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【待ち受ける】幻想のポイズン54【天才たち】
[429]森崎名無しさん:2011/11/01(火) 14:06:23 ID:??? 反町の相対的弱体化が止まらねぇw
[430]森崎名無しさん:2011/11/01(火) 15:13:15 ID:??? 反町の成長よりもイヌカマッセの全メンバーのほうが 少しだけ気になり始めたのは内緒だw
[431]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 18:27:09 ID:??? 輝夜「フ……フ、フランスが……アルゼンチンに……」 妖精1「5−0……? う、うそ……!?」 ざわ……! ざわ……! 松岡の衝撃発言を受けてから数秒間、ミーティングルームの時間が停止したように静寂が訪れ……。 しかし、やがて輝夜が驚きの声を上げたのと同時に室内は騒然とし始める。 それ程までに、松岡の発言は一同にとって予想の範疇を超えるものだったのだ。 リグル「やっぱりあの天パは大したことないんじゃないか! フランスなんかに負けちゃってさ!」 パチュリー「……コーチ。 今日の試合、ディアスと八意永琳は出ていたの? 怪我か何かで欠場とか……」 松岡「ディアスも永琳もスタメン出場。 アルゼンチンはベストの状態で試合に臨んでるZO」 パチュリー「……とりあえず、ビデオを見せて頂戴。 実際に見た方が早いわ」 輝夜「そ、そうね! 松岡コーチ、お願い」 松岡「わかったZO!」 ディアスたちに何かのアクシデントがあり出場していなかったのかと思えば、それも違うと松岡コーチが否定。 ならば一体どのようにしてフランスJrユースが勝利をしたのか……。 当然ながらこの場にいる大部分の選手達は、それが気になる。 それを確認するには、やはりこの目で試合を見てみなければならない。 松岡コーチはパチュリー、輝夜に促されるままそそくさとビデオデッキに持ってきたビデオを入れ、再生ボタンを押す。 すぐにテレビにはフランスvsアルゼンチンの試合――試合開始からの様子が映り始めるのだった。 反町「(確かにさとりさんは一対一の名手だ……だけど……それだけであのディアスを完封出来るのか?)」 てゐ「(……つーか問題はどうやって5点も取ったかウサ。 話によりゃフランスは攻撃力も不足って話だったのに)」
[432]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 18:28:10 ID:??? ……… …… … パスカル「よし……まずは1点取っておくか! ディアス!」 ディアス「オッケー!」 フランスvsアルゼンチンの試合は、まずアルゼンチンのキックオフで始まった。 アルゼンチンはこのキックオフでまずは1点を取る為、ディアスにボールを預け。 ディアスの超個人技でフランスの意気を殺ぎつつこちらのペースに持ち込もうという腹積もりで攻撃を開始する。 ドダダダダダダッ! ナポレオン「うおおおおおおおりゃああああああああっ!」 ディアス「おっと」 ボッシ「う、うわあああああああああっ!」 ディアス「ほいほい」 サササッ ピエール「……止める!」 ディアス「とまらねぇよ〜、っと」 ババッ! ダンッ!! ピエール「くっ……!(なんてデタラメなドリブルセンスだ……!)」 そして、ディアスはあっさりと中央を突破していった。 フランスのFW、ナポレオンとボッシをあっという間に高速ドリブルで抜き去り。 守備力に定評のあるキャプテン、ピエールをクリップジャンプで飛び越えた。 その一連の動きは正に華麗――これはこのまま早くも1点入ってしまうかと、アルゼンチンサポーターからは歓喜の声が沸き上がり。 一方でフランスサポーターからは悲鳴が漏れ始めるのだが……。
[433]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 18:30:22 ID:??? こいし「(やらせるもんか……! えいっ!)」 ディアス「うおっ!?」 むんずっ ガガガッ!! しかし、ここでボランチのこいしがディアスにプレスをかけ、ディアスの動きが一瞬止まった。 誰にも見えないようにではあるが、こいしはディアスと接触をした瞬間。 片腕でディアスのユニフォームを掴み、引っ張り、ディアスのバランスを崩させたのである。 それは審判が見ていれば確実にファウルを取られていた行為であったが、笛は吹かれなかった。 単純に審判が見ていなかったのか……はたまたこいしが上手く審判から見えないようにやったのか。 それとも審判が見ていたとしても、吹かなかったのか――憶測はいくらでも出来るが、とにかく結論として、ディアスの動きは止まった。 ディアス「(ちっ……狡い真似してくれるぜ! でもそれなら……)そらっ!」 パスカル「(? ディアス、何を手間取っているんだ……? ……まあいい、ここは俺が運ぶか)よし!」 こいし「(ちぇっ、ボール奪えなかったか〜)」 だが、ディアスもただでボールを奪われるような真似はしなかった。 こいしに奪われるよりも早く、素早くボールを捨て、このボールは相棒――パスカルがトラップ。 こいしがディアスについている間に速く中盤を突破しようと、そのままパスカルは単身上がり始めたのだが……。 タタタッ! パスカル「(よし、あのコイシとかいうボランチがいなくなれば後は楽勝だ。 ディアスがあいつを振り切ってからパスを出して……)」 ドゴール「フンガーッ!!」 パスカル「な……!? ぎゃ、ぎゃああああああっ!?」 バゴォォンッ!! パスカルはボールを奪われ、ここでアルゼンチンの攻撃は終了してしまった。 そのダイナミックかつ強力なパワータックルでパスカルを弾き飛ばし、ボールを奪ったのはフランスDF――ドゴール。 彼のタックルの鋭さ、破壊力は、少なくとも見ている限りではキャプテンであるピエールに負けず劣らずの威力だった。
[434]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 18:31:38 ID:??? ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!? ジョン「あ……あ……あっとぉ!? これはフランス……アルゼンチンの攻撃を阻みましたァ!! ボールを奪ったのはドゴール選手! これは凄い! そのパワータックルにパスカル選手弾き飛ばされましたァ!!」 観客「お……おおお! い、いいぞドゴール!」「ドゴール! ドゴール! ドゴール!」 「あれ? ピエールとナポレオン以外が活躍してる……」「どういう事なの……」 パスカル「ぐぐっ……い……いたた……」 ディアス「(……俺なら抜けた、が、パスカルだと少し厳しいな。 ……しかし、なんだったんだ今のは? フランスってのは数少ない主力しか見る所の無いチームじゃなかったのか?)」 永琳「(これは……)」 こいし「やったー! ドゴちゃん最高! よし、こっちの反撃だよ〜!」 ドゴール「マッ!」 このドゴールの守備に驚いたのは、攻撃をしていたアルゼンチン。 そして、実況席と観客たちである。 事前情報でもイタリア戦の様子を見る限りでも、フランスJrユースの中心選手以外はただの数合わせ程度という認識しかなかったのだから。 パスカルのドリブルを中心選手ではないドゴールが止めた事に驚愕をしても仕方がないと言えるだろう。 だが、アルゼンチンJrユースはここから更にフランスの実力に驚き続ける事となる。 バシッ! バムッ! ジョルジュ「ふ……よくやったドゴール。 後は大陸一のこの私に任せておきたまえ」 パルス「いいからそのボールを寄越したまえ! いい子だから!」 ジョルジュ「いいや渡さんさ。 そら……走れ、フェレーリッ!」 パルス「うわぁ〜、目がぁ〜、目がぁ〜……!」 バシュッ! シュピィイイイイイイイインッ!!
[435]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 18:32:38 ID:??? ドゴールからボールを受け取った左サイドハーフ、ジョルジュ。 自称・大陸一のサッカー選手と豪語する彼は、しかし、そう大した実力を持たない選手であった。 だが、彼にはなぜか異常なまでに上手いパスコースを探す能力とそこに通すだけのキックコントロールの実力があった。 まるでパス以外の才能をどこかに置いてきたかのような彼のパスは、アルゼンチンのカットを縫うようにして逆サイドのフェレーリへと届く。 フェレーリ「うおおおおおお! 俺はスーパーカー! 俺はスーパーカー! 俺はスーパーカァァァァァァアアアアア!!」 ズダダダダダダダダダダダダダダッ! シュバァァァァアアアアアアアアッ!! ガレヤ「な……こ、こんな……!?」 バサロ「う……ウソだろ……!?」 そして、ボールを受け取った右サイドハーフ、フェレーリは走った。 彼は守備力も無かった。得点力も無かった。パスセンスも無かった。ただし、脚だけは速かった。 その瞬発力、加速力、最高速度を生かす為の練習を合宿で積んできた彼の高速ドリブルは――。 ディアスや永琳との練習でドリブラーと相対する経験が多かったアルゼンチンのDF達すらも奪えない程に速く、鋭かった。 ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!? ジョン「こ、これは凄いッ! フランス……フランスJrユースがアルゼンチンを押しているッ!! フェレーリ選手、速い速い! 一気にサイドを駆け上がってしまったァ!! なんという突破力! こんなドリブラーがフランスにもいたのかァ!? フランス、いきなりの得点チャンスですッ!」 永琳「(……イタリア戦とは見違えるような動き。 一体これはどういう事かしら……? ……疑問は尽きないけれど、とにかく……今は守りきる事が肝要!) ガルバン君、止めに向かって! PA内は私がフォローをする!」 ガルバン「了解!」 フェレーリ「(よし……ボールを運べた! 後は……)ナポレオンッ!!」 ナポレオン「おっしゃあっ!!」 ガルバン「ぐっ……くそっ!」 永琳「(……パスは平凡もいい所、か。 ふむ……)」
[436]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 18:33:40 ID:??? サイドを突破したフェレーリは、ガルバンが襲い掛かる前にボールを素早くゴール前に駆けこむナポレオンへとパス。 グラウンダーのボールを受け取ったナポレオンはそのままワントラップをしてから大きく右足を上げ。 しかし、その前にはここまで戻ってきた永琳が立ちはだかり、全身でシュートコースをブロックしている。 ガルトーニ「た…… た す け て え ー り ん ! 」 永琳「そうそう簡単にゴールは許さない……!」 ナポレオン「(決める……! 決めてやる……! ここまでボールを繋がれて、決められねぇで何がストライカーだ!! 食らいやがれ! これが俺の……!)」 ブワァァァアアアッ!! ナポレオン「ハイメガキャノンシュートだァァァァアアッ!! うがあああああああああああらああああっ!!」 バゴッ……ギュガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!! 永琳「うっ……ああああああああああああああああっ!?」 ガルトーニ「エ、エイリンさん……みぎゃあああああああああああああっ!?」 バギャガガァッ!! ズバアアッ!! ピピィイイイイイイイイイイイイイイーッ!! ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!! だが、永琳はこのナポレオンのシュートを止める事は出来なかった。 メガキャノンシュートでは世界は取れない。 チームのストライカーとしての面子も保たれず、それどころか1点も取れないまま試合を終える可能性もある。 イタリア戦でそう感じ、幻想郷の反町、ウルグアイの勇儀、イタリアのフランのシュートを見た彼は。 この大会に向けて開発していたメガキャノンシュートを更に昇華させた。 威力を上げ、破壊力を増し、スピードを伸ばしたそのシュートはゴールネットを突き破り。 ゴールが決まった事を知らせる審判の笛が、高らかになったのだった。 フランスJrユース 1−0 アルゼンチンJrユース
[437]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/11/01(火) 18:34:55 ID:??? 一旦ここまで。
[438]森崎名無しさん:2011/11/01(火) 18:41:29 ID:??? 反町「良い特化だ感動的だなだが無意味だ」 バシュ!
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0ch BBS 2007-01-24