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【待ち受ける】幻想のポイズン54【天才たち】
[363]森崎名無しさん:2011/10/31(月) 22:11:18 ID:??? そういえばポイズンさんは 一輪さんに人気投票で票を入れる程度の好みだったな (投稿日にマイリスト登録した動画を見つつ)
[364]森崎名無しさん:2011/10/31(月) 23:46:44 ID:??? さて次は穣子かな ここで(技の)フラグ立てといて少しでも反町強化イベを強大にするためにも
[365]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 00:06:04 ID:??? >>363 一輪さんはもっと評価されるべき。 >>364 穣子「何? スベスベマンジュウガニカットを更に鍛えたいですって!?」 >★反町のタックル練習→( 4 + 2 )=反町のタックル経験値が「6」に!タックルフラグ取得!★ ========================================================================================= かつては幻想郷きってのオールラウンダーとして、八雲藍と共に高みにいた藤原妹紅。 強力なミドルシュートとダイレクトシュートに、ボールカット能力を併せ持ち。 更にフィールドを縦横無尽に動き回れる驚異的なスタミナと競り合い能力はその中でも突出をしていたと言えるだろう。 全盛期と言えるその時期から、永遠亭への憎しみを捨て去ってしまったが為にやや能力的に落ちた妹紅も。 それでも反町を鍛えるにはまだ十分な実力を持っていた。 ズザザザッ! 反町「たァーッ!!」 妹紅「うん、よしよし! いいね! やっぱり反町は凄いよ。 DFとかもやってみる気はない?」 反町「……いや、俺、基本的に前目のポジションが好きですし」 妹紅「面白いと思うけどね〜、DFも」 気楽にDFへのコンバートを進めてくる妹紅に苦笑を浮かべながらも。 反町はとりあえず妹紅に感謝を告げ、こうして午前中の練習は終了する。 反町「(なんとか成果が出せた、かな……。 これなら試合中の閃きとかでモノに出来そうだ。 午後の練習で完成させるのもありっちゃありだけど……どうしようかな?)」 ……… …… …
[366]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 00:07:11 ID:??? 〜 フランス国際Jrユース大会 Bグループ 試合会場 〜 こうして反町が練習に勤しんでいた頃、フランス国際Jrユース大会Bグループの会場では西ドイツJrユースが。 今日もまた強敵に当たってしまったイヌカマッセとの試合を繰り広げていた。 昨日の敗戦後、自分たちの駄目だった点を改めて反省し今日の試合に挑んだイヌカマッセの面々。 なんとかしてこの試合に勝ち、決勝トーナメントに進出してやると意気込んでいたのだが……。 ブンッ! グワァァアアアアアアアアアアアアアアアアギャッ!! シュナイダー「 F I R E !」 セシリア「つ つよすぎる…」 一朝一夕の反省会程度で強くなれれば、誰でも苦労はしない。 今日もイヌカマッセの者たちは、西ドイツのメンバーに思う存分フルボッコされていた。 まず、西ドイツの皇帝という異名を持つキャプテン――。 エースストライカー、カール=ハインツ=シュナイダーには3得点のハットトリックを遂げられ。 レミリア「血と汗と涙を流せッ! H A !」 ブギュウッ! ドガガガガガガアアアアアアッ!! 幻想郷きってのストライカー、紅魔館のレミリア=スカーレットもまた3ゴールのハットトリック。 西ドイツの凶悪過ぎるストライカーは、しかし、上手く共存をし互いにゴールを大量生産していた。 マーガス「(今まではシュナイダーしか落とす相手はいなかったけど……レミリアさんが来てくれて選択肢が増えた。 これでアシスト王を取れなかったら俺は無能だな……。 ここでたくさん稼いどかないと!)」 そして、このレミリアとシュナイダーへボールを渡らせる為の繋ぎ役。 ポストプレイヤーであるマンフレート=マーガスは今日だけでなんと4アシストを稼ぐ大車輪の活躍。 自らが得点を奪いに行けるだけの実力もあるが、彼はこの試合終始アシストに徹していた。
[367]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 00:08:12 ID:??? ダイナソー「いくでぇ! これがワイのワイルドワイバーンや!」 カルツ「その台詞は実は本編では言った事が無いんぜよ!」 シェスター「というかそもそも君のセリフでもないよね!」 神奈子「(……ボランチの私までボールが届かんねぇ。 うぅん……)」 前日の試合でも大いに活躍をしていた全日本の中盤勢と比較し、西ドイツもまた豪華なメンバーで中盤をそろえている。 全日本が基本的に5人で中盤を固めているのに対し、こちらは3人と少ない人数ではあるがそれでも実力では負けていない。 共に幻想郷に召喚され、幻想郷でその技を磨いてきたヘルマン=カルツとフランツ=シェスター。 そして、守矢フルーツズで中盤の守備を担う八坂神奈子。 特にカルツと神奈子、共にチームで過ごしてきた両者の連携はピカイチであると言え、この試合、ゴール・アシストを付ける事はなくとも。 ボールカットから攻撃の組み立てにと数字に残らない形で大きく貢献をした。
[368]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 00:09:12 ID:??? 幽々子「うぅん……やっぱりこのクラスの敵だとあまり私たちの出番はないわねぇ……」 ミューラー「…………」 幽々子「私、FWも出来るんだし。 やっぱりFWにしてもらえるよう監督さんにお願いしようかしら〜」 ミューラー「…………」 幽々子「ミューラー君、そこは『FWが4人体制あるわけないやろが〜い』って突っ込む所よ〜?」 ミューラー「…………」 幽々子「(う〜ん、かなりのムッツリさんね〜。 折角なんだから仲良くしたいんだけど……)」 ミューラー「…………」 一方、守備陣はこれまた昨日の試合の全日本と同じように暇をしていた。 因みに試合中、幽々子が幾ら話しかけてもミューラーは頑として返答をしなかったという。 鋼鉄の巨人の異名を持つ巨漢GKは、目の前でぷるぷる震える大きなメロンにもまるで動じない鋼鉄の精神を持っていた。 ピッピッピィ〜ッ!! カルツ「よっしゃあ! これで全日本と当たるまでの試合、全部で全勝じゃの!」 レミリア「ふん、この程度のザコ相手に何点取れようが自慢にもならん。 ……早く強敵と当たりたいものだ」 神奈子「願うまでもなく、6日目になりゃ嫌でも全日本と戦う事になるさ」 レミリア「……わかっている(……パチェ、悪いけれどあなたと戦う前に三杉を倒させてもらうわよ)」 シュナイダー「(モリサキ……勝つのは俺達西ドイツだ。 今度は引き分けにはしない……全力で勝ちに行くぞ!)」 こうして西ドイツ対イヌカマッセの試合は、西ドイツの圧勝で幕を閉じた。 彼らの脳裏にあったのはこの試合での歓喜よりも、リーグ最終戦の全日本戦の事だったという。
[369]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 00:10:29 ID:??? 〜 フランス国際Jrユース大会 会場 パルク・デ・フランススタジアム 〜 そして西ドイツ対イヌカマッセの試合が終わっていた頃、Dグループの試合が行われたパルク・デ・フランススタジアムでも。 午前中のウルグアイ対イタリアの試合が終了していた。 ピッピッピィィィィ〜ッ!! ジョン「試合終了〜ッ!! ウルグアイッ! イタリアJrユースに3−1で勝利したァァァアアアッ!! フランドール選手が出場停止から開け、復帰したイタリア! 再三にわたって攻めましたが、結局、獲得できた点数はフランドール選手のヘディング1点のみ!! 逆にウルグアイはイタリアのカティナチオを粉砕! 山の四天王、星熊勇儀選手と伊吹萃香選手! アルゼンチン戦での惨敗を払拭する、見事な勝利だァァァッ!!」 ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!! ビクトリーノ「ぃよっしゃあああああああああああああ! 勝ったぞー!!」 勇儀「わはははは! うん、これでようやっと祝杯が挙げられるってもんだ!」 萃香「ふんっ! 真正面から来て、鬼の力に勝てるもんか!」 文「(ふぅ……これでなんとか勝ち点3……。 ですけど……決勝に上がれるかは微妙ですねぇ)」 この試合を制したのは、ここまで勝ち星が無かったウルグアイJrユースであった。 アルゼンチン戦での惨敗が選手達の奮起を促したのか、この試合、前半でフランにゴールを奪われた以外。 萃香は後半の間、完璧にゴールを死守し勝利に大きく貢献。 星熊勇儀はカウンターシュートへやってきた映姫を弾き飛ばし、2ゴールを挙げ。 ビクトリーノもまた文からのアシストで辛うじてヘルナンデスの守るゴールを破っていた。 前2戦で敗戦をしていながらも諦めないその姿勢がもぎ取った勝利と言っていいだろう。 ヘルナンデス「くっ……!」 映姫「(白黒ハッキリついた……のは、いいですが……)」 諏訪子「あーうー……(負けちゃったか……。 くそっ、鬼どもめ……能天気な脳筋が……!!)」 逆にこの敗戦で落胆し、絶望をしていたのはイタリアJrユースである。
[370]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 00:11:29 ID:??? 今日この試合で、イタリアはこのリーグ全ての試合を終えた。 結果として、イタリアは1勝1分け2敗。勝ち点4の、得失点差−2という数字を残した。 まだ他のチームが試合が残っている中で、である。 ヘルナンデス「(残りの試合は……ウルグアイがフランスとの1戦。 アルゼンチンはこの後のフランス戦と幻想郷戦。 フランスはウルグアイとアルゼンチン、幻想郷の3戦。 幻想郷はアルゼンチン、フランスの2戦だ。 そして、それぞれは勝ち点が3・4・0・6……。 他のチームで、既に4以上が2チームいる中でこの勝ち点。 イタリアが決勝に上がるには……今、トップの幻想郷が全戦全勝して、 アルゼンチンが大敗をして勝ち点4のまま得失点差を下げる事。 あとは……ウルグアイがフランスに勝たない事が条件となるんだが……)」 それはどうやっても不可能である、とヘルナンデスは理解していた。 上記の計算の場合、重要な役割を果たすのはこの後3戦を控えているフランスである。 しかし、仮にフランスがアルゼンチンを下し、ウルグアイと同点で終わった場合――アルゼンチンを大敗させ。 ウルグアイと引き分けた場合、その時点でフランスが勝ち点4の得失点差で+になるのは明白。 フランスの決勝トーナメント進出が決定してしまうのである。 いずれにせよ、イタリアの予選敗退はここで決定してしまったのだ。 フラン「ヘルナンデス……」 ヘルナンデス「……気にするな、フランちゃんのせいじゃない。 3失点をしたのは僕の責任だ」 映姫「そして、私の責任でもあります。 ……申し訳ありません、ヘルナンデス君」 ヘルナンデス「謝るんじゃないよ、エーキ。 君たちは確かにこのチームに入る事を義務付けられた派遣選手だ。 僕たちを勝たせるのが目的、それが君たちの役目なんだろう。 だけど……それ以前に僕たちは仲間だ。 少なくとも、僕はそう思う。 なら、謝る事は無い。 だってそうだろう? 勝つつもりで全力で戦った仲間をどうして非難出来る?」 映姫「……そうですね。 仰る通りです」
[371]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 00:12:42 ID:??? ヘルナンデス「……さぁ、引き上げよう。 (……すまなかったジェンティーレ、ランピオン……そして、ストラット。 ……無念だ)」 フラン「(私が昨日の試合に出れたらよかったのに……謝るなって言うけど……本当にごめんね、ヘルナンデス)」 勝利者がいれば敗者もいる。 そして、イタリアJrユースは敗者であった。 敗者は何も言わず、ただ立ち去るのみである。 不幸中の幸いは、彼らが地元のフランスJrユースに勝利をしていたという点であろう。 もしも1勝も出来なかった場合、国に帰った後のイタリアメンバーがどう国中から非難されるか……想像は難くない。 諏訪子「(ヘルナンデス君……なんか本当に変わったなぁ)」 ヘルナンデス「(しかし、泣きそうな顔するエーキとフランちゃん本当にかわいい。ぺろぺろしたい)」 諏訪子「(あ……そうでもなかったかも)」 パーフェクトゴールキーパー、ジノ=ヘルナンデス率いるイタリアJrユースはこうしてこのリーグを脱落した。 しかし、この敗戦は――この大会は決して無意味なものではなかったとのちに彼らは気づくだろう。 ジノ=ヘルナンデスは、仲間の手綱をしっかりと握り鼓舞をするというキャプテンシーを得。 フランドール=スカーレットは初めて自身の身内以外のものと共にサッカーをする事により、 責任感と罪悪感というものを覚える事が出来たのだから。 彼ら、彼女らはこれからも……この先も、きっとより強くなる事であろう。 ビクトリーノ「ふっ……ヘルナンデス! なーにがヨーロッパNo.1キーパーだ! 見たか俺達の実力をォ!」 文「……キャプテンさん、もうイタリアは退場していますよ?」 ビクトリーノ「ギャフン!?」
[372]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 00:14:01 ID:??? ピエール「……いくぞみんな! まずはこの1戦……勝って……勝って決勝トーナメントへの道筋を立てる!」 ボッシ「お……おう!」 ジョルジュ「大陸一の私に任せたまえ」 ブラボー「おお……ブラボー……!」 ナポレオン「(しっかりやりやがれよ……もう蟻が象に勝てなくても仕方ないなんて言わん! その蟻が少しでも役に立ってもらわなきゃ勝てねぇんだからな……!)」 こいし「(大丈夫……練習通りにやれば絶対に大丈夫……! 勝つんだ……! 勝つんだ……! 絶対に!!)」 ポジションに散らばるメンバーに、大声で喝を入れるピエール。 このピエールの声に一部はびくつきながら、一部はやけに自信満々に。そしてまた一部はよくわからない返答を返す。 ただ、びくつくものはいるものの……それでも一同の面構えは1戦目のイタリア戦とはまるで違う程に精悍になっていた。 覚悟が出来ている者だけが出来る表情へと変貌をしていた。 さとり「………………」 ディアス「(あれが永琳さんの言う一対一に特化したっていうキーパーか。 どんな実力かねぇ……?)」 この試合の勝者は果たしてどちらなのか――答えが出るのは、90分後である。
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0ch BBS 2007-01-24