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【名監督?】ファイアーモリブレム35【ジェイガン】
[350]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/29(火) 16:14:55 ID:??? バビントン「ただいま、二人とも〜」 イスラス「…どうやら試合は終わったみたいだな」 オグマたちの行動が今後の自分たちの任務を行うのに気がかりだと周囲を探索していたバビントンとイスラスが戻ってくる。 ストラット「大丈夫だ。しっかり偽崎のデータはとっておいたぜ。 フースバルの連中は苦戦していたみたいだが、俺達ならそれほど苦労はしなさそうだぞ」 イスラス「…所詮は偽物といったところなのか」 バビントン「下手に強いよりよっぽどいいよ。僕達が自分たちの世界に無事に戻るためにもね」 中山「本物の森崎だったら無失点で間違いなく終えていたところだよ。 …ところでそっちは特になにか変わったことはなかったのかい?」 中山の問いかけに、一瞬表情を曇らせるバビントン。 森崎が自分たちのためとは言え、アリティア選抜に対して妨害工作をしようとしているのを立ち聞きしていたからだ。 隣にいるイスラスは氷のように表情を変えずに、こう返す。 アイスなイスラス→!card !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ→森崎とガーネフの意図を明かし、止めるように提案する。 ハート→森崎とガーネフの意図を明かし、止めるように提案するが中山に反対される スペード・クラブ→特に変わったことはない。自分たちの任務に支障はないと答える。 JOKER→森崎とガーネフの意図を明かし、一刻も早く彼らと縁をきるようにと説得する
[351]森崎名無しさん:2011/11/29(火) 16:18:56 ID:??? アイスなイスラス→ ハート2
[352]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/29(火) 17:20:47 ID:??? アイスなイスラス→ ハート2 >ハート→森崎とガーネフの意図を明かし、止めるように提案するが中山に反対される イスラス「……お前たちに話しておきたいことがある」 イスラスは一度バビントンに視線を送り、彼がこくりと頷いたのを確認してから静かに語りだした。 アリティア選抜の選手たちが後半始まってすぐに辺りをうろついていたのは、 この会場内に爆弾をしかけたという脅迫文をジェイガンに送っていたという。 ストラット「ば、爆弾だとぉ!?」 中山「それなら彼らの妙に焦っていた謎の行動にも納得が行く。 この大会は日本サッカー協会とアカネイア大陸の親睦を深める親善大会。 出来ることならトラブルは排除しておきたいはずだ」 バビントン「…でもね、この脅迫文はただの脅しで、狂言だったんだよ。 控えの選手たちを出場させないようにって、森崎とガーネフが妨害工作をしかけたんだ」 中山「なっ…?」 イスラス「アリティアが負ければ、それだけ偽崎のサッカーに対する夢や情熱は阻害される。 それにより本物の森崎の失われていた力を取り戻せるということは知っての通りだが……」 バビントン「森崎くんとガーネフさんは僕達の任務を陰ながら助けようとしてるんだと思う。でも…」 ストラット「なるほどな。俺たちの実力を信用してないってわけか。気に入らねぇな」 イスラス「あの二人は、今後も大会中はアリティア選抜に対して様々な妨害を仕掛けるつもりだ。 そこで相談なんだが。俺達の手で、あいつらの妨害を阻止してみないか?」
[353]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/29(火) 17:22:05 ID:??? バビントン「卑怯な手で勝っても嬉しくないよ。僕は……僕が正しいって思うことをやり遂げたいんだ」 ストラット「へぇ、面白そうじゃねぇか。そんなくだらん手段で価値を狙いに行く奴らの助けなんて借りる必要ねぇぜ。なぁ中山?」 自分たちのサッカーに大きな誇りを持っている。陰惨な妨害など必要ない。 自分たちはサッカーで自分の未来を勝ち取るためにここに来ているはずなのだ。 ストラットは当たり前のような顔で中山の方に首を向ける。 だが、彼ら3人と中山の間には大きな異なる部分があった。 スランプに苦しんでいた彼らを救うようにして現れたガーネフの闇のオーブによる助力。 だが、元々彼らにはそのスランプを乗り越えるだけの才能があった。 目の前にぶら下げられた甘い蜜に吸い寄せられてしまった彼らとは違い、 中山は闇のオーブの力がなければ一流の選手には絶対になれない圧倒的な才能の差があったのだ。 そして、中山はこの力を授けてくれたガーネフの持つ心の苦しみを理解できる人物でもあった。 どれだけ努力しても、どれだけ頑張っても覆すことのできない才能の差という絶対的な壁に苦しんできた。 それを埋めるために。自分の夢を叶えるため、自分の欲望を満たすため。 どんな手段を厭わずに戦ってきた、自分がこの世で最も信頼している親友。森崎有三。 彼に向けて破滅のツボを押し当ててしまった罪悪感がぬぐい去れない今、 中山には森崎とガーネフの行動を否定できるほどの勇気を持つことは出来なかった。 中山「(俺は……俺にはもう、あの人達の力を借りる事しかできない。 森崎と一緒に一流の選手でしか見ることのできない景色を見る。 森崎と一緒に世界一の栄光を勝ち取る。そのためには、もう――)」 彼らを裏切ることなど許されない。ストラットたちのような才能を持たない自分には、もうこの道しか残されていないのだから。 中山「……俺は反対だ」 ストラット「…は?」
[354]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/29(火) 17:23:14 ID:??? イスラス「どういうことか説明してもらおうか、中山」 中山「…俺は、森崎を助けたい。救ってやりたい。今の俺が一番に望むものはそれなんだ。 アイツが必死に力を取り戻したい。その為なら手を汚すことすら構わないって言うのなら…… 俺はその手をとって助けてやりたいんだ。一緒に手を汚すことになっても構わないと言ってやりたいんだ」 バビントン「……中山。君ってば本当に森崎のことを……」 中山「卑怯な手段だというのは分かっている。だが、俺たちが元の世界に変えるためには一瞬の油断もしちゃいけないんじゃないのか? 自分の持つ力、才能に溺れることなく、常に最善の手を考え、場合によっては卑怯な手段も選んでいく。 ……そうしなければ勝てない相手がいる。上には上がいるというこの世界じゃ、そうやってでしか生きられない奴らもいるんだ!」 ストラット「中山……」 イスラス「…………」 中山の悲痛な叫びを聞き、沈黙する闇のオーブカルテット。と、そこへ彼らと同じ組織の一員である一人の少女と大柄な男が現れる。 ????「面白い話をしているじゃない。アタシ達も混ぜてくれる?下等なゴミ虫さんたち」 ????「ウキキ……仲良くケンカするのも悪くない」 中山「君は……クライネ」 この大陸に来たばかりで右も左も分からない自分たちの世話をしてくれた、高貴な雰囲気が漂う金髪の美少女。 その優雅な風貌とは裏腹に、容赦のない弓術で並み居る山賊を射殺していく姿は、中山の瞼に強烈に焼き付いていた。 クライネ「むっ、ゴミの分際で呼び捨てだなんて度胸があるじゃない」 中山「…気分を悪くさせたのなら謝る。ところで、何故君たちがここに?」
[355]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/29(火) 17:24:45 ID:??? ストラット「アンタらの任務は別のところだったはずじゃないか?」 クライネ「ええ、そうよ。アタシはサッカーなんてくだらない玉蹴りには参加しろって言われてもゴメンだわ。 あなた達も知っているでしょう。アタシたちの組織の本分は」 イスラス「……暗殺組織、か」 バビントン「小さい頃はつくり話だけのものかと思ったけど、裏の仕事を受け持つ組織はどこの国にもあるんだよね…」 ローロー「お前たちはサッカー。俺たちはアンサツ。役割分担、これ大事。ウキキ」 クライネ「ま、一応忠告だけはしといてあげる。下手な気は起こさないほうがいいわ。 おとなしく力あるものに従っておくことが、命を長らえさせることだと覚えておくべきね」 イスラス「…………」 バビントン「ううっ……」 クライネ「…力がないものは食われるのは何時の時代も当たり前のことだもの。 あの御方も、それが分かっているからあなた達を助けようとしたんじゃないかしら?」 鮮やかな金髪をかきあげながら、クライネは中山へと顔を向ける。 クライネ「この世の中には二通りの人間しかいないの。人に使えることしかできない無能と、それを動かすことが出来る選ばれたもの。 あなたは他の奴らと違って、そこらへんのところをよく理解しているようね。気に入ったわ」 品定めするような妖しい目線を投げかけるクライネに対し、中山は拳を固めて口を開く。 中山「忠告ありがとう。でも、1つだけ訂正させてもらっていいかな」 クライネ「……なにかしら?今回だけは特別に聞いてあげるわよ、ゴミ虫さん」
[356]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/29(火) 17:26:49 ID:??? 僅かに口の端を持ち上げて、クライネは中山に顔を近づけていく。 中山「(うっ……か、顔が近い……良い匂いがする……って、そうじゃない!) サッカーはくだらない玉蹴りなんかじゃない。俺の、俺たちの生き様を貫ける立派な戦いの手段だ」 クライネ「……うっざ。なーに熱く語っちゃって。寒気がするわ」 中山「どう思われようともこれだけは譲れないよ。君が弓の撃ち方に対していつも真剣になっているようにね」 クライネ「!! ……ふん、行くわよローロー。付き合ってられないわ。こんな熱血馬鹿さんたちには」 ローロー「ウキキ、分かった。…………中山、お前たちとの話、俺はおもしろかったぞ」 中山「え?」 ローロー「こんどはもっと話をしような。ウキキキ……」 不気味に笑う大男ローローはそう言うと、クライネの後ろをのそのそとついて行った。 ストラット「……で、どうするんだ?森崎たちの妨害の件は。しっかりと釘を刺されちまったわけだが」 イスラス「監視の目が行き届いている以上、下手な真似はできん。今回は中山の意思を尊重するさ」 バビントン「そ、そうだよね。ガーネフさんにもしもバレたらと思うと……この『仮面』も取り上げられちゃうかもしれないし」 ストラット「『闇』の力に心を支配されない制御装置も兼ねているんだ。今の俺達には必須の道具だ。大事にしなきゃな」 中山「そういうことだ。……とにかく今は自分の出来ることをするだけだ。 森崎も、ガーネフさんも、そして俺たちも考えるべきことは一緒なはずなんだから」 偽物の森崎を滅ぼし、本物の森崎の力を取り戻す。中山たちは改めて誓いを立てるのだった。
[357]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/11/29(火) 17:29:17 ID:??? クライネ「ふんだ。なーにがサッカーはくだらない玉蹴りじゃない!さ。ばっかみたい」 ローロー「ウキキ…でも、案外やってみると楽しいぞ。アイネも楽しいって言ってたし」 クライネ「なっ……あ、あいつったら、任務のことを忘れて呆けてなんかいないでしょうね。 はやく定期報告を済ませに行くわよ。いつまでもこんな騒がしい所に留まっていらんないわ」 ローロー「そうだな。急げ急げー」 クライネ「(……サッカー、か。ふん、くだらない……)」 ほんの一瞬、スタジアムの方を振り返るクライネ。フィールドでは本日の第2試合である 南葛ウイングスと東邦タイガースの試合が始まろうとしていた……。 森崎「さてと、次の試合に備えてバッチリデータを収集しなくてはな」 控え室を引き払い、アリティア選抜用の席に移動した森崎たちは まもなく始まろうとしているウイングスとタイガースの試合を待っていた。 近くの席には先ほど戦ったフースバルの面々も座っている。 森崎「うーむ、せっかくの機会だから誰かを誘って観戦しようかな?」 ☆どうしますか? A フースバルの選手たちを誘ってみる B アリティアの選手たちを誘ってみる C 森崎有三は一人で観戦したい。誰も誘わない D 観戦すら時間が惜しい。一人で自主トレーニングにいこう! 2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。
[358]森崎名無しさん:2011/11/29(火) 17:31:27 ID:w1/6WUQ+ A
[359]森崎名無しさん:2011/11/29(火) 17:56:27 ID:Y1kSy3RI A
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0ch BBS 2007-01-24