頃も、大会は常に進んでいる。 ここでは幻想郷Jrユースが配置されたDグループではなく。 西ドイツ、そして全日本Jrユースが配置されたBグループを見てみよう。 この日、午後からあったBグループの試合は全日本Jrユース対イヌカマッセ。 下馬評は圧倒的な全日本有利とされており、そして試合展開もその下馬評通りの流れとなっていた。 ヤムーチャ「くらえー! 俺は意外にブロックもそこそこ強いぞー!!」 日向「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」 ブギャギャギャギャギャギャギャギャアアアアアアアアアアアアアアッ!! バシュウウッ!! ピピィーッ! 攻撃では日本が誇るエースストライカー、野性味溢れる猛虎、日向小次郎が雄叫びを上げ。 ハットトリックには僅かに及ばないまでも2ゴールを上げる事に成功。 クロコダイーン「獣王会心げ……」 天子「もう勝負ついてるから!」 クロコダイーン「グォオオオオオオッ!」 ヤムーチャ「クッ、クロコダイーン!!」 そして、今大会で全日本のウィークポイントであった第2FWの位置を掴んだ派遣選手、比那名居天子。 彼女は日向に負けず劣らずのパワーシュートで、こちらも2ゴール。 翼「(話ではリグルはイタリア戦でノーゴールノーアシストみたいだったけど……。 きっと調子が悪かったか、誰もパスを出さなかったんだろうな。 いや、そもそも、リグルは自分がゴールを決めなくても勝てると最初から読んでいたのかもしれない。 なるほど……実力だけでなく、リグルは試合の展開を見る目もあるという事か! 俺も……俺も負けていられない!!) いっけぇー! ドライブシュートだァァァア〜ッ!!」 何かが完全に壊れてしまった全日本の大エース、大空翼は1ゴール1アシスト。 普段の彼から考えれば、格下相手にしては非常に大人しい結果であるが……。 この試合、意外にも彼はゴールもアシストもつける為ではなく、チームの為に献身的に動いていたという。
[236]森崎名無しさん:2011/10/29(土) 01:48:29 ID:??? 三杉「君は何を言ってるんだ」
[237]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/29(土) 01:48:46 ID:??? 岬「(どうしよう……相変わらず翼君の様子がおかしい……。 このままじゃ僕の計画が……。 かといって、小次郎はチーム内で嫌われているから取り入ったら僕まで巻き込まれる。 森崎も同様――というか、僕の思惑を超える行動を時々するからまず論外。 若林君は……どう考えても立てられないな。 うん、彼はもはや全日本に居場所がない。 ……やっぱり翼君に正気に戻ってもらわないと困るんだけどなぁ)」 松山「岬、来たぞ!」 ランス「この至近距離からのボルテッカを受けては……!」 岬「わっ……とと。(危ない危ない、試合でヘマこけないよね。 適度に活躍しないと〜)」 パシッ ランス「なにィ!?」 岬「(こんな格下に負けてちゃ話にならないよ、っと)藍さん!」 藍「うむ、ナイスカットだ岬君! よし、得失点差を稼いでおくぞ皆!」 三杉「(そろそろ僕が撃っておくかな……)藍さん、こっちだ!」 藍「うむ!」 バシュッ! バギュルルルルルッ!! 三杉「たァァァッ!!」 バシュウッ! ピピィーッ!! 翼と共に中盤を固めるのは、その大空翼のパートナーである岬太郎に、名ボランチとして縁の下の力持ちをやる松山光。 そして、その松山とコンビを組む形でボランチに入る派遣選手八雲藍に、フルタイムでの出場が可能となった三杉淳。 あまりにも敵が弱すぎる為に、逆に前線メンバーさえいれば問題が無いと言えるこの試合で彼らの出番は少なかったが。 それでも彼らはよく動き、ピンチを未然に防ぎ、三杉は1ゴール1アシストを遂げていた。
[238]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/29(土) 01:49:46 ID:??? 森崎「おうおう、前の方は楽しそうでいいねぇ。 こちとら暇で暇で仕方ないってのに」 次籐「DFに仕事が無いのはよかこっタイ」 中里「とはいえ、これでは腕も鈍るというものでゴザル……。 大会が始まってからこちら、バイタルエリアまで運ばれた回数など片手で数えられる程ナリ」 早田「しかたねーだろ、このリーグで派遣選手が派遣されたのはうちと西ドイツだけなんだからな」 森崎「(あー、やってらんねー。 オーバーラップしても騒がれないしなぁ。 もうこうなりゃ……)ZZZ……」 早田「おっ、寝釈迦のポーズか! 久しぶりだな!」 この試合――というよりこの大会が始まってからここまでずっと暇をしていたのは守備陣である。 全日本の壁、次籐洋。カミソリファイター、早田誠。俊足が売りの攻撃的サイドバック、中里正人。 そして、全日本の守護神――森崎雄三。 時折オーバーラップをする中里を抜けば、彼らは全員が全員暇を持て余していた。 故に、森崎雄三は眠りこけた。奇行である。 本来ならば全日本メンバーが頭を抱えるこの行為……実際、これを目にして頭を抱えていた選手は複数人いたが……。 試合展開は変わらず、全日本ゴールは一度もネットを揺らされる事が無いまま試合を終えた。 同グループでありながらグループリーグ最終日に試合が行われる西ドイツと当たるまで、全日本が負ける事は無いだろう。 森崎「ZZZ……ん? もう試合終わったのか……?」 松山「お前なぁ……試合中に熟睡するなよ……」 藍「(まるで以前の守矢の巫女を見ているようだな……)」 翼「(リグルは今頃何をしているんだろう……きっとアルゼンチン戦に向けて、猛特訓に励んでいるんだろうな……。 くそっ、俺も負けてられない! 早くアレを完成させないと!!)」 日向「(足りねぇ……! こんなもんじゃ足りねぇ……!! 反町を……リグル=ナイトバグを……風見幽香を蹂躙するには……! ネオタイガー程度じゃ足りねぇ!! もっと力が必要だ……もっと強力な……!!)」 中里「(試合を駆けずり回り、汗に塗れた女人たちを見るのは眼福でゴザルな^^)」 天子「汚いなさすが忍者きたない」 終わってみれば、6−0の圧勝。こうして全日本はまた一つ白星を挙げたのだった。 彼らの躍進は止まらない。
[239]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/29(土) 01:51:01 ID:??? 視点を戻し、幻想郷Jrユース宿舎へ。 ここでは偵察を終えて戻ってきた松岡コーチが、早速今日見てきた試合の展望を選手達に説明していた。 松岡「Dグループで今日行われた試合は、イタリアvsアルゼンチンだったZO!」 反町「それで、試合結果は?」 松岡「慌てない慌てない……見てくださいよ、これ! 試合のビデオですよ全部!!」 うどんげ「(全部って1個しかないよ……?)」 結果を知りたがる一同を後目に、マイペースに話を続ける松岡コーチ。 彼が手に持ちだしたのは、今日の試合を収めたビデオテープだった。 それをデッキに入れ、再生をしながら松岡コーチは状況について解説をしていく。 松岡「今日の試合では、やっぱりイタリアはフランドールの不在が問題とされたZO! はっきり言って、イタリアはFWが不作! だから今日の試合、イタリアは5−4−1の形で諏訪子のワントップを敷いてる!」 輝夜「これにはきっとディアス君の対策も含まれてるわね。 それで、試合は?」 松岡「まず前半、18分。 ディアスがフィールド中央、センターサークル付近でボールを持ち。 やはり超個人技でヘルナンデスを抜き去り、1ゴールを挙げたZO!」 言いながら松岡コーチが早送りをすると、丁度ディアスがボールを持ち。 守備陣をごぼう抜きしてからヘルナンデスを飛び越え、ゴールを奪い取った場面が映像で流される。 反町「……映姫さんでも止められないのか」 穣子「アルゼンチンがパスワークで中盤を乱してたから、守備もあんま整ってなかったわね。 カテェナチオだっけ? それをパスで狂わされてるわ」 反町「……穣子、カティナチオな。 確かに守備はカテェけど、カティだ、カティ」 反町と穣子の指摘通り、永琳を主軸としたパスワークで中盤の守備を崩壊されていたイタリアは、 その一瞬を突いたディアスの手で崩壊していた。 そうなってしまっては、如何に四季映姫、ヘルナンデスといえどゴールを守りきるのは難しいという事なのだろう。
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0ch BBS 2007-01-24