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【名監督?】ファイアーモリブレム35【ジェイガン】
[198]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/12(土) 14:12:48 ID:??? 後半25分。アリティア選抜にとって圧倒的優位に立つ貴重な追加点を獲得した瞬間だった。 対するフースバルの選手たちはここまでチーム力に差があったのかと痛感してしまう。 木村「あの二人だ…。あの二人が入った途端急にあいつらの動きが良くなりやがったんだ…!」 土屋「主力を温存していたのか。後半一気に畳み掛けてきたというわけか…!」 大森「ちいっ…こうもいいようにやられると流石にマズイか…?」 あの二人が加わるまでは、まだすぐに追いつけそうな雰囲気があった。 小豆沢の調子が戻れば。新田のシュートが打てるようになれば、きっと追いつけると。 だが、そんな希望もこちらの動きを全て読んでしまうかのようなマルスや、 自分たちとは一回りも二回りも地力が違うアベルの存在に掻き消えようとしていた。 小豆沢「…みんな、すまない。僕がもっとうまく試合を組み立てられていたら…」 早田「謝らないでくださいよ。俺たち全員の責任っすから」 石崎「そ、そうだぜ!まだまだこっからさ!2点差なんて10分あればひっくり返せるんだ!」 栗栖「石崎さん……で、でもどう反撃すればいいんですか? 俺のシュートも通用しないし、新田さんはがっちりマークを付けられているしで…」 新田「あの、そのことなんですが。キャプテン、ちょっといいですか」 これまで静かに悔しさを噛み締めていただけの新田が口を開いた。 その目の輝きはギラギラと逆襲の炎に燃えている。一変の諦めも無い強い意志を持った瞳だった。 小豆沢「新田。何か策があるのか?」
[199]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/12(土) 14:14:32 ID:??? 隼のひらめき→!card !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ・ハート→俺が中盤からボールを直接運んでみます。 スペード→早田さんにボールを運んでもらいましょう。守備は薄くなりますが形振りかまってられません。 クラブ→キックオフシュート。一度試してみる価値はあると思います。 JOKER→…小豆沢さん。そろそろ俺たち全員の『錘』を外す指示を出して下さい!
[200]森崎名無しさん:2011/11/12(土) 14:15:08 ID:??? 隼のひらめき→ ハートJ
[201]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/12(土) 14:35:19 ID:??? 隼のひらめき→ ハートJ >ダイヤ・ハート→俺が中盤からボールを直接運んでみます。 新田「ポジションを入れ替えましょう。俺が中盤から直接ゴール前までボールを運んでみます」 自分へのマークに思うように動けず前線で固まってしまうよりも、 自ら下がることで相手の守備網を崩して隙を作り出そうと新田は考えていた。 小豆沢「なるほど。それなら向こうも新田だけにマークを集中できなくなる。 俺や栗栖へのパスコースも十分開けるというわけか」 新田「一度ボールを確保できたらこっちのものですよ。 俺のドリブルはそう簡単に止められはしない。この試合でそれを証明して見せます」 石崎「確かにお前の足の速さは随一だからな。サンパウロのトップチーム相手でも通用してたんだ。頼りにしてるぜ!」 早田「おっしゃ!まだまだ勝負はこれからだぜ。守りは俺達に任せてしっかり点を決めてきてくれよ!」 ピイイイィィィッ!! アンナ「さて、2点のビハインドを追いかけるフースバル。苦しい展開になって来ましたがどんな反撃を見せるか」 センターサークルにボールが置かれて試合が再開される。 だが、今回はこれまで小豆沢へと渡されていたボールが新田へと託された。 クリス「え?あの人がボールを運んでくるの?」 セシル「参ったわね。さっきまでは最前線に留まっていてくれたからマークも容易にできていたんだけど…」
[202]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/12(土) 14:36:30 ID:??? 新田「ようやくかごの中から解き放たれた気分だな。…いくぞアリティア!勝負はまだまだこれからだ!」 ダダダッ! アンナ「新田くん、ボールを受け取るとそのまま中央をドリブルで駆け上がります。 スピードに乗ったドリブルに定評のある彼ですが、アリティアの守備網を抜くことが出来るか!」 アベル「相変わらず素早いこって。敵にまわしたことでその驚異がようやく分かった」 新田「アンタが凄いことは認めている。だけど、俺はアンタだけには負けたくないんだ!」 新田はアベルに対して優秀な選手という認識はしているのだが、個人としてはあまり良い感情を抱いていない。 先の全日本ユースとの特別試合において、大事な場面でのキッカーをアベルと新田で争ったことがある。 森崎の判断でアベルがフリーキックを放ったのだが、あっさりとブロックで止められてしまった。 あの時自分がシュートを打っていれば決まっていたかもしれない。 たられば話をスポーツの世界に持ち込むことはあまり好きではなかったが、 優れた力を持ちながら安定のないプレイを続けるアベルに私怨に近い憎悪を抱かずにはいられなかった。 新田「(こんな奴が…こんな奴がアリティアで一番サッカーが上手いだって!?んなわけあるかよっ!)」 アベル「(こいつ…速いだけじゃなく、巧い。そして力強さもある。さて、どうやって仕留めるべきか…)」
[203]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/12(土) 14:38:01 ID:??? 先着『2名』様でブロックごとに判定をお願いします。 新田→!card+ ドリブル40= ============ アベル→!card+ タックル46= !と cardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードの数値で分岐します 【攻撃側】−【守備側】 ≧2→新田が突破! =1、0、−1→ボールはこぼれ球に。左から順に (小豆沢がフォロー)(栗栖とマリクが競り合い)(ライアンがフォロー) ≦−2→アベルがボールを奪う 【補足・補正】 新田のカードがダイヤで『芸術的ドリブル』で+5(吹っ飛び係数4) 新田のカードがハート・スペードで『強引なドリブル』で+2(吹っ飛び係数2) アベルのカードがダイヤで『スピードタックル』で+2 その他は>>13を参照してください。
[204]森崎名無しさん:2011/11/12(土) 14:38:10 ID:??? 新田→ クラブ3 + ドリブル40=
[205]森崎名無しさん:2011/11/12(土) 14:38:51 ID:??? アベル→ スペードA + タックル46=
[206]森崎名無しさん:2011/11/12(土) 14:39:19 ID:??? だめだこいつらw
[207]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/12(土) 15:00:14 ID:??? 新田→ クラブ3 + ドリブル40=43 アベル→ スペードA + タックル46=47 【攻撃側】−【守備側】 ≦−2→アベルがボールを奪う ※アベルに20の経験値が入ります ============ 新田「この機会を待っていたんだ。俺はアンタに勝つ。 勝ってアンタが持つアリティアナンバーワンプレイヤーという肩書きを否定してやる!」 アベル「そんな個人的理由を持ち込むだけ無駄だって何故分からんかな」 圧倒してやろうと息巻く新田に対し、アベルは努めて冷静に、最低限の動作でドリブルコースを制限させる。 新田「うっ…なっ!?」 アベル「いくら足が早かろうと前に道がなければ無意味だな。そらっ!」 バシィッ!! 新田「くっそぉ!!」 アベル「まだまだ若いな。…まぁ、俺もこれ以上周囲の期待を裏切りたくはないんでな」 アンナ「ダメです、抜けません!やはりこの男が、黒豹アベルがいる限りアリティアの勝利は安泰なのか!!」 ニーナ「彼は正に絶対的なエースとして君臨していますね。他の選手と比べて群を抜いて動きが素晴らしいです」
[208]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/12(土) 15:07:21 ID:??? マーガス「新田が相手でも通用しないか。あの選手、相当な腕の持ち主だな」 シェスター「いくら巧かろうとまだアイツはユースレベルってことさ。これがプロとの壁の差だよ」 ビクトリーノ「まだこの世界にはプロクラブは無いんだけどな。ま、仮にあったとしたら間違いなく一流の選手だよあの人は」 まだアカネイア大陸にサッカーが浸透してない頃。偶然に近い確率でこの世界に招喚された経緯のあるビクトリーノは 同じ『黒豹』という異名を持つこの青年と親身になった。サッカーの基礎を教え、必殺シュートを伝授したこともある。 その御礼にと彼から受け取った『銀の剣』は彼の家宝として大事に飾っているという。 ロディ「さすがはアベル殿だ」 ルーク「やったぜアベルさん!」 マルス「見事だアベル」 「「「「アベル!アベル!アベル!アベル!アベル!」」」」」 ラムカーネ「……くそっ、なんて耳障りな歓声だ。うざいことこのうえねぇ!あーイライラする!まるで『ヤツ』を彷彿させやがる!」 ガーネフ「(誰もが賞賛し、褒め称える。それだけの実力を持ち、納得の活躍をしおる。 ……それでも万人には決して理解はされぬものよ。現にこうしてこやつが嫉妬しておるのじゃからな。 そして誰かが思うのさ。あの男を負けさせたい。落ちぶれさせてやりたいとな…)」 ラムカーネ「(ヤツがいる限りアリティアに負けの影は見えねぇ。待てよ…いいこと閃いたぜ。うけけけ……)」 森崎が試合に負け、サッカーへの希望を失わない限り自分の身体は仮初のままのラムカーネ。 アリティアを負けさせるための名案はすぐに閃くことができた。 持たざるものが持つものへと対等に戦うための、存在の意味を得るための手段。生き延びるための知恵。 昔から得意としていたことだ。なんの躊躇いもない。精々奴らには苦しんでもらうとしよう。 会場中から賛美の声援を与えられる大陸一のプレイヤーに、ラムカーネは下衆な笑みを浮かべ喉を鳴らした。
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0ch BBS 2007-01-24