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【名監督?】ファイアーモリブレム35【ジェイガン】
[38]森崎名無しさん:2011/10/26(水) 02:32:51 ID:gWApRo1s B
[39]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/27(木) 23:39:15 ID:??? >B カインの位置をシーダにカバーしてもらうように指示を出す 森崎「(……この状況でも監督に動く気配は無し、か)」 監督に選手交代の意思がない以上、カインにはフィールドに立ってもらわなければならない。 森崎はスリートップの形をツートップに崩す形でシーダを中央寄りの位置へと移るよう指示を出す。 森崎「うまくカインをフォローしてやってくれ!」 シーダ「分かったわ。任せて森崎くん!」 アンナ「フースバルの大黒柱小豆沢くんにまったく仕事をさせず再び主導権を握ったアリティア選抜。 このまま前半同様中盤を支配し続けることが出来るのでしょうか」 観客「うおおー!いいぞ新人共〜!この調子でもう一点取っちまえ〜!!」 観客「アリティアアリティアアリティア〜!」 観客「もう2年前の初心者の寄せ集めじゃないんだ。今度こそ優勝だァ!」 順調な試合運びを続けるアリティア選抜を応援する声が観客席から山のように溢れてくる。 前大会での苦戦続きだったあの頃からの躍進に、喜びの感情が隠せないのだろう。 そんな波のように盛り上がるアリティアサイドの観客の端のほうで、 黒いローブに身を包んだやや場違いな二人組が嘲笑するように息を吐いていた。 ????「ふぇふぇふぇ……単純なものよのう。たった1点のリードにここまで歓喜の声を上げるとは」 ?????「それだけ前の大会の結果に不満が溜まっていたんだろうさ。 下手糞な奴らほどちょっと活躍したくらいで周囲から褒めちぎられる。……ムカツクほどにな」
[40]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/27(木) 23:40:59 ID:??? 彼らこそアカネイア大陸の征服を目論む闇の司祭ガーネフ。 そして彼の魔力によって仮初の肉体を与えられた『超モリサキ』ことラムカーネである。 彼らが言う分の『森崎の偽物』から力を取り戻す機会を伺うべく、密かにアリティアを訪れているのだ。 ガーネフ「……ところで例の爆弾での脅迫のことなのじゃが。現物を用意しなくてもよかったのかのう? 遠慮なんかせんでもよかろうに。お主と儂の仲ではないか。ふぇっふぇっふぇ」 ラムカーネ「分かってねぇなガーネフさんよ。騒ぎが大きくなりすぎて大会が中止になっちまったら本末転倒だ」 ガーネフ「それもそうじゃな。しかしお主も考えたのう。嘘の情報でアリティアを不利に貶める。 そして森崎の奴を試合で敗北させ、サッカーに対する熱意や希望を削いでいく、と」 現在『森崎』の体と『ラムカーネ』の体とで二分されている命の源エーギル。 元々森崎の体に寄生するような形で存在していたラムカーネは 森崎の意思で追い出されたことでガーネフが創りだした肉体の中で生きながらえている状況だ。 魔法で創りだした不完全な肉体ではラムカーネの超人的な精神力を維持することは難しく、 時間にして40分。それをすぎれば肉体維持のために力を徐々にセーブしていかなければならない状況だ。 ガーネフはそんなラムカーネを助けるべく、闇のオーブで虜にした配下たちで森崎を負けさせるべく行動しているのだ。 ガーネフ「奴の夢…欲望と呼ぶべきか。生きる意欲であるサッカーに対する希望を絶望の黒に塗りつぶし それをお主の肉体へと捧げる。ふぇふぇふぇ……実にお主らしい考えじゃて」 ラムカーネ「は?別にそこまで深く考えちゃいねぇよ。今回の件は」 ガーネフ「ほう?では何故わざわざあの小娘を通じてまで脅迫文を届けるなど……」 ラムカーネはゴールマウスから大声で前線に指示を送っている森崎を見下ろしながら愉快そうに呟いた。 ラムカーネ「そんなの決まってるじゃねぇか。奴らが気に食わないからさ。適当なこと言って慌てふためく姿が見たいからだよ」 ガーネフ「…………そのためだけの随分大層な嫌がらせか。ふぉっふぉっふぉ、つくづくお主という男は面白い奴じゃ」
[41]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/27(木) 23:42:46 ID:??? ラムカーネ「だろ?あんな自分の不始末で突いた『破滅のツボ』を言い訳に後輩たちに弱音を吐いちまうような 情けねぇ雑魚そのものみたいな奴よりよっぽどいい男だろ? それじゃあもうしばらく奴らの醜態を見物と行きますかぁ。うけけけ……」 爆弾など何処にも仕掛けてはいない。ただデタラメを真に受ける善人面した滑稽な奴らを踊らせたいだけ。 ラムカーネとガーネフは卑下じみた笑顔を黒いローブの下に隠してアリティアのベンチへと向けるのだった。 その頃、ガーネフの願いを聞き届けるべくアリティア選抜の実力を図るため 観客席に紛れて偵察を行なっていた中山たちは、人の山を押しのけて何処か必死そうなマルスやアベルたちの姿を見つける。 中山「ん?アイツらは確か…」 バビントン「アリティア選抜の控えの人たちだよね。試合中だってのにどうしたんだろ」 イスラス「むっ、どうやらこっちにくるぞ」 ストラット「中山、バビ、お前たちは面が割れている。隠しとけ」 バビントン「あ、うん。分かった」 中山「(そういえばこの人達は偽物の森崎に騙されてるんだよな。…真実を話せば協力してくれるんじゃないかな)」 ストラットはマルスたちと面識がある二人に無骨な仮面を手渡す。しばらくすると何処か緊迫した表情の者に話しかけられた。
[42]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/27(木) 23:43:49 ID:??? 怪しい物を見かけませんでしたか→!num !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します 0→マルス 1→アベル 2→オグマ 3→ジョルジュ 4→エリス 5→ミディア 6→リンダ 7→ホルス 8→ボア 9→マルス
[43]森崎名無しさん:2011/10/27(木) 23:44:34 ID:??? 怪しい物を見かけませんでしたか→ 2
[44]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/28(金) 00:04:02 ID:??? 怪しい物を見かけませんでしたか→ 2 >2→オグマ ============ オグマ「ちょっと失礼。この辺りになにか怪しい物は見かけなかったかな?」 左頬に痛々しい十字傷をつけた強面の男が凄みを聞かせてくるように問いかけてくる。 ストラット「さ、さぁ…別にそんなものは見てはいねぇけど。なぁイスラス」 イスラス「……ああ。何かあったんすか?」 オグマ「いや、別にそれほど重大なことじゃないんだが……」 なるべく騒ぎは大きくするなとのジェイガンの言葉を思い出し、 適当に言葉を取り繕ってその場を離れようとするオグマ。だが少し思いとどまる。 オグマ「(あの後ろの二人……なんでこんな所で仮面なんかつけてるんだ?)」 怪しい物は見つからなかったが怪しい者は見つかった。周囲の者は皆熱狂的に フィールドの選手たちに声援を飛ばすものばかり。その中で中肉中背の平凡そうな若者が さながら闘技場で戦う狂戦士のような無骨な仮面をつけているのだ。明らかに存在が浮いている。 オグマ「(もしやこいつらがドルーアの手先…?いや、さすがに決め付けるのは良くない。まずは……)」 オグマはできるだけ優しい表情と顔を心がけつつ、金髪と黒髪の青年の後ろに隠れるようにして座る二人の方へと回りこむ。
[45]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/28(金) 00:05:22 ID:??? オグマ捜査官→!card !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します ダイヤ→ちょっと失礼。仮面を取ってもらえるかな? ハート・スペード→ちょっと失礼。どうして君たちはこの暑苦しい日に仮面なんかしてるのかな? クラブ→周囲に何か怪しい物とか見かけなかったかな? JOKER→そのときオグマの視界に爆弾らしきものが飛び込んできた!?
[46]森崎名無しさん:2011/10/28(金) 00:05:56 ID:??? オグマ捜査官→ ダイヤ7
[47]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/28(金) 00:37:22 ID:??? オグマ捜査官→ ダイヤ7 >ダイヤ→ちょっと失礼。仮面を取ってもらえるかな? ============ オグマ「(うーむ、見るからにいかにも怪しい二人組。よし。ここはすこしばかり強引にでも…)」 オグマは素早く中山とバビントンの肩に手を回すと優しい口調で、だが明らかな警戒を抱きつつ語る。 オグマ「ちょっと失礼。その仮面取ってもらえないかな?」 バビントン「え?あ……」 中山「(まずい!今ここで俺たちの正体がバレる訳には…!)」 カポッ! カポッ! 二人の否定の言葉を待たずに、オグマは強引に仮面をはぎ取る。 その下には中性的な容姿の青年とごくごく平凡な容姿の青年が緊張した顔で見上げていた。 オグマ「…………」 バビントン「…………」 中山「…………」
[48]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/10/28(金) 00:38:22 ID:??? しばしの沈黙。あたりに漂う緊張感。だが、この場に居合わせたのがオグマだからこそその緊張はすぐに解かれた。 そう。もしもこれがマルスやアベルなど彼らと面識があろうものならこの事態は更に一歩進んだ展開へと運んだことだろう。 しかしこのオグマは前回のアリティアカップ開催中は蛇の道を踏破するのに必死でその場におらず、 全日本ユースとの特別合宿では森崎の眼鏡にかなわず選考漏れしていたのだった。 後僅か。ほんの少しの運命の糸が違っていれば。彼らをこれから起こる壮大な悲劇から救い出せたかもしれない。 だが、この場に居合わす者たちはそんなことを知る由もなく静かに時を刻み続けていく。やがて訪れる避けられない戦いを目指して。 バビントン「あ、あの…その……ぼぼ、僕達は……」 中山「……返してくれませんか?それ、日よけにちょうどいいと思ってつけてたんですけど」 目の前の男が自分たちのことを面識していないのだと感づいた中山は、冷静な切り返しでこの場を逃れようとする。 オグマ「……そうか。それは済まなかったな」 ストラット「おいオッサン!いきなりなにしてんだよ!」 イスラス「観戦の邪魔です。向こうへ行ってもらえませんか」 オグマ「お、おう……(仮面以外に何処か怪しいところも見受けられん。ここは一旦退くか)」 こうしている間にも試合時間は削られていく。自分の担当のエリアをもう一度調査するべくオグマはその場を離れていった。 ストラット「大丈夫か二人とも」 中山「ああ。ちょっと仮面を調べられただけで、向こうは俺達の事を知らなかったみたいだ」 バビントン「運が良かったね。もう僕心臓が破裂するかと思ったよ」 イスラス「しかし、なにか気になるな。試合そっちのけで奴らは何を探しているというのだ?」
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0ch BBS 2007-01-24