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【名監督?】ファイアーモリブレム35【ジェイガン】
[415]森崎名無しさん:2011/12/08(木) 23:02:54 ID:??? それからそれから?→ スペード4
[416]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/08(木) 23:45:30 ID:??? それからそれから?→ スペード4 >ハート・スペード→終始南葛のペースで試合はすすむが、東邦も踏ん張り2-0で前半終了。 ============ 試合の流れを完璧に掴んだ南葛の怒涛の攻撃は、前半終了の笛が鳴る瞬間まで続いた。 何度も3点目を脅かされる東邦のゴールを守りきれたのは、 ディフェンスリーダーのコルドバの指揮があったからだろう。 それでも、守ることだけで精一杯だったのは否めない。 とてもじゃないが反撃に転じれるだけの余裕を生み出すことは出来なかった。 しかし、東邦の選手たちの顔には焦りの色はあまり無い。まるでこの2失点が予定の範疇であるかのように。 反町「(……前半はこれでいい。好きに攻めさせたお陰で向こうの手札はほぼ出し尽くしたはずだ。 後半は俺たち東邦タイガースが攻める番だ。覚悟してもらうぞ!)」 東邦学園高等部での3年間、反町はチームの中心人物として戦ってきた。 だが、結局その3年で一度も南葛を破ることが出来ずにいた。 今でこそ学生サッカー最大の悪役であり、圧倒的な財力をモノにして全国からエリートを集めて養成する東邦学園だが、 長年優勝の栄光から遠ざかってしまったことで、ある意味最大の名誉でもあった世間からの野次はなりを潜めてしまっていた。 そのことで心を安らげた部員が数多くいたことも事実だった。反町も最初はその内の一人だった。 どれだけ頑張っているところを見せても、観客の心ない言葉だけが飛んでくる。 この東邦という黒いユニフォームを着ている限り、 自分は二度と楽しくサッカーをすることができないのではないかとさえ思ったこともあった。 しかし高校3年、冬の選手権にて南葛に敗れたあとになってから反町は思った。 チームメイト一人ひとりがそれぞれ自分を主張できる、和気藹々としたチーム作りに励みはしたが 結局一度も日本一の栄冠をつかむことが出来なかった。 一人の権力者による圧政など無い、仲良しこよしのチームでは勝つことはできないのか。 理想と現実の格差をこれでもかと叩きつけられた反町は、ここで新たな考えに至る。
[417]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/08(木) 23:46:50 ID:??? 日向の思想を完全に肯定することはやはり自分にはできない。だが、全てを否定することはできなくなっていた。 力による支配を否定し、自分なりにやってきた結果がこれなのだ。 これまでの自分の甘さが、仲間たちを逆に苦しめていたのではないかと反町は結論づけた。 反町「(…程度の差はあれど、やはり上に立つものは必要だったんだ。 それぞれがそれぞれの主張をし、バラバラに動いていては…チームの力をひとつにすることはできない。 このままじゃダメなんだ。このままじゃ俺はいつまでもアイツを…日向を超えることなんて出来ない!)」 個人の力では間違いなく勝ち目のない相手だというのは分かっている。 だから、反町は徹底的に磨いた。己の理想を叶えるために必要な『力』を。 反町「(俺一人の力で戦うんじゃない。チームの力を結集させて戦う。それが俺のやり方だから)」 複数の人数で攻め、守り、動く『組織プレイ』。それこそが反町が探し、見つけた答えだった。 そしてこの答えこそ、あの日向の最大の恩師であり、現東邦タイガースの監督である吉良の教えでもあったのだ。 反町「(……日向。俺にもようやくわかってきた気がする。お前がどうしてそこまで チームを支配できるほどの強大な『力』を求めていたのかを。 あの人の、吉良監督の教えを最大限に活用するためには…… たとえ腕ずくで抑えつけてでものチームの一糸乱れぬ統率が必要だったんだって。 この試合の後半。俺はそれを完成させる。日向。お前が目指し、達せなかったことをな!)」 すっかり優勢ムードに酔いしれ、笑顔にあふれる南葛陣営を睨みつけながら、反町は控え室へと戻っていった。
[418]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/08(木) 23:52:04 ID:??? 森崎「ふー。前半は終始南葛のペースだったな」 新田「このままずるずると東邦は引き離されて行ってしまうんでしょうか」 早田「もっと気張って欲しいぜ。せめて同点に追いつくくらいはさ。見ている方もそのほうが面白いじゃん」 森崎「そんな事言って、自分だけ賭けに勝つつもりでいるんだろうが」 早田「タハハ、バレたか」 新田「後半開始まで少し時間が空きますね。どうしますか?」 ☆どうしますか? A 新田・早田とこのまま残って話をする B 南葛ウイングスの控え室に行ってみる C 東邦タイガースの控え室に行ってみる D 他の観客席の様子を見に行く E 喉が渇いたしジュースでも買いに行く 2票集まった時点で確定です。メール欄を空白にしてIDを表示して投票してください。 ============ 短いですが一旦ここまで。今週は森崎板に色々と動きがありましたね。 お疲れ様と言いたい気持ちともっと続きが読みたいという気持ちが混ざり合って複雑な心境です。 でもここは森崎板。笑って楽しく遊べる場所らしく、笑顔で門出を見送りたいですね。 銀河シュナイダー伝説さん。幻想のポイズンさん。南葛VS幻想さん。ありがとうございました。 新たな作品でまた会えることを願っています。いえ、もう出会っていたりしますよね。 これからもよろしくお願いいたします。それではまた〜!
[419]森崎名無しさん:2011/12/08(木) 23:57:34 ID:Cqk5DcMo A
[420]森崎名無しさん:2011/12/09(金) 00:00:49 ID:aa7vSRyM A
[421]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/09(金) 21:41:59 ID:??? >A 新田・早田とこのまま残って話をする 森崎はとくに席を立つでもなく、早田たちと残ることにした。 マクロニソス砦での合宿では練習漬けでろくに話すことも出来なかった。 友人たちと腰を落ち着けて話をする調度良い機会かもしれない。 早田たちもそのつもりだったらしく、自分たちから話題を出してきた。 先着『1名』様で一気に判定をお願いします。 早田の話題→!card 新田の話題→!card !とcardの間のスペースを消してカードを引いてください。カードで分岐します 【早田】 ダイヤ→開発中の新しい必殺技の話 ハート→恋バナです スペード→アリティア選抜の新人騎士達の話 クラブ→森崎が何かと気をかけている小豆沢の話 JOKER→ここ数年ですっかり差を付けられてしまった次藤の話 【新田】 ダイヤ→森崎からゴールを奪った不思議なシュートの話 ハート→恋バナです スペード→フースバルのルーキー栗栖の話 クラブ→この試合が終わってからの予定の話 JOKER→サンパウロユース時代にブラジルで友だちになった不思議な少年の話
[422]森崎名無しさん:2011/12/09(金) 21:42:42 ID:??? 早田の話題→ ダイヤ7 新田の話題→ ハート3
[423]森崎名無しさん:2011/12/09(金) 21:43:06 ID:??? 早田の話題→ ハートA 新田の話題→ クラブK
[424]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/09(金) 22:21:25 ID:??? 早田の話題→ ダイヤ7→開発中の新しい必殺技の話 新田の話題→ ハート3→恋バナです ============ 早田「森崎、実はさっきの試合で密かに狙っていたシュートが俺にはあったんだよ」 森崎「なにィ?まだ隠し玉を持っていたのかよ。か、勘弁してくれ……」 サイクロンを彷彿させる軌道と破壊力を持つ栗栖のトルネード。 ドライブ回転の後にホップするという摩訶不思議な動きをした新田のミドルシュート。 この他にもまだ未知数のシュートが飛んできた可能性があったことに森崎はげんなりとする。 過去の自分ならば積極的に勝負に挑んでいたのだろうが、今の自分では事情が違う。 早田「オーバーラップがもっとうまくいっていたら披露できていたんだがなぁ。うひひひひ」 森崎の怯えた表情を見て得意げになるそうだを嗜めるように、新田が呆れ顔で言う。 新田「そんな事言って、あのシュートはまだ100%完璧に完成はしてないでしょう?」 早田「うぐ。ま、まぁ残りの2試合のうちにはしっかりとマスターしてみせるさ。 俺のカミソリシュートを変化をさらにもう一段階強化したようなものさ。 その名も『ダブルシェービングシュート』!!」 森崎「ダブルシェービングシュート?」 早田「お前には話したっけな。俺も中学生の頃からドライブシュートを身につけようとしていたことは」 森崎「ああ。だが、中学生の肉体では負担が大きすぎるから横回転を極めようとしたんだよな」 早田「俺もこうして成長し、しっかりとした体づくりに励んできた。 試しにドライブシュートを打ってみたんだよ。流石に翼やディアスのようにはいかなかったが…」
[425]モリブレム ◆RK7RVcZMX2 :2011/12/09(金) 22:23:31 ID:??? 元よりボールへの変化を伝える足元の技術に長けていた早田のセンス。 一応形だけならばドライブシュートを打てるテクニックを身につけることができていた。 早田「問題はそこからさ。俺の得意とする横回転のシュート。 そこにドライブシュートの縦回転を混ぜるんだ。そうすると……どうなると思う?」 森崎「どうなるって……まさか!」 早田「そう!自由自在に角度をつけて落とす『斜め』の変化球になってくれるのさ。 しかもこの技術をパスにも応用することが出来れば……」 次藤にはできない精密なボールコントロール。たとえ守備全般が彼に劣ろうとも 攻撃への繋ぎ役として、そして貴重なミドルシューターとしても自分はもっと輝けるに違いない。 森崎「(新田の不思議な軌道のシュート。そして早田も新たな技を模索中なのか。 皆が少しずつ前へと進もうとしているという時に、俺は一体何をしているんだ……!)」 しかし、フルタイム満足にセービングができない今の体力で新たな技を開発するなど無茶にもほどがあった。 自分がしなければいけないこと。それはこの虚弱した体の改善、もしくは体力の消費を抑えた戦い方を身につけるか。 早田の新たな一歩を物語る話を聞き、森崎は今の自分のすべきことが何なのかが少しずつ見えてきたような気がしてきた。 新田「ところで森崎さん。ちょっと相談したいことがあるんですけど…」 雄大に語る早田とは対照的に、何処か気恥ずかしそうに語りだす新田。それにはこんな訳があったのだ。
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0ch BBS 2007-01-24