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【待ち受ける】幻想のポイズン54【天才たち】
[49]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/26(水) 01:19:45 ID:??? >★パルスィ「これでダイスったら恰好悪くね?」→ スペード5 ★ >★ヤマメ「よせ、それはフラグだ」→ スペード3 ★ >パルパルパワーアップ。パルスィがスキル・シュート+1取得! ====================================================================== 意気込んではみたものの、しかし、パルスィとヤマメの練習は思いのほか捗らなかった。 その原因として考えられたのは、やはりパルスィの今日の試合での怪我の影響。 そして、両者ともにここらが各々の妖怪としての力量の限界に近いというものがあった。 現段階で、既に世界屈指のドリブラーであるパルスィに、一対一ならば世界とも張り合えるヤマメ。 限界近くまで伸びた能力は、一朝一夕の特訓で伸びるものではない。 パルスィ「はぁっ、はぁっ……!」 ヤマメ「(パルスィのシュート力が上がったのはいい事だけど……駄目だなぁ。 やっぱり、一対一が強くなった気がしないや。 このままあのディアスってのとやりあわなきゃならないのかい……)」 これ以上の練習は明日に影響が出ると判断し、満足のいかない成果ながらも自室へと戻り始める2人。 パルスィだけは、ヤマメに付き合ってもらった為か若干シュート力の上昇を見せたものの……。 ヤマメはこの練習で得たものなど皆無に等しい。 パルスィ「妬ましい……! 私だけに成果を与える貴方が妬ましい……!」 ヤマメ「はいはい、妬ましい妬ましい。 ……ま、やるだけやってみるさ。 明日からも練習あるんだしね」 ヤマメへの負い目からか、いつになく強い口調で呪詛を呟くパルスィに。 そんなパルスィを眺めながら苦笑を浮かべるヤマメ。 彼女たちがアルゼンチン戦で活躍できるのか……そもそも、出番自体が来るのか。 答えは3日後に出る事となる。 ※パルスィがスキル・シュート+1を取得しました。
[50]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/26(水) 01:21:12 ID:??? 【幻想郷 永遠亭の一室】 魔理沙「………………」 外界にて反町一樹がうどんげを鍛え上げ、水橋パルスィがヤマメと共に鍛錬をしていた頃。 幻想郷の一角――竹林に居を置く永遠亭の一室では、霧雨魔理沙が布団に横になりじっと天井を眺めていた。 あの事件から既に数日が経過し、魔理沙の体調は、既に万全と言っていい段階にまで回復をしている。 今すぐにでも、サッカーをする事も――霊夢達の後を追い、異変解決に向かう事も出来た状況にあった。 しかし、魔理沙は寝転がり、ただ天井を眺めていた。 魔理沙「(私は今まで……何のために頑張ってきてたんだ……)」 人生を振り返るのは年寄りのするものだ、という言葉がある。 若い内は立ち止まらず全力で走れ――確かに、そういった考えも間違いではないかもしれない。 だが、幾ら若いとはいえ、人ひとりが全力で走れば走った距離は長くなる。 そんな時、人は思う……自分は一体今まで、どんな道を走ってきたのか。 そもそも、どこから走ってきたのか。スタートラインは、どこだったのか。 ――自分は、どこを目指していたのか。 霧雨魔理沙は、今、それを見つめなおす事が出来る状況にあった。 今までの自分とは、いったい、なんだったのかを。 魔理沙「(元から私に才能が無いのはわかってる。 霊夢は当然として、咲夜や早苗、妖夢。 リグルやうどんげにも勝ってるとは思わん。 だが……たったそれっぽっちの事で、私はあいつらに負けなきゃならんのか? 外の世界から来たよくわからん男なんぞに、私の居場所を奪われなきゃならんのか……? 生まれた時から……私はあいつに負ける事が決まっちまってたのか……?)」
[51]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/26(水) 01:22:25 ID:??? 反町一樹という男は、霧雨魔理沙から見れば、少なくとも、あまり好感を抱きにくい男であった。 少なくとも、友人である河城にとりの話を聞く限りは、好ましいとは思えない。 チームプレーを第一であると定義し、そのチームプレーの基礎中の基礎であるパスワークはろくすっぽ練習しない。 それどころかシュートばかりを練習し、他の選手に汚れ仕事を任せている。 和を重視すると言いつつも、そもそもの前提として初期からチームに加入をした妖精トリオがチルノ打倒を目標に入団したというのに。 その打倒目標であるチルノを取り入れ、結果としてチーム内に不和を巻き起こした。 そして、自身が見たサンパウロ戦での超ロングシュート――。 ただの練習試合、前には自分がおり、周囲にもボールを運べる選手がいた状態での行動。 如何に中盤が不甲斐なかったとはいえ……化け物染みたシュート力を持っているとはいえ、あの選択は無いだろうと殆どの者は思った。 あれは即ち、自身の力を信じてはいれど周囲の力は信じていないと言っているようなものだからである。 他にも聞いた話はいくつかあれど、端的に言って、自分とは仲良くなれそうもない人物だと魔理沙は自身で考えていた。 魔理沙「(そもそも根本の部分がおかしいんだよな。 なんだよキックオフシュート乱打って。 オータムスカイズの橙や静葉あたりの運び屋の気持ちを考えた事はねぇのかな……幽香は……いや、あいつは逆に喜びそうだ。 にとりもなんだってあんなのに懐いてんのかね……利用されないといいがなぁ)」 そっくりそのまま同じことを反町に思われているとは知らず、魔理沙はごろんと寝返りを打つ。
[52]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/26(水) 01:23:25 ID:??? 魔理沙「(まぁいい、あいつの性格も大概は又聞きだけだしな。 それより今はあいつのシュートの事だ)」 横道に逸れかけた思考を引き戻し、魔理沙は考える。 反町一樹という一選手について。 性格はともかくとして、反町一樹は間違いなく世界屈指の実力を持つストライカーである。 幻想郷という狭い世界で生きてきた魔理沙でさえ――いや、魔理沙だからわかる程の、絶対的なストライカーだ。 それはきっと、今頃彼が大暴れしているだろう外の世界でも既に認知をされているものだろう。 では、何故反町がそこまでのストライカーになれたのか――それは、やはり、彼が生まれ持った才能だろう。 魔理沙「(にとりは努力だって言ってたけどな……ずっとずっと、遊び惚けずシュートの練習してたからだって……。 まぁ、霊夢みたいな特例を除けばそりゃ練習しなきゃのびねぇよ。 伸びる訳ねぇ。 でも……)」 そんなもので一気に世界最高峰のストライカーになられてはたまったもんじゃない、と、霧雨魔理沙は思う。 たった1か月か2か月、シュートの練習をしただけで、幻想郷にいたFW全員をごぼうぬきにした。 その事実は、間違いなく彼に才能があったからである。シュートにおける絶対的な才能が。 もしも反町一樹がそのような事を言われれば謙遜から否定をするかもしれないが、もしもそんな事になれば魔理沙は彼を殴るかもしれない。 魔理沙「(私が1か月、2か月シュートの練習をすりゃ世界最強のストライカーになるか? 私じゃなくてもいい、誰だっていい。 ずっとずっとシュートの練習をしてりゃすぐに最強のストライカーか? ああ、違う。 違うぜ……そんな事がある訳がない)」 それは嫉妬だったし、羨望だったし、憧憬でもあった。 才能のある者に対し出来る、弱者の抵抗でもある。 とある外界の少年は、才ある者を憎み恨みつつ、しかし、それでも諦めない強靭な精神力を持っていた。 だが、魔理沙はその少年ではなかった。ただの人間だった。
[53]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/26(水) 01:24:32 ID:??? 魔理沙「(体が完治しても私の居場所はもうない……どこにだってない。 魅魔様が言ってた……私はもう伸びん。 何をやっても、どうやっても伸びん。 一定は維持できても、それまでだ……もうすぐリグルにもうどんげにも妖夢にもお空にも美鈴にも追い抜かれる)」 師匠に半ばサッカーを辞めろという意味に近い宣告をされ、旧友の溢れんばかりの才能を見せられ。 霧雨魔理沙は持ち前の闘争心というものを完全に失ってしまった。 才能が全てであると知らしめられた今、彼女の心は完膚なきまでにたたき折られていたのである。 体調は完治しても、牙を抜かれ、傷を負い、檻に入れられた虎のような有様であった。 魔理沙「(……ああ、そういや……そもそも、なんで私はサッカーなんてしたんだっけ?)」 改めて考えてみれば、自分が絶望的な状況に置かれている事に少しだけ涙ぐみつつ、魔理沙はふとそんな事を考えた。 今現在の幻想郷Jrユースのメンバーたちは、サッカーを初めて比較的新しい者たちばかりである。 こうして幻想郷にサッカーの熱が吹き荒れる前までは、そもそも幻想郷サッカーというものは小規模なものだった。 その小規模の中に、魔理沙はいた。つまり、サッカーブームに乗っかってサッカーを始めた訳ではなかった。 では、どうして自分はサッカーを始めたのか。 何故なのか。 記憶の彼方、遠いどこかに忘れてきたそれを懸命に魔理沙は思い出そうとしていたのだが、その時……。 先着で「★で囲まれた部分を順に」コピペしてください、 ★魔理霖は俺の乙女心→!card★ と書き込んで下さい。カードやダイスの結果で分岐します。 JOKER→板尾神「元気かいな、霧雨の嬢ちゃん」 ゲ、ゲェー!? 板尾神!? そういえばそんなのもいたね!! ハート→霖之助「失礼するよ……起きてるかい?」 こーりん!反町にバイトバックレされたこーりんじゃないか!! それ以外→咲夜「調子はどう、魔理沙?」 安心のKY長である
[54]森崎名無しさん:2011/10/26(水) 01:24:55 ID:q5olbdMs ★魔理霖は俺の乙女心→ ダイヤ4 ★
[55]幻想のポイズン ◆0RbUzIT0To :2011/10/26(水) 01:25:57 ID:??? 任せて安心!KY長! という所で本日は短いですがこれだけです。 それでは、お疲れ様でした〜。
[56]森崎名無しさん:2011/10/26(水) 01:26:12 ID:??? 才能か…でも才能ないからオータムはこれ以上変化しないんだっけ
[57]森崎名無しさん:2011/10/26(水) 01:31:34 ID:??? 乙 天性のセンスってのがないんだっけ。だからミラクルドライブやフライングドライブは無理と
[58]森崎名無しさん:2011/10/26(水) 01:33:19 ID:??? 乙でしたー 正確なところに撃ち込む才能が出鱈目にあったんですよね
[59]森崎名無しさん:2011/10/26(水) 01:34:37 ID:??? 魔理沙勘違いしてる 「魔法とサッカーの両立は無理よ」 とは言われたけど 「もう伸びない」とは……言われたの?
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0ch BBS 2007-01-24